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【音楽の政治学】韓国人は軍歌は嫌い? (2/2ページ)

2008.8.30 13:44
【音楽の政治学】韓国は建国60周年の8月15日を李明博大統領のもとで迎えた。李大統領は民間出身だけに、なおさら軍歌は嫌いか=8月15日、ソウル(AP)【音楽の政治学】韓国は建国60周年の8月15日を李明博大統領のもとで迎えた。李大統領は民間出身だけに、なおさら軍歌は嫌いか=8月15日、ソウル(AP)

 ところでやはり軍人出身の故・朴正煕大統領(61〜79年)が作詞・作曲した歌に「私の祖国」というのがある。彼は戦前の日本統治時代、師範学校を出て小学校の先生をしたことがある。オルガンが上手で後年、大統領になった後、作詞・作曲までやったことになる。

 本人の好きな歌は歌曲風のしっとりした「荒城の跡」だったが、国土や民族、歴史を織り込み「建設」「創造」「栄光」…の言葉をちりばめた「私の祖国」は重厚で、軍歌として行進曲にもよく使われた。

 建国60周年の各種世論調査によると、歴代大統領の中では朴正煕が断トツの人気だ。「韓国の成功と発展の恩人」というわけだが、そのサクセス・ソングの「私の祖国」が顧みられることはなかった。やはり韓国人は軍歌嫌い? (ソウル 黒田勝弘)

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【音楽の政治学】韓国は建国60周年の8月15日を李明博大統領のもとで迎えた。李大統領は民間出身だけに、なおさら軍歌は嫌いか=8月15日、ソウル(AP)
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