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[社説]外国債の管理も債務国にふさわしくすべし
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AUGUST 30, 2008 03:26
わが国が外国に融資した金(対外債権)から外国に返済しなければならない金(対外債務)を差し引いた純対外債権が、6月末基準で27億ドルと集計された。3ヶ月前より100億ドル上減った数字だ。経常収支の赤字で外国債は引き続き増える傾向を示しており、今月中にすでに、債務が債権を上回る純債務国へと転じただろうという試算が出ている。通貨危機の衝撃から立ち直って、00年6月末、純債権国として肩を並べるようになってから8年ぶりで再び借金のほうがより多い純債務国へと転じることになった。

純債務国になれば、国の格付けが下がり、外国人の投資資金が流出される危険性が高くなる。外国債の規模よりさらに気になることは外国差の質である。総外国債4200億ドルのうち満期が1年以内の流動外国債が2223億ドルに上る。2475億ドルの外貨保有高(7月末現在)から流動外国債を返済すれば、252億ドルのみ残る。さらに、通貨当局が、ウォン相場の安定のため、ドル売りを諦めづらいのが現状で、外貨保有高はさらに減る可能性が大きい。世界6位の外貨保有高のみ頼りにしていれば、大変なことになりかねない。

外国人投資からは、国内の株式や債券市場から大規模に資金を回収し、7月の資本収支は57億ドルの赤字と、通貨危機直後の1997年12月以後、10年7ヶ月ぶりに、最大幅の赤字を記録した。今年1月から7月にかけての経常収支の赤字は78億ドルにのぼり、サービス収支も、夏場の海外旅行が増え、赤字幅はさらに増大した。外国人投資家らが、一度で資金を回収して金融市場が大きな困難に見舞われるだろうという「9月の危機説」がなかなか下火にならないのは、ドルを手にすることがだんだん厳しくなる現実とも無関係ではない。

政府は外国系銀行の国内支店が営業活動のため、本店から導入する資金が外国債として計上されることを挙げ、統計ほど深刻ではないと釈明している。しかし、最近、加速している外国債の増加ぶりを考慮すれば、あらかじめ手を打たなければ、韓国経済を脅かす怪物になりかねない。慢性化の兆しを示す経常収支やサービス収支の赤字幅を減らすのに全力を傾けるべきだ。

純債権国時代に導入した外貨関連政策も、純債務国という現実にあわせて見直せるものは見直さなければならない。行過ぎた短期負債が国の不渡り事態の直接的な原因となった1997年の悪夢を振り返ってみるべきだろう。

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