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2008年8月30日 (土)

【ミニ情報】「トランスデジタル」資金調達の〝客寄せパンダ〟になっていた林芳正防衛大臣

100本誌既報のジャスダック上場「トランスデジタル」(後藤幸英社長)。同社が7月11日に発行を決めた新株予約権(MSワラント)について、一部マスコミもその問題点を指摘し始めている。

そうした中、本誌は暴力団の内情に詳しい人物に接触し、トランス社が8月27日に公表した「新株予約権譲渡先および権利行使者」のリストを見てもらった。この人物によれば、そのうち1社は間違いなく山口組系フロント企業だとして、具体的な組の名前まで挙げた。これが事実なら、ゼクーや丸石自転車などと同様の事態にトランス社が現在陥っている可能性まで出てくる。

このように反社会勢力の関与まで疑われる同社が、なんと歴代の防衛大臣3人を含む自民党防衛族などを多数招いた一大イベントを開いていた。「ガンバレ自衛隊!安全保障アワー」制作発表・披露パーティー(=冒頭写真)がそれで、8月7日にグランドヒル市ヶ谷で400人を集めて行われていた。このイベントは、同社の子会社「メディア241」が9月からスカイパーフェクトTVで「ガンバレ自衛隊」という新番組を放送開始するのに伴うもの。

Hayashiyoshimasa出席した歴代の防衛大臣は、現職の林芳正(=左写真)のほか、石破茂、小池百合子の3氏。さらに、高市早苗経済産業副大臣、森山眞弓元法務大臣、在日米陸軍基地管理本部広報部長や防衛省関係者なども多数参加した。

本誌の取材に応じたトランス社の大株主の一人は次のようにいう。
「あの盛大なパーティーを見て今回出資する気になった。広告などの番組収入だけで数十億円という話で、2円なら安いと本当に考えたんです。まさか不渡りを出すとは思わなかった。完全に騙されたね。裏保証?私の場合は絶対にありません。まだ株券は手元に来ていませんが、あんなものは焼却してしまうつもりです」

この大株主の話はにわかに信じ難い部分もある。しかし、出資の〝呼び水〟として林芳正防衛大臣らが果たした役割は大きかったと見てほぼ間違いないだろう。

なお、本誌は昨日、今回の新株予約権のスキームをつくったK氏はすでに国内にいない、と伝えていたが、トランス社側の窓口になっていたM氏も現在、行方不明になっている、という新たな情報が入ってきた。

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