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2007年1月

何故柳沢さんが厚生労働大臣になったか。

gikou89

基本的に推測です。

まず、彼は、労働法及び厚生関係に全く無知である、しかし、何故安部内閣において厚生労働大臣になったか不思議である。

まず、一つ大きな問題は、彼の地元後援企業において大きな不祥事事件が二件でている。一件は、経済事件、もう一件は、労働事件である。

柳沢議員は、あらかじめ安部総理に厚生労働大臣の職務ができるようお願いしていた節がある。

ただ、他のブログに記載したのだが、当初より、彼が行う、厚生労働大臣による労働ビックバンは、成功しないと断言しました。

今回の件で、改めて正しかったということです。

彼を辞職させられないと、世界の女性から日本はつまはじきにされます。

こんな議員を庇う安部総理は、何を迷っているのか。すぐに決断するときです。

柳沢さんのお膝元には、すぐに火がつきますよ。

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柳沢伯夫 「女性は子供を産む機械」発言に人間としての品位を疑う

役職辞任程度で、許されると思ってる?
冗談じゃない、社会的に抹殺しなきゃダメだよ、こんな人間は。大臣退いて「ハイ、責任取りました」で済ませられるかー!

静岡3区の有権者の代表として彼は議員を務めているけれど、静岡3区の人達はそれでも彼を自分達の代表としていられるんだろうか?

人間として失格の発言をする人が、誰かの代表としてのうのうとふんぞり返っているなんて、許しがたいと思う。

議員を辞めてください。
そして、二度と政界に足を踏み入れないでいただきたい。

覆水盆に反らず。
どんなに失言でしたと謝罪しようとも、どれほど貴方が後悔しようとも、許される発言と許されない発言がある。

私は、許さない。
言葉の選び方の問題じゃない。元々持っている、柳沢伯夫という男の「女蔑視の本音」と余りにもお粗末過ぎる人間としての「下品さ」が出たんだもの。

http://punk-pop.jugem.jp/?eid=6

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柳沢厚生労働大臣の発言に抗議し、辞任を求める談話

日本労働組合総連合会
事務局長 古賀 伸明
  1.  柳沢伯夫厚生労働大臣は、2007年1月27日に松江市で開催された自民党県議の集会における講演の中で、「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっている」、「機械というのはなんだけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」などと発言したとされているが、連合はこれに対して強く抗議し、発言の撤回を求めるものである。
  2.  「女性は子を産む機械である」という柳沢大臣の発言は、女性の基本的人権そのものを否定し、侵害するものであり、とうてい容認することはできない。
     また、「少子化は一人ひとりの女性が子を産むことで解決していく」というような、少子化に対する国の政策の必要性を否定する考え方を示したことは、少子化対策の担当大臣の発言として極めて不適切であり、許されないことである。

  3.  連合は、柳沢厚生労働大臣に強く抗議し、発言の撤回を求めるとともに、辞任を要求するものである。
  4.  男女がともに、安心して子どもを産み、育てることができる環境を整備することは、深刻な少子化が進行している日本において、喫緊の課題である。政府は、女性にその責任を転嫁するのではなく、政府が果たすべき役割を認識し、今後の少子化に対する具体的な対策をしっかりと講じるよう強く求める。

http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/danwa/2007/20070129_1170069222.html

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■『情けない』 批判相次ぐ

■『情けない』 批判相次ぐ

 女性は「産む機械、装置」-。柳沢厚労相が二十七日、集会で述べたこんな発言に、子育て中の母親や識者からは「反発を感じる」「本音が出た。情けない」など批判が相次いだ。

 一人息子を育てている生活コラムニスト、ももせいづみさんは「すごく反感を感じる。女性が出産するのは、少子化解消のためではなく、産めば幸せになるからでしょう」と顔をしかめる。「子供を持った女性がつらい思いをしたり損をしたりしない社会にするのが大切なのに…。育児を分かっていない人が政策を決めているのかと不安になる」

 ノンフィクション作家吉永みち子さんは「隠しておかなければいけない本音がつい出てしまった」とみる。「少子化対策は、なぜ女性が子供を持てないのかを深く考えなければいけないのに、旗振り役が女性を『産む機械』とみなしていたとは情けない。どんな対策案を出されても女性の側に立ったものと思えなくなる」と手厳しかった。」

http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/blog-entry-276.html

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柳沢伯夫発言:格差社会の女性「働く機械、装置」に「産めよ殖やせよ国のため」強制。憎いし苦痛な戦前回帰を許すのか

安倍政権の性格を明確・鮮明に浮き彫りしてみせた柳沢伯夫の「女性は子どもを産む機械」発言。これは、政府から見れば人間の個人的営為(個人的な生活の営み)など、しょせんは「機械、装置」に過ぎない、と言ってのけたことになる。一般庶民を、子産み・仕事をする単なる「機械、装置」としか見ない旧大蔵官僚らしい発想だ。訂正発言「産む役目の人」も中身は同じ。だから「働く役目の人」とは、すなわち「働く機械、装置」ということだ。交換可能な、使い捨てのガラクタ扱いされても、生きるために働かざるを得ないから奴隷労働に甘んじる。

労働者派遣法(1986年施行、1999年改悪、2004年改悪、2006年改悪)がその出発点にあった。それまでピンハネする手配師は蔑視の対象だったのに、いまや巨額のピンハネで人材派遣業(労働者派遣業)は急成長。リストラで正社員の立場を奪われたパートフリーターなど、働く女性の多くは「働く機械」として派遣されている。正社員は男が独占し、女性はパートでこき使われるありさま。その女性たちに向かって「出産する機械」となれと言う。まさに、踏んだり蹴ったりとはこのことだ。社民党党首・福島瑞穂の指摘「絶対に言ってはいけない最低の発言」(1月28日[*])の根幹はここにある。女性だからと安く買い叩かれ、派遣業にピンハネされ、苦しい生活に喘ぐ女性に「産む機械」として「がんばってもらうしかない」と袋小路に追い込む。怨嗟の声が沸き上がるのは当然のことだ。

生産性向上のエキスパートで旧大蔵行政官出身の柳沢伯夫は、人材派遣業急成長による熟練労働者の急速な減少に知らないふりをしている。だが、高度経済成長は仕事に熟練した勤労者が、その推進力を担ってきた。熟練労働者が少なくなったいま、バブル崩壊後の景気回復推進を、誰が担うのか。この男は「残業代ゼロ法案」と呼ばれるホワイトカラーエグゼンプションを強力に推進した男としても知られている。大企業のことしか考えていないのは明らかだ。

大手企業は空前の利益を上げている。それなのに女性は安くこき使われ、生活に苦しみ、あげくのはて「子どもの産めない国、日本」で「産む機械」役割を強制され、さらに「育てる機械」の役割まで担わされてボロ雑巾のように使い捨てられる、老後の保障は、ない。生産性向上のエキスパート柳沢伯夫は、これらの構造を知っていて発言した。安倍首相の『施政方針演説』、「女性の活躍は国の新たな活力の源です」は、こういう社会の言い換えだ。

女工哀史か大臣罷免か。誰が見ても罷免が正解。しかし安倍首相も同じ発想だから罷免はできまい。

戦争ができる「美しい国」(憎いし苦痛)とは、まさしく「戦前回帰」を意味する。「産む機械」を「産む役目の人」と言い換えても、戦前の国策「産めよ殖やせよ」(1939年9月30日『結婚十訓』厚生省)と意味は同じ。怒りの声を上げなければ、戦前回帰を認めることになる。人間を機械扱いする内閣はごめんだ

http://blog.livedoor.jp/devlin/archives/50709876.html

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救急車出動はや27回 シャープ亀山工場(朝日新聞・)

今年1月から稼働したシャープ亀山工場に亀山消防署の救急車の出動が8月までに27回-。「ホンダ鈴鹿製作所への9回(同時期)と比べ、きわめて多い」と、17日の亀山市議会で服部孝規議員が明らかにした。亀山工場で働く人の労働条件が一因ではないか、と市側にただした。

 市商工農林課によると、同工場で働く3100人のうち、社員は800人、業務請負が2300人(現場が1900人、食堂などが400人)。

 服部議員は「業務請負の労働者は12時間2交代。休憩を除くと10時間半の労働だ。賃金も安い。このような厳しさから、求人をしても集まらない」とし、「県が90億円、市が45億円を投じたのだから、もっと正規社員を増やすようシャープに要望する考えはないか」と質問した。

 一見敏・企業誘致推進室長は「雇用の確保については機会あるごとに要望しているが、当面の新規雇用は高校新卒者のみということだ。議会で議論のあったことも伝え、雇用確保の協議をしていきたい」と答えた

http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2004/0918-20.html

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夏を賑わした偽装請負報道の真相

東京は涼しい日が続いており,季節は夏から秋へと変わりつつあるようです。ところでこの夏,甲子園の陰に隠れて盛り上がりを見せていた話題は,工場の偽装請負でした。決して新しいテーマではありませんが,製造業大手の主力工場で相次いで発覚したこともあり,印象に残りました。

偽装請負とは,実態としては労働者派遣であるにもかかわらず業務請負契約の形式をとっていること。例えば,請負契約の場合,受け入れ先の企業が労働者に直接指示を出すことはできないが,実際には指示を出してしまっているような状態を指す。

筆者の知る限り,今夏,このテーマを最も精力的に追っていたのは,朝日新聞です。8月だけで少なくとも30本以上の偽装請負関連記事が掲載され,松下電器産業/キヤノン/シャープ/ジェイテクト(旧光洋精工)/トヨタ車体などの工場や製造子会社における偽装請負(主に作業者)やそれに伴う労災隠しといった不法行為が,連日のように報道されました。この間,キヤノン会長で日本経済団体連合会(経団連)会長でもある御手洗冨士夫氏は,後者の立場として「偽装請負」の解消を目指し、経団連で対策の検討に乗り出す方針を打ち出すなど,対応を迫られています。

ここでは個別の案件に関して深く掘り下げませんが,こうした報道の背景には何があるのでしょうか。請負も派遣も手掛ける人材供給業者の幹部が,その一端を筆者に教えて下さいました。その幹部が聞くところによると,朝日新聞ではかなり長期的な取材を行い,大々的な報道にこぎ着けたとのこと。各企業の工場は地方に点在していますから,支局も含めた総力戦です。

一連の報道に,多くの人材供給業者は拍手を送ったそうです。基本的に,人材供給業者は顧客であるメーカーに頭が上がらないわけですが,労災隠しに利用されるなどいいように使われている状況を内心は苦々しく思っていたのでしょう。まぁ偽装請負に関しては人材供給業者も片棒を担いでいるわけですから,人材供給業者側の言い分も割り引いて考える必要がありますが,メーカーの不誠実な態度のせいもあり,本当の意味で「ビジネスパートナー」としての関係を構築できているとは,とても言えません。

 請負や派遣といった外部人材を活用する目的は,第一にコスト削減のようですが,メーカーの方のお話を伺っていると,どうも「外部人材を使えば,コストを減らせる」と信じ切っており,思考停止しているように思えてきます。もちろん,財務的な視点で見ればその通りですが,どのような業務を自社で行ってどのような業務は外部に任せるとか,その結果としてどのような事態が起こり得るかといったことは,それほど深く検討されていないように見えます。外部に任せることでむしろ高くついているケースすらあるのではないでしょうか。まずは自社でコスト削減できることを確認してから外部に委託するというのが本筋ですが,そうした余裕のない工場が多いようです。

 日本のメーカーにとって,開発拠点のある日本で製造することは,何かと都合が良いことがあらためて認識され,工場の日本回帰が起きました。ただし,日本では人件費の高さと向き合う必要があります。メーカーはそこで知恵を絞らなければならなかったはずですが,出てきたのは偽装請負という「悪知恵」でした。革新の努力を怠り,やすきに流れたのです。

 結局,外部人材の活用という名の下,コスト削減努力を丸投げしているのと同じなのです。立場を利用して無理な注文を付けてきたところ,その反動が新聞報道という形で出てきたわけです。このまま丸投げを続けていれば,製造業務や人材育成のノウハウも工場から流出していくでしょう。既に人材供給業者の一部は,このようなノウハウを身に付けつつあります。

 前出の人材供給業者の幹部は,次のような疑問を筆者に投げかけました。「偽装請負は違法派遣と言われることもあるのですが,派遣だと『違法』なのに,どうして請負だと『偽装』になるのか,不思議なんですよね」――。筆者なりの回答はこうです。恐らく,偽装という言葉を使うことによって,法を犯しているという罪悪感から解放されるのでしょう。メーカーは,偽装請負を指摘されたからといって安易に派遣に切り替えたりするのではなく,今こそ外部の力を借りるということが何を意味するのか,根本から考え直すべきです。一連の報道は,そのための良い機会ではないでしょうか。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060921/121355/

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偽装請負問題 10月13日 参議院予算委員会

偽装請負問題 10月13日 参議院予算委員会

映像配信
日本共産党の市田忠義参議院議員 偽装請負問題で総括質問

http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50779085.html

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日本共産党の市田忠義参議院議員 偽装請負問題で総括質問

人事院は勤務実績が悪かったり、心身の問題で職務が遂行できなかったりする公務員を降格、免職処分できる分限制度の適用指針を初めてまとめ、各省庁に13日通知した。対象は一般職の60万人。
指針では、勤務実績が悪く問題行動のある職員には注意、指導を繰り返し、職務の見直しや研修をしたうえで改められなければ警告書を交付。それでも改善されなければ処分するとした。
労働局、労働基準監督署に相談に行き嫌な対応された方、嘘の助言を聞いた方、どんどん実名入りで告発しましょう。おかしな役人は、分限免職にし、公僕から立ち退いてもらいましょう

偽装請負問題
この問題は、根本的な中心犯は、地方労働局にあることが、いろいろな調査にてわかりはじめております。偽装請負を促進したのが、地方労働局、労働基準監督署であります。松下などのメーカー側管理者は、都度労働局、労働基準監督署に相談をいたし、助言をもとめている。法のすれすれの仕方を教えているのが、労働局、労働基準監督署であります。今この問題を対派遣先企業にもとめるのではなく美しき日本にするため外国メディアが、この日本企業の労働問題の特集を組むよう働きかけております。日本人よりもひどい労働をさせられており、間違った労働法を教えられている外国人労働者
ある企業を的にかけて行うよう検討しております。根悪は、労働局、労働基準監督署です。
日本共産党の市田忠義参議院議員 偽装請負問題で総括質問

今回の予算委員会での日本共産党市田議員の質問大いに反響が出ていることと思います。なぜ他の政党がこの問題を追求してこないのか。本来は、民主党、公明党などが中心となり問題を取り上げなければならないのだが、全く大きく取り上げない。拉致問題などで北朝鮮を取り巻く環境の中、六カ国会議が日本の味方というような認識を政府はもっておりますが、この偽装請負問題により他のどの国も味方をしなくなります。現実にその兆候がでております。他国の官僚は、この事件をよく知っております。同じ民族を奴隷扱いにされて喜ぶ官僚はいません。

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中国、解雇制限へ新法・進出企業の負担増加も

北京=宮沢徹】中国政府は年内に成立予定の新労働法で中高年労働者などの解雇を制限する。定年まで勤める「終身雇用」契約を求めるなど、労働者保護を明確にする内容。失業増が社会問題になっているためで、企業はリストラが難しくなる。中国政府は労働者の最低賃金も引き上げるなど、国有企業改革以来の企業効率優先の路線を修正しつつあり、進出した外資系企業にとってはコスト上昇要因になりそうだ。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070131AT2M1600L31012007.html

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柳沢厚労相、与党内にも辞任論 「産む機械」発言

公明党幹部も「(支持母体の)創価学会もかんかんだ。公明党から辞めろということはないが、あとは首相が判断するだろう」と突き放している

http://www.asahi.com/politics/update/0130/012.html

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「しっかりやっていく」 柳沢厚労相、辞任を否定

一方、民主党の高木義明国対委員長は31日午前の国対役員会で「内閣の少子化対策をつかさどる行政府の長がとんでもないことを言って、国会審議になるのか。直ちに辞任すべきだ」と述べ、早期の厚労相辞任を求めた。

http://www.asahi.com/politics/update/0131/002.html

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「国民に深くおわび」安倍首相が謝罪 柳沢氏発言で(

ただ、参院自民党幹部は同日朝、「本人が決めることだ」と述べ、早期決着を求める考えを示した。参院自民党の矢野哲朗国対委員長は同日午前、二階氏に「深刻な状況だ。このままでは予算審議をできない」と申し入れた。

http://www.asahi.com/politics/update/0131/004.html

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常用雇用、12年ぶり1.0%増 実質賃金はマイナス

厚生労働省が31日発表した06年の毎月勤労統計調査(速報)によると、正社員や派遣社員などの一般労働者とパート労働者を合わせた常用労働者数は前年比1.0%増の4353万人で、3年連続の増加となった。伸び率が1%台となったのは12年ぶり。雇用状況は改善しているものの、パートの増加が全体を底上げした形だ。

http://www.asahi.com/life/update/0131/006.html

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「差別怖くて逃げた」ブラジルで被告語る ひき逃げ事件

静岡県浜松市で99年に女子高校生がひき逃げされ死亡した事件で、日本政府の要請を受けたブラジル・サンパウロ州検察庁に起訴された日系ブラジル人、ヒガキ・ミルトン・ノボル被告(31)が朝日新聞の取材に応じ、「何度も謝りに戻りたいと思ったが、幼い子どもを養っている状況で、逮捕されることはできなかった」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0131/TKY200701310323.html

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□偽装請負 [フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』]

偽装請負(ぎそううけおい)とは、業務請負や業務委託の契約形式を採る、または該当者が個人事業主としての契約主体となっている場合であっても、実態が労働者派遣に該当するものを指す。 業務委託によるものは偽装委託(ぎそういたく)と表現する場合がある。

違法であるものの製造業ならびにIT業界で幅広く行われていたが、2006年7月末以降断続的に朝日新聞が実態を特集報道[1]したことなどによって問題が顕在化し、労使双方が対策に乗り出すこととなった。

類似語として偽装派遣(ぎそうはけん)という用語があるが、これはほぼ偽装請負の誤用である。どうしても派遣という言葉を使いたいのであれば「請負などの非雇用契約を偽装した違法派遣」などとするのが実態をより反映した表現になる。

※概要※

業務請負および業務委託や個人事業主の場合、本来はメーカーなどの顧客から仕事の発注のみが行われ、請負側は作業責任者を置き配下に人員がいる場合は作業指示を行うのは請負側である。偽装請負となるのは請負側が人の派遣のみを行って責任者がいないか実質的に機能しておらず、顧客側の社員が作業指示を行っている状態を指す。

請負労働者の場合、労働基準法が適用されないため派遣労働者と比べて顧客が作業員の身分に注意する必要はなく、生産効率の低い作業者は容易に交代させられるため顧客は派遣契約をしたがらない傾向が強い。

問題の背景として、業務請負の人員の入れ替えが容易なことから、顧客が自社の正社員の雇用を確保するために「切りやすい」労働者として利用していることや、定期昇給なども行われず社会保険などの企業側負担が無くなるため、中国・東南アジアなど海外の低賃金労働力に対応するためのコストダウンの手段として利用されていることといった雇用側の事情の他、派遣される労働者側も(雇用側にとって「都合が良い」とされる)フリーター志向のある若者や労働意欲が低下した若者が増えていることも指摘されている。派遣労働者の殆どが労働組合に加入していないことや、旧来の労働組合も正社員の雇用確保のための“調整弁”として黙認してきた経緯もあり、現場では半ば当たり前のこととして放置されてきた。近年においてはその問題が増すにつれ、雇用側の偽装の方法も巧妙化している(偽装出向の項目を参照せよ)。

特にIT業界においては(人件費が安いことを主な理由とする)採用年齢枠の広さや経験・未経験を問わない採用口の広さもあり、成長産業であることや近年の不況脱却や失業率の低下のための雇用の場として、偽装請負が業界全体において黙認されている傾向がある。

桐野夏生作『メタボラ』(朝日新聞の連載小説)で、偽装請負の派遣会社に登録、派遣先工場で作業を始めた登場人物の様子が描かれる。

日本経団連会長の御手洗冨士夫は本件に関連し、「請負労働者に技術指導出来ないのが制約になっている」および「偽装請負のおかげで産業の空洞化が抑止できている」旨の主張を経済財政諮問会議の席上などでしている。これらの発言に対しては「偽装請負の合法化を企図している」として多くのネット掲示板上で相当数のユーザーから反発を受けている。

※日本の法律上の取扱い※

【契約類型の解釈】

一般に使用者が雇用契約を締結する場合には、雇用契約に基づいて労務を提供する者は労働者として、労働法による保護を受けることになる。ところが、民法におけるいわゆる典型契約としては、類似するものとして請負という契約類型が用意されており、請負人にはいわゆる労働法の適用がないのが原則である。

請負契約の特質は、請負人は仕事の完成を請け負うものであって、発注者は仕事の完成に関して対価を支払うものとされている点にある。この点が、労務に服することを約して労務に対して対価を支払う雇用関係との顕著な違いであり、裏返せば、雇用と請負を区別するメルクマールとなる。労働関係を規律する労働法に比して、請負関係における請負人を「保護」する法制は緩やかなものであることから、実質的に雇用関係にある場合であっても「請負」との形式を「偽装」することで、労働法令の規制の潜脱を企図する、というのが偽装請負の出発点である。

なお、法令の適用上、特定の契約が雇用契約なのか請負契約なのか、などの契約類型に関する判断は、当事者が用いた用語に拘束されることなく、実質的な内容の判断によりなされる、というのが一般的な解釈である。

【職業安定法と労働者派遣法との関係】

上記の理は、間接的な雇用関係というべき労働者派遣の場面においても当てはまる。したがって、どういう内容の契約を締結した場合に、形式的には請負契約を謳っていたとしても、雇用契約ないしは労働者派遣契約としての規律に服せしめるかの基準が問われることとなる。

職業安定法施行規則第4条によれば、労働者を提供しこれを他人の指揮命令を受けて労働に従事させる者(労働者派遣法に基づく者は除く)は、たとえその契約の形式が請負契約であっても

 1. 作業の完成について事業主としての財政上及び法律上のすべての責任を負う
 2. 作業に従事する労働者を、指揮監督する
 3. 作業に従事する労働者に対し、使用者として法律に規定されたすべての義務を負う
 4. 自ら提供する機械、設備、器材(業務上必要なる簡易な工具を除く。)若しくはその作業に必要な材料、資材を使用し又は企画若しくは専門的な技術若し くは専門的な経験を必要とする作業を行うものであって、単に肉体的な労働力を提供するものでない

を全て充足しないものは労働者供給事業を行う者、すなわち派遣を行っている者とみなされる。

また、同条2項によれば、

 前項の各号のすべてに該当する場合であっても、それが法第44条(労働者供給事業の禁止)の規定に違反することを免れるため故意に偽装されたものであって、 その事業の真の目的が労働力の供給にあるときは、法第4条第6項の規定による労働者供給の事業を行う者であることを免れることができない。

とあるので、請負契約なのに人手を集めて送り込むだけの行為であれば職業安定法違反(許可されていない労働者供給行為)及び労働者派遣法違反(特定派遣事業者については無届け営業、登録型または紹介予定派遣事業者は無許可営業)―つまり違法な人貸しとなる。

【労働災害の責任負担】

偽装請負の状態でひとたび労働災害が発生すれば、労働者を送り込んだものだけではなく、労働者を受け入れた者も責任を負わされる。責任の負担に当たっては、形式的な契約形式にとらわれず、労働者を受け入れた者は、実態に応じて、当該労働者の雇用者または派遣労働者を受け入れた者などとしての責任を負う。

「派遣と判断された場合は派遣元の責任ではないか」と誤解される可能性もあるが、そもそも派遣であれば派遣元派遣先双方が安全上の責任義務がある上、責任を問われることになる。

【税法上のリスク】

平成16年から導入された外形標準課税制度(資本金一億円以上の法人が対象)において、正当な請負であれば請負契約金額は課税標準に組み入れなくとも良い(=課税対象外にできる)が、偽装請負と判定された場合は請負契約金額全額が報酬給与額と認定され課税標準に組み込まれ、結果として税金が重くなる。

なお正規の派遣において、派遣料金における課税標準は75%である。

【契約上のリスク】

そもそも、請負契約・業務委託契約は労働契約・雇用契約ではないため、労働基準法が適用されない。偽装が巧妙化されていたり、労働者が知らぬ間に請負・委託契約という形態で労働させられていた場合、偽装請負であるという立証も難しい。そのため、労働基準監督署において「労働者として認められない」という事態も起こっている[要出典]。

※偽装請負の事例※

【トヨタグループ】

[トヨタ車体精工]

トヨタ自動車グループの部品メーカー「トヨタ車体精工」(TSK、愛知県高浜市)の高浜工場において、2006年3月、請負労働者が全治4週間のけがをしたのにもかかわらずTSKも労働者が所属する請負会社「大起」(同県岡崎市)も労働安全衛生法で義務づけられている労災報告をしていなかったことが報道された。記事によると、TSKによる「偽装請負」が行われていたとされる。「労災隠し」の疑いありとして高浜市を所管とする刈谷労働基準監督署が捜査に乗り出している。TSKも大起も7月に報道機関から指摘されるまで報告していなかった。

本件は2006年8月12日付朝日新聞で報じられたほか、同日付東京新聞にも掲載が確認されている。

【光洋シーリングテクノ】

2006年8月6日付朝日新聞による報道。これ以前に毎日新聞が2005年末より展開している特集記事「格差の現場から」の2006年2月28日付記事に記載がある(外部リンク参照のこと)。このほかの詳細はクリスタルグループを参照のこと。

【いすずグループ】

2006年8月13日付朝日新聞による報道。

偽装請負が労災隠しの要因になった例として、いすゞ自動車系の部品メーカー「自動車部品工業」(神奈川県)で、2003年~2004年に起きた6件の労災隠しがある。厚木労基署は「偽装請負を知られたくないという動機があった」と認定し、2005年2月、同社と当時の幹部らを書類送検した。

【松下グループ】

2006年10月25日付読売新聞、同年11月1日付徳島新聞、朝日新聞など、複数メディアかつ複数回に渡って報道されている。

松下電器産業の子会社「松下プラズマディスプレイ」(大阪府茨木市、以降本節上ではPD社ないし松下と表記)が、茨木工場で勤務する社員を請負業者側に出向させ、請負労働者に直接業務の指揮をしているのは、労働者派遣法に抵触する恐れがあるとして、大阪労働局が実態調査に乗り出している。

PD社は2005年7月に茨木工場で「偽装請負」を行っているとして同労働局から是正命令を受け、松下側は請負労働者全員を松下側が直接指揮できる派遣社員に切り替えた。しかし、松下側は2006年5月、再び請負契約に戻し、自社社員を「技術指導」の名目で業者側に出向させ、請負労働者を直接指揮する形に変更した。派遣社員には、労働者の労務、安全管理などの責任を松下側が負う必要があり、労働者側から「請負契約に戻したのは、責任回避のための脱法行為ではないか」との指摘が出ていた。この契約変更を厚生労働省は10月31日までにPD社の職業安定法違反にあたるとして是正を求める行政指導を行った。同時に尼崎工場でも同様の実態があったことが明らかとなっている。

また、偽装請負に反対したある偽装請負被雇用者はPD社に対し正規の雇用形態への変更を求めるとともに内部告発した。それに対し松下側は、当該者の雇用を契約社員に切り替えたがその業務内容は今までに例のないもので、窓のない狭い場所に単独で閉じ込め廃棄する部材をわざわざ修理させ、さらに契約期間満了として雇用を打ち切った。それに対し松下は、当該従業員の希望を尊重したと主張している。この被雇用者はPD社に対して裁判を提起し、2007年1月現在係争中。

【日亜化学工業】

2006年11月1日付朝日新聞、しんぶん赤旗などによる報道。

同社工場で働く請負労働者(約1600人)のほぼ全員について、勤続年数が3年を超えた労働者を順次契約社員として直接雇用する方針を徳島県の立会いのもとで決めた。直接雇用を決めた人数規模では現時点では最大規模である。

【IT業界における偽装請負】

詳細は#外部リンクなどを参照のこと。

IT業界でも偽装請負は頻繁に行われており、「偽装請負に依存している業界」とすら言える状態に陥っている。 特に多重派遣型の偽装請負が常態化しており、労働局側も大手企業に対して是正勧告に及んでいるが、偽装請負を解消するためには既存のクライアントから末端企業までの商流を根本から改める必要がある。それによって多くの下請けや孫請け企業が倒産してしまう危険性もあり、偽装請負の解消は現実的ではないという指摘もある。 ただし、負傷・死亡事故などの可能性が土木・建築業などと比べて著しく低いIT業界においては、偽装請負への徹底した対策は後手に回る傾向にある。 他業種であれば肉体労働によって負傷した際、労災保険が無いといった事情は深刻な問題であるが、IT業界の場合は労災保険を必要とするケース自体が少なく、表沙汰になりにくいことが摘発を鈍らせている。 よって違法だとは知りつつも「死人が出ない限りは労働局は動かず」と推察した多くの企業により依然として偽装請負が横行しているのが実情である。

http://www.asyura2.com/07/social4/msg/197.html

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NOVA外国人講師7人、大麻など所持で逮捕 [読売新聞]

外国語会話教室大手「ノヴァ(NOVA)」の外国人講師仲間が、コカインや大麻を共同で隠し持っていたとして、警視庁組織犯罪対策5課は31日、いずれもNOVAの英語講師で、カナダ人やオーストラリア人などの男計7人を、麻薬及び向精神薬取締法違反と大麻取締法違反の疑いで逮捕したと発表した

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070131-00000305-yom-soci

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与党、厚労相辞任論強まる―「東京新聞」

産む機械発言問題 首相は罷免要求拒否

与党で三十一日午前、「(女性は子を)産む機械、装置」と発言した柳沢伯夫厚生労働相の辞任を求める意見が強まった。安倍晋三首相は野党の罷免要求を拒否する姿勢を変えていないものの、厳しい判断を迫られている

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20070131/eve_____sei_____001.shtml

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「高卒」と偽り就職=勤続10年、大卒職員免職-兵庫県尼崎市(時事通信)

兵庫県尼崎市水道局は31日、4年制大学を卒業したにもかかわらず、最終学歴を「高卒」と偽って採用試験に合格し、10年近く勤務していたとして、同局管路補修課の男性職員(37)を同日付で諭旨免職とした。職員は「安定した職に就きたかった」と説明しているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070131-00000126-jij-soci

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日中標的の通商法案提出へ=米議員

【ワシントン30日時事】米ビッグスリー(3大自動車メーカー)の本拠地であるミシガン州選出のスタベノウ上院議員(民主)が、主に日本と中国を標的とした通商法案を提出することが30日明らかになった。法案は人民元や円など通貨問題や中国の違法コピー商品の製造などを取り上げる見通し。
 同上院議員が、対中強硬派のグラム上院議員(共和)とともに31日記者会見して発表する。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070131-00000066-jij-int

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派遣がヨドバシカメラなどを提訴!

・ヨドバシカメラの携帯売り場を舞台にした違法労働と暴力事件で、被害者の青年と
 母親が三十日、ヨドバシ、DDIポケットと派遣会社などに総額千八百万円の損害賠償を
 求め、東京地裁に提訴しました

訴えたのは派遣労働者Aさん(27)と母親で作家の下田治美さん。Aさんは東京・
 渋谷区の派遣会社に所属し、ヨドバシの店舗でDDIの販売に従事。その間、四回の
 暴行事件がありました。重傷のAさんを連行し「遅刻」への謝罪を強要したさい、DDI側は
 傷だらけのAさんを目撃しながらなんの処置もとりませんでした。

ヨドバシの携帯売り場は一、二人のヨドバシ社員とDDI、ドコモなどからの派遣要員十六、
 七人で構成。ヨドバシ社員が絶対的な権限を握ったうえ「自らの手をほとんどわずらわさずに
 莫大な利益をあげるシステム」(訴状)でした。これは違法な「二重派遣」であることが、
 厚労省の調べで判明しています。
 一方、下田さんは、面前でおこなわれた息子への暴力によるショックで重度のうつ、
 睡眠障害などを発症。入院と長期の通院を余儀なくされ、いまだに執筆不能の状況が
 続いています。(一部略)

第1の事件 ヨドバシから「笑顔が足りない」との通告で、バインダーなどで頭部を約50回殴打。
 第2の事件 仕事上のミスで、ヨドバシ社員がひざげり数回。
 第3の事件 早出サービス残業への「遅刻」がヨドバシから通告され、派遣会社員が
         社長の面前で3時間半にわたり暴行したうえ「ペナルティーでトイレを磨き、
         便器をなめさせる」。
 第4の事件 前夜の社員が押しかけ、母親の面前で暴行、ろっ骨骨折など全治2カ月の重傷を
         負わせたうえ、DDIに連行して「遅刻」への「謝罪」を強要。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-10-01/15_01.html

求人サイトで「販売」のバイト見つけて面接に行ったら、
派遣会社登録の家電量販店勤務だった。
淀かビックに派遣されるらしい。
社員には色んな人がいるから、
「相当ストレスがたまる店舗になるかも知れない」と言われた。
「事件のあと、だいぶ社内の雰囲気も改善されましたよ!」って言うけどこええー
なんか暴言あったら即録音してやろう、と思ったけど、
出勤時には家電(MP3プレーヤ含む)は一切持参禁止、携帯のメモリも抜いてこい、だってさ。
しかも男女ともに常に正装出勤。(黒グレーのみ)
しかもクライアントに顔合わせして、OK出ないと働けないらしい。
これって二重派遣?

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多くの理不尽な労働被害者

なぜ偽装請負のままだといけないかの本質的な事件状況を今後告発できるような準備にはいりました。私の健康状態、障害状態をみきわめながら、不利な体制から派遣先Y社に対してどこまでできるか、このブログの読者のみなさんに応援していただきたいです。日本の裁判は、期間が長くかかり労働裁判の場合、労働者および被害家族には、かなりの負担がかかり、また不利になります。企業の社会的信用による被害が少ないということが大きな問題です。この問題をどう対処すればいいか検討し、今後この進行状況を告発していくのがいいと考えております。

労働局及び労働基準監督署は、基本的に派遣先企業の味方です。決して労働者側にはつきません。この現実を、私は、マスコミとともに見てきました。

私の問題をマスコミが今後取り上げるかどうかわかりませんが、私の問題が取り上げられることにより、多くの理不尽な労働被害者、労災により障害者になった偽装請負労働者、派遣労働者、在日外国人労働者に知らせたいというのがねらいです。彼らは本当に困っています。労働者自体、そのような事件に巻き込まれるとどうしたらいいかわからなくなるのです。地方のユニオンに相談してもわからないのです。弁護士にしても、最近になりマスコミが、偽装請負ということで取り上げられる影響があるのか、実際は加害者である派遣先に交渉してくれる弁護士もあらわれました。いいことです。

今後、この偽装請負告発として、日本語、英語、(できればスペイン語、ドイツ語、中国語)と拡げ、ご案内したいと考えております。海外の労働者が、この私の問題を日本の企業の問題としてではなく、世界から見た日本の企業の姿としてとらえてくださること祈ります

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さるさる日記 - クライン孝子の日記

年明け早々、日本にとって誠に嘆かわしく、由々しい事件が相次いだ。
一つは、ヤマハ発動機が軍事転用可能な高性能無人ヘリコプターを中国に不正輸出し、
外為法違反容疑事件で摘発された事件だ。
相手には人民解放軍傘下の兵器メーカー「保利科技有限公司」(ポリテク社)
も含まれている。
しかも、中国側から事実上の工作資金として毎年三千万-五千万円の工作資金
が流れていたことも判明、日本の大手メーカーが中国の対日工作に協力
するという信じがたい事実が浮き彫りになた。

ついで、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の「在日本朝鮮人科学技術協会(科協)」に陸上自衛隊の最新型地対空ミサイルシステムの機密資料が流れていた事件が明らかになり、さらには、大手精密機器メーカー「ミツトヨ」による中国やタイ、北朝鮮への核関連機器の不正輸出も明るみに出た。

<<< なぜ目もくれぬ安保問題 >>>
ところが何ということだろう。
日本の国会は、この国の安全保障の根幹に関わる重大問題には目もくず、
昨年より持ち越された耐震強度偽装問題、年明けとともに強制捜査が
始まったライブドア事件、さらには米国産牛肉の再禁輸や、
防衛施設庁談合事件を「4点セット」として大々的に取り上げ、
まるで天地がひっくり返らんばかりの大騒ぎをしている。

私など、当地ドイツから日本の国会におけるこの空虚な討論風景を
眺めていると、
いったい日本は、これで、二十一世紀を生き抜くことができるのだろうか、
もしかすると滅亡の運命をたどるのではないか、
と少なからず心配になってくるのである。

http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=119209&log=200602

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2件連続でスパイ事件発覚。無人ヘリ不正輸出事件と、対空ミサイル情報漏洩事件です。

ヤマハの無人ヘリRMAXは自衛隊にも納入されています。自重30kg程度の小さな機体で、同じく自衛隊に採用されている富士重工のFFOS(RPH-2)が自重300kg、アメリカ軍のRQ-8Bファイアスカウトが自重1400kgといった、より本格的なものと比べるとラジコンヘリに近い代物です。というよりはラジコンヘリに自律操縦システムを組み込んだものです。RMAXは手動操縦型が千数百万円で、自律操縦型が一億数千万円と10倍も値段が違います。

中国は以前、非ヘリ型の無人偵察機「ハーピー」をイスラエル・エアクラフト・インダストリー(IAI)から購入していましたが、この件を巡ってアメリカがイスラエルに制裁を掛けています。(現在、輸出停止中)このような状況の中で、日本から無人機の不正輸出が行われたことは全く宜しくありません。それが例えラジコンヘリに毛の生えた程度の代物であっても。
同社の中国人男女2人は福岡県警の調べに「中国の公的機関から派遣された」と供述している。

「公的機関」か、懐かしいフレーズだ。(分かる人には分かるネタ)
結局この事件は中国人の不法就労事件の家宅捜索から芋蔓式に発覚した模様です。


そしてこちらは03式中SAMのデータが北朝鮮に流出していた事が発覚。

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ヘリコプター活用懇談会報告

http://www.helijapan.org/general06/uemura.pdf

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押収ヘリに別機種の付属品=会社発表と食い違う-ヤマハ発不正輸出事件

中国の研究所が超視界距離の「空中機器人」を開発

『【新華網北京:5月23日(記者:顧曼西、趙暁輝)】今日開幕した中国北京国際科学技術産業博覧会で、無人ヘリコプター「空中機器人」(空中ロボット)が注目を集めている。 このミニヘリコプターは北京必威易科学技術有限公司(BVE)と信息産業部電子第56所が共同開発したもので、「空中機器人」は、科学研究や映画やテレビ映像、軍事面で重要な価値がある

日本のヤマハ発動機の無人ヘリ「RMAX」を基礎に、中国の科学研究員が視界外まで飛んでいったヘリを再び帰還させるという難題を解決した。「空中機器人」は全長約3.6メートル、幅約0.7メートル、高さ1.3メートル以下、重量98キロ、速度は時速140キロに達し、飛行高度は1000-2000メートル、10キロ往復の飛行距離。 「空中機器人」は、映画やテレビ番組撮影、高速道路の監視用の実用化目前である。今回の展示には多くの企業が関心を示している

今回の展示で、江蘇南京模擬技術研究所による自主開発の、超低空飛行無人機、海上回収無人機、高原無人機などの一連の無人機の図面が展示されている。紹介によると、この種の無人機は10時間以上の連続飛行が可能で、自動操縦システムを持っている。』

実際こちらが拍子抜けするほど、2002年の時点で中国側(国営の新華社通信)はあっけらかんと報じています。

ところで、読売新聞は23日に不思議なことをやっています。まずBVE社が明らかに軍需産業を扱ってる企業であるということを報じ、その48分後に記事全体の半分を入れ替えるという差し換えをしています。その削除された部分が以下です。

 経産省が同社に立ち入り検査したのは昨年12月22、23日。検査の結果、昨年3~11月に13件の無許可輸出が判明し、12月21日には、未遂のケースが1件確認できたという。会見した同社の大坪豊生(とよお)取締役は「このタイプの無人ヘリは許可は必要ないとの認識だった」と話しているが、捜査本部は「違法性の認識があった」とみている。産業用無人ヘリコプターは、農薬散布など農業用として開発。現在は災害や環境調査、原子力施設での放射線量観測などでも活用されている。

捜査本部によると、輸出先の中国の会社とヤマハ発動機は少なくとも2001年から提携。輸出したヘリコプターは小型カメラなどを搭載し、軍事転用が可能で、中国の会社は人民解放軍ともつながりがあるという。同社のホームページには、ヤマハ発動機のヘリとともに、ミグ戦闘機なども映っている。』

こりゃ明らかに軍需企業でしょう。ヤマハ発動機は本当に知らなかったのか?(

『「ヤマハ発動機」が軍事転用可能な無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとした疑いが強まり、福岡、静岡両県警の合同捜査本部は23日、外為法違反(無許可輸出未遂)の疑いで、本社や中国への輸出を仲介したとされる東京の貿易会社「東華商事」などを捜索した。
同社の中国人男女2人は福岡県警の調べに「中国の公的機関から派遣された」と供述している。また、輸入元の中国・北京市の「北京必威易創基科技有限公司(BVE)」の販売品を紹介した中国の軍事情報専門サイト上の広告には、関連会社の「蘇州必威易航空科技有限公司」が中国人民解放軍と無人ヘリ訓練施設を設置したと記されている。このため捜査本部は、すでに輸出済みの無人ヘリの一部が軍事転用された可能性があるとみている。…』
『【北京24日共同】中国外務省の孔泉報道局長は24日の定例記者会見で、ヤマハ発動機の無人ヘリコプターの対中国輸出をめぐる外為法違反事件について「外務省スポークスマンが民間企業間の契約について論評することはできない」と述べ、コメントを避けた。
日本警察当局が強制捜査に乗り出したことへの中国側の強い反発が予想されたが、孔局長の発言は、同事件をめぐり日本側世論を過度に刺激したくないとの判断が働いた結果とみられる。また孔局長は、無人ヘリの輸出先の「北京BVE創基科技有限公司」について「中国がなぜ無人ヘリを輸入したのか、同社の責任者がすでにメディアに詳しく説明している」と指摘。軍事転用への関与を否定した同社の見解を追認する姿勢を示した。』

さて、今回気になったのが、ヤマハ発動機の摘発までは、中国企業や国営メディアが余りにも堂々とあっけらかんと軍事転用に言及してる点、そして、普段やましいことがあれば、猛烈に反発する中国政府が今回に限って沈黙をしてる点です。考えられるのが、例えば中国内部で騙し合いがあった可能性です。ヤマハ発動機はBVE社が軍需企業であることを認識してたのか? 中国政府はRMAXが日本で輸出規制対象品目であることを把握してたのか? それとも単に日本が中国にナメられてるだけなのか? さてクロは誰なのか。皆さんはどう思われますか?
ヤマハ発動機が中国に無人ヘリコプターを不正に輸出しようとしたとされる事件で、同社が昨年12月、名古屋税関に通関書類を提出した際、問題発覚後に対象機種と説明している「RMAX L181」ではなく、「RMAX L175」(RMAX TypeⅡG)と記載していたことが25日、分かった。

ヤマハ発動機(静岡県磐田市)が産業用無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとした外為法違反(無許可輸出)事件で、中国に輸出した無人ヘリは十数機だったことを示す書類が残っていたことが26日、静岡、福岡両県警の合同捜査本部の調べでわかった。

同社は、北京市の「北京必威易創基科技有限公司(BVE)」に、多目的ヘリ「RMAX L181」を計9機輸出したとしている。しかし、通関手続き書類の輸出先には、別の中国企業が1社あり、高性能の機種も含まれていたという。捜査本部は、食い違いについて裏付けを進める。また、同社内の管理部門によるチェック機能が働いていなかったことも判明。2004年以前の顧客からの発注書類も保管しておらず、捜査本部は、不正輸出を図った背景に、ずさんな管理体制があったとみている。

同社では、無人ヘリを担当するスカイ事業部が、経済産業相の許可が必要な規制品かどうかを判定。さらに、管理部門で判定の是非を審査する。
 しかし、実際には、同事業部が「非該当」と判定した機種の審査は行われず、輸出先が適正かどうかの判断も輸出開始時だけだったという。
 一方、同社が昨年12月、名古屋税関に提出した書類には、現物と違う機種の型式を記載していたこともわかった。
(2006年1月27日3時36分 読売新聞)

ヤマハ発動機(静岡県磐田市)が中国へ無人ヘリコプターを不正に輸出しようとしたとされる事件で、静岡、福岡両県警合同捜査本部が押収した無人ヘリについて、同社は「RMAX L181」と発表しているが、実際には別機種の「RMAX L175」と書かれた段ボール箱に梱包(こんぽう)されていたことが27日、関係者の話で分かった。両機種は外見上は大きな違いがない。箱の中からL175で使う農薬散布用の電波送信機も発見されており、捜査本部は輸出機種を偽装しようとした可能性もあるとみて機種の特定を急いでいる。

中国軍系企業にも1機…ヤマハ発動機ヘリ不正輸出

 ヤマハ発動機(静岡県磐田市)製の無人ヘリコプターを巡る外為法違反(無許可輸出)事件で、同社が中国に不正輸出したヘリは11機で、このうち1機は直接、中国人民解放軍系列の武器製造企業「保利科技有限公司」(ポリテク、北京市)に送られていたことが27日わかった。
 ヤマハ発動機はこれまで、中国への輸出は「航空写真撮影会社への9機のみ」と虚偽の説明をしていた。静岡、福岡両県警の合同捜査本部と経済産業省は、ヤマハ発動機が、ヘリが軍事転用される危険性を認識しながら不正輸出していた疑いが強いとみて、詳しく調べる。

ヤマハ発動機が中国側と取引を始めて以降、ヘリの代金とは別に、中国側から「役務代」として毎年数千万円が送金されていたことも新たに判明。捜査本部は、その趣旨についても調べを進める。関係者によると、11機が輸出されたのは2001年から昨年にかけて。このうち、2003年11月に輸出された1機が、ポリテク社に送られた。
 このヘリは「自律航行型RMAX」。ヤマハ発動機のホームページによると、初めてGPS(全地球測位システム)を搭載し、あらかじめ入力すれば無人で自動飛行する。偵察・観測など軍事目的への転用は容易で、生物・化学兵器を搭載することで、大量破壊兵器になる危険性も指摘されている。

一方、ヤマハ発動機が2001年以降、中国側から送金を受けていたのは毎年3000~5000万円。こうした取引の実態は、同社が保管していた契約書類などで判明した。捜査本部は、BVE社に輸出されたヘリについても、ポリテク社など軍事関連組織に流れた可能性があるとみて、輸出経路を調べている。
 ヤマハ発動機広報グループは「9機をBVE社だけに輸出したとの認識に変わりはない。詳細なコメントは控えたい」としている。
(2006年1月28日3時1分 読売新聞)

ヤマハ発動機(静岡県磐田市)による中国への無人ヘリコプター不正輸出事件で、同社の輸出管理部門が経済産業省の通達と社内規定を無視し、輸出手続きのチェックを事実上行っていなかったことが分かった。静岡、福岡両県警の捜査本部は、同社の外国為替及び外国貿易法(外為法)違反の背景にずさんな輸出管理体制があったとみて捜査している。

 同社は旧通産省の通達に基づき、「輸出管理マニュアル」と呼ばれる社内規定を96年に制定。輸出時は事前に、財務業務ユニットのロジスティックス業務グループが、▽経産相の許可が必要な輸出規制品に該当するか▽最終顧客の確認▽軍事用に転用されないか――などをチェックする仕組みになっていた。

 ところが、同省の昨年12月の立ち入り検査で、ロジグループは、無人ヘリを生産・販売したスカイ事業部が作成した輸出に関する書類を再確認していなかったという。同社は立ち入り検査前、同省に対し「ロジグループが審査し事後監査もしている」と説明しており、同省は全面的に管理体制を見直すよう指導していた。
 同社広報グループは「ロジグループがスカイ事業部の報告をうのみにしていたとは考えていないが、経産省の指導に応じて、法令順守体制の確立に取り組んでいる」と話している。【早川健人】

http://suttonde.exblog.jp/m2006-01-01/#3430243

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首相、長時間労働是正に意欲・衆院代表質問

「ワーキングプア」(働く貧困層)との批判が出ていることには「安定した経済成長を続けていくことにより雇用拡大や所得の増加という形で経済成長の成果を広く行き渡らせる」と語った。

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070130AT3S3001W30012007.html

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中国の行員汚職、06年は4億円・三菱東京UFJ上海行員も

【上海=川瀬憲司】中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は30日、2006年に摘発した銀行の汚職事件が113件で、金額にして2608万元(約4億760万円)にのぼると発表した。この中には三菱東京UFJ銀行上海支店の中国人行員による事件も含まれていた。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070130AT2M3002S30012007.html

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厚労相の発言問題、共産党は「審議拒否せず」

共産党の志位委員長は30日の記者会見で、民主党の小沢代表ら野党3党首による柳沢厚生労働相の辞任要求について、「柳沢氏の暴言は絶対に許すことはできず、罷免を強く求めていく。しかし、それが受け入れられないからといって審議拒否はしない」と述べ、予算審議に応じないとする野党3党と一線を画す考えを示した。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070130ia27.htm

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犯罪被害者も「論告・求刑」 法制審が要綱案

犯罪被害者や遺族が「被害者参加人」として刑事裁判に加わり、法廷で被告に直接質問できる見通しになった。法制審議会(法相の諮問機関)刑事法部会が30日、被害者参加制度の要綱案をまとめた。2月の総会の答申を受け、法務省は刑事訴訟法などの改正案を国会に提出し、今国会での成立を目指す。施行は09年の裁判員制度の導入期と相前後する見込みで、日本の刑事裁判は大きな転換期を迎える

http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY200701300389.html

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柳沢厚労相「童貞は自家発電装置」と発言─島根で

柳沢きみお厚生労働大臣が、27日に島根県松江市内で開かれた自民党の決起集会の席上

童貞は自家発電装置」

と発言していたことがわかった。童貞の多い2ちゃんねるやはてな界隈で論議を呼びそうだ。

出席者によると柳沢大臣は少子化問題について述べる際、「機械扱いしてごめんなさいね」と断りながらも、

機械は使いすぎると壊れる。自家発電装置も発電できる回数は決まっている。最後に赤い玉が出る。あまり無駄撃ちしないでほしい」

と語ったという。また「童貞が許されるのは小学生までだよねー」と述べたとの情報もある。会場からは特に非難の声は出ず、イカ臭かったという。

童貞に詳しい専門家のにったじゅんさんは

童貞は敏感で傷付きやすい。芸者や愛人とやりまくっているような加齢臭のする柳沢氏にはまったく萌えない」

と、大臣の発言を批判している

http://bogusnews.seesaa.net/article/32314357.html

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<柳沢厚労相>与党内に辞任論 「産む機械」発言(毎日新聞)

柳沢伯夫厚生労働相が「女性は産む機械」と発言した問題で30日、与党内に辞任論が出始めた。民主、社民、国民新党の野党3党は柳沢氏が辞任しない限り補正予算審議に応じない方針を決め、国会の混乱が予想される一方、2月4日投票の愛知県知事選や北九州市長選への影響が懸念されるためで、自民党参院幹部は同日夜、「もう守りきれない。早く辞めた方がいい」と述べ、自発的な辞任が望ましいとの考えを示した。
 自民党の中川秀直幹事長は「選挙に影響があることを恐れる」と警戒を強めており、公明党も、支持母体の創価学会婦人部が発言に強い不快感を示し、同党幹部は30日、「非常に困惑している」と語った。柳沢厚労相の周辺は「本人は真意を理解されないことは悔しいだろうが、政界の力学は別。閣僚のポストには恋々としないだろう」としている。
 ただ、安倍晋三首相は30日夜、「さらに仕事を続けてもらいたい」と記者団に話したほか、政府筋も「柳沢さんに男尊女卑の気持ちは全くない。きちんとやれば分かってもらえる。辞めるなんてとんでもない」と辞任論を否定した。首相官邸と与党との間に意識のズレも生じている

柳澤伯夫(やなぎさわはくお)

所属院 選挙区 政党:衆議院 静岡県第3区 自民党

プロフィール:1935年8月18日生 初当選/1980年 当選回数/8回

柳沢伯夫とは?

柳澤 伯夫(やなぎさわ はくお、報道等では柳沢 伯夫とも、1935年8月18日〓)は、昭和・平成期の日本の政治家。現厚生労働大臣。衆議院議員(静岡3区選出)。自由民主党政務調査会会長代理。自由民主党税制調査会会長。安倍晋三応援隊(安倍晋三自由民主党総裁選挙対策本部)本部長。静岡県袋井市出身。大蔵省から政界に転じ、衆議院文教委員長、国土庁長官、金融再生委員会委員長、金融担当大臣を歴任。派閥は宏池会(丹羽・古賀派)所属。自民党屈指の増税による財政再建論者である。財政通とされる谷垣禎一や与謝野馨と連携しているとされたが、一方で、彼らとは一線を画す立場とされる安倍内閣に入閣した

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厚労相罷免、補正審議入り条件に=3野党、任命責任も追及-首相は拒否(時事通信)

与野党は2月1、2日に衆院予算委員会で補正予算案を審議することで既に合意している。しかし、3党首会談で小沢氏は「状況が変わった。強い態度に出ないと駄目だ」と述べ、日程を白紙に戻して厚労相罷免を審議入りの条件とするよう主張。福島、綿貫両氏も同意した。会談終了後、3党首はそろって記者会見し、小沢氏は「そういう閣僚が存在する限り、審議に応じられない」と強調した。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070130-00000242-jij-pol

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「子産む機械」で野党、審議拒否構え…与党にも辞任論

 民主党の小沢代表、社民党の福島党首、国民新党の綿貫代表は30日昼、国会内で会談し、「(女性は)子供を産む機械」と発言した柳沢厚生労働相の辞任を求め、辞任しなければ31日以降の衆院予算委員会の審議に応じない方針を決めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070130-00000116-yom-pol

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偽装請負による被害

なぜ偽装請負のままだといけないかの本質的な事件状況を今後告発できるような準備にはいりました。私の健康状態、障害状態をみきわめながら、不利な体制から派遣先Y社に対してどこまでできるか、このブログの読者のみなさんに応援していただきたいです。日本の裁判は、期間が長くかかり労働裁判の場合、労働者および被害家族には、かなりの負担がかかり、また不利になります。企業の社会的信用による被害が少ないということが大きな問題です。この問題をどう対処すればいいか検討し、今後この進行状況を告発していくのがいいと考えております。

労働局及び労働基準監督署は、基本的に派遣先企業の味方です。決して労働者側にはつきません。この現実を、私は、マスコミとともに見てきました。

私の問題をマスコミが今後取り上げるかどうかわかりませんが、私の問題が取り上げられることにより、多くの理不尽な労働被害者、労災により障害者になった偽装請負労働者、派遣労働者、在日外国人労働者に知らせたいというのがねらいです。彼らは本当に困っています。労働者自体、そのような事件に巻き込まれるとどうしたらいいかわからなくなるのです。地方のユニオンに相談してもわからないのです。弁護士にしても、最近になりマスコミが、偽装請負ということで取り上げられる影響があるのか、実際は加害者である派遣先に交渉してくれる弁護士もあらわれました。いいことです。

今後、この偽装請負告発として、日本語、英語、(できればスペイン語、ドイツ語、中国語)と拡げ、ご案内したいと考えております。海外の労働者が、この私の問題を日本の企業の問題としてではなく、世界から見た日本の企業の姿としてとらえてくださること祈ります。

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「会社を辞めよう!」という派遣社員の宣伝がありました。派遣を選ぶべきでしょうか、正社員を選ぶべきでしょうか? 派遣で働くとしたら、どんなことに注意しなければなりませんか?  

先月約2年間勤めた会社を退職し、現在求職中です。具体的なことは未定なのですが、1、2年後に結婚の予定があるので、正社員での雇用ではなく結婚後も続けられる人材派遣に登録しようかと考えているのですが、待遇や福利厚生など不安な点があります。やはり、派遣のようないきあたりばったりの就職ではなく、正社員として安定で確実な形で就職したほうが良いのでしょうか。

最後にgiou89コメントあります

できることならば正社員で働くことを勧めます。
 しかし、最近は、正社員の雇用が派遣や契約社員(期限付き雇用)に切り替えられており、正社員で働くことが難しい状況になっているのも事実です。
 そこで派遣で働くときにはかなりの知識をもって、いざというときに対応できる準備が必要だと思います。
 派遣で働くときに注意すべき事項をホームページに掲載する予定ですが、まだ完成しておりません。途中の段階ですが、これから派遣で働こうとされている方向けに110番の担当者からの注意事項をまとめてみました。
 正社員と比べて自由であるとか、オフィスがきれいであるとか、いろいろな仕事を選べるというメリットが宣伝されていますので、110番としては、逆に、派遣会社が決して宣伝しないマイナス面を知っておいていただきたいと思います。

派遣で働くときの注意事項

(1)派遣の雇用形態の3面関係という特徴をしっかりと認識しておく。

直接に労働をする相手(派遣先)と労働者の間に中間者(派遣元)が入る「間接雇用」という形態です。通常は、仕事をする先の使用者が契約上も使用者ですが、派遣の場合は派遣元との間に雇用契約を結び、「使用者」が派遣元(雇用関係)と派遣先(使用関係)に分かれます。
 いわば使用者が2人あるということですが、労働者にとっては問題や要望があるときに責任をとったり、要望を受け止めてくれる相手が誰かはっきりしないという危険性が出てきます。
 派遣先は労働者を直接雇用すれば辞めさせようと思っても簡単には首を切ることができません。派遣であれば、委託を打ち切るという形式で実際には労働者を解雇することができるのです。派遣先にとっては大きなメリットがありますが、労働者にとっては何時でも雇用を失う危険性があることになります。

(2)派遣元は頼りにならないことが多い。

派遣元で聞かされた仕事と、派遣先で命じられた仕事の内容が違う。
 残業をしない(3月で仕事を辞める)約束だったのに、派遣先の都合で残業をさせられる(契約の延長をさせられる)ので困っている。などの苦情が110番にも数多く寄せられます。
 ところが、派遣元の営業マンに苦情をいったら、逆に「ぜいたくを言うな。残業(契約延長)をしなければ、次の仕事を紹介しないぞ」と凄まれた。という事例もあります。
 派遣元の仕事は、以前は職業安定法で禁止される「口入れ屋」というものです。近代的な派遣会社という華やかな形で宣伝していますが、実態は、派遣労働者の労働に寄生して、本来なら労働者が全額受け取るべき賃金の3割程度を「中間搾取」する存在です。
 派遣110番に相談が相次ぐのは、派遣元に苦情を持ち込んでも相手にされないので仕方がないからという方が少なくありません。派遣110番は、言い換えれば、無責任な派遣元の代わりに苦情を受け付けて尻拭いをしているのではないかという気持ちになることもあります。
 派遣労働者は派遣先がバラバラですので、お互いに労働条件などの情報交換も困難です。労働組合をつくって集団的に交渉することも難しい存在です。労働者がバラバラで力がないのを前提に使用者としての責任も果たさないでいるので、派遣会社は何時までも社会的に尊敬される企業になれないとも考えられます。
 何も問題がなければ調子がいいが、ことが起これば実に頼りない。派遣元がこのような実体であることを十分に知っておく必要があります。

(3)派遣労働者と正社員の待遇に大きな違い

派遣は、大企業のきれいなオフィスでパートタイマーよりも高い時給で働けるということが宣伝されています。
 しかし、日本では同一労働同一賃金の原則がほとんど守られていません。育児休業などの代替も派遣が認められましたが、同じ労働であるのに待遇は正社員とは大きく異なります。ひどい場合は2分の1や3分の1の場合もあります。
 確かに、パートタイマーについては非課税限度や社会保険の被扶養者基準の枠があり、103万円から130万円程度の年収です。これに対して、派遣労働者の場合は、時給1000円以上という点では高給かもしれません。独身であれば非課税限度を超えても気になりませんが、結婚すれば夫の被扶養者としてとどまるのかどうかが大きな問題になり、年収ではパートタイマーと同じ問題が生じます。
 とくに、大企業のOL(直用正社員)と比べたときには、派遣社員の待遇は次の点で大きな差があります。
 1.毎年の定期昇給がない
 2.手当がない(とくに通勤手当。交通費自己負担がほとんど)
 3.ボーナス(賞与)がない
 4.福利厚生が貧弱
 5.雇用保険、健康保険、厚生年金保険への加入がないことが多い
 6.年次有給休暇が不利(6ヵ月以上勤務で10日が労働基準法の最低基準であるが、契約期間が短く年休がないとか、長期雇用の場合の年休の増加がない)

(4)派遣労働者に対する派遣先の差別的な扱いの例がある

派遣先によって違いがあると思いますが、110番でよく聞くのは、派遣先の正社員が派遣労働者を対等な人間扱いをしないで差別的に扱う例です。これは、『がんばってよかった』(かもがわ出版)にA子さんからの手紙が掲載されていますので、機会があれば是非読んでみてください。派遣元に書いた自分の履歴書が、派遣先でコピーやファックスされてあちこちに回されていて、住所や電話といったプライバシーへの配慮もまったくないという例や、正規社員がいやがる、いやな仕事を派遣社員に押し付ける例などがあります。
 残念ながら、日本の大企業の職場には競争や能力主義の風潮が強いことや、企業主義の意識も強く、零細な派遣会社からきた外部労働者である派遣社員に対する意識は必ずしも暖かいものではありません。とくに、男性正社員には、男女差別の意識も加わって派遣社員を軽く扱うなどの差別的な傾向があります。

(5)派遣は、ドライな契約意識を前提にした雇用形態

派遣は、アメリカから日本へ導入された雇用形態です。アメリカでは労使ともに契約意識が強く、契約書に書かれていないことを命じたりすることは考えられません。契約で細かなことまで約束することが慣習になっています。ところが、日本では、仕事の仕方などを契約書に詳しく書いておく習慣がなく、書かれていないことでも命じられたら断れないことが少なくありません。
 派遣の建て前はアメリカ的ですが、実際の派遣労働は日本的な状況のなかで行われますので、多くの問題が生じます。しかも、アメリカのように契約違反の責任を裁判所で追及することは簡単ではありません。つまり、派遣で働くときには、かなり「ドライな」気持ちで働くという気持ちが必要ということになります。
 具体的には、派遣元も派遣先も信用できないと考えて、契約の内容については文書(就業規則や雇いれ通知書)で細かく確認する、自分の就労の記録をきちんと残しておく、相手の不当な言い分についても正確なメモを残すなどの対策が必要です。

 (6)自分を守るために労働法や派遣労働についての勉強を

派遣というのは、以上のようにきわめて不安定で孤立した雇用形態です。派遣で働くときには、目的をしっかりと持ち、職業能力や契約意識が十分であることが通常の雇用よりも余計に必要だと思います。
 そうでなければ働いた後にいろいろと不満が残ることが多いかもしれません。とりわけ、自分を守るために労働法や派遣労働についての知識をもつことが必要ですし、日ごろから相談できるところ(この110番もその一つです)や弁護士などを考えておくことも必要です。

http://www.asahi-net.or.jp/~RB1S-WKT/qa1060.htm

一例をあげますと、大手企業に準社員として25年人事労務部に就労した女性事務員がいました。しかし、ある日突然、大手企業子会社のYアシストという会社に籍を変わるよう大手企業の人事担当者から通告されました。いわゆる派遣会社にかわり、三ヶ月更新をくりかえす派遣社員に変われということです。年齢もすでに中年になっておりますので身分の悪い派遣社員に何故かわらなければいけないのかと悩んでおりました。いろいろなユニオンに相談したらしいのですが、いい解決方法がなく、たまたま人事の担当上司の不正会計処理を大手企業の社長にメールにて告発しました。その後、彼女は未だ準社員のままで、いろんな部署をさまよっている状態です。しかし、派遣社員になりますと契約満了にて退社せざる負えなく、現在も少しながら昇給もあります。派遣だと昇給もありません。また、長年蓄えた有休も会社が変わればなくなります。彼女以外の多くの女性事務員(準社員待遇)は, Yアシストに籍を変えたそうですが、彼女等の処遇はどうなっているやら。

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派遣先で物が紛失したら派遣社員を犯人扱いするのが許せません。どうしたらいいでしょうか?

通信関係のショールームで派遣社員として勤務しています。
 そこでは色々な商品を展示しており、時々盗難があります。そんなとき、必ず、派遣社員の私が犯人にされてしまいます。今までも、色々とひどいことをいわれてきましたが、この「盗人扱い」されるのだけはどうしても許せないのです。
 こんな会社は退職した方がいいのでしょうか?
 また「辞めろ」といわれながら、仕事をするのかと思うと、気が重いです。

110番の相談でも、ご指摘のような「人格」や「人権」を否定する事例の相談が少なくありません。
 派遣労働関係では、派遣先が大企業(ここでは「大手の通信」会社)であること、派遣元が零細の業者であること、派遣労働者が弱い立場にあること、また、女性が多いことなどから、派遣先の従業員が、派遣労働者の人格侵害をすると思われます。
 ところが、従業員を守るべき派遣元も派遣先に強く対応して派遣労働者を守ることはしてくれません。あまりにもひどい人格侵害の広がりに対する批判が高まって、労働省は、96年になって、派遣元と派遣先の責任を明確にするため労働者派遣法施行規則を改正しました。
 派遣先自身の商品管理のルーズさを派遣労働者にしわ寄せしています。また、派遣元が雇用者としての役割を果たしていないと思います。本来であれば、使用者は、本当に商品を盗んだ従業員は懲戒解雇させることができます。派遣労働者であれば、派遣先は、派遣元にそれを求めることもできるはずで、その派遣労働者の受入れを拒否できるはずです。
 そういう本来の手続をとらずに、相手が、あなたに「早く辞めろ」というのは、証拠なしに、あなたに無実のまま責任をとらせようとしている可能性が強いと思います。誰か、真犯人をかばうか、その追及を意識的に曖昧にしている可能性もあります。
 「退職も考えていますが、そうすると、罪を、認めてしまうようで・・私はどうしたらいいのでしょうか?」とありますが、法的には、あなたには何らの落度もありませんから、退職する理由は一切ありません。
 派遣労働者が犯人扱いされたケースは前にもありました。ある役所でのお金の紛失の例で、派遣労働者の責任にしようとした例です。
 むしろ、責任をとる必要があるのは、相手方(派遣先)です。派遣先使用者には、職場の環境を、労働者が快適に働けるように維持・管理する点で、労働契約(労働者派遣契約)上も法的な責任があります
 派遣労働者であるからというだけで、盗難の犯人として「決め付ける」ことは決して許されることではありません。それ自体が、あなたの「個人としての尊厳」を否定し、「名誉」を含む「人格権」を侵害する、違法な「不法行為」です。つらい思い、くやしい思いなどの「精神的な被害」に対しては、慰謝料も請求できます。
 また、相手の対応が余りにもひどい場合には、刑法が定める犯罪(「名誉毀損(めいよきそん)罪」や「侮辱(ぶじょく)罪」)にも当たります。被害者として警察に「告訴」することも可能です。いざとなれば、こうした不法行為や犯罪に対して、法的な対抗措置もとれます。自分自身を守るために、この点にしっかり確信をもって対応して下さい。
 解決策として、

(1)派遣元に、派遣先でこのようなトラブルが発生しないように、派遣労働者のための未然の防止措置をとらせる。また、この件について、派遣労働者が疑われているので、真相を究明させる
 (2)派遣元が、(1)の雇用者としての責任をとらないとき、公共職業安定所(労働者派遣法についての監督機関)に派遣労働者のための適切な行政指導をもとめる
 といったことが考えられます。
 そして、派遣元や公共職業安定所に申し入れなどの行動が必要です。

いやな職場でも毅然として働き続けておられることに、敬意を表します。
 冷静に見極めて、職場で、本当にあなたの味方になってくれる人を見つけて下さい。また、相談できる人、力になってくれる人が増えていけば、働き続けることができると思います。
 しかし、もし、あなたが、どうしても、あんないやな職場では働き続けたくないと考えられるようになることもあるかもしれません。そのときには、とうぜん、退職することはあなたの権利です。しかし、今後のこともありますので、自分自身(の名誉)を守るためにも、相手方の法的責任を明確にしておいたほうがよいと思います。
 いざというときのために、思い出すのもいやかも知れませんが、是非、詳しいメモ(いつ、だれが、何を、どうしたか)を書いておいて下さい。必ず役に立つと思います。また、信頼できる人の意見も聞いてメモをしておいて下さい。
 以上が、差し当たっての回答ですが問題が深刻ですので、できれば、弁護士に相談すること、相談していることを相手方に通告することが必要だと思います。

このような事件、よくあります。一番多いのが、正社員と派遣社員の両方を疑った場合、

派遣社員を最初に疑うということです。どちらが、現職場にて必要かという判断に沿って

決めることが多いのが現状です。やはり、こういうケースの場合、居直りせず弁護士などに相談し、相手方に通告することです。

派遣先及び派遣元に苦情処理担当者という役務があります。しかし、現状の派遣形態では、労働局、労働基準監督署が、書類だけのみの調査ですのであまり意味を呈しません。厳密に、派遣法による取締りをしないというのが、現実です。

こういう事件がないようにするには、監督機関による派遣法取締りをきつくすること、派遣先、派遣労働者との待遇格差をなくし、派遣先の責任を重くすることです。
http://www.asahi-net.or.jp/~RB1S-WKT/qa1050.htm

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外資系企業職員の9割が働きすぎ(1)

調査会社の北京零点調査公司は外資系企業職員の疲労度に関する調査結果を29日に発表した。

http://j.peopledaily.com.cn/2007/01/30/jp20070130_67395.html

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大阪労働局は嘘をついているところがある

偽装請負逃れの出向 「労働局が助言」と松下が主張

9月12日におおさか派遣請負センターのメンバーとして、大阪労働局需給調整事業部需給調整事業第二課の上谷博彦課長に話を伺いに行った時に「出向するとはまさか思わなかった。想定外だった。」と話しているが、大阪労働局の浅野浩美部長のコメントはそれと食い違っているのである。つまり、大阪労働局内部でも、上谷博彦課長が嘘をついているのか、浅野浩美部長が嘘をついているのかという問題に発展していっているのである。

http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50772807.html

仕事をしているのは自分達で、自分達の給料は1円も上がらないのに、隣でこんなんできるかと文句ばっかり言っている社員の方の給料が右肩上がりで、これは絶対世の中おかしい
正社員に能力、人望、管理能力があれば、派遣社員からこんな言葉でません。いかに、製造業の正社員レベルが低いかを物語っております。当方の会社にもいます。本体から来た正社員は、小間使いのような職務を頼んでもしっかりと職務を追行せず、トラブルばかりおこします。業務に対しても、調査能力無し、プレゼン能力なし、応用力なし、こんなのが、年収800万以上です。こんなのありか

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懲戒公務員の実名公表指針、国交省が見直し申し入れへ

懲戒免職処分を受けた国家公務員の匿名公表問題で、国土交通省は30日、実名を公表すべきケースを狭く限定している人事院の公表指針について、見直しを申し入れる方針を決めた。冬柴国土交通相が、読売新聞の取材に明らかにした。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070130i308.htm

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自民・青木氏も「格差は事実」 代表質問で首相ただす

 青木氏は「『格差』ではなく、『新しい貧困層』という言葉を使うべきだ」(塩崎官房長官)との発言が政府内で出ていることなどを念頭に、「格差は存在する」と指摘。「格差問題が今国会の大きなテーマの一つだ」と強調した。

http://www.asahi.com/politics/update/0130/008.html

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憤る女性議員、柳沢厚労相へ包囲網 身内からも批判

女性を「子どもを産む機械」と例えた柳沢厚生労働相に対し、辞任を求める声が野党の女性議員を中心に高まっている。与党の女性議員も、この「失言」には批判的。朝日新聞社の世論調査で高い傾向が続く女性の安倍内閣支持率にも、影響を与えかねない事態だ

http://www.asahi.com/politics/update/0130/009.html

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発明対価訴訟、キヤノンに3352万円支払い命じる

レーザービームプリンター(LBP)などの画像の乱れを防ぐ技術を発明したキヤノンの元社員が、職務上の発明に対する正当な対価の一部として10億円の支払いを求めた訴訟の判決が30日、東京地裁であった。企業間で大量の特許を相互に許諾し合う「包括クロスライセンス契約」のもと、個別の特許が生み出す利益がはっきりしないケースの対価算定が焦点となった。設楽隆一裁判長は技術内容や相手企業の実施割合、競合技術の存在などを総合的に考慮し、キヤノンに3352万円の支払いを命じた。

http://www.asahi.com/national/update/0130/TKY200701300184.html

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セクハラ問題で調査委を設置 熊本市の社会福祉法人

セクハラがあったとされる熊本市の社会福祉法人「慈愛園」(柏尾誠之理事長)は30日、弁護士ら外部委員による調査委員会を設けて実態調査に入る方針を決めた。職員らの聞き取り調査などを進め、3月中に結果を出すという。

http://www.asahi.com/national/update/0130/SEB200701300013.html

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安倍首相の「美しい国」、野党のやり玉に 参院代表質問

衆参両院で30日に行われた代表質問で、野党各党は、安倍首相のキャッチフレーズである「美しい国」を持ち出し、安倍政権を批判した。

http://www.asahi.com/politics/update/0130/010.html

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柳沢厚労相はやる気ありまくりですよ

ホワイトカラーが労働基準法から対象外になるらしい。
要点は
①サービス残業の合法化
 雇用側は残業代を払う必要がなくなる。これによって労働に歯止めがきかなくなる。1日24時間労働もありうる。
②解雇の金銭解決
 会社側が所定の金額を払うことによって解雇できるらしい。
③ 雇用側が就業規制を一方的に決めることが可能
④過労死しようが、自己責任。労働者の自己責任

企画業務型裁量労働制の要件緩和・・中小企業に特例
 11月28日、第69回労働条件分科会が開催された。 労働時間法制の前回残りの議論と、労働契約法の「具体的論点」
(2)が示され、議論が行なわれた。厚生労働省の使用側への配慮にあふれた議論をかいつまんで報告する。

 厚生労働省の配慮<その1>・・・企画業務型裁量労働制を中小企業で使い勝手がいいように規制緩和

 <厚労省案>労使委員会の決議で、現行制度の対象業務である「事業の運営に関する事項についての企画、立案、
調査及び分析の業務」に主として従事する労働者について企画業務型裁量労働制を適用。
 この「主として従事する労働者」という文言がみそ。事務方の説明によるとこれで、「制度の趣旨を損なわない程度、
他の業務をしている場合もあてはめる」という。もちろん労動側は反発。対象者が際限なく拡大される恐れがあるからだ。

 使用者側はこれでも不満足だと。

厚生労働省の配慮<その2>・・・管理監督者の拡大と事業場外みなし労働の規制緩和

<厚労省案>スタッフ職への管理監督者の拡大、事業場外みなし制度を見直すとしている。

 経営側は事業場外みなし労働について、「一部場内の仕事が混じったからといってみなし労働の対象にならないという
運用を見直すべき」と規制緩和を迫った。
 ここで切れたのが労働側委員。労働法制の規制緩和が今日の長時間過密労働を生み、過労死・過労自殺、
メンタルの増加の原因、それをさらに規制緩和しようというのかと激しく迫った。

 そこで、日本経団連の紀陸氏が反論。

「過労死と(労働時間法制の規制緩和)の因果関係ははっきりしていない。仕事が個人に集中しているなどの問題。諸悪の根源
が労基法の柔軟化だから悲劇がおきているわけではない」
 じゃあ、世界でも異常な日本の過労死・過労自殺って、個人の問題とでも言うのかしら。 法律で労働時間が厳しく規制
されていたら、働きすぎは起こらないし、何百億円という不払い残業も発生しないと思う。
それにしても厚生労働省は使用者側に配慮して、配慮して文書を作っている。
ここまで使用者側にすりよっているにもかかわらず、使用者側はもっと、もっとと、その要求は際限がない。

厚生労働省が検討している労働法制見直しについて、民主党は6日、一定の年収以上の
会社員を労働時間規制の対象外とする「ホワイトカラー・エグゼンプション」などに反対し、
長時間労働の抑制のため、残業代の割増率引き上げを求める対案をまとめた。
党内に「働き方調査会」を発足させ、内容を詰める。

対案では、過労死などの原因となる長時間労働の是正を前面に打ち出し、残業代の割増率を
現行の2倍の5割に引き上げることを提案。
欧州諸国のように「1日11時間の休息」を義務づけるとしている。
ホワイトカラー・エグゼンプションは「残業代の不払いを正当化し、健康確保を軽視する。
導入はありえない」と強調している。

企業と働き手の雇用ルールを定める労働契約法では、就業規則を変更すれば労働条件を
変えられるとする厚労省案に対し、「労働者が同意しない場合は、労働条件を変更できない」と明記。
パートや派遣などの有期契約については、契約更新を期待している労働者に企業が
更新を拒否することを制限する規制の導入を盛り込んだ。
立場の弱い個人請負の人たちも対象に含める。

地方新聞の社説でこんな事を言っていた。
「格差社会が批判されているが、格差社会は悪い事ではない。現に格差社会のアメリカに沢山の若者がアメリカンドリームを夢見て密入国してくるではないか。」

まずアメリカは自由で民主主義と言われているが、実際には日本以上に差別的な国である。自由民権はあくまでも白人の場合に限定される。
しかも白人の中にも厳然とした序列がある。
まず、1番上はイギリス系、続いてフランス系、ドイツ系といった順である。同じ白人でもイタリア系などは下でアイルランド系はもっと下である。
その下に黒人が来て、更にその下が東洋人である。密入国者は底辺で使い捨ての単純労働者にしかなれない。
そして金持ちが住む町は完全に他の区域とは分けられ、道には遮断機が有り、治安上の理由と言って警備員が監視して、よそ者は通行さえ許されない。

アメリカンドリームとはよく言ったもので、しょせんは夢、いくらがんばってもアメリカンドリームを実現できるのはあなたではない。他の人である。
例えは悪いが「宝くじ」に当たる人は居るが、それはあなたではないと言うのと同じだろう。
底辺の者は一生底辺で終わるのだ。

アメリカでは富の90%近くを特権階級が独占し、残りの10パーセントを貧乏人同士が奪い合い醜い争いをしているのである。
これは他人を蹴落としても自分だけが得をすれば良いというエゴイズムの結果である。

さて日本は経済大国と自称しているが果たして庶民はどうなのだろうか?
ヨーロッパ人が日本に来ると驚くと言う。「日本人はみんな金持ちだと聞いていたのに、何故みんな小さな家に住み、家畜の様に電車に押し込まれて会社に通っているのか?」と。
バブルの時も「ジャパン アズ NO1」という本を1番買ったのは日本人であり、土地の値段が高騰した時も、自分がそれを売って儲けたわけでもないのに喜んでいた。
私は当時「ゴジラ80」と言う映画を見て、その中の未来人が「日本は経済力で世界を征服してしまったのです。」と言う台詞を聞いて「この監督馬鹿じゃないか?」と思った。

バブルがはじけた後日本の庶民はどう思っているのだろうか?マスコミの世論調査によると相変わらず80%の国民は自分を中流の中だと答えたらしい。
経済は三流になっても「見栄だけは世界一流国」と思うのは私だけだろうか?

中国や北朝鮮を悪く言って(確かに悪いが)溜飲を下げ、ODAで外国を援助する前に「自分の国をなんとかしろ」と思う私は間違っているのだろうか?

政府の経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)は「労働ビッグバン」
を緊急テーマとして取り上げることを決めた。経済成長力を強化するに
は労働市場の包括的で抜本的な改革が必要とする民間議員四人全員によ
る提言を基に、専門調査会を設けて議論を進める。
 四議員の一人は労務問題の司令塔でもある日本経団連の御手洗冨士夫会長
(キヤノン会長)。一方、会議の議員に労働側の代表はいない。賃金の切り
下げや雇用の不安定化などが進んできた中で、これ以上の労働条件の「切り
下げ」に重心があるようだと社会の亀裂をさらに広げかねない。
 提言は「労働ビッグバンと再チャレンジ支援」と題して「複線型でフェア
な働き方」を実現させるとしている。
 目的は(1)働き方の多様性(2)労働市場での移動やステップアップの
しやすさ(3)不公正な格差の是正―の三点。具体的には「労使自治に基づ
く多様な雇用契約で雇用機会の拡大」「スムーズな職探し、転職の容易さ」
「女性・高齢者・若者等の低所得層に対する対応」などを検討するとしてい
る。これだけを取れば、異議をはさむ人はそういないだろう。
 その一方で「時間に縛られない働き方」や「グローバル化に対応する
労働市場のあり方」なども盛り込まれている。

前者は厚生労働省の労働政策審議会で、労働法制見直しの論議の的になって
いる「自律的労働時間制度」の制定問題と関係する。一定の年収以上の人に
は残業代を支払わなくてもいいとする制度で、労働界は「不払い残業の合法
化」と強く反発しているのが現状だ。
 後者は企業の国際競争力を強める手だての一つとして、労働市場の規制
緩和の推進に的を置いていることがうかがえる。いわば、企業が主導権を
取って身軽に動けるようにすることなのだろう。
 それは提言が「労働市場に関して検討すべき論点」の一つとして
「労働者派遣法は、真に派遣労働者を保護するものになっているか」とし
ている点からも分かる。
 現行法は派遣社員の期間を最長三年とし、正社員としての雇用申し込み
を派遣先の企業に義務づけている。その重しを外そうとするものだ。
 労働政策審議会の論議には労働側の代表も加わっている。そこでの論議
を尻目に、諮問会議が「改革の方向」を定めてしまうようでは真の「労使自
治」を損なう。

・正社員を襲う「ホワイトカラー・エグゼンプション」の衝撃-無給長時間残業への道
・INTERVIEW「改革は何をもたらすのか-労働関連法改正を審議してきた公労使代表に聞く
使用者側 「過労死は自己管理の問題です」 奥谷禮子/ザ・アール社長
労働者側 「本当に休みは取れるのか!?」 長谷川裕子/連合総合労働局長
公益側 「野放し状態の管理監督者“扱い”に一線」 荒木尚志/東京大学法学部教授
・パート、派遣、請負労働者の前途を阻む鉄壁 「正社員にはさせない」!? ―― 大企業側の反撃
・INTERVIEW:全員正社員化など非現実的、非正規なりの雇用安定を 八代尚宏/経済財政諮問会議議員
「労働ビックバン」が掲げる国家観がまったく見えない 川崎二郎/前厚生労働大臣
・現地ルポ:もはや“労働者天国”はこの世に存在しない ドイツでも「安定雇用」が崩壊
・「労働者」の権利を持たない労働者たち  「個人請負」という名の悲惨
・COLUMN:東京ディズニーランドのダンサーたちも「請負」から「雇用」へ

http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/0113/index.html 

柳沢厚労相はやる気ありまくりですよ。
金融相時代に竹中に逆らって解任されて冷や飯を5年食った後、
やっと戻れた党税調でWE諸々の悪法案練って、安倍応援団で媚売って、
財政のためにもWE諸々成立させる約束で、どうにか厚労相にしてもらったの。
一回裏切ったものが、もう一度金融相か財務相になるためには、
ここで絶対に法案通すしかないのよ。これが柳沢の事情。

畑違いの厚労相の本業は同じ古賀派の丹羽総務会長が助けて、
その丹羽は「WE法案慎重に」とか茨城の地元でペラペラしゃべって、
いつもの「内閣」と「自民党」の意見の相違を装う「猿芝居」モード。
選挙対策で、公明にも反対意見言わせて煙幕を張らせる。
これが、中川幹事長たちのシナリオ。

で、肝心の安倍総理が、5日の経団連との新年会で、
「アンタ評判悪いよ、もっとうまくやってくれないと困るよ」と言われて、
浮き足だって「少子化対策」とか「働きすぎ」とか言っちゃったんで、
猛反発くらって、シナリオ破綻。

中曽根が目を逸らせたり、中川幹事長が火消しに出てきたり、
公明太田に中国からしゃべる人寄せパンダを呼ばせてて、
裏で次の「猿芝居」のシナリオ修正にドタバタしてるところ。今はここ。

明日から通常国会開幕までの間にさらに「もっともらしい」ことを言い出して、
好イメージ作ろうと「急に」発言し出す自民有力者に注目しましょう。
まだ、キャスト変えれば、安倍内閣対自民党の「猿芝居」が通用すると、
シナリオ書きが筋書きをあきらめない限りは、絶対に出てくるから。

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政府の経済財政諮問会議・・・ 格差固定化防ぐ具体策を検討― 29日の【夜】(゜o゜)  (NHKニュース)

政府の経済財政諮問会議が、29日夜、総理大臣官邸で開かれ、安倍総理大臣は、格差の固定化を防ぐため、日本経済全体の底上げを図る方策や、リストラされた人などを支援する具体策を検討するよう指示しました。
1月29日 23時12分

http://www.nhk.or.jp/news/2007/01/30/k20070129000224.html

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日本全体が東京化?「現代版列島改造論」とは [朝鮮日報] -

 東京の人口は昨年末現在で1200万人で、ソウルより約200万人多い。だが、東京の2005年の経済規模(国内総生産〈GDP〉基準)は89兆5670億円で、韓国全体のGDPとほぼ同水準だ。そのため、ひとたび東京が躍動すれば、周辺に及ぼす経済的波及力は極めて大きなものとなる。
 現在、日本経済を牽引する軸は地方ではなく、製造業の生産拠点である名古屋と2大都市圏、東京・大阪地域の設備・建設投資だ。東京-名古屋-大阪の距離は、釜山-平壌に匹敵する距離だ。経済週刊誌『日経ビジネス』は1月8日号に「東京大膨張」という4部構成の特集記事を掲載した。その結論は、東京が名古屋や500キロ以上離れた大阪を結ぶ超巨大都市に発展する可能性があるというものだった。
 その触媒となるのが「リニア」と呼ばれる超電導磁気浮上式鉄道だ。現在、東京の西側に位置する山梨県にある18キロの試験区間で走行試験が行われており、累積走行距離50万キロ、最高時速581キロを記録している。これは、東京・大阪間を1時間で走行する速度だ。新幹線の場合、この区間の所要時間は2時間30分程度。従って、20年に「リニア新幹線」が開通すれば、東京-名古屋-大阪が1日生活圏ではなく、「通勤圏」へと変容することになる。
 『日経ビジネス』はこうした状況から、「国土構造は根本から変化する」と予想している。これまで30年間、ひたすら資源の地域間均等配分を追求してきた「国土均衡発展論」は意味を失ったということだ。東京一極集中は、東京だけが発展するのではなく、日本全体が東京化することを意味し、これが「現代版列島改造論」だと『日経ビジネス』は主張している。
東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS

http://www.asyura2.com/07/hasan49/msg/151.html

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未婚は男84・3%、女62・3% 若年派遣労働者調査(産経新潟版)

34歳以下の派遣労働者を対象にした調査で、男性の55%が年収250~300万円、女性の37%が150~200万円と回答していることが29日、県のまとめで分かった。また、男性の84・3%、女性の62・3%が未婚と回答。平成17年の15~34歳の県内未婚率(男性76・2%、女性67・6%)と比べ、男性派遣労働者の未婚率の高さが浮き彫りになった。

http://www.sankei.co.jp/chiho/niigata/070130/ngt070130002.htm

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「子を産む機械(女性)」から産まれた人の発言に物申す(うさぎの小部屋)

子ども達の未来の平和と希望を願って・・・今私にできること。

柳沢伯夫厚労相が「(女性は)産む機械」と発言した問題では、党派を超えた女性議員たちも一斉に反発している中で、安倍首相は大臣を擁護、辞任する必要なしとの姿勢を示した。

ことの重大さを認識できない、『純粋培養型政治家』は使えないって見本だ。この政権まったくだめだ。

各紙の政権支持率の世論調査が発表される中、時系列で支持率は下がり、不支持は増大している。だが、この無能力ともいえる安倍首相を支持しているのが女性に多いというのは、「どこを見てるの?」だから「女はバカだ」って言われることが多いのよ。って、柳沢大臣の発言に「もっと反発しろよ」って言いたい。「世の女性よ、もっと勉強しろ!もっと思考しろ!」私にはそっちの怒りの方が強い。

戦時中、「産めよ増やせよ」の政策で女は爆弾代わりの兵士を増産することを国家から強制された。埋めない女性は「男のなぐさみもの」にでもなって当然のような扱いを受けた。当時の国家は軍隊そのものであった。他国に軍靴で踏み込み、その地の女性をも蹂躙した。組織的性犯罪の犠牲者が「従軍慰安婦」でもあった

しかし、この国の政府の見解は「国家が主体となって進めた組織ではなかった」と従軍慰安婦を現地の一部の軍隊の行状とばかりに、従軍慰安婦という言葉が使われること自体に不快感を示し、歴史からその言葉が忘れ去られ、消えていくことを願っている政治家たちの本音が聞かれる。

産経新聞の社説の

「従軍慰安婦」は戦後の造語で、日本の官憲による「強制連行」説も否定された。慰安婦問題は、戦場における性の問題である。将来は、中学校の教科書にあえて書く必要はなくなるのではないか。
などは、そういった政治家たちの心情を代弁している。

従軍慰安婦を扱ったNHKの番組『ETV2001 問われる戦時性暴力』で、安倍晋三氏、中川昭一氏らの政治介入が疑われ、結果番組の改編が行われたのではないか、という事件は、NHKはいまだ真実を明らかにしない。昨日の裁判では「NHKが番組改変」 200万円賠償命じる 東京高裁 で、原告側は勝訴と受け取ったが、NHKは上告。政治家のかかわりにNHKがどう影響され、番組の不自然な変更を放映直前に決定、実行したか。多くの現場の人間が立ち合っているのに伝わってこない。少なくとも政治家のあの時期、あの場面で「公平・中立に」と述べること自体、政府の側に批判的であってはならないことを暗に強要しているとも受け取られる。
産経新聞の教科書問題に触れる社説での
「特定の政治勢力を助長するような記述は好ましくない。教科書執筆者に、より公正な記述を求めたい」彼らの使う「(政府に批判的でない)公正・中立」の意味と同じであろう。戦後、半世紀過ぎても過去のことをないがしろにしようとすること自体が、戦争で行われた女性への差別を省みない姿勢を維持している証明でもあろう

車で郊外を走っていると目に入った「自衛官募集」の看板。「国を守る充実という誇り」なんて書いてあった。
イラク派遣は国を守るためか?アメリカの戦争に協力しただけじゃないか。イラクで人を殺さなかった、自衛官にも犠牲者が出なかった。それは救いであったが、イラク民を、自衛官を守ってくれたのは、この国の憲法「9条」だったじゃないか。

私は子を産んだぞ。最低限2人の子を産んでこそ人口の維持に役立つといわれる、2人を産んだぞ。だが、私は国のために産んだんじゃない。国が戦争するかもしれない、他国の戦争に協力するかもなんて分かっていたら、産まなかったかもしれない。大事な命。他人を殺すため、自分の命を捧げるための弾丸代わりの子どもではない。

ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)も、参議院選挙で自民党が勝利すれば、また息を吹き返してくるだろう。エリート政治家、世襲議員、財界トップらは、国民を機械・ロボットくらいにしか見ていないということが、よ~~くわかった。「強い人権意識」を謳った憲法を変えたがるのもこれで納得がいくというもの。

人間は機械じゃない。取替えもできない。たった一つのこの地球上に存在する65億分の1という絶対的存在である。だからこそ成り立つ「人の社会」でもあろう。彼らはそれがちっともわかっちゃいない。

政治を見る目も審美眼が必要なのだと認識させられる事件(政治家の発言)である。

http://usagikobeya.blog68.fc2.com/blog-entry-389.html

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<法制審議会>被害者参加制度と付帯私訴制度導入 部会要綱(毎日新聞)

犯罪被害者が刑事裁判の公判に出席して被告への直接質問などができる「被害者参加制度」や、被害者が刑事裁判に併せて被告に損害賠償を請求できる「付帯私訴制度」の導入を柱とする要綱をまとめた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070130-00000102-mai-soci

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柳沢厚労相vs女性議員…福島氏ら16人直接辞任要求

 柳沢伯夫厚生労働相(71)が「(女性は)産む機械」などと発言した問題で29日、与野党女性議員から大ブーイングが起きた。柳沢氏は衆院本会議で陳謝したが、野党3党の女性議員からは直接辞任要求を突き付けられ、自民党・野田聖子氏(46)らからも批判があがる火だるま状態。安倍晋三首相(52)は柳沢氏に対し「厳重注意」にとどめ、火消しに躍起。支持率下落が進む中、「柳沢発言」が新たな頭痛の種となってきた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070130-00000025-sph-soci

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偽装請負 昭和工業に改善命令

 大阪労働局は25日、人材会社の昭和工業(本社・堺市)に対し、実態は派遣労働なのに請負契約を装った「偽装請負」をしたのは、労働者派遣法違反にあたるとして事業改善命令を出した。厚生労働省によると、偽装請負をめぐる行政処分は、昨年10月の製造請負大手「コラボレート」に対する事業停止・改善命令に続き全国で3例目。

http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000701260002

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北海道歌志内市、大量の非正規職員

 財政破綻した北海道夕張市と同じ旧産炭地にあり厳しい財政状況にある北海道歌志内市が、正規の職員の7割近い126人もの非正規の職員を抱えていることが27日、明らかになった。このうち61人は市が100%出資する歌志内振興公社から市への派遣。市と一体運営される公社が、市の財政健全化を阻む格好になっている。

 歌志内市の正規職員は、昨年7月時点で市立病院や消防を含め189人いた。人口5300人の自治体にしては多く、普通会計ベースで見た人口1000人当たりの職員数は23.5人と、全国の市と区では東京都千代田区に次ぎ2位。定数削減前の夕張市も上回る。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070128AT1G2701R27012007.html

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「外国人技能研修実習生」制度の実態を論じる!

現在、日本は「単純労働力不足」が深刻化しています。「このままで推移すれば、日本の製造業はどうなるのか?」と製造分野に携わられる皆さんにとっては、最大の関心事でもあります。
「若年労働力は不足しているか?」と問われると、深刻な不足という現実に直面しています。それは誰もが人口動態(推移)をご覧になればお分かりになることです。少子高齢化の進行は極端な進行速度です。
加えて、職業教育を怠ってきたツケが廻り、実際には、適正労働人口が「生産現場」を選択するのではなく「サービス業」の分野に集中している現実もあります。しかも、その実態たるやは「アルバイト」「パート」「期間雇用」の使い捨てともいえる情況です。
つまり全体の傾向として「モノ」の生産ではなく「モノ」の販売に注力しているわけです。しかも「学生」に分類される種類の若年層が、「アルバイト」労働力として、サービス業務を支えていると言い切っても過言ではありません。

このため、中小企業の「モノ」造りの現場は「適正労働力」を確保できる見込みが立たず実に深刻です。開発に従事する人材はもとより作業に従事する人材の確保は至難の業となりつつあります。
一方では、サービス業に従事してみたものの適正さを欠く人材は山積しつつあります。この人達は「生産スキル」を欠いたまま加齢し続けているのが実態です。

この局面で、経済のグローバル化の進展と共に、巨大製造業の海外投資に付いていける中小事業者は、生産現場を海外へ移転する途を選び、餬口を凌ぐこともできつつあります。
しかし、その資本力や事業開発力を持たない中小事業者は、国内に残り生産を維持する以外に方法がありません。
海外移転した事業者と同じ製品コスト(国際価格)を要求されると、「たちまち、行き詰まります」。この点に目をつけ、表向きの建前とは異なる方法による「外国人技能研修実習生」制度の悪用と、様々な抜け道利用が横行するようになりました。

加えて、製造現場の深刻な人手不足に目をつけた、「人材派遣業」が登場し、一部では「外国人技能研修実習生」制度で来日した「研修生・実習生」を巧妙に逃亡させ、「不法残留者」として「入管法」違反を承知で使用(労働従事)させる事業者が登場しています。本邦の関係機関は真剣に摘発しているとはいえません。

また、実際に適法な事業では立ち行かなくなった「中小事業者」による、驚くばかりの「低賃金労働」に押し込める実態を、以前から指摘主張され告発されているにも拘わらず、本邦の各機関は見て見ぬふりを繰り返してきました。

その結果、現在の情況が本邦の隅々まで及ぶことになりました。
全ての事業者が、法律の定めに従い運用すれば問題は少ないのですが、「上に政策があれば、下には対策があり」を平然と行う事業者を野放しにしてきたこともあり、今日の問題を生じさせています。

昨今、なぜ、この種のテーマが報じられるようになったかと言えば、現在の滞日年限(研修生1年+実習生2年)を、合計5年に延長しようということを考慮していることもあり、制度を抜本的に改正するには、必要な「通過儀礼」として、国の関係機関が実態調査を形式的に行い、「一定の改善を見た」と主張するために行われている(つまり通過儀礼)と考えるのが普通の考えと指摘しておきます。

一体全体、日本は、製造業と製造技術および競争力の維持について、どのように考えているのでしょうか?「外国人技能研修実習生」制度は、所詮は急場凌ぎに他ならないわけで、本質的な解決にはほど遠いといえます。

これらの事実を知る側として、讀賣新聞社が掲げた論説は当を射た主張と賛同しています。どのようにすれば内閣が掲げる「美しい国」へ至るのか、真剣に考える時期といえましょう。

http://febnet.cocolog-nifty.com/column/2006/12/post_e2a8.html

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日本人の奴隷化は、明治以降により顕著になったのではないでしょうか?

日本人の奴隷化は、明治以降により顕著になったのではないでしょうか?

農村の貧困、女工哀史に象徴される労働者の搾取と云ったものは、明治以降に多く問題化し、それが現代にも繋がっていると考えます。

またこのような問題の奥には、現代の格差社会に繋がる身分の差別、カースト制度的な体質が、明治から作り出されてきたのだと思っております。官僚社会と云われる現在も、情報公開は未達成ですし、多くの秘密が存在し、その人々の天下りもさることながら、庶民の生活とはかなりの格差があり、また高級を得ているようです。

天皇陛下の出自に関する事から、皇族、財閥等が戦中に得た莫大な財産の存在、その使途も不明のままであるようです。そして、現在の政治家、企業家の閨閥の絡み合い。多くの情報が、国民には未だ明らかにされておりません。ただ、興味を持って調べる少数の人々に僅かな真実が明かされてはおりますが、、。その結果、人々の認識の差により、議論に多くの摩擦.軋轢が生まれるようです。

先日、戦中、あるいは戦後生まれの諸先輩方とお話しする機会を得ましたが、私の認識との大きな差異を強く感じました。

例えば、明治維新について。
江戸幕府について、薩長について、、
未だに色濃く維新を讃美する声の方が大きいようです。
そして、歴史上の人物に対する無防備な励賛。
開国と敗戦の御陰で今の私たちの文明があるとの認識なのだと思います。
言うなれば、封建主義からの解放、民主主義の獲得、そして資本主義励賛でしょうか。

私としましては、それに伴って失われてきたもの(心であり、人としての尊厳であったり)に対する憂いがあり、その代わりに生まれた価値観によって今の時代の悪弊が見えにくく存在しているという考えなのですが、、。

吉田松陰は被差別民の解放を唱えていたようですが、明治維新とはそのような色合いもあったのかもしれません。もしかしたら、虐げられたもの達が権力を奪取した、というような事なのかもしれません、、。現在は家制度の崩壊によって、多くの人々が自分たちのルーツを知らないようです。我々が過去の真実を知る機会はとても少なくなっております。

もし、過去の事を不問に付すのだとすれば、現在の格差社会の世襲化こそ真っ先に改めなければならないでしょう。ごく少ない人々によって握られている情報の開示と蓄えた財産の還流がなければより良き未来は得られないのではないでしょうか?
広瀬隆氏の多くの著書にも複雑に絡み合った閨閥によって権力が握られている様が描かれております。

私の知るところでは、この日本は決して単一民族ではなく多くの渡来人達によって征服されてきた歴史があったようです。

さて、価値観という問題は、多くの落とし穴が存在していると思います。
何が真実かは、その度に検証する手間を惜しんではならないし、虚偽の情報によって利用され躍らされると云う危険性も加味しなければならないと思っております。

運動の裏には組織が存在するものですが、表面的な是非だけで物事を判断するのは尚早だと思われます。組織という船に知らぬうちに乗せられ、どこか遠い場所に来るまで気がつかないという事もあるからです。

私は、更なる追求をし、真実に近づきたいと思っております。

日本とは、人間とは、生命とは、、。

浅はかな認識があるかとは思いますので、ご批判頂ければ幸いです。
失礼いたしました。

http://www.asyura2.com/07/idletalk22/msg/288.html

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ロサンゼルスでギャングの人種間抗争激化 市民も巻き添え死 [ベリタ通信]

今回、新たな形の人種間抗争が表面化してきたことに対し、ラティーノ系のビリャライゴサ市長は「誰も肌の色で生命を脅かされてはならない」と強調し、断固たる対応策を取る決意を表明している。
http://news.livedoor.com/article/detail/3002909/

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中国残留孤児訴訟、割れる判断・30日に東京地裁判決

日本に永住帰国した中国残留孤児らが「国は早期帰還や帰国後の自立支援を怠った」として、1人当たり3300万円の国家賠償を求めた集団訴訟で、首都圏の40人に対する判決が30日、東京地裁で言い渡される。同種訴訟の神戸地裁判決が原告の請求を認めたのに対し、大阪地裁は棄却。結論が二つに割れており、東京訴訟の行方は他地裁の訴訟や行政の対応に影響を及ぼしそうだ。

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070129AT1G2606028012007.html

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厚労相発言で首相「職務に専念し努力を」

安倍晋三首相は29日夜、女性を「産む機械」と例えた柳沢伯夫厚生労働相の責任に関して「撤回して謝罪した。

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070129AT3S2902029012007.html

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リクルート、ITエンジニアの中途採用支援で専門部署【経営】

リクルートはプログラマーやシステムエンジニア(SE)などIT(情報技術)エンジニアの中途採用支援に特化した部署を新設した。企業の情報化投資の活発化を背景に、情報システム各社では人手不足が深刻になっている。実務経験を持つITエンジニアの採用需要は旺盛で、専門部署を置くことで対応する。

http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007012805171b1

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転落事故ハロプロ公演で警備員40人

 モーニング娘。ら66人の女性アイドルが出演する「ハロー!プロジェクト2007」のコンサートが28日、横浜アリーナで行われた。27日の同公演で、35歳の男性が3階席から2階通路に転落する事故が起こった。この日は、3階席の最前列約300席に「スタンド1列目のお客さまは着席してご鑑賞下さい」の紙が張られ、約40人の警備員が配置された。この日は10周年を迎えたモー娘の新メンバー光井愛佳(14)が出演。今回で芸能界を引退するカントリー娘。のあさみ(22)みうな(19)の応援に、4月から慶大に進学する紺野あさみさん(19)が駆け付けた

http://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200701290005.html

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gikou89偽装請負、派遣労働、労働問題

なぜ偽装請負のままだといけないかの本質的な事件状況を今後告発できるような準備にはいりました。私の健康状態、障害状態をみきわめながら、不利な体制から派遣先Y社に対してどこまでできるか、このブログの読者のみなさんに応援していただきたいです。日本の裁判は、期間が長くかかり労働裁判の場合、労働者および被害家族には、かなりの負担がかかり、また不利になります。企業の社会的信用による被害が少ないということが大きな問題です。この問題をどう対処すればいいか検討し、今後この進行状況を告発していくのがいいと考えております。

労働局及び労働基準監督署は、基本的に派遣先企業の味方です。決して労働者側にはつきません。この現実を、私は、マスコミとともに見てきました。

私の問題をマスコミが今後取り上げるかどうかわかりませんが、私の問題が取り上げられることにより、多くの理不尽な労働被害者、労災により障害者になった偽装請負労働者、派遣労働者、在日外国人労働者に知らせたいというのがねらいです。彼らは本当に困っています。労働者自体、そのような事件に巻き込まれるとどうしたらいいかわからなくなるのです。地方のユニオンに相談してもわからないのです。弁護士にしても、最近になりマスコミが、偽装請負ということで取り上げられる影響があるのか、実際は加害者である派遣先に交渉してくれる弁護士もあらわれました。いいことです。

今後、この偽装請負告発として、日本語、英語、(できればスペイン語、ドイツ語、中国語)と拡げ、ご案内したいと考えております。海外の労働者が、この私の問題を日本の企業の問題としてではなく、世界から見た日本の企業の姿としてとらえてくださること祈ります。

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派遣で高収入を得られますか?

99年の派遣自由化を経て、派遣労働者の賃金は2002年現在、大きく値崩れしてしまいました。派遣で高収入を得られないという趣旨をより強調しなければなりません

高梨昌『人材派遣の活用法』東洋経済新報社、1997年7月、56頁

 仮に、女性の派遣労働者に多い年収260万円前後であるとしても、年齢が20歳代からほぼ30歳代に限られています。登録型派遣労働者は、社会保険未加入が問題になっています。保険料負担がないために、賃金が高く見えますが、実際に社会保険料などの負担を考えると、実際に受け取る賃金はそれほど多くありません。
 社会保険(健康保険・厚生年金保険)に加入していないときには、国民健康保険・国民年金(第1号被保険者)の適用となりますので、年収からは夫の被扶養者とはなれない人が多いと思いますが、自分でこれらの保険料を支払うことになります。その負担は、国民健康保険で年間の保険料が市町村にもよりますが、40万円程度、国民年金が、15万円と合計で55万円もの負担になり、残りは200万円程度になってしまいます。
 時給にだけ目を奪われて、派遣は高収入を得られると錯覚することなく、社会保険、雇用保険、交通費などの実費を含めて、実際の収支を派遣会社に確認してください。福利厚生も派遣先の施設を利用することも、とくに法律で保障されている訳ではありません。通常の場合は、派遣元・派遣先の間の労働者派遣契約によることになりますが、派遣先の正社員に比べてきわめて貧弱であるのが現実です。
 交通費さえも派遣労働者が自分で負担させられるのが一般的です。
 定期昇給、賞与(ボーナス)、退職金、企業年金の会社負担、福利厚生、社会保険料の事業主負担などもありません。パートタイマーには、自治体によって独自の退職金制度を条例化して事業主に掛け金をかけさせている例がありますが、派遣労働者を対象にした退職金制度はありません。年次有給休暇も最高20日を受け取る長期雇用のパートタイマーがいるのに、20日の年次有給休暇を受け取る登録型の派遣労働者は、ほとんどいないのではないでしょうか。
 まさに、派遣労働者は「ないない尽くし」です。
 派遣先企業が忙しい時期に、また、即戦力として派遣労働が注目されています。また、労働者が仕事、会社、時期を自由に選択できる新しい働き方だと「華やかさ」ばかりが宣伝されています。しかし、いろいろと持ち上げられる反面、派遣労働者の待遇は悪過ぎます。また、派遣労働者の実際の働きぶりや派遣先への大きな貢献に比べて、派遣労働者が受け取る賃金は余りにも低いと言えます。長く働けば働くほど、不利になるのが派遣労働では困ります。派遣労働者に、公正な労働条件を保障するべきです。

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派遣で専門技術を生かせますか?

「色々な会社に勤務してスキルアップできるし、自分のペースで自由に働けるのが魅力ですが、その分、自分自身を守るものがない大変さを感じます」(女性スタッフの方)

ある派遣会社の「パソコン90時間講習」というものに参加しました。90時間を終了した時点で、その派遣会社と2年間の労働契約を結ぶことが前提です。紹介された仕事をしていく中で講習代を月々差し引いていくという契約でした。講習だけを受けて、派遣登録はしないという人は、その時点で講習代は支払うことになっているのです。私は派遣登録をして、紹介された仕事をしていますが、今の仕事はもうすぐ打ち切られることになります。問題はその後なのですが、「仕事がない」ということなのです。
 私にあった仕事がないというのではなく、まったく求人がないのです。派遣会社は「どんどんほかの派遣会社に行くなり、就職するなりしてください」と言います。講習代は仕事が紹介できない場合、2年間は滞納可能ですが、仕事をまったく紹介できない状態でもやはり講習代は支払わねばならないものなのでしょうか。「広告に偽りあり」と思います。(女性スタッフ)
派遣でキーパンチャーをしております。10年程前の登録時にはこの職種の特性からいっても1ケ月以内のデータ入力が多くて、業務も本来のデータ入力のみでした。私はパンチ業務のみを続けたく、正社員としてほかの事務をしたくないので、この働き方が大いに気に入ったのです。長期に働くとなると人間関係のわずらわしさがいやなので。
ところが、最近の派遣会社は口をそろえて長期契約を望みます。仕事内容は一般事務そのもので、これは明らかに派遣できる業務ではないのではないでしょうか。ある大手の派遣では電話の問い合わせに対し、長期のみを対象としているので単発(1ケ月以内)を希望するのでは登録しても無駄と断わられてしまいました。本末転倒ではないでしょうか。(女性スタッフ)

派遣で専門技術はいかせます。しかし、専門技術と賃金がイコールとは限らないのが派遣です。現在の派遣会社をみていますと、派遣先が出せる賃金を前提にして派遣社員の料金を決めます。派遣先により専門技術料金が違うということです。また、正社員との賃金格差にも悩むことがあります。派遣元の労務管理をしていると、この苦情が多いことにきずきます。派遣先正社員の能力が低いというのが実情です。結局のところ、専門技術を生かせる職場を通常の派遣会社にて見つけることは難しいということです。

じゃどうすればいいのーーーーー 最近では、技術系派遣会社というものがあります。

例えば、設計会社兼務、財務マネージメント業務兼務などの派遣、請負会社です。

そういう派遣会社と相談してみることがスキルのある人はいいと思います。あまりすすめたくないのが、大手企業子会社の派遣会社です。

それは何故かということになりますと、親会社の出向社員に多くは問題があります。まず、基本的に業務能力は、ありません。しかし、給料は、馬鹿高いです。また、派遣先も親会社及び関連企業の為、交渉能力はありません。そして、プライドだけは高いのです。優秀な人材がはいると、そのギャップに悩まされます。また、天下り子会社の為、優秀な人材は、安くこき使おうという意識が働きます。自社に優秀な人材を取り込もうという気がないのです。また、管理能力がないのか、人材を育てるということをしりません、というかできないのです。

スキルを派遣社員につけさせようとしても、基本的に講座料金をとるという外部講師まかせです。自ら教えようというスタッフはいませんし、教えるだけの技量がないのです。その点、独立した派遣会社の幹部と話していると、何とかして会社を良くしようとし、スタッフのスキル向上に熱心になります。

また、優秀な社員を中途でとることは、日本の企業ではなじまないというのもあります。現在の正社員の能力が、低いということもありますが、職場に違う考え方、行動に違和感を感じるからです。そうでない会社もありますが、大手企業系列の派遣会社というのは、同じようなものではないかと感じています。

スキルを生かすには、大手企業の子会社ではなく、それを武器としている派遣会社、最近は正社員登用制度がありますので、その大手企業にはいりたいのであれば、大手企業の派遣会社に行くことをすすめますが、最近は、大手が、直接期間工として募集してますので、そちらの方が待遇が正社員並みでいいのではないかと思います。ただし、甘い考えで期間工に応募しても、正社員になるのは、それなりの努力が必要です。

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人材活用策の検討指示、諮問会議で首相

安倍晋三首相は29日の経済財政諮問会議で、人材活用の促進や労働市場の改革につながる具体策の検討を塩崎恭久官房長官と大田弘子経済財政担当相に指示した。子育て中の女性の職場復帰や人員削減で退職に追い込まれた中高年の能力開発などの支援策を盛り込む見通し。野党の「格差拡大」への批判に対応する狙いがあるとみられる

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070129AT3S2901T29012007.html

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民主党、「格差是正緊急措置法案」を今国会提出へ

民主党は29日、格差是正プロジェクトチーム(座長・三井辨雄「次の内閣」厚生労働担当)の初会合を開き、正規雇用者と非正規雇用者間の賃金格差解消などを柱とする「格差是正緊急措置法案」を2月下旬にもまとめ、今国会に提出する方針を決めた。

Click here to find out more!

 菅代表代行は「全国で格差を実感していないのは安倍首相1人だ」と批判した。法案には求人での年齢差別禁止、奨学金拡充のほか、地域間格差や農業分野での格差の是正策などを盛り込む方針だ。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070129ia23.htm

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柳沢厚生労働大臣記者会見1/26

(記者)

先程の採用年齢の制限の禁止についてですけれども、そうしますと今後の手続きというか、としてはどんな感じになるんでしょうか。

(大臣)

実際上、私どもは雇用対策法の改正については、労働政策審議会から既にもう答申をいただいてしまっているわけですね。政府原案にこれを盛り込むということになりますと、やはり礼儀としてもご説明をしたりするということをはじめとして、もろもろ関係方面の理解も求め、内部でもいろいろ検討するということが当然ありまして、そういう全部をひっくるめて「検討する」という言葉を先程使わせていただいたと、こういうことです。

(記者)

また、労働政策審議会をもう1回開くかどうかということは。

(大臣)

それは、検討の結果にもよりますけれども、今のところ私としては考えていません。

(記者)

与党側からの申し入れを受け入れるという形になったわけですけれども、その理由というか、年齢制限を撤廃することの意義について、何だと大臣はお考えですか。

(大臣)

これはもう、基本的な方向は私どもと軌を一にしているわけです。前からそういうことを、この努力義務という形で示していることですし、それからハローワークの現場というのは、仮に年齢制限の求人申込みということであっても、そこを何とかならないかというようなことで、努力をしてきたわけです。それをさらに一段階その要請を高めて、再チャレンジの一環として、特に中高年齢層の方々の再チャレンジの一環なんですが、そういうことに役立てるという意味では一歩踏み込むべきだと、こういうことが多数ということであれば、我々としてもそういう考え方で進めていきたいということであります。

(記者)

残業代の割増率の話なんですけれども、与党の中には、エグゼンプションと切り離して今国会で割増率だけ先行してやるべきだという話がいろんなところから随分出てきているように思うんですけれども、大臣の今のお考えとしては、まだこれはエグゼンプションと一体的にやるものだというご認識か、それとも方向修正についてあり得るんでしょうか。

(大臣)

これは、既にそういう建議をいただいて、我々としては粛々と手続きを進めていますね。そういうことですから、私どもとして何か考え方、違う考え方が今あるのかと言えば、全くありません。

(記者)

あとは、逆に言うと国対に任せると。

(大臣)

それ以後の問題は、我々としては今の我々の考え方が理解を得られるように努力をしていくと、こういうことしかここでは申し上げられませんね。

(記者)

その件に関して、昨日分科会で労働側の委員と、それから経営側の委員の一部からも、自由度の高い働き方についての部分について、要綱から削除して欲しいというようなご意見が出されていて、かなり分科会の中も、もともと労働側は建議の中でも反対だということを明確に示した形の建議で、そういう状態になっているんですが、答申を得られるという見通し等についてどのようにお考えになられていますでしょうか。

(大臣)

今やもう自己管理型労働制という言葉に直っていると思いますので、その点はちょっと確認をさせていただきたいんですが、自己管理型労働制については、建議の段階でも今ご指摘のとおり労働側から意見があったということは事実であります。しかし、手続きを進めることについては、事実の問題として理解をして下さった。我々は非常に感謝しているわけですが、そのラインにしたがって私ども今先程申したように手続きを進めさせていただいているわけですから、私ども是非その線に沿って答申を頂いて、その答申でさらに重みをつけたところで与党の理解も頂くように努力をすると、こういうことであります。したがって、その前提としての答申というものは是非我々の諮問の形でいただきたいと強く念願しています。

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経済産業省事務次官記者会見

柳沢大臣の発言】

A: 経済産業省のマターとちょっと異なってしまうかもしれないんですけれども、柳沢厚労相が、少子化問題について、女性は産む機械だみたいな、そういう発言をされていましたけれども、どういうふうにお考えですか。
 
A: これは報道しか承知しておらず、大臣の御趣旨がどういうところにあったのかについて私はわかりませんので、コメントは申し上げられません。少子化対策の重要性をおっしゃったんだろうと思います。

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税負担が上がれば企業は外国に逃げ出すなどと国民を脅迫する経団連や経営者に、愛国心を持てなどと説教されるいわれはない

財界よ、驕るなかれ 1月27日 山口二郎

今ほど大企業の政治的影響力が高まっている時はないだろう。昨年末の税制改正の答申では個人に対する定率減税の廃止とは対照的に、法人に対しては減税が打ち出された。通常国会にはホワイトカラー・エグゼンプション制度が提出されることになった。当初はこの制度によって残業手当をもらえなくなるホワイトカラーは少数との試算もある。しかし、派遣労働に関する規制緩和の歴史が示すとおり、この種の規制緩和はどんどん拡大するに違いない。いざなぎ景気以来の長期拡大の成果も、労働者や家計には十分分配されていない。そのことに対する評価は様々であろうが、この現実自体を否定する人はいないであろう。

 そんな折、日本経団連が御手洗ビジョンを発表した。これは、愛国心の強調や憲法改正など重大な論点を含む政治に対する積極的な提言である。正月の新聞でこの提言を読んだとき、私は経済界の役割について錯覚していたことを思い知らされた。

 日本のような多元的民主主義の国では、様々な職能団体が集票力や政治献金をテコに、政治に対して発言している。そうした活動は、しばしばエゴイズムという批判も受けるが、各種の団体が自分たちの利益を追求して政治に関わることが、民主政治のエネルギーを供給したことも事実である。市場と同様に、民主政治の政策形成過程にも「神の見えざる手」が働き、各種団体のエゴイズムの発露が全体として均衡の取れた資源配分をもたらすという楽観論を唱える政治学説もあった。経済団体が、農協、労働組合などと同列に、自らの利益を追求するのは当然の権利であり、別に文句をつける筋合いの話ではない。

 ただ、私は経団連など経済界の頂上団体は、その種の個別的職能団体よりも一段上の広い視野や高い見識を持っているのだろうと思っていた。実際昔は、永野重雄や小林中などの国士型財界人がいたものだ。広い視野という時、私は頂上団体に「合成の誤謬」を是正するための発言や行動を期待していた。合成の誤謬とは言うまでもなく、個人や個々の会社が近視眼的に合理的な行動を取り、それが社会全体で総計されると、かえって社会に大きな害が生じるという現象である。個々の工場が生産効率を求めるあまり有害廃棄物を垂れ流せば、環境破壊が起こるといった話である。

 今の日本を覆う暗雲は、合成の誤謬に由来している。個々の企業は労働コストを削減するために非正規雇用を増やし、サービス残業を強いている。その結果、低賃金労働を余儀なくされる若年世代はとても家族を持つ余裕などなく、少子化は一層加速する。その悪循環は分っていても、厳しい競争にさらされている個々の企業は、雇用の仕組みを自分だけかえるインセンティブを持たない。一社だけで社員を大事にしても、他社が変わらなければ競争に負けるだけである。こういう問題こそ、頂上団体が取り組むべきである。個々の会社の利害を超えて、日本社会の持続的発展を図るために経営者が何をなすべきか理念と方法を示すのが、経済団体の役割ではないか。

 私は終身雇用と年功序列賃金に戻れなどと時代錯誤的な主張をしたいのではない。社会保障における合成の誤謬を是正するために、企業にも責任を果たしてもらいたいと言いたいのである。日本的な企業社会を前提とした社会保障システムから、企業は離脱し、社会保険における使用者負担を避けるために非正規雇用を増やしている。ただでさえ賃金の低い非正規雇用労働者は国民年金や国民健康保険の保険料を払う余裕はなく、結果としてそれらの社会保険の財政基盤はますます脆弱化し、国民の将来不安は一層高まって行く。こうした悪循環を断ち切るには、社会全体の仕組みを作るしかない。たとえば、雇用形態に関係なく使用者が支払った賃金に比例して社会保障税を徴収するといった仕組みを日本でも導入する必要があると私は考えている。具体策はともかく、大所高所の理念論が財界からは聞こえてこない。

 ただもうけを増やすためだけに税金を負けろ、規制緩和をしろと言うだけでは、財界は他の職能団体と同じである。財界が改革推進派で、農協や医師会が抵抗勢力だなどというのはとんでもない錯覚である。農協の言う日豪経済連携協定反対も、経済界が言う規制緩和も、等しく自分たちのエゴイズムを主張しているだけである。一方は偉く、他方は卑しいという話ではない。だから、経済界はもっと謙虚になるべきである。

 御手洗ビジョンの中で国民に愛国心を持てなどと説教をするにいたっては、笑止千万である。そもそもナショナリズムとは、同じ日本人という国民の同質性を強調するものである。経済界のトップが愛国心を持てと他人に説教するならば、貧乏人も過疎地の人もみな人間らしく暮らせるような政策を維持するために、企業自身が率先して税金を払うべきではないか。税負担が上がれば企業は外国に逃げ出すなどと国民を脅迫する経営者に、愛国心を持てなどと説教されるいわれはない。本誌1月13日号の雇用破壊特集で、経営者の奥谷禮子氏は「過労死は自己管理の問題だ」と言い放った。ならば、意味不明の公共心なるものを振りかざし、個人の自己主張を抑えようとする新教育基本法は間違いということになる。会社の都合よりも自分の都合を優先させ、法で保障された有給休暇はきちんと取れるような強い個人を育成するよう、経団連挙げて運動してもらいたい。

 グローバル資本主義の中で利益を追求しながら、ナショナリズムを煽る。組織においてパターナリズムの上下関係を温存しながら、個々の労働者に自己責任と競争原理を押し付ける。今の経済界の主張は、論理一貫性を欠いた「いいとこ取り」である。企業の社会的責任が問われている今こそ、経団連はじめ経済団体には、特定の業界の枠を超えた大所高所の理念を持ち、バランスのとれた政策提言をしてもらいたい。(週刊東洋経済1月19日号)

http://yamaguchijiro.com/?eid=558

昨日書いたように最近の経団連は消費税を上げろとかホワイトカラーエグゼンプション法案を成立させようとか、何かと国民を苦しめるような事ばかりやっている。経済コラムマガジンで書かれているように日本企業は「共生派」と「競争派」に分かれていたが「共生派」の企業が多かった。

ところが最近の経団連の企業は「競争派」が圧倒的に多くなり、トヨタの奥田前会長やキヤノンの御手洗会長などは「競争派」の典型だ。多かった「共生派」の企業は失われた15年不況で消え去り、残ったのは「競争派」の構造改革派ばかりになった。

昔は高度成長時代であり企業と言う組織の拡大には「共生派」の方が有利であった。系列企業や社員との関係を重視して拡大して行った。しかし拡大路線が限界に来て、さらにバブルの崩壊で高度成長が止まると「競争派」の方が有利になり、トヨタやキヤノンといった勝ち組企業が残った。

このような「競争派」」企業は従業員にも厳しく、系列企業にも平気で厳しい条件をつけてきて、長年の系列企業でも従わなければ関係を切る。だから国内の生産子会社を切り捨てて中国に工場を移転する事など平気でする。さらには正社員を派遣社員に切り替えて賃金を引き下げる。

このようなやり方は厳しい状況では確かに有効だ。そうしなければ競争に負ける。しかし景気が回復して経済が拡大し始めると「競争派」企業は系列企業や従業員に反旗を翻されて織田信長的な最期を遂げる事になる。最終的には徳川家康的な「共生派」型の企業が生き残るのではないかと思う。

最近は企業の不祥事が頻発して、従業員のモラルの低下していますが、正社員から派遣社員やパート労働者に切り替えれば当然モラルは低下する。今まで考えられなかった欠陥商品を生産したり、リコール騒ぎが頻発するようになった。従業員の質の低下やモラルの低下は製品の質にも反映する。

織田信長的な構造改革路線で突き進めば確かに停滞は打ち破る事ができる。革新的な手法で有能な部下を抜擢して、無能な部下には厳しい処罰を下す。しかし織田信長の後半の人生は部下の裏切りが相次いで明智光秀に殺される。

このような信長を見て、秀吉や家康はいかに部下に裏切りをさせないか苦労した。戦国大名にとっては仲間や部下の裏切りが一番恐い。織田信長も何度もそれで危機的状況に陥った。そして最後まで勝ち残ったのは「共生派」の徳川家康だった。

確かに市場原理主義的な自由競争社会は構造改革には適した方法ですが、安定する事がない。アメリカと言う国も非常にアグレッシブな国ですが、安定する事はなく、アメリカ企業は従業員の流動性も高く、ライバル企業への転職も当たり前のようにある。これでは技術の蓄積も従業員の忠誠心もなく、求心力が衰えれば企業組織は分解してしまう。

それに対して「共生派」の日本企業は系列企業や従業員を終身雇用して大切にしたから裏切りは少なく、日本市場への外資の参入は非常に難しかった。だから外資は市場開放とか規制緩和とかで参入しようと試みた。そのような外資と手を組んだのが「競争派」の日本企業であり、オリックスの宮内会長が典型だ。

トヨタやキヤノンなどもアメリカ市場が大切なマーケットだから外資と協力関係にあり、バブルを崩壊させる事で「共生派」の企業を追い込んでいった。だから「競争派」の企業は外資と手を組む事で生き残る事ができたが、だからこそ反日的なことを平気で言えるのだろう。

キャノンの御手洗会長の愛国心の強調などは違和感を感ずるのですが、法人税を負けなければ本社を海外に移すなどと言う非国民的なことを平気で言う。いずれはニッサンのように外人社長になって社内の公用語も英語になる事だろう。

多国籍企業と言うのは国籍を持たず反国家的な組織ですが、いずれは多国籍企業が世界を支配して従業員は奴隷のように酷使される時代が来るのだろうか? しかし織田信長の最後のように裏切り者が出てきて多国籍企業といえども「共生派」の多国籍企業しか残らないだろう。

ニッサンもソニーも外人社長になったが業績が不振だ。多国籍企業といえども国家と共生できる企業でないと、根無し草的な企業は長くは続かないだろう。トヨタもキヤノンも日本人の反感を買えば根無し草となって他国の多国籍企業に食われてしまう事になる。

http://www.asyura2.com/07/hasan49/msg/138.html

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イノベーションの担い手となるはずの中小企業疲弊―  企業の「新規開業率」低下      【しんぶん赤旗】 

主張
「進路と戦略」
貧困と格差拡大の逆立ち路線

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-29/2007012902_01_0.html

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《不審な死を遂げた1級建築士といえば…》

☆津山市で男性焼死(KBSニュース)

http://www.asyura2.com/0510/senkyo17/msg/837.html

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アパホテル 女社長の「表と裏」 [J-CASTニュース]

アパホテル 女社長の「表と裏」 [J-CASTニュース]

 http://news.livedoor.com/article/detail/3002750/

では、こんな社長が経営する会社はどうなのか。
弁護士の丸山和也さんは、07年1月28日、日本テレビ系の情報番組「ザ・サンデー」で、アパホテルの、こんな面を明かしている。
「私、ちょっとこの会社知ってたんですけど、非常にお金に厳しい会社で、社員に対する支払いも、外部に対する支払いもホントに厳しいので有名」
そうでありながら、元谷社長は、03年にはテレビ朝日系の番組「ド・ナイト」に出演し、自らの豪邸を披露している。それによると、自宅にはフェラーリやベンツを所有し、敷地面積は500平方メートル。新築パーティーには森元首相など160人を招待したという。
さらに、07年1月29日の毎日新聞は、こんなことも書いている。
「ホテル側が宿泊予約客に『代替施設が確保できない場合は、客が了解すれば当ホテルに無償で泊まれる。市から許可を得ている』と説明していることが分かった。市は今月25日に『速やかな使用禁止』を勧告しており、『許可などありえない』として、28日に使用禁止を改めて指導した」
「虚偽の説明」は「天真爛漫」とは対極にあるはずだ。同ホテルは、07年1月29日、耐震偽装が見つかったホテルについての今後の対応をまとめた「違反是正計画書」を京都市に提出したが、このホテルを設計した建築士が担当した物件は、他にも多数ある。「天真爛漫」の裏にある顔が、現実なのかも知れない

http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/363.html

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何故偽装請負のままだといけないか13

なぜ偽装請負のままだといけないかの本質的な事件状況を今後告発できるような準備にはいりました。私の健康状態、障害状態をみきわめながら、不利な体制から派遣先Y社に対してどこまでできるか、このブログの読者のみなさんに応援していただきたいです。日本の裁判は、期間が長くかかり労働裁判の場合、労働者および被害家族には、かなりの負担がかかり、また不利になります。企業の社会的信用による被害が少ないということが大きな問題です。この問題をどう対処すればいいか検討し、今後この進行状況を告発していくのがいいと考えております。

労働局及び労働基準監督署は、基本的に派遣先企業の味方です。決して労働者側にはつきません。この現実を、私は、マスコミとともに見てきました。

私の問題をマスコミが今後取り上げるかどうかわかりませんが、私の問題が取り上げられることにより、多くの理不尽な労働被害者、労災により障害者になった偽装請負労働者、派遣労働者、在日外国人労働者に知らせたいというのがねらいです。彼らは本当に困っています。労働者自体、そのような事件に巻き込まれるとどうしたらいいかわからなくなるのです。地方のユニオンに相談してもわからないのです。弁護士にしても、最近になりマスコミが、偽装請負ということで取り上げられる影響があるのか、実際は加害者である派遣先に交渉してくれる弁護士もあらわれました。いいことです。

今後、この偽装請負告発として、日本語、英語、(できればスペイン語、ドイツ語、中国語)と拡げ、ご案内したいと考えております。海外の労働者が、この私の問題を日本の企業の問題としてではなく、世界から見た日本の企業の姿としてとらえてくださること祈ります。

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どちらが嘘をついているのか?

昨日、大阪労働局に松下プラズマ側の準備書面に記載されている内容について、松下プラズマ側が記載している内容が事実であっても、事実でなくても、とんでもない内容の記載がされていましたので、大阪労働局に記載している内容は事実かどうか聞きに行きました

http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50769744.html

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無届けで労働者派遣、総連傘下「科協」顧問ら2人逮捕

在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の「在日本朝鮮人科学技術協会」(科協)の顧問が社長を務めていた川崎市内の人材派遣会社が、無届けで労働者を派遣していた事件で、神奈川県警外事課は29日、この前社長と妻の現社長を、労働者派遣法違反(無届け、無許可営業)の疑いで逮捕した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070129i104.htm

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最低賃金守らぬと罰金1人50万円、今国会に改正案

2005年に全国の労働基準監督署が行った監督指導で、最低賃金額を守っていない事業所は6・4%に上っており、最低賃金制度の実効性を高めるためには、罰金の引き上げが必要とされていた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070129ic23.htm

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ハンセン病差別撤廃で国際アピール、マニラで発表

アピールは、ハンセン病は「治る病気」なのに誤った認識が社会に根深く残ると指摘した上で、「患者、回復者、家族は過酷な差別を受けている」として差別撤廃を求める内容。同財団は「発言の機会が十分に与えられてこなかった回復者による、自らの尊厳回復に向けた宣言」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070129ic24.htm

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「女性は子どもを産む機械」発言が波紋 野党が辞任要求

子どもを産む機械や装置に女性を例えた柳沢厚生労働相の発言を、一斉に批判した。

http://www.asahi.com/politics/update/0128/009.html

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急増する過労死 背景に光を当てた対策を

過労が原因で脳・心臓疾患になったり死亡したりして労災認定を受けた人が急増している。

http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20030612.html#no_2

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<労災認定判決>対象外の動脈閉塞症で原告勝訴 東京地裁(毎日新聞)

左足の血管が詰まる急性動脈閉塞症などが原因で死亡した男性会社員の妻が労災認定を求めた訴訟で、東京地裁は22日、原告勝訴の判決を下した。動脈閉塞症は労災の対象疾病ではないが、裁判長は「男性は長時間労働の疲労の蓄積で不整脈などを発症して心臓で血栓を生じ、それが左足などの動脈をふさいだ」と認定した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070122-00000140-mai-soci

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「過労自殺」会社に責任 熊本地裁判決 7400万円賠償命令(西日本新聞)

機械部品製造会社「山田製作所」(群馬県桐生市)の熊本事業部(熊本県菊池市)に勤務していた山田昭友さん=当時(24)=が自殺したのは、長時間労働や上司の理不尽な叱責(しっせき)などが原因として、同県菊陽町の妻亜紀さん(31)ら遺族が、同社に約9250万円の損害賠償を求めた訴訟で熊本地裁(亀川清長裁判長)は22日、同社に約7400万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000013-nnp-l43

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労災訴訟:ブラジル人事故、派遣先の責任認める 292万円支払い命令 /静岡(毎日新聞)

派遣先工場の労災事故で障害を負ったのは工場の安全保護義務違反として、静岡県中部に住むブラジル人男性(31)が大手自動車部品メーカー「矢崎部品」(東京都港区)などに損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁(三島恭子裁判官)は24日、「信義則により安全配慮義務を負う」として同社などに約292万円の支払いを命じた。男性の代理人によると、肉体労働の多い外国人の派遣労働者で派遣先の責任を認める判決はほとんどないという。
 判決などによると、男性は同県牧之原市の同社工場に派遣されていた03年8月、機械の操作を誤り左手の指2本を骨折する重傷を負った。けがで左手の握力は8キロまで落ち、収入は当時の6割まで下がったという。同社は監督していたのは派遣会社として責任を否認したが、三島裁判官は同社と派遣会社が独立しているとはいえないとし、工場が安全配慮義務を怠っていたと認めた。
 
判決を傍聴した男性は「派遣会社からも『身障者は要らない』と、ずっとばかにされてきたのでうれしい」と話した。【稲生陽】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070125-00000045-mailo-l22

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アスベスト:損賠訴訟 リ社と原告側、和解金額で隔たり--第1回口頭弁論 /香川(毎日新聞)

高松市屋島西町にあった旧日本エタニットパイプ高松工場の元従業員29人(うち13人死亡)や遺族が、資本を引き継いだリゾートソリューション(本社・東京都)に、アスベスト(石綿)被害に対して従業員1人当たり3850万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が22日、高松地裁(吉田肇裁判長)であった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070123-00000263-mailo-l37

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労災訴訟:ブラジル人事故、派遣先の責任認める 292万円支払い命令 /静岡(毎日新聞)

派遣先工場の労災事故で障害を負ったのは工場の安全保護義務違反として、静岡県中部に住むブラジル人男性(31)が大手自動車部品メーカー「矢崎部品」(東京都港区)などに損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁(三島恭子裁判官)は24日、「信義則により安全配慮義務を負う」として同社などに約292万円の支払いを命じた。男性の代理人によると、肉体労働の多い外国人の派遣労働者で派遣先の責任を認める判決はほとんどないという。
 判決などによると、男性は同県牧之原市の同社工場に派遣されていた03年8月、機械の操作を誤り左手の指2本を骨折する重傷を負った。けがで左手の握力は8キロまで落ち、収入は当時の6割まで下がったという。同社は監督していたのは派遣会社として責任を否認したが、三島裁判官は同社と派遣会社が独立しているとはいえないとし、工場が安全配慮義務を怠っていたと認めた。
 
判決を傍聴した男性は「派遣会社からも『身障者は要らない』と、ずっとばかにされてきたのでうれしい」と話した。【稲生陽】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070125-00000045-mailo-l22

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新幹線トンネルで作業員転落死

二十六日午後一時四十五分ごろ、六戸町犬落瀬通目木の東北新幹線六戸トンネルの工事現場で、トンネル外壁に防水剤を塗る作業をしていた八戸市尻内町、会社員上野喜博さん(59)が地上約九メートルの足場から転落。上野さんは地面に全身を強く打つなどして十和田市内の病院に搬送されたが、約二時間後に死亡した。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070127100548.asp

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無料電話相談:残業代ゼロの管理職対象に--きょう /大阪(毎日新聞)

大阪過労死問題連絡会と労働基準オンブズマンは27日午前10~午後3時、無料電話相談「管理職残業代ゼロ110番」(電話06・6364・2400)を実施する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070127-00000169-mailo-l27

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110番・119番:国道工事中の作業員が死亡 /奈良(毎日新聞)

十津川署が作業中の事故とみて調べている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070128-00000248-mailo-l29

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<石綿禍>旧国鉄大船工場の元職員遺族が提訴 鉄道で初(毎日新聞)

古川弁護士によると、同機構は加藤さんが死亡した翌月の05年1月に労災を認め、これまでに遺族年金など約2000万円を支払った。しかし、同じく石綿被害者を出したクボタなど他の企業が慰謝料を上積みしているのに対し、同機構は支払いに応じていない。古川弁護士は「石綿は20~40年後に健康被害が出てくるので、患者はこれから増えるだろう。今回の訴訟に勝つことで、上積み補償を制度化させたい」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070129-00000093-mai-so

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永住者:ブラジル人の永住資格者急増-わずか5年で10倍-日本法務省

日本国法務省の『在留外国人統計』によると、日本の「永住者」在留資格を取得するブラジル人が、わずか5年で10倍に急増しており、日本への定住志向の高まりが伺える。
 96年末には、日本全国で永住者資格を持つブラジル国籍者は、931人しかいなかった。ところが、97年末に1686人、98年末に2644人、99年末に4592人、2000年末には9602人になった。特に98年以降は、前年比約2倍の伸び率を見せている。
 「出入国管理及び難民認定法」(通称・入管法)の第22条(永住許可)によると、在留資格を永住者に切りかえるための条件は・素行が善良であること、・独立の生計を営むに足りる資産又は技能を有すること、の二つのみ。
 抽象的な条件だが、ちまたに言われているのは「5年以上継続的に日本に居住していること」や、「犯罪歴がないこと」など。実質的には、問題を起こさずに5年以上居住している外国人には、かなり高い確率で認可されるよう。
 日系人労働者の定住化傾向が指摘される現在、5年継続して日本在住することは、高いハードルではなくなり、多くがその条件を満たしていると思われる。
 いったん永住者資格を得た外国人が日本を離れた場合、基本的に、3年ごとに再入国許可を得るために日本へ戻らなくてはならない。もしくは、3年過ぎる前に最寄りの総領事館で、再入国許可の延長(1年まで)を取れるので、最大4年間日本を離れたままで永住者資格を維持することができる。それを超えた場合、永住者資格は失効される。
 また、5月7日付けジョルナル・ニッポ―ブラジル紙によれば、2001年に愛知、岐阜、三重、静岡、福井、富山の六県で、永住者資格を持つブラジル国籍者は7137人と、前年比2倍になっていると報じられている。
 この報道によれば、前述の法務省統計以降も、この永住者増加傾向は継続していると思われる。在日ブラジル人数自体は、約25万人で頭打ちする傾向を見せているが、永住者が増えることによって、質的な変化が起きていることが伺える。
 在サンパウロ日本国総領事館で査証担当をする妹川光敏領事は、「ドイツでトルコ人が定住化する傾向を見せていますが、それと同じようなことが日本でも起きているのかもしれません」と分析した。

http://www.brazil.ne.jp/nikkey/news/132.html

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893239(ヤクザ23区)異例の10万ヒット超え

ヤクザ、東京23区をテーマにしたショートムービー「893239(やくざにじゅうさんく)」が映像配信サイト「YouTube」で異例の10万ヒットを超え、話題になっている。

 「893-」はヤクザと東京23区をテーマにした4~18分の短編を集めたもの。制作会社「神宮前プロデュース」が映像作家、俳優、学生など多ジャンルのクリエーターに製作を依頼。映画監督の室賀厚氏、テヅカ眞氏らが参加し、約2年間で予定の23本を超える26本が完成。「とにかく見てほしい」という思いで昨年11月27日からの無料公開に踏み切った。

 同サイトでは邦画の予告編も公開されているが、40日余りで10万ヒットはこれをも上回る数字という。「関係者の口コミから広がったようだが、詳しくは分からない」と同社。2月14日まで公開し、その後は英語字幕版の期間限定上映、国際映画祭への出品、DVD発売を予定している。

 http://www.youtube.com/watch?v=xmsV9R8FsDA

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全国初の障害者条例成立へ=雇用、教育などで差別禁止-千葉県(時事通信)

http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=soc_30&k=2006100500968

2006/10/05-19:58 全国初の障害者条例成立へ=雇用、教育などで差別禁止-千葉県
 障害者の範囲を広くとらえ、医療や雇用、教育など8分野で具体的な「差別」を定義・禁止する全国初の障害者差別禁止条例案が5日、千葉県議会健康福祉常任委員会で全会一致で可決された。雇用側に配慮する最大会派自民党が、反対から賛成に転じた。11日の本会議最終日に可決・成立する見通し。

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長期病欠の奈良市元職員中川昌史 愛車ポルシェの傷を市に補償要求 

長期病欠の奈良市元職員中川昌史 愛車ポルシェの傷を市に補償要求 [世相両断]

 http://d.hatena.ne.jp/warabidani/20061029/p1

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療養休暇中の市職員、陸上大会で優勝 ---事実上お咎めなし

長野県塩尻市の男性職員(20代)が療養休暇中に県の陸上大会に参加し、男子400メートル走で優勝していた。市人事課は「市の職員が療養休暇中に公の陸上大会に出るのは社会通念上好ましくない」と男性職員に口頭で注意した。
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000003362

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いすゞ大ピンチ

これも企業の閉鎖体質が原因なのか。

 いすゞ自動車幹部らがバスの部品を取り外し、10台の車検証を不正取得したとして道路運送車両法違反容疑で警視庁に書類送検された事件。鈴木浩副社長らが23日記者会見し、ほかにも58台について、不正に車検証を取得し重量オーバーとなっている可能性があることを明らかにした。

http://news.livedoor.com/article/detail/2999513/

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「恋のから騒ぎ」25歳OL 練馬区議選に出馬 [J-CASTニュース]

「恋のから騒ぎ」25歳OL 練馬区議選に出馬 [J-CASTニュース]

日本テレビ系で放送されている人気番組「恋のから騒ぎ」の出演者、倉田麗華さん(25歳)が、07年4月に行われる東京都練馬区区議選に、国民新党公認で出馬することが確実になった。それはそれでいいのだが、司会の明石家さんまとの、恋愛に関するぶっちゃけトークが全国に知られていて、ネット上には「日本が滅びるぞ!」みたいなカキコミも出ている。

http://news.livedoor.com/article/detail/2866754/

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北海道 生活保護9万世帯 10月3%増、二○○○年度以降、過去最多を更新し続ける 【北海道新聞】

生活保護費は四分の三が国、四分の一を道か市が負担している。総額は道内で約二千百七十八億円(○四年度)にのぼっており、国は来年度、持ち家に住む高齢者世帯への支給をやめ、自宅を担保に融資する「リバースモーゲージ」制度や母子加算を縮小する削減策をとる方針。

http://www.asyura2.com/0601/ishihara10/msg/374.html

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【トヨタ自身の年間販売台数を上回る!それも2年連続】トヨタのリコール年間190万台【Internet Zone】

三菱ふそうのリコールがメディアで大きく取り上げられていますが、日本の自動車メーカーの中には、2年連続して約190万台ものリコールを出しているメーカーがあるのをご存じですか? それは、なんと日本経団連前会長奥田氏の、あのトヨタです。

実に、トヨタの国内販売台数を上回るリコール。なのに、なぜメディアは取り上げないのでしょうねぇ…。

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仕事上の事故で負傷しながら、事業主がその事実を隠ぺいする「労災隠し」について

職安のヒミツ
還元されない労働保険掛金

http://www.pp.iij4u.or.jp/~era/g1/him12/h02-04.htm
<縦並び社会・格差の源流に迫る>倒れるまで働け(毎日)
労働時間規制と並ぶ労働分野の規制緩和の柱に労働者派遣事業の解禁がある。これも財界の圧力にさらされてきた
派遣労働の業種拡大に向け、派遣法の大幅改正の審議入りを控えた90年代半ば。旧労働省事務次官に旧日経連から電話があった。「今さらあの先生でもないでしょう」。審議を担当する旧中央職業安定審議会の会長を替えるよう迫った。
名指しされたのは「業種をむやみに広げると労働者の低賃金化を招く」として規制緩和路線と一線を画す高梨昌・信州大名誉教授。結局、高梨氏は法改正には直接関与しない旧雇用審議会の会長に「棚上げ」される。改正論議は財界主導で進み、製造現場への派遣も04年に解禁された
85年に初めて法律で認められた派遣労働者は今、250万人。この元次官は「当初は派遣労働の分野が無秩序状態になるのを避けるため、法律が必要という発想だったが(派遣法の改正を経て)こんなに増えるとは想定していなかった」と打ち明ける。
http://www.asyura2.com/0601/senkyo20/msg/873.html
交通死亡事故不起訴
検察は、被害者の家族がさがした目撃者の調書もしなかったという。検察内部の不思議な構造である。何故不起訴かという説明もしないという。北朝鮮拉致被害者と同じように悲しい日本社会になってしまっている。

http://www.asyura2.com/2002/dispute3/msg/179.html
ある仮説。若者のワーキングプア化とその固定化は意図的なものではないのか。
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2006/07/post_7593.html
労災隠し:6割は送検せず 厚労省が419件の労災隠しを把握  [毎日新聞]

仕事上の事故で負傷しながら、事業主がその事実を隠ぺいする「労災隠し」について、全国の労働局と労働基準監督署が99~00年の2年間で、419件の事例を把握していたことが20日分かった。このうち、6割の254件で、関係者が労働安全衛生法違反(報告義務違反)などの容疑で書類送検されていなかった。送検に至らなかったケースも含め、厚労省当局が把握する労災隠しの実態が明らかになったのは初めて。厚生労働省の甘い対応が労災隠しを助長しているとの批判も出ている。

http://www.asyura.com/2003/bd22/msg/157.html
派遣社員の長男の事故死 両親が賠償を求めて提訴
派遣社員の労災自殺をめぐる訴訟で、派遣先の責任を認める判決が東京地裁で出た。両親はこの裁判を知り、原告側代理人だった川人博弁護士に相談。提訴を決断した。

http://www.asyura.com/0510/social2/msg/297.html
派遣労働者の数は94年からの10年間で約58万人から約236万人と4倍以上に増えている。安全面などから禁止されていた製造業への派遣も昨春、解禁され、ますます増える見通しだ。経費削減のため業務の外部委託(アウトソーシング)を図る会社は増え、人材派遣業界は急成長している。
労災補償業務の運営に当たって留意すべき事項について (平成18年度分)

http://www.joshrc.org/~open/

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偽装請負会社との契約

適法でない目的のために作られた会社と労働者との間で締結された契約も無効になります。例えば、詐欺を目的として作られた会社に雇われても、労働契約の目的が反社会的なものなので、その労働契約も無効になります。労働契約は労働者と使用者との合意によって成立するものですが、必ずしも契約書を交わす必要はありません。口頭による契約でも成立します。ただ、労働契約を締結する時には、使用者には契約内容の内、賃金・労働時間などに関する事項について書面で労働条件を明示しなけれならないと労働基準法に規制されているほか、労働条件を明示した以外にも、就業規則によって定めた会社のさまざまな規則を周知することが義務付けられています
労働問題の解決には、「はじめの約束がどうだったのか」と言うことから問題を解決することになる場合が多く、逆に言えば、労働契約を結ぶ場合には、契約の内容をできる限り確認することが大切です。面接時には、使用者は求職希望者の適性・性格・やる気などを見ようとしますが、求職希望者はその会社の労働条件の確認をして下さい。この時、明確な回答ができないような会社はけっして優良な企業とは言えないと思います。使用者にも求職希望者にも、契約内容の確認する姿勢が必要だと考えます。

http://www.infosakyu.ne.jp/~hayurumi/keiyaku.htm

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派遣社員って正社員と何が違うの?

【市場価値向上】派遣社員って正社員と何が違うの?

自分がどこまでやるべき仕事なのか、その範囲が曖昧なことがある
「頼まれた仕事が、自分のやるべき範囲の仕事かどうか判断に迷うことがあります。そのせいで本来の仕事が遅れることもあり、どこまで引き受けていいのかがわからないときがあったりします」
(一般事務・女性・27歳)

正社員と区別される

「責任のある仕事を任せてもらえないことが悲しいですね。
自分よりもっと若い正社員の方が、やりがいのある仕事を任されているのを見ると、ちょっぴりうらやましいです」
(編集・男性・28歳)

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2839409/detail?rd
障害者になったら解雇は当然?
現在、障害者は全国で300万人に上ると言われ、二見さんのように病気や労働災害、交通事故などによって中途障害者となる人はその過半数を占めている。現代社会では誰でも、今は障害がなくても様々な要因によって障害者となる可能性があるといえる.人権の先進国といわれるアメリカでは、90年には、雇用についてのあらゆる差別を禁止する「障害を持つアメリカ人法」(ADA法)が制定された。そこでは、①障害者を積極的に排除すること、②障害者が不利になる一律の基準を適用して、結果的に障害者を排除すること、③障害者が対等に働けるための適切な配慮・措置をとらないこと、の全てを差別として明確に禁止している。
国際的にも国内的にも障害者の人権を守り、社会参加を進めようという状況が広がっている中で、公益事業を営む大企業である関西電力が、「障害を持った」という理由だけで二見さんを解雇することは、社会的に許されないことである。
あべの総合法律事務所 事務所ニュース第5号(1997/3/15発行)
【弁護士活動日誌5-2】

http://www.abenolaw.jp/07-3-izumi05(2)shougaishaninattarakaikowatouzen(w).htm
「コンプライアンス」なるもの
―2つのセクシャル・ハラスメント事件を通じて―
【弁護士活動日誌】
本当にこのコンプライアンスなるものが各会社に真の意味で浸透した日には、セクハラだけでなく、過労死・過労自殺等のもっとも悲惨な労働者の被害がなくなるのだろうと思うが、その日を見ることができるのか、「コンプライアンス」なるものの成長を見守りたいと思う。

http://www.abenolaw.jp/07-3-izumi19(3)compliance(h).htm
複数の解雇事件の弁護団に加えていただいている。どの事件においても、労働者を「使い捨て」にする使用者の態度に触れるたび憤りを感じているが、この稿では共通する法的問題を含んだ二つの解雇事件について述べてみたい
、①原告が複数の集団事件、②原告全員が女性のパート社員、③被告は著名な大企業、

http://www.abenolaw.jp/07-3-izumi16(2)2tsunokaikojikenniomou(m).htm

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遅れる石綿被害救済

労災認定高いハードル 死後解剖で判明の例も

遅れる石綿被害救済

肺がんと診断されたのは二〇〇一年。一九六二年から〇一年までの間、作業現場で石綿を使用し働いていたため、東京都の大田労働基準監督署に労災認定を申請しました。しかし、厚生労働省は〇三年八月労災を認めず、労働者保険審査会への審査請求でも〇四年十一月に却下されました

http://homepage3.nifty.com/keikenwan/karou/ksyokai016.html

中央労働基準監督署長の休
業(補償)給付等不支給決定
に見られる違法行為について

平成17年2月14日付の上記不支給決定は、重大な事実誤認ならびに審理・決定にあたっては重大な法運用・解釈の誤りのもとに下された決定です。速やかな再審査のもとに被災者救済の決定を下されることを望みます。

http://homepage3.nifty.com/keikenwan/karou/kronbun039.html
職業性の頸肩腕障害100万人?
重症度を正確に診断することが治療の出発点
東京・芝病院神経内科
渡辺 靖之
ここ数年,アメリカで毎年25万人ずつ新しい職業性頸肩腕障害の患者が生まれているという統計が出て,世界の注目を集めています。総計200万人が治療を受けているといいます。


http://www.mmjp.or.jp/shibadaimon/karou/karou9-1.html
新入社員は過労自殺 労災不認定取り消す
2006年11月27日(月)21:46

栃木県の食品卸会社に入社し、約8カ月後に自殺した男性=当時(23)=の両親が労災と認めなかった真岡労働基準監督署(栃木県)の処分取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、過労による自殺と認め、処分を取り消した。

http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20061127a4110.html?fr=rk
港湾労働中の心臓病死は労災=不認定処分を取り消し-大阪高裁(時事通信)

港湾作業中に心疾患で死亡したのは労災として、遺族が大阪西労働基準監督署に遺族補償などの不支給処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁の横田勝年裁判長は28日、「業務の負担は相当高く、発症との因果関係が認められる」として労災と認め、請求を棄却した1審大阪地裁判決を取り消し、処分を取り消した。
 訴えたのは、大阪市の運輸会社従業員だった中森成治さん=当時(49)=の旧三重県白山町(現津市)の姉。

http://www.asyura2.com/0601/social3/msg/424.html
長時間残業・業務の負荷を認めていてなぜ不支給?

これでいいのか労災行政!長時間労働で発症する労働者を見殺し

弱い立場の病人にいやがらせをする大企業が勝つのはやはりおかしいです


http://homepage2.nifty.com/tsbrousai/rousaifusikyu.html
京高裁は22日、成田労働基準監督署(千葉県)の労災不認定処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、日本航空(現日本航空インターナショナル)の元客室乗務員岩本章子さん(59)がフライト先の香港で倒れた件につき、過労が原因として労災と認めた一審千葉地裁判決を支持、同労基署側の控訴を棄却しました。

http://blogs.yahoo.co.jp/tinrou6789/43889241.html
労災事件につきましては、
「労基署で不認定」→「裁判所で逆転認定」
というのが最近の流れになっています。

この流れを労基署は尊重し、長時間労働等による過労の判断基準をもう少し拡大すべきではないでしょうか‥
裁判は、遺族や本人にとって相当な負担になります。
特に、岩本さんのように障害の残るような大きな事故に遭われた方にとってはなおさらです。

訴訟に持ち込まれることなく「救済すべき労災事故は当初から救済する」というのが、保険料を強制徴収している公の機関の果たすべき使命と思いますが‥
労災再審査“大渋滞”…年千件繰り越し、8年がかりも
労災が認められなかった人のための国の再審査機関「労働保険審査会」で、不服申し立てを受けてから結論を出すまでの期間が極端に長期化し、「迅速に不服を処理する機関」としての存在意義が問われかねない事態となっている。最近は年度内に処理できない案件が毎年1000件を超えているのに対し、再審査にあたる委員はわずか9人。結論までに8年以上かかったケースもある。仕事のストレスによる自殺など、時代とともに労災の範囲が広がり、今後も申請件数の増加が予想される中で、制度見直しを求める声が高まっている。
同審査会は「裁判を起こさなくても、迅速に不服を処理してもらえる機関」として1956年に設置された。労災申請件数は、過労による精神障害によるものが01年度の265件から05年度には656件に増えるなど、救済範囲の拡大などで年々増加。これに伴い、再審査の請求件数も増え続け、95年度に326件だったのが2005年度は463件に上っている。
これに対し、再審査を行う委員は医師ら9人。三つのグループに分かれ、合議で裁決を下すが、年度内に処理できず、次年度に繰り越す案件が02年度以降1000件を上回り、05年度は1164件に上った。厚労省によると、現在、7年がかりの案件が2件、6年が8件、5年が37件あり、昨年3月に裁決が出た兵庫県の元保母の自殺事案では8年3か月かかった後に「不認定」となった。このケースでは、後に行政訴訟で労災が確定している。

労働基準監督署の元職員は、労災保険のしくみに問題があると指摘する。
「特に労災保険に関する部分については、全て事業主が負担している。事業主サイドからの要望に答えた形で労災保険行政が展開せざるおえないというのが一つあるわけですね。」(労働基準監督所 元次長)
事業主が申請した労災事故の認定率は高い。だが、遺族が申請することの多い過労死や過労自殺の場合、労災と認定されるのは、ほんのわずかだ。
横内さん夫婦は、労災を認定しなかった労働基準監督署を相手取り、現在裁判を行っている。「助けてください。私の一人息子が過労死しちゃって。お願いします。」信吾さんの母・横内とよ子さん)

http://www.ytv.co.jp/wakeup/special-report/bn/2001/sr_010728_01.html

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海外のニートっていったいどんなものなんでしょうか?

海外のニートっていったいどんなものなんでしょうか?
まず日本とは定義が違いますからね。例えばイギリスでは16~18歳の無職で通学も職業訓練も受けていない人たちのことを指していて、主に若年失業者問題として捉えられています。他の国は知りません…というかニートという概念がありません。日本は失業率悪化の原因を、個人の就労意欲の低下に求める世界でも稀な国なんです

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厚生労働省の労働局を巡る不正経理問題

福井労働局は10日、カラ出張や統計調査員の雇用を装うなどの不正支出により、計355万円の裏金を作っていたとして、同日付で元幹部ら4人を懲戒処分、29人を訓告などの矯正措置にしたと発表した。 ...
和歌山労働局がカラ出張・架空請求などで約3,000万円裏金
青森労働局が裏金約5,900万円のうち約5,100万円を返還
青森の7つのハローワークでカラ雇用・出張、4,600万円裏金
北海道労働局が816万円不正経理、労働局長が経費で自宅家具購入
労働局不正経理事件、大部分は訓告で済まされそのまま勤務
東京、北海道、青森、京都など6つの労働局で7,000万円以上を着服
47労働局口裏マップ
大臣を激怒させた24,000人の口裏合わせ (2004/04/02)
組織的不正経理×隠蔽工作×捜査妨害=組織犯罪の3乗ですよ、


http://www.pp.iij4u.or.jp/~era/g2/snipe2/suppress.htm
労働局不正で委託費水増しも、関連35団体で7千万円

厚生労働省の労働局を巡る不正経理問題で、労働局の関連団体に対する国の委託費でも、架空伝票による水増しなどの不正があったことが、会計検査院の調べで新たにわかった


http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06102520.cfm
労働局の不正経理が会計検査院の2005年度決算検査報告で続々と判明
http://hwiroha.blog6.fc2.com/blog-entry-205.html
●静岡労働局
静岡労働局が4300万円不正支出(2006年11月11日、静岡新聞)

http://www.shizushin.com/local_social/20061111000000000009.htm
静岡労働局 公金4290万、不正捻出(2006年11月11日、Sankei Web)
http://www.sankei.co.jp/local/shizuoka/061111/szo000.htm
地方労働局の「裏金」
http://noripx.exblog.jp/3502006
労働局による、
「偽装請負」
摘発に対する、同じ国家機関の手による
「意趣返し」
のように思ったのは気のせいか。
都市再生機構が生活保護を受けている老人に対して強制退去をちらつかせた(東京アウトローズWEB速報版)
生活保護を受けている一人暮らしの老人に対しても「法的措置による強制退去」をちらつかせて家賃滞納分の完納を迫っているという。しかも、この老人は滞納分のうち、1カ月分を窓口まで持参したにもかかわらず、都市再生機構側は受け取りを拒否したというから呆れる。

http://outlaws.air-nifty.com/news/2006/12/post_9343.html
今年の漢字は「命」、大切さ痛感
2006年の世相を象徴する「今年の漢字」に「命」が決まり、日本漢字能力検定協会(京都市)が12日、京都市東山区の清水寺で発表した

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061212STXKC022112122006.html

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本物よりよほど怖いラジコンのヘリコプター

ヤマハ発動機が軍事転用可能な無人ヘリコプターを中国に不正に輸出しようとしたとして,刑事告発を受けました

単に「軍事転用可能」と聞いても,要するに農薬以外の恐ろしいものを散布したりできる,といった印象しか受けません。それなら,本物のヘリコプターよりは脅威は軽い気がしてしまいませんか? しかし実際には,本物よりもラジコンの方がよほど恐ろしかった,という実例が存在します。それが,1995年3月22日のオウム真理教に対する強制捜査でした

「極秘捜査 政府・警察・自衛隊の[対オウム事件ファイル]」(麻生幾著,文春文庫,ISBN4-16-764401-0)という本では,オウム真理教がラジコン・ヘリコプター2機を購入したという情報に,警察と自衛隊が最後まで神経質になっていた様子が記されています。強制捜査の前日に,最後の詰めを行うところです(以下,太字は同書からの引用です)。

……警視庁最高幹部会議“御前会議”でもクリアーにされない問題が一つあった。“空からの攻撃”だった。
 サティアン群の一部で保管されている旧ソ連製ヘリ「ミル17」の“危険モード”はすでに低かった。駐機されていた場所には,捜査員が張り付き,飛び立つ前に阻止できる態勢にあった。すでに専従チームが編成され,「地上から1センチでも浮き上がらせるな」と厳命されていたからである。
 しかし,ラジコン・ヘリの存在は,警察庁も,警視庁捜査第一課も深刻に受け止めた。……

警察から連絡を受けた自衛隊は,治安出動を前提として大急ぎで「治安出動準備オペレーション」の作成を始めます。

 ……何時間たっても,どうしてもクリアーできない重大な問題が障害となっていた。
 数時間前に,警察庁から伝えられた「ラジコン・ヘリ」の存在だった。……ラジコン・ヘリのように上空からの小型兵器攻撃は今まで想定したことすらない。広域にサリンは広がり,どこまでサリンが広がるか,どう流れるか,まったく予想不可能だった。

ラジコン・ヘリの操縦に使う電波と同周波数の電波を発射すれば,操縦不能に陥れることはできます。しかし「フラフラしながら付近の民家に落下し,サリンを撒き散らすという最悪の事態」は完全には防げません。陸上自衛隊はついに,本物の攻撃ヘリコプター「AH-1Sコブラ」の投入まで決意します。対戦車機関砲を使って空中で粉砕するしかない,というわけです。

 それでも,富士山ろくであるからなんとか可能,という話でしかありません。「都市部でサリン搭載のラジコン・ヘリが飛んできた場合,ほとんど手が出せない,という事実」は残ります。ビルを背景に対戦車機関砲は撃てません。「たった2機のラジコン・ヘリは,自衛隊の想像を遥かに超える強敵だった」。この点でも,本物のヘリコプターよりラジコン・ヘリが強かったわけです。

 オウム真理教は操縦訓練に失敗して結局ラジコン・ヘリを壊してしまっていたそうですが,これが最新型の自律飛行可能なタイプだったらどうでしょう。潜在的脅威はより大きいといえそうです。言い古されたことですが,技術は悪用しようと思う人が考えると,いくらでも悪いことに使える,ということでしょうか。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060130/112848

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外注偽装で派遣会社が消費税逃れ、神奈川や大阪の4社(読売新聞)

人材派遣業務を外注したように装い、消費税を免れていたとして、神奈川、静岡県と大阪府の人材派遣会社4社がそれぞれ消費税法違反(脱税)などの容疑で摘発された。

 4社とも外注先として実体のないダミー会社を設立していた。国の税収の約2割を占める消費税については、国民の関心も高く、国税当局は脱税調査に力を入れている。

 東京、名古屋国税局から横浜、静岡地検に告発されていることが判明したのは、神奈川県秦野市と海老名市、静岡県沼津市の「AA TOPIC」という同一の社名の3社と佐藤友行前社長(48)。

 関係者によると、3社は実際は自社の従業員を取引先に派遣していたのに、複数のダミー会社に外注して労働者を派遣したように偽装。2006年3月期までの4年間に計約2億3000万円の消費税を免れていたという。3社はダミー会社を設立しては清算を繰り返し、脱税が発覚しないよう工作していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070125-00000006-yom-soci

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工場投資 京滋で続々 人材確保が鍵(京都新聞)

京都府と滋賀県で、大手メーカーによる工場新設や増設などの大型投資が相次いでいる。デジタル家電や素材などの需要拡大を受け、企業が過剰設備の整理から設備投資へとかじを切ったことが背景にある。工場誘致に力を入れる地元自治体には追い風だが、従業員の確保など新たな課題も浮上している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070126-00000012-kyt-l26

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“ブランド本”作成  堀場製作所 全社員に配布(京都新聞)

堀場製作所は、企業ブランドの考え方などをまとめた「HORIBAブランドブック」を作成し、このほど世界のグループ社員約4500人に配布を始めた。堀場雅夫最高顧問の創業精神や企業文化を全社員で共有化する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070128-00000012-kyt-l26

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NYタイムズ1面、異例の「夕張」破たん紹介記事

27日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、北海道夕張市の財政破たん問題を扱った記事を1面に掲載し、日本政府が進める地方分権政策の今後を占う先行事例として注目されている様子を報じた。

 同紙が日本の地方都市の問題を1面で紹介するのは異例。

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芸能人御用達「アメリカンスクール」12億円詐欺で大揺れ

「ミュージシャンの宇多田ヒカルや女優の山本未来らの母校として知られ、堺正章の子供も通っていた。現在も幼稚園部には、キムタク・工藤静香夫妻の女児2人が通園中です。静香ママがお迎えに来る姿が、しばしば目撃されています」(芸能関係者)

 芸能人オーラが詐欺に利用されたとすれば、とんだトバッチリだ。

http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/25gendainet02030250/

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「日本で暗躍する1000人のスパイ」

ビジネスマン、留学生の肩書きで産業スパイ活動が横行!
中国・亡命工作員が暴露

中国が今、その言動に最も神経をとがらせている人物がオーストラリアにいる。元外交官の陳用林氏。外交官は表向きで、実は中国の「スパイ活動」に従事していたことを自ら暴露し、同国に亡命を求めている。本誌は日本メディアとして初めて陳氏を独占インタビューした。

麻酔薬で眠らせ、漁船に拉致

現地諜報員を“性的勧誘”

日本にも多くの“ダミー会社”が

(週刊ポスト 2005年10月7日号)

http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/chin.html

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BBCが柳沢厚労相「女性は子供出産機だ」発言を世界に報じたの

BBC電子版の記事は、日本の厚生労働大臣が女性は「子どもを産む機械だ」と地方の政治集会で発言した、というものだ。比較的わかりやすい内容なので興味のある方は英文でお読み下さい。

Japan women called child machines
AP通信も柳沢発言を報道
Japan's health minister criticized for calling women 'birth-giving machines'

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「働きアリに子どもはいらない」奥谷えり子が発言(独裁制をぶっこわそう!)

働きアリに子どもはいらない」奥谷えり子が発言
 御用評論家の奥谷えり子氏がオピニオン誌『諸君の正論!』2月号に発表した少子化対策に関連する論文が話題になっている。

 「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」

  
「一方、タネを提供する方は多くはいらない。
 学歴が低いワーキングプアは働きアリとして一生を終えれば十分。
 子どもを育てる余裕のない貧乏人は子どもを生まなくて結構。
 性欲処理は一人で頑張ってもらうしかないと思う。」  

「側室を二人でも三人でも育てていける甲斐性のある特権階級の男性が財力に見合った数の相手と子どもを持つのが自然。

 タネ馬と言うのは何だけど、日本の優秀な産業戦士とリアル戦士を産むために一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」

「逆に、女性の立場から見ても、貧乏人に嫁いで窮乏生活に耐えながら子どもを育てるよりも、金持ちの側室として生活費の心配をすることなくのびのびと子どもを育てていく方が幸せに違いない
 昔から“亭主元気で留守がいい”と言うじゃありませんか。
 安月給のダメな亭主に束縛されて生活するよりも側室として一人で気楽に生きて行く方が何倍もいい」

 などと暴論の言いたい放題であるが、同誌読者にはおおむね好意的に読まれている。

 これは、同誌読者にことさら“タネ馬”に分類される高所得の層が多いというわけではなく、低所得層いじめの政治にいじめられる層でありながらそのことを認めていない【疑似勝ち組】【つもり勝ち組】

 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-37.html

層が多いからであろうと思われる。

  確かに暴論ではあるが、実際に行われている政治がこの方向に沿ったものであり、現代の社会状況をデフォルメしながらも言い得ていることは否めない。

 子どもを産むことが困難になりつつあるワーキングプア層にとって、この論文に描かれたアンチユートピアは、単なる暴論や冗談の類だとスルーすることができなくなりつつあるのが格差社会が広まりつつある現代の政治状況ではないだろうか。

http://www.asyura2.com/07/senkyo30/msg/301.html

この発言本当のことなのか疑うくらいひどい内容です。これこそ断罪にするべきなのではないでしょうか。

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前代未聞!久間防衛大臣「雀荘」が政治団体事務所だった

久間章生防衛相(66)が関連する政治団体が、なんと「雀荘」を所在地として届け出ていたのだ。

 東京・赤坂の「雀荘」を事務所にしていたのは、元公設第1秘書(66)が会計責任者を務める「憲政懇話会」。今年1月までは、港区新橋のビル6階を所在地として届けていたが突然、赤坂に変更している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070128-00000009-gen-ent

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学校アスベストニュース

市民・保護者・教職員の学校アスベスト情報サイトです。
 学校からアスベストを完全に除去しましょう!
 保護者と教職員、児童生徒に十分な説明と意見交換の場を!
 市民的権利が保障される「命を守る学校」を築きましょう!

http://www.eonet.ne.jp/~gakkou-asbestos/

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民営郵政、制服一新で140億円

日本郵政公社は10月の民営化に伴い、制服を一新する。ワイシャツ、ネクタイ、ジャケット、スカートなど………  (20:44)

http://www.asahi.com/business/update/0128/003.html

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球団経営に学生集まれ 横浜、産能大が業務提携

プロ野球チームの運営や企画に、大学生のアイデアを。横浜ベイスターズと産業能率大がこのほど業務提携を結び、同大が来年度から開設する「スポーツ企画プロジェクト」で互いに協力することになった。

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関西テレビ社長「当社社員が監督責任果たせず

データ捏造(ねつぞう)が発覚した7日の放送に関して「当社社員がチェック機能、管理監督責任を全うできなかったという重大な過ちを犯した」と述べた

http://www.asahi.com/national/update/0128/TKY200701280189.html

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柳沢厚労相「機械」発言、野党が一斉批判…辞任要求も

野党各党は28日、柳沢厚生労働相が「(女性は子供を)産む機械、装置」と発言したことについて、「厚労相として許されない発言だ」と一斉に批判した。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070128i112.htm

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柳沢厚労相 女性を「出産する機械」とも例える発言

柳沢厚労相 女性を「出産する機械」とも例える発言

少子化対策にかかわる閣僚による、女性を「出産する機械」とも例える発言だけに、今後批判を強く受けそうだ。(毎日新聞)

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/politics/?1169966159

厚生労働    柳沢 伯夫

小泉内閣の金融相時代には、金融機関への公的資金再注入をめぐり首相と対立。直後の内閣改造で“更迭”された。今回の党総裁選では安倍氏の選対本部長。筋を通す性格と評価される一方、「官僚臭が抜けない」との指摘も。(自民、丹羽・古賀派)

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えん罪事件

えん罪事件
ヘッドライン

<えん罪強姦>県警本部長、男性に直接謝罪 就職先紹介も

富山県警が強姦容疑などで逮捕した男性が服役後に無実と分かった問題で、県警の安村隆司本部長と小林勉刑事部長が今月26日、男性に直接謝罪し、就職先の紹介など生活支援をする意向を伝えていたことが分かった。小林刑事部長は「組織としてのけじめ」としている。県警は捜査幹部が24日にも男性に謝罪している。(毎日新聞)

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労働ご意見ニュース

やがて国家が倒され、国家制度が廃止され、多国籍企業が政治を行う時代が来る。多国籍企業は、人権等は無視する

日本経団連の奥田前会長や御手洗会長などはどうして反日的な言動や発言をするのか不思議だったのですが、現代はトヨタやキヤノンといった多国籍企業が国や政治を動かしているのであって、民主的な投票で選ばれた政治家は彼らに使われる存在でしかない。

法制度上は国会と内閣が最高権力機関として存在しているのですが、彼らを金で操る多国籍企業の真の姿は一般の国民には知らされない。それはマスコミによって覆い隠されて、テレビなどによって国民は洗脳されて、洗脳された国民が選ぶ政治家は多国籍企業の言いなりにならざるを得ない。

ホワイトカラーエグゼンプションなる非人道的な法律も、経団連の御手洗会長が政府に圧力をかけて成立させようと言うものである。竹中氏などのような新自由主義経済派の政策はまさに多国籍企業が背後で操っているのもであり、大企業は景気回復の利益を独占しているが、一般庶民には景気回復は関係がなくなってきている。

憲法などでは国民主権がうたわれているが、民主主義が空洞化すれば国民主権など幻なのだ。そのような傾向は小泉政権の頃から露骨になり、日本企業の国際金融資本への売り渡しによって、長銀や日債銀など国際金融資本に売り渡された。メガバンクもいずれ国際金融資本に売り渡される。

トヨタもキヤノンも国際金融資本の一味なのですが、これらの多国籍企業は日本企業とは言えない。日本企業とは言えない多国籍企業のトップが日本経団連の会長として日本政府を動かしている。トヨタやキヤノンのような多国籍企業がいくら収益を上げても労働者には還元されず外人株主に配当されるようになっている。

今月の16日と23日に不二家の不祥事をめぐるゴールドマンサックスのインサイダー疑惑について書きましたが、予想通りにSECも金融庁も検察も動きません。マスコミも不二家の不祥事を次々と報道していきますが、これもシナリオどおりなのだろう。ゴールドマンサックスは濡れ手に粟のぼろ儲けができるのは支配銀行を通じて企業の内部情報が手に入るからインサイダー取引がやりたい放題できる。

このような多国籍銀行はアメリカの大統領をも動かして世界支配の魔の手を広げつつある。オルタナティブ通信というブログではクレディスイス銀行が原子力潜水艦を私的に所有して日米などの政府を脅しているという話なのですが、9・11テロも国際金融資本とイスラエルなどによるアメリカに対する脅迫なのだ。

それでも言う事をきかなければケネディ大統領を始末したようにブッシュ大統領も始末される事になるだろう。アメリカという国は国際金融資本と言う寄生虫に犯されたゾンビ国家であり、日本と言う国も国際金融資本と言う寄生虫に犯されつつある。いずれは民主主義などまったく関係がない完全管理社会が実現されて、一人ひとりの考える事まで管理された世界的管理国家が出来上がる。

せんじつNHKでグーグルを特番で報道していましたが、グーグルは世界中の人間をコンピューターで管理することを目指しているようだ。以前のアメリカの軍需産業の技術を民間に転用して、世界中にサーバー基地を建設して世界中のネット通信を記録して分析して商売に繋げている。

日本でも今年から10万円以上の現金振込みがATMから出来なくなりましたが、いずれはすべての商取引はクレジットカードで行なわれるようになり、世界政府を批判すれば取引口座とクレジットカードが無効化されて生きていけなくなる世界だ。国際金融資本にとっては人権など無視して一人ひとりが家畜のように完全管理される。そして管理の主体は国家ではなく多国籍企業によって管理された世界なのだ。

http://asyura2.com/07/bd47/index.html

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チーフとしての健康管理

チーフとしての健康管理

あなたは現在、株式会社ニコン熊谷製作所精機カンパニー半導体露光装置事業部品質保証部第二品質保証課製品保証係チーフという地位にいますね。

はい、そのとおりです

部下の方、あるいは第二品質保証課成検係で作業をしてくれていた請負作業員の健康管理という点では、あなたは何か仕事をされていますか。

表情を見たり、その日の体調、要するに、崩してないかとか、その辺のことを毎朝見るとか、作業の途中で検査員と会うときなどはそのような注意を心がけます。

大体、体調の悪いときというのは最初から休むときが多くて、出社せずに電話で休むケースが多いですから、余り数は多くないと思いますが、私が助言したのはおよそ五、六件はあるんじゃないかというふうに思います。

第1回 公判内容
 (H.14.10/24)

基本的に今後のブログは、私がY社の偽装請負会社P社派遣社員の実例と照らし合わせて意見を述べます。ただ、どこの職場もあまりかわらないとおもいますが。

派遣先において、偽装請負社員の健康管理において注視することはありません。最近になり、派遣法の取締りが強くなり、職場チーフが、健康に気を使うということがでてきましたが、まだ、製造業による派遣が禁止されている時代に、派遣先が、派遣社員の健康状態に気を使うということはありえません。職場を休めば、職務能力があれば別ですが、なければ即、派遣先より解雇です。

これが現在派遣法に沿った取引にしても同様なのです。最近の事件ですが、50歳過ぎの女性労働者が、派遣先職場上司に腰が痛く休みたいと連絡すると、職場全員の前で、

そんな状態であればもう会社にこなくてもよいといわれたそうです。

女性労働者は、泣きながら派遣元の所長に訴えましたが、結局派遣元を退社ということになりました。他社に紹介しようとしても、健康でないかぎり退社してもらうしかないのです。

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腐敗体質のキヤノンを許していいのか(偽装請負常態化)

腐敗体質のキヤノンを許していいのか(偽装請負常態化)
( 平成18年10月23日 )

投稿者:  内部告発者 

 会社会長が日本経団連会長でもあるキヤノンで、またしても偽装請負が発覚した。

2004年以降、子会社のキヤノンファインテック ( 茨城県常総市 ) やキヤノン化成 ( 茨城県つくば市 )、大分キヤノンなどが労働局から指導を受け、本年8月1日付で内田恒二社長を委員長とする 「 外部要員管理適正化委員会 」 を設置すると公表したにもかかわらず、これが有名無実化している。

さらには、日本経団連会長である御手洗会長が、経済財政諮問会議で、請負では製造業者が労働者に指揮 ・ 命令できないという現行法の規定について、「 請負法制に無理がありすぎる 」 「 これをぜひもう一度見直してほしい 」 と発言するなど、コンプライアンスという考えがあまりにもお粗末である。

企業のトップであり、また、経済界のトップであるならば、現状の違法状態を是正し、遵守してから法の枠組みについて発言するのが当然の行為であり、この発言は遵守の精神が全く欠如したものである。

派遣での雇用ではなく、請負での雇用とする方針は、御手洗氏が社長時代に決定されたものであり、決定時にはキヤノンにおいて派遣社員の契約解除が多く行われた。

その後、若干の景気回復により生産数量が増加し、また、次世代ディスプレイと言われているSEDに頭数の投入がなったため、要員が必要となったが、派遣社員では経費がかさむため偽装請負という形で頭数を合わせるよう指示が出されたものである。

現時点においても、一時的に要員が必要になったとの理由で恒久的に必要とする要員の偽装請負が行われている。

この考え方は現社長、人事本部長から各事業所のトップまで徹底されているのである。 このようにすることにより人件費を抑制し、会社利益を向上させようという取り組みで、数年前から常態化しているのが事実である。

結局の所、キヤノンにおける偽装請負は確信的に行われているのであり、組織ぐるみでもあるのだ。 政界にも顔が利く御手洗会長が 「 法律が悪い 」 と発言したことにより、キヤノン内部では法律改正論議が政界で出ることを期待して、現状の違法状態を改善しようという構えは表向きの繕いである。

現に10月17日に宇都宮事業所の請負社員が栃木労働局に申し立てを行い、また、18日にキヤノン本社に申し入れを行った後、キヤノンは偽装請負で雇用している要員に対して、各職場の長が今回の申し入れは事実誤認であり、それぞれの職場においては偽装請負ではないといった主旨の説明を行う、徹底した組織ぐるみの不法行為を行っているのである。

この会社の不法行為は後を絶たず、先月には玉川事業所の土壌汚染を長年にわたって隠し続けてきたという事実が報道されている。

報道発表に対応した諸江氏は、土壌汚染対策法施行以前のことであるので発表しなかったとコメントしたが、取手事業所では法施行以前の2002年10月に事業所の土壌汚染の事実を公表している。

このときの責任者も諸江氏であり、法施行以前だから公表しなかったというのは確信的隠蔽である。

利益が上がっているからと世間では勝ち組と呼ばれて祭り建てられているようなキヤノンであるが、このような不法行為を隠蔽しながら、また、労働者から搾取をしながらの企業精神は許されていいものであろうか。

ましてや、トップは日本経団連の会長である。 このようなまやかしの企業をおだてる報道機関は猛省するとともに、腐敗した企業体質を追求し、膿をすべて出し切らせるような報道により、まじめに働いている労働者が安心できる社会を形成する監視員として機能してもらいたいものである。 もしニュースソースとしての情報が必要な場合は要望により提供することも検討いたします。

http://www.rondan.co.jp/html/mail/0610/061023-42.html

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"家庭教師派遣業者"の正体 (1)(04.12)

"家庭教師派遣業者"の正体 (1)(04.12)

テレビコマーシャルでよく視る"家庭教師の「トライ」は、いまや業界最大手にのし上がり、

年商は400億円とも500億円ともいわれている。

また"ふくろう博士"が売りものの「日本家庭教師センター学院」は家庭教師派遣業の"老舗"

として「トライ」の急成長には憎しみに近い反感を持っている。

しかし、両者の代表者の素顔は"コワモテ"と"インチキ"で、親たちと子どもたちの信頼に

どこまで応えられるのか疑問符がつく。

「トライ」の急成長ぶりや、苦情、トラブルについては、マスコミで何度か取り上げているが、

代表者の平田修については、郷ひろみの女房だった二谷友里恵との"密会現場"を写真

誌にスクープされ、のちに結婚したことぐらいしか知られていない。

1990年に「トライ」を設立する際にパートナーとして金銭的にも、人脈的にも協力した

I・Mは、「エセ実業家」と「トライ」代表の平田を批判する。

その"告発書"には「或る大手病院院長を平田は右翼団体の名刺で恐喝

これを運転資金とし、更にその後某大手企業役員を狡猾にあざむき、多額の資金協力を得て、

いとも簡単に裏切ったり・・・」と手厳しい。

この「告発書」には、裏切られたI・Mとの「トライ」創立当時のことが生々しく記されている。

これを要約すると以下のようになる。

昭和63年春ごろから、平田は山口組系「亜細亜民族同盟」の北陸本部長の

運転手としてI・Mが社長を務める「大手運送会社」に出入りするようになる。

平成元年、家庭教師派遣の仕事を始めたが、まったく資金が無く、そこでI・Mは、

富山大生を使い、サークル活動を継続するよう指示、平成2年になったら本格的に事業を

おこすとの指示をした。

平成2年1月に今後の方針として、資金はI・Mが用立てる。会社は平田修が社長で、

I・Mの名前は出さず、平田修とI・Mは5分5分の経営者とし、I・Mの大手運送会社の

事業展開を参考にした組織化を計る。各都道府県ごとに国立大学の称号を使い、法人化し、

国立大学のサークル部として発足させ、経営は「トライ」として行う、などを申し合わせた。

平成2年3月~6月にかけて、北陸銀行から「新潟トライ」の設立資金としてI・Mの名で

2000万円の資金を借り、I・Mの友人(新潟放送の取締役)の根回しにより『新潟日報』の

夕刊の1面を飾り、華々しくデビューしたという。

「新大トライ」が順調なので、平田の先妻の出身地である沖縄、そして福岡も好調。

平成2年9月には、また北陸銀行からI・M個人の保証で2400万円の融資をうける。

この頃、平田とI・Mは給料を100万づつ取ることを決める。

そして平成4年12月2日、東京赤坂東急ホテルにて平田に「運送会社」を辞めて、

すべて整理がついたので、代表権のある役員に就任する事をI・Mが告げると

「はい、わかりました」と言ったものの連絡が無く、平成5年に入り連絡がとれると、東京と富山と

2回の会う約束をすっぽかし、その後は平成7年3月富山第一ホテルで会う。

この際、すでに会社謄本などを整理していて、「自分の考えだけでは決められないので、

今少し待ってくれ」とのことだった。

これらが「告発書」のあらましで、ことの真偽を確めるべく平田修に取材を申し込むも平田本人は

応じようとせず、代理人弁護士にガードさせている。したがって平田本人からはその言い分を

聞けなく残念だが、「告発書」が事実なら、教育産業にたずさわり、全国数十万人の中学、

高校生を教えるアルバイト学生を派遣する立場の者として猛省をうながすとともに、

I・Mとの問題は人間としての裏切り行為だろう。

"家庭教師派遣業者"の正体 (2)(04.12)

http://www.uwasanoshiokinin.com/uwasanoshiokinin.html

噂の仕置人

http://www.uwasanoshiokinin.com/index.html

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差別で訴えられた米国進出企業

差別で訴えられた米国進出企業

著名な経済評論家の著作は書店にみちあふれているが、人権ビッグバンを訴えるものはほとんど見当たらない。しかし、ジャーナリストの矢部武氏がいた。彼は10年前の1991年2月、弱冠37歳にして『日本企業は「差別」する!』(ダイヤモンド社)という著作を出版していた。彼は著作の冒頭でこう書いている。

 「近年、日本企業の米国進出がさかんに行われている状況のなかで、米国人女性社員や黒人社員の能力を認めようとしない日本人男性ボスが、女性差別.人種差別などを理由とした雇用差別訴訟の標的となっている」「本書では、あえて企業の実名を掲げて雇用差別訴訟の実態を詳細にレポートした」「日本を代表するような一流企業の経営者ですら根強い差別意識を持っている。このことを率直に認め改めないかぎり『日本企業の将来はない』ということを認識してもらいたかったからである」(矢部、11頁)

 私は書店で偶然この本を目にし、立ち読みして、全身がふるえるような感動にとりつかれた。住友商事、ホンダ、日産、松下と、日本を代表する大企業の現地法人の名前が次々に出て、そのいずれもが米公民権法違反、人種差別、性差別で訴えられている実態が報告されているではないか。

 それまで時たま新聞報道で、日本企業が訴えられ、それなりの和解金が支払われていることは知っていたが、これほどまでの実態とはまったくの驚きであった。1980年代に入って大挙して米国に進出した日本企業が、日本的労務慣行をそのままに、米国において労働摩擦、文化摩擦をおこしていたのである。

 この本では、住友商事の中川英彦文書法務部長が「アメリカに進出する日本企業は“郷に入れば郷に従え”の諺どおりに大いなる意識の革命をはからなければなりません」「我々は何も知らないで米国へ進出していったわけです」と語ったことが紹介されている。人権に関する日本と米国の温度差、日本の常識は米国では通らないという現実に頭を大きく打ったということである。

 こうした一連の人権訴訟でいちばん有名になったのが、周知の3菱自動車セクシュアル.ハラスメント事件で、約48億円もの補償金で和解した(1998年6月)。企業にすれば、これでは稼ぎに行ったのか損をしに行ったのか、わからなくなる。この訴訟は日本の経済界に対する大きな衝撃となり、日本の企業がこれまで人権というものをおろそかにし、人権の国際的レベルについて学習もしなければ考慮もしなかったことに猛反省をうながすことになった。
http://blhrri.org/info/koza/koza_0005.htm

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優秀な人材を確保するためには、適正な請負が一番の早道

アウトソーシング業を取りまく現状と課題

優秀な人材を確保するためには、適正な請負が一番の早道

業務請負会社の求人広告は年々増加していますが、同時に、業務請負会社に対する応募者(求人メディアの利用者)からの相談・苦情も増加しています。
 応募者からの苦情を分類すると、(1)違法派遣(偽装請負)、不法就労、不適正求人者の存在など請負業務の実態に関連するもの (2)広告表記に関連するもの (3)労務管理・企業の対応に関連するものの3つに分けることができます。
 具体的には、(1)請負といいながら実態は派遣の形態、例えば、指揮命令・出退勤など労務管理を請負先(発注主)が行う (2)募集している仕事がない(おとり広告)、給与が異なる (3)不当な理由で不採用になった など。
 これらの苦情を放置すれば、応募者からの信頼が失われるばかりでなく、期待する応募効果を得ることが難しくなってしまいますし、せっかく採用した人材も、より健全でより安全な労働環境を求めて離職することになってしまいます。
 優秀な人材を確保(採用および継続雇用)するためには、3つに分類した苦情に対応して、(1)適正な請負をすること (2)適正な広告表記をすること (3)応募者および労働者(従業員)に対して真摯に誠実に対応すること が必要となります。地道な作業と努力が必要なことですが、応募者や労働者(従業員)から信頼され、また、優秀な人材を確保するためには、一番の早道であることに間違いありません。
 わが国の雇用情勢は、少子化、高齢化、ニート問題、フリーター問題、2007年問題と労働力問題山積です。その中にあって、業務請負事業者が果たしている役割は非常に重要で、行政側、労働者側からの期待も高くなっています。
 東京労働局をはじめ各都道府県の労働局でも、『業務請負の適正化』に向けた積極的な取り組みがなされており、 昨年、東京労働局が実施した『派遣・業務請負適正化キャンペーン』の報告の中でも、重大な問題となるケースが紹介されました。1社1社がレベルアップされ、業界全体として、さらなる発展を遂げることを期待しております。 ぜひその重要な役割と責任を認識され、社会からの期待に応えていただきたいと思います。

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雇用・労災保険料から3800億円 厚労省外郭団体へ [朝日]

  • 雇用・労災保険料から3800億円 厚労省外郭団体へ [朝日]
  • 2005年11月05日06時05分
    企業や従業員が納める雇用保険などの保険料が主な財源となっている「労働保険特別会計」から03年度、厚生労働省の69の外郭団体に、補助金など計3800億円余りが支出されていたことが分かった。05年度予算でも、62団体に計3600億円余が計上されている。このうち51団体の役員に、今年5月現在、延べ180人の同省出身者が就任しており、保険料から多額の資金が「天下り法人」に流れ込んでいた形だ。団体の中には予算の無駄遣いが指摘されているところもあり、厚労省は見直しを進めている。

    特別会計(特会)は現在、労働保険のほかに道路整備や国民年金など30ある。しかし、一般会計と比べ支出のチェックが甘く、無駄遣いや不要不急の事業が多いとの批判が絶えない。

    経済財政諮問会議の民間議員がまとめた改革案では、労働保険を含めた13の特別会計について「撤退、民間委託する」と明記。国会でも一部特会の廃止なども含めた改革が論議されている。

    労働保険には、失業手当などをまかなう「雇用保険」と、職場などで事故にあった時の治療費などに充てる「労災保険」があり、同特会はそれぞれ「雇用勘定」と「労災勘定」に分かれる。

    05年度予算で見ると、雇用勘定の収入は3兆2721億円。大半は企業や労働者からの保険料で、ほかに失業手当に充てるため一般会計からも4261億円が投じられている。一方、失業手当などの保険給付への支出は2兆1782億円を見込んでいる。

    労災勘定では、保険料に一般会計13億円を加えた1兆527億円が入り、労災にあった人の治療費や年金支給などには9284億円を予定する。各勘定での収支の差額の多くが外郭団体に流れ、保険給付と関係のない事業に使われる。

    決算額が確定している03年度の両勘定を調べたところ、厚労省所管の独立行政法人や公益法人など計69団体に、補助金など総額3807億2100万円が交付されていた。うち16団体には両勘定から資金が交付されていた。

    勘定別に見ると、雇用勘定からは44団体に計2697億6200万円が支出された。交付額が最も多かったのは、「雇用・能力開発機構」の約1519億円で、同勘定からの全交付額の6割近くを占める。

    同機構は04年度、失業予防などが目的の「雇用保険3事業」の助成事業を31事業行った。しかし、利用実績を調べると、実績がゼロだった1事業など、予算に対して実際に使われた額が3%に満たないのが4事業あった。これらを含め、実績が予算額の半分以下の事業は13あり、全体の4割を超えた。

    労災勘定では41団体に計1109億5900万円を支出。「労働福祉事業団」(現在は「労働者健康福祉機構」)の約572億円が最も多かった。

    一方、このうちの51団体の役員には、複数の団体で理事を兼務する者や、報酬を得ていない非常勤役員も含め、延べ180人の厚労省出身者が就任。同省OBの常勤役員が多い団体には、「高齢・障害者雇用支援機構」と「産業安全技術協会」の各5人、「福祉医療機構」の4人などがある。

    こうした現状について、同省雇用保険課は「特別会計の予算執行などへの批判は厳粛に受け止め、事業の大幅な見直しを進めており、補助金なども絞り込んでいる。今後はさらに交付額、交付先の団体数ともに減るはずだ」としている。
    URL:http://www.asahi.com/life/update/1105/001.html

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    勤労者用1970施設、売却収入は建設費の2.8% [朝日]

  • 勤労者用1970施設、売却収入は建設費の2.8% [朝日]
  • 2005年11月06日08時08分

    厚生労働省所管の独立行政法人「雇用・能力開発機構」が売却を進める2070の「勤労者福祉施設」のうち、今年9月末までに売却できた1970施設の売却収入が計約126億4000万円で、総建設費の2.8%にとどまることが分かった。時価と比べても2割に満たない。施設は企業が納めた雇用保険料などで建てられており、「投げ売り」による保険料浪費の実態が改めて浮かび上がった。

    同機構は、労働保険特別会計から年間1500億円もの交付を受けており、施設の超安値売却問題は同特会の見直し論議を加速させる要因になりそうだ。

    同機構の前身、雇用促進事業団は61年から、自前の施設を持てない中小企業の福利厚生を目的に、自治体から借地するなどして全国に2070の勤労者福祉施設を建設した。「いこいの村」などの宿泊施設、「中野サンプラザ」などのコンサートホール、体育館などで、総建設費は約4500億円にのぼった。

    しかし、利用率の低さなどから無駄遣いとの批判が高まり、97年に施設の新設中止が閣議決定され、99年から自治体などへの売却を進めてきた。この間、老朽施設などを「1050円」や「1万500円」の破格の安値で売却したことが国会でも問題となった。

    厚労省によると、これまでに売却した施設のうち、売却価格が1050円は埼玉県川越市の武道場など2施設▽1万500円が860施設▽10万5000円が638施設▽105万円が32施設▽105万円超が438施設という。

    借地に建てた施設の場合、機構は建物を解体して更地にして返却する義務があり、老朽施設の場合、建物の時価から解体費用を差し引くとマイナスとなるケースが続出。国の財産処分の基準に従うと、1万円や10万円となり、それに消費税が加算されたという。

    しかし、455億円を投じて建設され、98年にオープンした温泉保養施設「スパウザ小田原」(神奈川県小田原市)の場合、土地も機構の所有だったが、昨年2月、小田原市に建設費の2%にも満たない約8億5000万円で売却された。

    安値売却で批判を受けた後、機構は民間を対象に時価での買い取りを求めるなどしたが大半が不調に終わったという。売却した1970施設の時価総額は約704億円だが、時価に対しても売却収入の割合は約18%にとどまった。

    機構はこれまでに90施設を廃止し、残る10施設を今年度末までに処分する予定という。

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    労働問題

    松下プラズマ 偽装請負報道

    大阪労働局に言いたいことは、コラボレートに事業停止処分を下したのであれば、事業停止処分を下したコラボレートに社員を200名も出向させた松下プラズマに対しても、厳しい処分を下さなければいけないということである。

    労働局に対して思うことは、労働局の対応自体が悪質であるという事である。昨年、6月30日にコラボレートの前身であるタイアップに改善命令を出した時は、東京労働局のHPにそれを公開していた。しかし、松下プラズマディスプレイの偽装請負については大阪労働局はなんら情報として伝えていない。タイアップ(ちなみにタイアップも松下プラズマに入っていた会社である)と松下プラズマディスプレイがやった悪事を比較して、どちらが悪質か。こういったことを平気でする事を「行政と企業がつるんでいる」というのである。

    私は「コラボレート」が入っているこのビルの事務所に松下の班長が行なった引き抜きの斡旋行為のせいで、電話を入れた事がある。(電話をかけた当時は「コラボレート」の前身である「アクティス」であった)この時、電話に出てきたSという人物はしゃべり方は丁寧な口調で話しているが、言っている内容は明らかにヤクザが話すような内容であった。このような会社は社会的に存在してはいけない会社である

    実態を調査するも何も、コラボレートに出向させられている松下の従業員の給料自体が松下から支払われているなら、明らかな脱法行為としか言いようがないのではないか。立ち入り調査をするのならば、2004年12月頃に起こった松下従業員が飛び降りをした事件を松下プラズマが隠している件と、石綿剥き出しの柱(3Fの更衣室と靴を履き替える場所の間のところ)も調べ上げるようにお願いしたい

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50767542.html

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    労働問題

    ヤマハ発動機ってどうよ?

    ヤマ発工場で働いてるけど
    ヤマ発社員じゃないんです
    ヤマ発の下請け会社の社員です
    ヤマ発社員は、下請け会社の社員に対してかなり厳しいです
    ヤマ発工場内では肩身が狭いです
    休憩所も端っこに追いやられたりします

    県西部では
    ホンダ>ヤマハ>ホトニクス>スズキ
    なんだが
    今回の件で優良企業ヤマハにはがっかりしたとの声
    が非常に多い!
    国賊ヤマハ 国民に謝罪せよ!

    バイクはヤマハ製じゃないと通勤出来ない。
    車は何でもいいけどね。しかし変な社員が多い会社だ。
    あとデブ多すぎ。いるだけで暑苦しいんだよ!酸っぱい生ごみは
    おうちに帰んな!って言いたくなるのを必死にガマンしている毎日.

    ヤマハ パワー プロダクト っていいかな??
    社員の9割は使えないクソらしいと聞きましたが。
    散歩して月40万!!
    派遣のほうが使えるらしい。

    「感動創造企業」

    ヤマハ発動機は10日、大型バイク「XV1600Aロードスター」
    1280台(1600cc、99年4月~00年8月製造)について、
    リコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けた。
    同社は「20カ国以上の計約3万8000台に対応するため、
    交換部品の準備が間に合わない」として、ダイレクトメールで利用者に使用中止を要請する。
    国交省によると、メーカーが使用中止を要請するのは過去に例がないという。

    夏の暑い日は、お疲れ様のジュース
    残業をしたい人は、1日4時間までさせてくれる。やさしい上司
    先輩方がいると聞いています。ただ派遣は、馬車馬のように使い
    ポイと聞いています、正規採用試験をえさにやはりそれは見極めて
    次を考えたほうが・・・。

    ヤマハ発動機のAMというところに見学に行きましたが、髪の毛がボサボサで色黒の
    いかにも風呂はいっていなそうな人がラインに角のところで仕事していました。たぶん安い人件費で
    雇って(日雇い)か何かだと思います。仕事中もペラペラしゃべって、頭も良くなさそうでした。
    あんな奴の作った製品やばいからヤマハの物買うのやめよう。

    http://shizu.0000.jp/read.php/company/1021991095/l100

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    労働問題

    ヤマダ電機、メーカー派遣者に指示…職安法に抵触

    ヤマダ電器が摘発食らいましたね。
    この場合、派遣会社も営業停止なるんだよね?
    グッドウィルも相当数の違法行為がある。
    こんな田舎統括部でも、現時点で熊本3件・宮崎1件・鹿児島4件・沖縄1件…

    二重派遣に建築・港湾派遣、最低賃金割れ、労災隠しに横領事件隠し、業務上過失致死事件隠し…

    全国規模ならどのくらいあるんだろう…

    ブロードバンドのヘルパーです。

    ムービー、デジカメ、プリンタ、ICレコーダー、デジタルオーディオ、
    最近は、メーカーPC無いので、フロン低亜も売ってますが、、、

    今回のニュースなんてまさに氷山の一角だよ。調査入れたら、全店アウト。
    まあ、平日なんかは暇なんで関係の無い接客してるほうが、時間経つのが
    早いからね。

    ひどいのは、週末あたり予算が足りてないと無線で、「ヘルパー帰すなよ」
    みたいな指示がとんでるようで、定時に帰れないとかね。
    さすがに、それは俺も譲れない時もあるし、まず頭にくるから大概無視して
    帰るけどね。

    もう、そこそこ長くやってるし派遣からも、それなりの金をもらってるから
    関係の無い商品を売ることとかは、俺にとって大ごとでは無いけどもね。

    まあ、そんなヘルパーばっかじゃ無いことは明白なんだし
    痛い目にあったほうがいいよ。

    今回の件で、改善されなければ本格的にガサ入れはいるよ。きっと
    民主党も監督官庁の怠慢を間違いなくネタにするね☆
    派遣スタッフはもっと騒ぎ立てるべき。騒いだって職はなくならないよ。

    つまりメーカーヘルパーは無銭労働させられてるってわけ。

    休憩だって社員の中に組み込まれてたことあるから、なかなか行けなかった。

    接客態度とかでも口うるさくいったり、接客中に割り込んできたりするし。

    マジうっとおしい。

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    労働問題

    ヤマダ電機労働問題

    ひどいね~
    早番シフトで毎日21時まで。
    メーカーヘルパーは奴隷扱いだよ。

    ヤマダも売り上げ、店舗展開でいよいよ天井にきたっぽいし
    (毎日ヤマダにはいっている方はいろいろ感じているでしょう)
    社員の使い方、ヘルパーの使い方の点でも無理が来ていた
    矢先でのこの立ち入り検査ですよ。

    地方ののんびりした店舗とか、リーダー系がしっかりした人が
    多い店舗ではPSS配布とかいろいろな指示が仕事の上でのお
    願い程度になっていてヘルパー、社員もきっちり仕事をこなして
    いるまともな店舗が多いのだが 大型店とか都市部とか特に横浜
    より南の地域で頭のおかしい店長、頭のおかしいフロアー長が
    多数いるようですね。指示なんてレベルではなくとても正常な精神
    で仕事ができるような感じでないしょうもない店が多いようです。

    ぜひこの機会に悪いウミは出していただいてまともな店舗が増えて
    くれることを祈ってます。ニコニコ笑いながら社員もヘルパーも
    喜んで品だしとか取次ぎとかも自分からやってくれる店舗もあるって
    事もあえてお伝えしておきます。

    今日も食事は30分弱途中で呼ばれておしまい。
    社員さんが7時になっても食事回っていないので休憩はなし。
    それでも『飯にはいれるだけありがたいと思え』って。

    ラビ、ケイぽいはグラフ化されヘルパーの予算も記入され、
    達成しなければ、ヘルパーでも草むしり、トイレ掃除、無償残業。

    他配を受ければ、商材の確保のための店間依頼、顧客登録、他配先へFAXすべて自分で。

    来店受ければ、メーカーへ在庫、価格確認、部品や非定番なら発注のFAXすべて自分で。

    不良交換や配送枠が足りなければ、ヘルパー便で配送。

    他社の商品でも接客に携わることが出来ればまだまし。

    あほらしいと思われるかもしれないですが、近隣にヘルパーが入れる店舗が
    競合含めて他になく、メーカーも分かっていながら強くいえない。

    こんなところで6年ヘルパーやってます。

    ・・ここまで愚痴に付き合ってくれてありがとうございます☆

    うわ~。お疲れちゃん。。。
    俺が以前に居たヤマダの白物のヘルパーさんも全く同じ状況だったよ。その人は女だったけど。
    俺は常勤携帯ヘルパーだったけど、休憩かちあった時にその人が
    >>318と同じ事をよく愚痴ってた。
    社員に嫌われて辞めてったけどね。大きな声で気持ちいい挨拶の出来る人だったよ。
    俺は派遣で働くのが初めてだったからこんなもんかと思ってたけど
    お給料貰ってないとこからアレコレ偉そうに言われると本当むかつくよねぇ。。。

    オレが思うに、読売はヤマダと対決するつもりはあるみたいだし、
    ヤマダも売られた喧嘩は買うみたいだから、読売としては
    どんどん燃料は欲しいだろうな。

    ヘルパー問題だけじゃなく、社員の勤怠問題などの情報もバンバン送ればいいと思うぞ。
    今回の件は、ヤマダの雇用に関する全体的な問題としてつるし上げるべきだとおもう。

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    労働局の乱脈経理、大山鳴動して鼠二匹とは( 平成18年11月11日 )

    労働局の乱脈経理、大山鳴動して鼠二匹とは
    ( 平成18年11月11日 )
    厚生労働省管轄の労働局では、労働局と本省合わせて1432人、2004年の不正経理事件の人数を合算して2524人だと言う。
    しかも今回の処分は、会計検査院が今年調査した22労働局での1999年度から2004年度の物品購入費や旅費などに加え、全47労働局から関連団体への事業委託費などだけが対象であり、まだ蓋のされた不正経理がありそうだが、今回の大甘処分にて幕引きを図ろうとしている。民間の労働条件、環境が悪化している昨今、労働局がコレである。

    納得出来ないのは、その処分の甘さである。 民間なら業務上横領で懲戒免職+刑事告訴が妥当であるにも関わらず、秋田の懲戒免職1人 ( 刑事告訴検討中 ) と既退職者の財団法人21世紀職業財団の元愛知事務所長の刑事告訴1人だけ。
    あとは減給、戒告、訓告、文章による厳重注意、口頭による厳重注意と並ぶ。 減給されるような連中は 「 十分元は取っている 」 ような悪質公務員であろう。 戒告以上の処分は法律上の処分であるから、若ければ出世に影響するだろうが、それ以下は 「 痛くも痒くもない処分 」 である。 民間なら殆どクビか左遷である。

    http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html

    「カラ出張」で273万円ねん出-香川労働局
    2006/11/11 11:19

    労働局の不正経理問題で、香川労働局は十日、「カラ出張」により一九九九―二〇〇一年度に二百七十三万五千四百九十円をねん出し、職員の懇親会や夜食などに使っていたと発表した。

    http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20061111000168
    「カラ出張」上司が指示 兵庫労働局汚職
    厚生労働省兵庫労働局の汚職事件で、同局をめぐる「カラ出張」は、逮捕された同局職員の容疑者(43)らに上司が指示し、「これだけの分をつくれ」と、額も毎月指定されていたことが五日、関係者の話などで分かった。架空の旅費を請求する際、数十人の職員の名前を使い分けていたといい、局ぐるみの裏金づくりの実態が明らかになった。これらにより、同容疑者が裏金づくりを担当していた二年間で、少なくとも一千万円以上を捻出(ねんしゆつ)したという。

    http://www.kobe-np.co.jp/backnumber/t_roudo/1005ke51760.html

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    リストラ拒否し倉庫の1人勤務に うつ病で労災認定

    リストラ拒否し倉庫の1人勤務に うつ病で労災認定
    8日記者会見した代理人の穂積匡史弁護士は「長時間労働ではなく退職強要によるストレスで労災が認められるのは異例。社員を追いつめて自ら退職させるようなやり方は許されない」と話した。

    http://www.asahi.com/life/update/1208/011.html
    「追い返しおじさん」
    週刊誌「アエラ」(2005.11.28)に、労働基準監督署に存在する「追い返しおじさん」に関する記事が載っています

    労災の手続きに訪れた被災従業員の家族等に、侮辱的な言動を弄したり、「労災はおりない」などと言い、労災の申請手続き自体を受けつけずに、「追い返し」てしまう職員の実態が紹介されているのです


    http://miraikeiei.exblog.jp/182937/
    労働基準監督署訪問記

    某金融会社の法違反労働の実態を告発し、労基署に指導してもらうためだ。いわゆる「申告」に行ってきた


    http://www.jitan-after5.jp/essay/es020523.htm
    手話通訳者 刑部さんの頸肩腕障害を労働災害であることの認定を求める活動をしています
    http://www.tomitu-ken.com/sasaeru.html
    平成15年2月に、富山労働基準監督署に労災認定を申し立てましたが、1年8ヶ月も経過した後、監督署は「刑部さんは頸肩腕であるが、業務上とは認められない。」としました。その後、富山労働災害補償保険審査会に審査請求しましたが棄却され、平成17年6月に労働保険審査会に再審査請求書を提出、1年以上経過した今年8月28日にようやく公開審理の運びになりました
    都道府県労働局長 殿 あて
    http://www.joshrc.org/~open/files/20050426-001.pdf
    過労のため保育所を退職して1ヶ月後に自殺した元保育士の両親が、労災認定を求めた行政訴訟の判決で、東京地裁は、過労自殺と認定、労災と認めなかった労働基準監督署の処分を取り消した。

    「裁判と比べても簡易迅速な権利救済が実現しているとは言い難い」。
    総務省が調査研究を委託した行政管理研究センターは今年3月、労災などを含む行政不服審査制度が被害者救済に役立っていないと報告書をまとめた。
    今回も過労と自殺の因果関係を認める民事訴訟の判決が確定しても、約5年間、判断を先送りしたうえ、労災を認めなかった。
    特に、最終的な判断を下す国の労働保険審査会は処理期間が1年を超えるケースが9割を超えている。
    社員はモノじゃない!
    まかり通る企業の身勝手
    労働法「見直し」現場の実態


    http://www2.tky.3web.ne.jp/~norin/roudouhou.html
    仕事中の事故・疾病などについての労働災害(公務災害)の申立です。2004年度 労災事件

    http://www.kyoto-jlaf.jp/chumoku/index_04rousai.html
    労働局に指導申し入れたら派遣契約解除 タイガー魔法瓶
    2006年12月09日10時59分

    派遣先用心棒労働局が、申し立てをした偽装請負社員に対して、不利益な行動をしました。労働局の調査官は、弁護士を伴なわない申し立てに対しては、貴方の名前を使いますが、その後は知らないですよと脅しながら調査し、罰則をせずに
    告発者を切り捨てるのです。労働局を解体するにはどうすればいいかよく考えましょう。
    社説=勤労感謝の日 安心して働くために
     「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」。祝日を定めた法律は、「勤労感謝の日」をこのように意味づけている。
    暮らしの拠点は働くことによってつくられる。この点が揺らげば、日本の社会全体に犯罪や自殺などのゆがみが一層広がるだろう。

    http://www.shinmai.co.jp/news/20061123/KT061122ETI090005000022.htm
    SRIとは「ソーシャル・リスポンシビリティー・インベストメント」の頭文字を取ったもので、「社会的責任投資」などと訳される。大まかにいえば、倫理的に正しいことをしている企業に投資しようという考え方だ。
    派遣業務の多様化で差別・法違反・労災事故が拡大!
    派遣業務拡大、偽装請負の拡大で増える差別、法違反、労災事故. 99 年派遣法「改正」によって派遣対象業務が拡大され、今まで派遣労働を導入して. いなかったさまざまな業種や業態、特にブルーカラー業務等にも派遣労働が導入され ...

    http://www.union-net.or.jp/haken/hotline/report_hotline16.pdf
    関根秀一郎さんの報告から
    偽装請負とは何か―電話相談の事例から見る
    労働者派遣制度が
    もたらしたもの
    派遣ユニオン・エーエスピー支部員の報告
    奴隷的酷使の上に暴力セクハラも日常茶飯事

    http://www.jrcl.net/web/frame0601127d.html
    ◆偽装請負拡大の背景に何があるのか?
    トヨタは労働基準監督署の幹部らとゴルフをしたりして抱き込んでいたことが報じられている。違法な「偽装請負」が労働基準監督署の容認の下で拡大してるのは、それによって大企業が莫大な超過利潤を手に入れることができるからである。大企業の手口は、違法な既成事実を作り、その後法律を「改正」して合法化するのである。これがこの間の労働法制の規制緩和と称する改悪の手法であった

    http://www.ne.jp/asahi/21c/union/news/no71/01ap_ukeo.html
    6日の夜、東京都内のホテルで長勢甚遠法務大臣就任の祝賀会
    主催は「長勢さんの法相就任を祝賀する人材ビジネスの会」で、私はその発起人代表。他の発起人は人材ビジネス会社の社長又は会長14人。


    http://www.miurakazuo.net/archives/2006-12.html
    派遣の派遣たる所以を再考するチャンスか? 2006年11月
    三浦和夫(月刊人材ビジネス編集主幹)

    アメリカの人材ビジネスを視察した時、派遣先である化粧品会社の採用担当課長に派遣の使い方を聞いたことがありました。女性課長は、「Temporary is temporary」と述べて、「それがすべてよ」と回答したことを覚えています。あくまで、臨時的に必要な時に使えるのであって長期的に期待できるものではない、と解釈しました。

    http://www.opi-nion.co.jp/07.html
    サハリン2、シェルが露社に経営主導権…ロイター報道

    今年9月には事業に伴い環境が破壊されたとして、ロシア天然資源省は事業の一部について許可を取り消すなどロシア側からの圧力が強まっている。

    (2006年12月11日22時16分 読売新聞)
    相談例
    今年の3月に正社員で働いていた会社が(小さな派遣会社)二重派遣の為、裁判を起こされ、それが原因で退職しました。その後4月末に派遣スタッフとしてお仕事開始しましたが、二重派遣でしたので、納得できず辞退し、今、他社の派遣のお仕事にエントリーしている最中です。ただ、4月末に開始した派遣先が、大手製薬会社で家族も絶賛していた手前、未だに辞めたことを言い出せず、毎日が憂鬱です。二重派遣が原因で辞めたと正直に話しても、家族は派遣についての知識があまりないので、結局は「辞め癖がついた」と言われそうです。うまく納得させれる理由はないものでしょうか?それか次が決まってから、職場が変わったと誤魔化した方がいいのでしょうか?そうなると次が決まるまでまた憂鬱ですが・・・。
    社会人として会社の違法行為に係りたくない、違法行為の「被害者」になりたくないので・・・とちゃんと説明なさることです。二重派遣はかなり重い罰則がある犯罪行為です。「働きたい!」という前向きな気持ちの人たちを、自分たちの都合や利益のために利用する悪質な行為です。派遣されるということはあなたは派遣会社に雇用されている社員です。
    会社と言う「法の下、人格のあるもの」を正しく育てる責任があります。
    違法行為に係らない、やっていたら是正させる、と言う意味で辞退する事は社会人として当然のことです。
    人材派遣業は勤労者の搾取機関

    第一に、正規雇用を促進するよう関連法規を整備する事。
    第二に、人材派遣労働関連法規を見直し、民間の派遣業者から公的職業紹介機関への転換を検討すべきである


    http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html
    人材派遣業が日本をだめにしている

    正直、明治維新から始まって第1次/第2次大戦を経て、高度経済成長まで築きあげた先輩の日本人たちの方がはるかに知恵、技術力、想像力、忍耐力について我々 ( 30代以下の若者 ( バカモノ ) たち ) よりも優れているということを痛切に感じるこの頃である。


    http://www.rondan.co.jp/html/mail/index.html

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    [アメリカにおける賃金制度の現状と新動向]

    [アメリカにおける賃金制度の現状と新動向]

                                   竹内一夫

          (出典:東京経大学会誌第186号、1994年3月)


    http://www.tku.ac.jp/~ktakeuti/uspay94.txt
    あくまで私が経験した事なので、全てのアメリカ人がそうであると思ってもらっては困るのだが、それでも今回のNY訪問では、一緒に仕事をしたアメリカ人の仕事のやり方には、色々と考えさせられる所があった。
    残業代を奪い取る財界の野望

    そもそも日米両国では、前提条件が大違いです。アメリカでは、経営者の違反にたいし労働者は、不払い残業代に加え、同額の付加賠償金の支払いを請求できます。行政機関の労働省は、違反に対する罰金を命じ、労働者に代わって割増賃金の支払いを求める訴訟を起こせます。

     日本では、違反しても企業は残業代さえ支払えばすみ、罰金はつきません。「ルールの徹底を図るためのしくみは、アメリカより弱い」(報告書)のが現実です
    アメリカの「ホワイトカラー・エグゼンプション」は日本で現在検討されている内容とは全く異なる制度です。「残業のつく人」と「残業のつかない人」を明確に区別するだけでなく、「残業のつく人」には残業をさせない、「残業のつかない人」には成果を求める代わりに裁量権を与える、これがアメリカの制度です。ブッシュ政権によって、経営側に有利な変更はされています。ですが、だからといって実質的な裁量権を与えず、時間のケジメもなく人を使っておいて残業手当も与えない、そんなムチャクチャはそこにはありません

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    労働問題

    派遣社員過労自殺裁判
    ~「派遣」へのメッセージ ~

    1999(平成11)年3月に、当時23歳で派遣社員として働いていた当HP作成者である私の息子が、下宿先のアパートで自殺したことに対して、現在争っている裁判に関するものです。

    上記裁判、偽装請負の中でおきた過労死として犠牲者となった家族及び支援者が、懸命に戦っている裁判です。しかし、日本の民事裁判は、余りにも期間が長い。

    この家族の戦いにより、多くの偽装請負に働く労働者が助けられ、朝日新聞、東洋経済新報社などの記事により 派遣先の労働状態が改善されつつあるか。

    この裁判は、派遣先であるニコンにおこした裁判である。ニコンとしては、社会的ダメージが少ないと考えたのか、未だに継続審議している。

    労働民事を起こされた場合の被害が欧米諸国と違い、日本企業としては、

    社会的責任に大きな影響が今まであまりでなかったのであろう。今後は、食品企業と同じように労働においての犯罪に対して、企業が危機的状況に追い込まれるくらいインパクトを与えないと弱い労働者は、益々奴隷化にされてしまうかもしれません。今後この裁判を紹介しながら派遣労働における過労死について検討したいと思います。

    事件詳細に関しては、

    http://www10.ocn.ne.jp/~karoushi/

    派遣元労務管理社員が診た派遣社員の労働待遇



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    労働問題

    大阪労働局はどう責任を取るつもりなのか?

    正社員は指揮・命令できないので、請負会社に 「出向する」 という形をとって僕たちを指揮・命令するんですよ。 偽装請負を逃れるための脱法的なやり方じゃないですか。 「出向」 者は茨木工場全体で、200人規模といわれています。

    松下プラズマ尼崎工場 (兵庫県) では、補助金不正取得の疑惑がもちあがっています。

    松下はことし2月、尼崎工場の操業で 「正社員6人」、「派遣236人」 の雇用が増えた、と県に申告。 3月、2億4,540万円の補助金を受けています。県は 「派遣」 は補助金対象にしていましたが、「請負」 は対象にしていませんでした。

    松下電器産業グループはコラボレートという事業停止命令を受けるような会社を内部に入れる悪質極まりない会社である。

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50766054.html

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    労働問題

    日本防衛庁、北朝鮮・中国を見据え無人偵察機の導入へ

    2007/01/02 NEWSIS/朝鮮日報JNS

    日本の防衛庁は、北朝鮮や中国など周辺国に対する長時間にわたる広域的な偵察と監視が可能な滞空型無人偵察機の導入に本格的に着手する、と西日本新聞が1日付で報じた。

    同紙によると、防衛庁は無人偵察機の機体導入に先立ち、無人偵察機搭載用レーダーを 2010年までに独自開発することにし、今年度予算に研究開発費15億円を計上する方針だ。

    無人偵察機を導入するのは、北朝鮮のミサイル発射や核実験などを受け、情報収集能力を強化するのが狙いだ、と同紙は指摘した。

    また、高高度を飛行して相手国の領空に接近する偵察機の配備は周辺国との緊張を招く恐れもあり、専守防衛を基本とする日本の国防政策上、議論を呼ぶ可能性があると見通した。

    防衛庁は、無人偵察機の機体開発には時間を要する点を勘案し、当面は米国製グローバルホーク(1台当り57億円)かプレデター(8億円)の購入を検討している。

    また、無人偵察機のレーダー開発経費15億円のほか、米軍による無人偵察機の運用実績や効果などを調査するための予算、約100万円も計上した。

     防衛庁は北朝鮮情勢や中国の軍事力増強に対応し、独自の情報網を構築する方案の一環として、まず無人偵察機を取り入れ、技術研究本部で飛行時間を最大限に伸ばすための技術開発に乗り出すことを決めた。

    米国が実用化している滞空型無人偵察機は、精密な軍事情報の収集を目的に配備され、相手国の領空や防空識別区域付近を飛行している。

    日本で導入する無人偵察機の場合、北朝鮮や中国を見据え、九州に近い東海(日本海)や東シナ海の上空を中心に運用される可能性が高い、と西日本新聞は付け加えた。

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    労働問題

    東芝機械ココム違反事件

    本事件は1987年に発覚した。この事件では、東芝幹部社員の逮捕や、親会社の東芝の会長・社長の引責辞任だけでは収まらず、アメリカから、東芝が輸入禁止の制裁を受けるなど、大きな問題になった。ホワイトハウスの前でアメリカ議会議員が東芝製のラジカセやTVをハンマーで壊すパフォーマンスを見せるというまで発展した。親会社の輸出停止にまで至ったという影響の大きさから、その後の企業の輸出管理体制に多大な影響を与えている。とはいえ、アメリカによる制裁は、ココム規制の目的である軍事的な問題というよりも、巨額の対日赤字に関連した当時の経済摩擦問題が背景にあったと言われている。

    なお、事件の流れは、1987年の4月30日警視庁が東芝機械の家宅捜索を行い、5月15日に通産省が東芝機械に対して共産圏向け輸出の1年間停止の行政処分を下し、5月27日外為法違反により東芝機械幹部2人が逮捕されたものである。発覚した年に大きな社会問題となったため1987年の事件とされているが、実際に輸出が行われたのは、それより以前の1982年から1984年にかけてである(正確には、機械本体が1982年から1983年にかけて先行して輸出され、後から修正ソフトが1984年に輸出された)。翌年の1988年3月22日には、東京地方裁判所より外国為替及び外国貿易管理法違反で判決が下されている。量刑は、東芝機械が罰金200万円、幹部社員2人は、懲役10月(執行猶予3年)及び懲役1年(執行猶予3年)であった。

    また、輸出された工作機械は、同時九軸制御が可能な高性能なものであり原子力潜水艦スクリューを削るとスクリュー音が無くなると言われた。当時の映画『レッド・オクトーバーを追え!』(1990年)でも、無音の潜水艦というモチーフが描かれており、この意味でもこの事件は話題になった。但し、映画の原作となった同名の小説(1984年)に登場する無音推進装置は電磁推進装置「キャタピラー」であることに加えて、事件前に刊行されているため、この事件が背景にあるわけではない。

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    労働問題

    「軍事面で重要な価値」 無人ヘリで中国新華社

    中国国営の新華社通信が2002年5月、ヤマハ発動機が中国に輸出した無人ヘリコプターを基に、中国の北京BVE創基科技有限公司などが独自の国産無人ヘリを開発したと報じ、同ヘリについて「軍事面で重要な価値がある」と評価していたことが23日、分かった。
     02年5月23日の新華社電(電子版)によると、中国が国産無人ヘリの開発に当たって参考にしたのはヤマハ発動機の無人ヘリ「RMAX」。ヤマハ発動機が01年以降、中国向けに輸出した「RMAX L181」を指しているとみられる。
     同電はさらに02年5月23日に北京で開幕した国際科学技術産業博覧会で、同ヘリが注目を集めている、と伝えていた。
     一方、中国側が開発した無人ヘリは「空中機器人」(空中ロボット)と名付けられ、全長約3・6メートル、全幅約70センチ。ヤマハ発動機の無人ヘリとほぼ同じ大きさで、(ヤマハの無人ヘリを参考に開発したことにより)「視界外まで飛んでいったヘリを再び帰還させるという難題を解決した」などと説明している。(共同)(01/23 23:43)

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    労働問題

     「ヤマ発を売国企業と認定します>よって不買運動開始」を書いて以後続報がなかったんですが、いよいよ容疑事実が固まって立件されるようです。

    ヤマハ発動機の関係者によると、無人ヘリの販売は「中国側から持ちかけられた。こちら(ヤマ発)から売り込んだものではない」という。同型ヘリの輸出に関しては、昨年4月に不法就労助長事件で在宅起訴された中国人2人が経営する会社から、ヘリ輸出に関する資料が押収されており、警察当局は、この2人が中国の公的機関の職員とみている。

    捜査本部はヤマハ発動機が軍事転用の可能性があることを知りながら輸出を続けていたとみて事案の悪質性を重視。少数の社員が独断に近い形で輸出を進め、上層部は事後承諾に近い形をとっていたとみて詰めの捜査を急いでいる。

    http://blog.satohs.jp/200607/article_137.html

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    植民地奴隷にする労働法改悪

    植民地奴隷にする労働法改悪
    人間的生活条件も破壊
                 全国的な政治斗争に活路   2007年1月12日付

    パートや派遣、アルバイト、フリーターといった不安定な非正規雇用が広がり、若者は結婚もできず生活のメドもたたない奴隷状態が急激に拡大している。このなかで安倍政府は生活できるように改善するどころか「多様化する働き方にあわせる」と財界やアメリカの要求に従い、いくら残業をしてもタダ働きさせる「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」(労働時間規制の適用除外制度)導入にむけた法案を今月の国会に提出すると発表した。「金を出せばいくら働かせてもいい」と超過密労働に駆り立てた挙句、今度は「金は出さなくても働け」というきちがいじみた体制に変えるというのである。そして今国会への提出をたくらむ労働法制には、労働契約法の新設、派遣労働法の改悪など、雇用形態の抜本的な転換が企まれている。規制改革とは労働法制改悪が基本であり、植民地的な労働者の奴隷化である。

    大資本は天国、労働者は地獄
     厚生労働省の労働政策審議会は昨年末、労働条件分科会で最終報告書「今後の労働契約法制及び労働時間法制のあり方について」をまとめた。この今後の労働法改悪の指針に「ホワイトカラーエグゼンプション」導入を軸にした労働時間法制改悪、労働者を個人請負業のような扱いにする労働契約法制の新設を盛りこんだ。
     現行の労働基準法は原則として労働時間を1日8時間、週40時間で、それをこえて労働者を働かせてはいけない、としている。ホワイトカラー・エグゼンプション制はこの労基法を変え、労働時間規制からホワイトカラー労働者を外すものである。
     最終報告では導入対象として、「労働時間では仕事の成果を評価できない業務に従事する者」「業務上の重要な権限及び責任を相当程度伴う地位にある者」「業務遂行の手段及び時間配分の決定などについて使用者が具体的な指示をしない者」をあげた。厚労省は年収条件は900万円以上としているが、財界は400万円と主張している。いずれにせよ全労働者に拡大していく意図は見え見えで残業手当てをなくし、残業の概念自体を崩壊させるのが狙いである。そして「1日8時間労働」という歴史的に勝ち取られてきた労働者の権利を奪い歴史を逆戻りさせようというのである。
     もう一つの柱が「労働契約法」の新設である。「労働契約ルールの明確化」「就業規則変更による労働条件の変更」を盛りこんだ。これにより労働者は請負業者のように、会社と個人契約を結ぶことになる。「出向、転籍、懲戒ルール」をはじめ会社側が一方的に決める就業規則を認めなければ就職できず、いったん就業規則を認めればどんな扱いを受けてもすべて「自己責任」となる。「反抗したらクビ」「ミスをしたらクビ」「私語禁止」などの異常な契約内容でも「労資合意」があれば、国の指導も排除して、会社側が堂堂と労働者の首を切る体制である。
     このような法制に労働法学者も「契約原理に反する労働条件を変更法理の固定化は避けるべきだ」と反対声明を出している。当初盛り込もうとしていた「解雇トラブルの金銭解決」は先送りされたが、中心眼目は労働者に物もいわせぬ無権利な就業形態を押し付け、大資本の天国とし、労働者の地獄をつくることである。経営労働政策委員会が出した05年版報告では「最近の労働行政は、企業の労使自治や企業の国際競争力の強化を阻害しかねないような動きが顕著である」と主張。「タダ働き、労働条件切り下げ、首切りの自由」を保障する法制である。
     さらに厚労省は「労働者派遣法」を大幅に変える検討をはじめた。現派遣法では個別の派遣社員に、派遣先の企業が事前面接をやって労働者を直接選ぶ行為を禁じている。この「事前面接の解禁」と、派遣会社が選んだ労働者の受け入れを拒否できるようにすることを検討している。原則3年の派遣期間延長や派遣業務拡大も狙っている。
     政府は05年3月に閣議決定した規制改革・民間開放推進3カ年計画で「米国を参考にした労働時間規制の適用除外を検討する」ことを柱にした「労働ビッグバン」を進めてきた。規制改革・民間開放推進会議の宮内議長(オリックス)は01年に執筆した「経営論」で「日本の企業経営にいま、求められているのは“アメリカに向かって走れ”ということではないでしょうか」とのべたが、アメリカ型労働形態にかえることが中身だった

    1日8時間労働も崩す 10数年で労働法激変
     そしてこの10数年で雇用形態、労働時間をはじめとする就労形態、職場の安全、外国人労働者の受け入れにいたるまで労働法制を激変させてきたのである。
     雇用形態では戦後一貫して禁止されてきた派遣労働を解禁した。1985年に労働者派遣法を制定し、専門性の高い16の業務で労働者派遣業務を合法化した。その後96年に派遣対象業務を26業務に拡大し、99年には1部の例外を除き、ほぼすべての業務を労働者派遣の対象にした。そして2004年3月からは製造現場への派遣を解禁し、派遣期間も最高3年までに延長した。
     労働時間に関する法制では、「1日8時間、週48時間」で1日に働くのは8時間まで、合計が週に1日休みで48時間という規制を取り払った。87年の労基法改悪で1週間40時間労働制に変更した。1日は週5日・40時間以内であれば8時間以上働かせてもいいようにした。変形労働時間制を拡大し、1カ月が1日6時間であれば次の月は残業手当なしで1日10時間働かせてもよくした。
     ノルマを決め、その仕事の時間配分を労働者自身にゆだねる裁量労働制も導入した。98年の法改定で各企業の本社に勤務する企画や立案などをするホワイトカラーに対象を拡大し、03年の改定で本社以外の支店を含めたホワイトカラー業務に適用を拡大した。このことで延延と長時間労働を続け、過労死にいたるサラリーマンが増えた。05年になると、年間総労働時間を短縮するために作った時短促進法を廃止することを決めた。

    女性や外国人搾る体制 安全破壊の法も整備
     女性や外国人労働者の労働形態も変えた。18歳以上の女性はもともと、残業を1日2時間、週6時間、1年150時間とし、深夜勤は禁止していた。この残業や深夜勤を禁ずる規制を男女雇用機会均等法改定で99年に全廃した。「女性差別はいけない」といい「男子同等に搾り上げる体制」にしたわけである。
     外国人労働者の受け入れも90年から「開発途上国の人材育成に貢献する」といい「研修生」といって受け入れだした。93年には1年の研修を終了しても実習生として2年間働くことを認めた。最初は、対象職種が17種だったがいまは建設、食品製造、木工など62業種に拡大している。日系人については90年の入管法改定で「日本人の配偶者」または「定住者」として在留する条件で就労制限を取り払った。現実は外国人労働者が日本語を話せず、帰国しても生活が厳しいのをいいことに、低賃金過密労働が横行している。96年に64万人だった外国人労働者は03年段階で81万人に上っている。
     そして2005年には労働安全衛生法(06年4月施行)を改悪した。以前は残業を月間100時間した労働者には医者が診断と指導をするよう企業に義務付けていた。それを「労働者の申し出があった場合」とした。過労死や過労自殺も労働者の「自己責任」にするものであった。

     事故や過労死が相つぐ 破壊される全産業
     こうしたなか各産業で労働破壊が輪をかけて進行してきた。JR、バス、トラック、タクシーなどでは「週休2日制」導入と引き換えに1カ月単位の変形労働制が導入され、長時間拘束される深夜交代制労働が横行している。とくにトラックは市場開放を求めるアメリカの要求による物流2法改定(02年)で、営業区域規制が廃止され、1回の運行が14四時間以内であれば全国どこへでも配送できることになった。タクシーも需給調整規制の緩和によってタクシー台数増加に拍車がかかった。タクシー運転手はタクシーのなかで寝起きするような状態が広がっている。
     トヨタなどの製造現場でも期間工、パート、派遣、契約、アルバイトなど不安定な労働者ばかりとなった。トヨタの製造ラインは一直勤務が7時から午後3時で8時間だが、2直勤務は午後3時から翌日の午前2時50分で深夜の長時間勤務が横行している。国立病院では1996年から看護師への「長時間夜勤2交代制」が導入され1日の拘束時間は17時間30分に及ぶようになった。日本郵政公社が04年に導入した「深夜勤(ふかやきん)」は夜から朝にかけて拘束11時間、実働10時間を4日繰り返す過酷な深夜労働となっている。
     派遣労働者にいたっては「無料お試しキャンペーン実施中! 1週間無料、1カ月○%オフ、3カ月○%オフ」などのチラシをもって派遣会社の営業マンが契約集めに回っている。派遣労働者はモノ扱いで、ダンピング競走にさらされ、働くためには長時間勤務でも低賃金で生活できなくても働かざるを得ない状況に直面している。
     こうして事故が多発している。03年には北海道の出光興産でタンクが炎上し、新日鉄八幡でも解けた鉄をかぶり3人が死傷する事故が起きた。そのほか、三重県の発電所爆発で消防士2人が死亡、エクソンモービル名古屋製油所の火災で6人死亡、新日鉄名古屋工場の爆発事故、ブリヂストン栃木工場の大火災が立て続けに起きている。05年にはJR西日本の宝塚線で乗客107人が死亡し約550人負傷の大惨事も引き起こされたが、どの職場も人事ではないという実感は切実なものとなっている。
     日本では過労死ラインといわれる年間3000時間以上働く正社員が6人に1人にのぼり、過労死認定は年間310件を超している。精神障害と脳・心臓疾患者の請求件数は1525件(05年)となり、10年前の2倍となった。
     こうして現在進めている労働法制は労働者が生きていけないような状態にし、全産業を破壊していく、野蛮で売国的な植民地状態を浮き彫りにしている。
     労働者がますます生存費すら保障されず、人間的な生活条件も奪われている。それは個個の企業の資本だけではなく、アメリカ資本とそれに依存して生きのびようという独占資本集団全体の意図であり、自民党政府が法制度をかえて強要している。これにたいして、労働者が企業をこえ、全産業的全国的に団結した政治斗争をめざさなければ活路がないことを示している。

    http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/syokuminntidoreinisururoudouhoukaiaku%20zenkokutekinaseizitgousounikaturo.htm

    独立・民主・平和・繁栄   1955年創刊
    いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

    長周新聞

    http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/index.html

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    派遣

    gikou89
    偽装請負労働者として働いている人達へ
    1.今置かれている労働形態が偽装請負であるかどうか分からない場合、地元の労働ユニオン等に相談してみること
    2.偽装請負から派遣に契約が変わっても労働者としての地位を守る為に派遣法における労働者の権利を知ること
    3派遣社員と正規社員との待遇の差をなくすこと。賃金についても正規社員の半分から1/3ではなく同等にすること
    4.偽装請負、派遣労働者が、世間に今置かれている不合理を告発すれば、大きく改善され、派遣に変わっても仕事能力における差はなくなります。
    5.自由化とはどんなことでも好き勝手におこなうことではなく、ルールにもとずいておこなうことである。製造業の労働は、死の危険性を伴う労働である。犯罪は、しっかりと取り締まり罰を受けさせるべきである。
    本来のアウトソーシングとは、労働力提供、人員の受入れだけではでなく、
    付帯業務の現状分析~業務運営設計~適材スタッフの教育・配属~自社指揮系統による確実な業務運営、さらには業務改善までを一貫して行なうB.P.O.(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)にあります

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    労働問題

    厚生労働省はどこまでも腐っている
    2005年3月17日の参院予算委員会で日本共産党の大門みきし議員がクリスタルグループのことについて、追及している。そして、偽装請負という法令違反がこれだけ社会問題化しているのに、厚生労働省の回答はいまだに「個別の事案についてはお答えはできない」というものなのです。厚生労働省や労働局出身のOBが派遣会社や偽装請負会社に天下りしているという話を頻繁に聞くが、こういう対応をしていたら、そう言われても仕方ないと思います。

    労働基準局監督課の担当者は、「元請け会社がライン労働者に直接指揮命令する場合は、派遣とみなして是正指導している」と説明しました

    労働安全衛生法が改正されて請負会社の労働者が災害にあわないように罰則付きで連絡調整をはかることが義務づけられた問題についても担当者に説明を受け、各企業に徹底することなどを要請しました。

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50696223.html

    7月24日付 毎日新聞より
    【記事内容】
    不当労働行為:INAX子会社が組合と団交拒否で認定
     大阪府労働委員会は24日、住宅設備会社大手「INAX」の子会社「INAXメンテナンス」(本社・愛知県常滑市)が、給排水設備の修理・補修を業務委託している「カスタマーエンジニア(CE)」でつくる労働組合との団体交渉を拒否したことを不当労働行為と認定し、同社に団交に応じるよう命じた。労組側の救済申し立てに対し、「会社が一方的に決めた条件下で指揮、監督に従っており、労働組合法上の労働者にあたる」と判断した。こうした業務委託を巡っては、「あいまいな雇用関係」が世界的な問題になっている。不当労働行為が認められるのは極めて珍しく、今後、同様の雇用形態を取っている企業へも影響が出そうだ。

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50696223.html

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    労働問題

    松下プラズマ事件の宣伝

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50636822.html

    配布ビラ記載内容
    ビラ表面
    見出し
    騙す松下、騙される労働局
    松下電器、東レの合弁会社の偽装請負

    松下電器は、ホームページ上でCSR=企業の社会的責任について、「法令順守」が当然と言っています。ところが、松下電器役員の森田研さんが社長である松下プラズマディスプレイ(松下電器、東レの合弁会社・茨木市)は、昨年、大阪労働局から職業安定法違反で偽装請負の是正指導を受けました。松下は、偽装を告発した請負社員の吉岡さんを社員にしましたが、吉岡さんにさまざまな嫌がらせをし、5ヵ月後の今年1月に解雇しました。法律では直接雇用が原則です。松下のやり方は許せません。

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    労働問題

    亀山第2工場の建設で3人目の労災死亡事故が起きた

    http://hattori.jcpweb.net/data1/060615-194340.html

    日本共産党 亀山市議会議員 服部こうき

    原因を考えてみましたが、思い当たるのは今朝の新聞で亀山第2工場の建設で3人目の労災死亡事故が起きたことが報道されたことです。
    それにしても昨年7月から約1年足らずの間に3人がなくなったというのは重大です。
    労働基準監督署はもちろん、誘致した県、市にも建設現場に問題はなかったのか、徹底した調査を求めたいものです。

    シャープテレビ製造工場 体挟まれ男性死亡  6/14
     三重・亀山市で14日正午過ぎ、「シャープ」の液晶テレビ製造工場で液晶画面の調整を担当していた樋口充さん(41)が、製造ラインの点検作業中に突然、金属製のローダーが動き出し、体を挟まれた。
    樋口さんは病院に収容されたが、約4時間後に腹部損傷などで死亡した。
     警察では、詳しい事故原因を調べている

    低い賃金、短く不安定な雇用……。「偽装請負」の現場で働く若者たちには、景気回復の実感は乏しい。
    「結婚や子供なんて考えられない」「年をとってもこんな働き方を続けられるだろうか」。
    将来が見えない不安を抱えつつ、あてどなく漂う。

     5月下旬のある夜、大分市の飲食店に数人の若者が集まった。大手請負会社に所属し、キヤノンの
    デジタルカメラ工場で働く職場の仲間だ。
     沖縄出身で30代前半の男性がぼやいた。
     「昼休みはたった40分。メシを食う気力もない」
     立ちっぱなしの作業でむくんだ足。ほこりから製品を守るための仕事着を着替えて食堂まで行くのに
    片道10分近くかかる。
    往復することを考えると、とても行く気にならない。
    だから昼休みは、空腹を我慢し、横になって午後の仕事に備える。
     大分の大学を出て建設会社に勤めたが、給料が不満でやめた。
    今の仕事は「作業は単純で楽だけど、先がない。
    ずっと同じ仕事を同じ給料で続けるだけ。
    キャリアを積んだら上の仕事、ということもない」。
    前の仕事は、かんなの使い方が上達するなど、技量が上達する充実感があった。
    本当はふるさとの沖縄へ帰りたいが、いい仕事がないので戻れない。

    一時しのぎ
     福岡出身で20代前半の男性は、羽振りのいい生活にあこがれて大阪でホストをしていた。
    しかし、逃げた客の飲食代を背負わされ、借金取りに追われた。
    今の仕事は、借金の肩代わりをしてくれた親に返済するための一時しのぎだ。
     見ず知らずの土地。請負会社に言われるままに寮に入った。
    「寮費の4万2000円は相場より高い。光熱費も水増しされている気がする」。
    寮には、自分と同じように全国各地から集まってきた若者が住み、送迎バスで一緒に工場に通う。
     給料日前、金がなくて水とパンでしのぐこともある。「いつかまたホストをやりたい」

     
    「求人広告では月収22万円可能、なんて言っていたけど、全然違った」と、女性(29)は憤慨する。
    実際には16万円程度で、社会保険料や家賃、携帯電話代などを引くと、生活費は数万円しか残らない。
     会社に文句を言ったが、担当者は「残業や休日出勤があれば計算上はあり得る」とにべもない。
    腹は立つが、仲間たちは「どうせ長く働くわけでもない」とあきらめ顔だ。
    今月、女性は工場をやめた。職を探しているが、同じような工場での仕事しか見つかりそうにない。


     「これ、読んどいて」
     5月末。愛知県内にあるトヨタ自動車グループの部品工場で働いていた男性(21)が、雇用主の請負会社から
    「解雇予告通知書」を渡された。
     書類には「自己都合の欠勤が多く、反省がみられない。メーカーへ迷惑を及ぼした」とある。
     仕事中にけがしたことへの対応や給料の前借りができなくなったことなどに、たびたび不満を訴えていた。
    「うるさいやつだから、クビにするのか」
     男性は北海道出身で、つきあっている女性とともに工場で働き、寮でも同居していた。
    あわてて個人で入れる労働組合に相談し、会社と交渉してもらった。解雇は何とか撤回させたが、秋には契約が切れる。
    「どうせ更新してもらえない。北海道で次の仕事を探す」

    冷たい視線
     日本の製造業復活の陰で、顧みられることのない無数の若者たち。
    安い労働力をかき集めてメーカー側に供給する請負会社は、この10年で大きく成長したが、利益の源である彼らへの
    視線は冷めている。
     「仕事に不満があっても実際に声を上げることはほとんどない」と請負会社の元幹部。
     別の請負会社幹部も皮肉を込めて語った。「最近の若者は、実力主義を『時給が100円高くなる工場へ移ること』と、
    はき違えていたりする。一生こんな賃金で使われ続ける彼らの将来は大丈夫かねえ。
    我々にとってはありがたい存在だけど……」

    日本の惨状■
    完全失業率は一時期の5.5%から4.2%くらいにまで下がっている。
    しかし、その実態は、ここ数年間で職に就いた人の90%以上がパート、アルバイト、派遣、
    良くても契約社員といった非正社員である。
    最近では大企業の偽装請負という問題も浮上してきた。

    小泉は雇用の規制緩和を推進し、数字となって表れる部分は改善させたが、実際はもっと酷い
    現状が生まれている。
    企業が非正社員を雇い、安い賃金、必要な時期だけの雇用といった、労働者の使い捨てを
    しやすい風土を作り上げてしまった。
    雇用情勢において、以前は学生や主婦のためでしかなかった非正社員という雇用形態が、
    いまや一般的な形態となってしまい、ますます正社員としての就職が難しくなった。

    数少ない正社員募集の中には、非正社員と同じような待遇で責任を求められたり、高ノルマを
    求められたり、入社後に長時間残業をさせられたり、休みが少なかったり、労基法違反の劣悪な
    環境で労働させる違法な企業もかなり多い。
    それが嫌なら、非正社員で妥協するしか方法が無くなる。
    ただ、今の時代は、非正社員でも正社員と同じレベルの仕事をさせる会社も多い。
    働いてもワ-キングプア状態だが、働かないと、ニートやホームレスになってしまう。

    小泉は景気回復、失業率や過労死、自殺者の数え方で数値だけで良くなったと言って、国民を
    洗脳していたが、裏では全ての数値が「小泉トリック」にかかっている。
    これを改善しないと今後、ホームレス、犯罪者、自殺者、過労死の数も急増していくだろう。

    このままでは俺たちに未来は無い!
    働くことは出来るが、決して良い暮らしは出来ない。
    なのに、今後の大増税に、社会保障は悪くなるし、年金も払った額が貰えないかもしれない。
    こうゆう時代なので、女も協力して働かないと結婚、子供は無理。

    今こそ、日本は大改革の必要な時期だと思う!

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    労働問題

    シャープ 亀山工場 過酷な労働!

    http://shibao.blogzine.jp/27/2006/07/post_5604.html

    シャープの亀山工場といえば、今や液晶テレビ工場の代名詞のようになってブランド化しつつあります!? その亀山工場が実は過酷な労働による利益をあげているとは思ってもみませんでした。1日2交代(1勤務12時間)で請負契約社員は時給1100円で重労働。業務時間内に負傷して労災適用されず解雇通告。会社契約のアパートにいつ続けると1週間で電気とガス停止。鬼です。最終的には労災適用したらしいが、負傷者はアパートを追い出され公園での寝泊り・・・ 世界の亀山がこんなものとは! 

    シャープの経営理念の一部です。「会社に働く人々の能力開発と生活福祉の向上に努め、会社の発展と一人一人の幸せとの一致をはかる。」 しばおは間違ってもSHARPの液晶テレビは買いません。公園生活までさせる企業は信用なりません。

    有名企業で相次いで発覚した「労災隠し」の背景
    http://foresight.exblog.jp/5521053/

    8月12日・13日の朝日新聞朝刊によれば、シャープ、トヨタといった日本を代表する有名企業グループで、工場内の下請け労働者の労災隠しが相次いで発覚し、関係当局が調査に入る事態となっている。

     労働者派遣の自由化が進み、こうした企業内で非正規社員の雇用が広がる反面、二重三重に組み込まれた偽装請負により、工場内で発生した事故が表面化しにくくなっている。

     偽装請負は深刻な影響をメーカーにも及ぼす。最近になって発覚したトヨタのリコール隠しの問題は、「品質のトヨタ」という幻想が完全に崩れ去った。
     請負労働者の起用により、製造現場では短期間に次々と人が入れ替わることになる。何度も同じことを一から教えなおさなければならない現場の正社員の疲弊は深刻である。それが、製品の最終組立の段階で、品質に悪影響を及ぼしているのではないだろうか。
     この点につき、実態はほとんど調査されていない。

     13日に報じられたシャープの労災隠しは、三重県の亀山工場で行われていた。「生産拠点の国内回帰」の象徴であった亀山工場は、当初地元自治体に大きな期待を持って迎え入れられた。
     しかし、実態はどうか。
     以前、テレビ東京系列「ガイアの夜明け」では、亀山工場の入り口に次々と乗り付けられるライトバンの姿を放送したことがある。製造請負会社が派遣した非正規社員を送迎するための車両である。望遠で撮影されたところをみると、シャープ側の取材許可は下りていないのだろう。
     国内回帰の名で行われたことは、人件費の安い地方で、企業側の都合の良い非正規雇用の濫用だった。
     地元への雇用貢献はほとんどなかった亀山工場で発覚した労災隠し。信用は完全に失墜したと言っていいだろう。

     人件費の抑制の名の下に行われる非正規社員の切捨ては、確実にこの国の国力を削ぎつつある。政権発足当初、わけも分からず「ワークシェアリング」とほざいていた小泉政権が忘れていた、改革の末路の姿である。

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    経済産業大臣記者会見

    経済産業大臣記者会見

    平成19年1月23日(火)
     10:30~11:10
     於:記者会見室

    Q: 先ほどの外交面の話は前回も伺っていてよくわかるのですけれども、一方で内政面ではどういうところを国民に理解してほしいですか。
     
    A: 野党が、経済成長か格差是正か、国民の皆さん、どっちをとりますかというのは極めてミスリードする設問であり、パイを大きくせずに結果是正だけ図ったら、みんな平等になったけれど、全員貧乏で平等になったというだけの話です。パイを大きくする、つまり底上げをする作業が基本中の基本です。そこで、成長なくしてすべての課題は解決しないことは正しいのだと思います。その上で、ワーキングプアとか、あるいは地域、もともとどんなに努力をしても財政力が違うところについては、格差は縮まらないと嘆いている、努力をしてももともと素地が違うのだから報われないということに関して、どのような回答を与えるかが大切です。私の所掌範囲で言うと、地域おこし政策を3つ掲げました。これも従来型と違うのは、裕福な自治体から納付された税を財政力の弱いところに再配分する、これはある部分否定はしませんけれど、それですべてを解決することは解決策にならず、いつも申し上げているのは、財政力の弱いところに税収と雇用を生み出す装置をつくってあげることが大事だということです。つまり釣った魚を分配するのではなく、釣り方と釣り道具を渡してあげることが大切なのであり、我々が行おうとしていることは、優秀な釣り道具と良い釣り方を弱いところに教えることです。先般も大分に行き、九州地域の地域リーダーの方と懇談しました。なるほどと、制約をされた財政の中でもこのように効果的に使えばうまくいくのだというヒントがたくさん出てきました。金曜、土曜と行ってきて、例えば温泉の湯布院の代表者と指宿の代表者と別府、これはそれぞれ温泉の規模、料金、中身などの違いがあります。例えば、湯布院は客数を大きくせず、15室ぐらいできめ細やかなおもてなしを売りにしていく町で、その中で何をするかを考えるリーダーたちであり、指宿は温泉滞在が健康に良いという、つまり食材との関係、料理との関係でカロリーを抑えておいしくして、そして温泉でリラックスして健康医療産業との連携を図って、健康づくりの温泉というコンセプト、一番大きい別府は温泉源泉がたくさんあるから、それをいろいろ楽しんで回ってもらう、ウェルネスを強調したコンセプトというように、それぞれ、単に温泉があります、いらっしゃいというものではありません。うちはよそと違うという打ち出し方をよくしているリーダー、しかも皆さん若手でした。それから、有田の若手陶芸家の代表が、要するに芸術用の陶芸家の釜は、柿右衛門や今右衛門、あるいは深川製磁などのようなところはそういう感じで生きていけるけれど、一般の日用雑器を供給している、茶碗やぐい飲みなど、日用品を供給しているところが地盤沈下しているということでした。彼ら若手が集まって何をしたかといいますと、実用品であるがゆえの利点をどう見出すかということで、一昨年ヒットさせたのが、九州に名だたる焼酎がいっぱいあり、焼酎が一番おいしく飲める酒器、これは単なるうたい文句ではなく、そういう大学の研究室とどういう温度でどういう状態のときに焼酎が一番おいしいか、あるいは水と焼酎の混合具合がどのようにしてうまくサイズで計れるかを科学的に大学と研究して、そしてデザイン設計をしました。その中に竹の筒を思わせるような設計になっていて、科学的に焼酎を飲むときに一番おいしく感じられる形状で、それを設計して、あとは色のつけ方などの部分は各釜場で独特の絵付けをして、それを同一ブランドで売り出したそうです。昨年は熱燗が一番おいしくレンジででき上がる形状の徳利とはちょっと形状が違うのですけれども、それも研究室と研究をしてレンジで加熱した場合にはどういう状況が一番良いのか、それも市場調査をして、いまの主婦はご主人のために徳利をお鍋のお湯に入れて、人肌プラスぐらいになるという手間はほとんどかけないし、したくない、そんなに亭主に時間をかけるぐらいなら子供にかけた方がよいという人が多いとのことです。それでどうしているかというと、レンジでの加熱がほとんどですという話になり、加熱の場合にはそれに負けないぐらいおいしくどうできるかということからスタートし、その酒器が昨年また大ヒットしたそうです。そのように毎年、毎年コンセプトを決めて、窯業の仲間が集まって設計図面を引き、研究者と科学的研究をして形状を決めて、それでデザインは各窯元の独特なデザインで、それをブランドとしているという話がありました。ある農業者は農業を企業の経営という感覚で農業法人を立て、それで畑1枚ごとに事業部制のようにして貸借対照表をつくり、それからパソコン管理をし、安全を強力な売り物にしました。それから、そこでできた野菜をどう料理していくかのアクセスをわかりやすくして出荷する。例えば、ゴボウのパッケージにQRコードがあって、それをクリックするとうちのゴボウを使ったおいしい料理の仕方というレシピまで出てくるようになっています。ホームページにアクセスをすると、今度は監視カメラを通じて畑の模様が見られ、ズームアップすれば葉っぱ1枚までわかるという状況で、これがあなたの手元に届いている作品ですと、しかもどういう育て方をしているかということで、安心、安全が明確にわかるような売り方をしているのです。要するに、企業経営という感覚で農業を経営し、それが物すごい大ヒットになっていて、その人はWTOをどんどんやってほしいと、自由化すればするほど我々はありがたいということをおっしゃっていて、最近農協の中には補助金は1円も要りません、経営の仕方についてのアドバイスだけしてくれというところが随分増えてきました。そういう地域に存在している資源、あるいは人材、それをどうプレアップして国民運動にしていくかが課題だと思っています。今度、地域資源活用の法律も出しますけれど、そういう運動を鼓舞して後押しをしていく政策になっています。私としては、地域おこしを国民運動にしてやっていきたいと思います。いつも申し上げていますけれど、財政に制約があります。質が問われるので、本当に効果があるところにお金をちゃんと出すことが大事で、そこはただ口をあけて待っていれば補助金が来るという姿勢では、これからの日本は道が開けませんから、1のお金を5にも10にも活きるような受け皿をつくっていくことが大事だと思いますし、地域資源活用型は、まさにその受け皿になり得るという思いがしました。これからも地方を視察して、そういう人たちをどんどん地域資源活用のサポーターに任命して、その人たちの力を借りて地域おこしをし、まさに地域間の格差是正を図っていきたいと思っています。

    (H19.01.19(金)10:42~10:52 省内会見場)

    (記者)

    エグゼンプションなんですけれども、総理の発言があったんですが、閣内での意見が違うように一瞬見えたんですけれども、これは総理の判断として通常国会に出しますということでいいんですよね。

    (大臣)

    そうです。

    (記者)

    そういうことですよね。総理も納得されている。

    (大臣)

    要するに、あの総理の発言というのも、皆さんの受け止め方、これはもう我々戸を立てようがないわけですけれども、しかし私も確認していますが、それはもう全く従来と変わっていないと、こういうことを聞いていますので、私としては、それを前提にして事を進めていこうと、このように考えていると、こういうことです。

    (記者)

    それに対して、説明責任等、前もちょっと伺ったんですけれども、大変重要な法案だと思うんですけれども、これまで我々記者にもレクという感じで1回もその法案の説明をきちんと当局から受けていないんですけれども、一体これからこの段階に来て、誰にどう何を説明責任として果たしていくべきというふうに思われますか。

    (大臣)

    これは、率直に言って、いきさつ的に言うと、労政審の審議が12月27日まで続いていた。率直に言って、必死になって労使のご理解を得ようと思って努力をしていましたので、したがって、従来の労働時間法制の審議が難航した時の状況というものの再現というのは何とか回避出来るのではないかと、こういうような考え方で進んではいましたけれども、しかし、やはりそういうことについて慎重に事を運ぼうという、他方で、自分たちの考えだけをどんどんPRするということは憚られるということだったんだろうと思います。私自身もその状況を注意深く見守らせていただいたと、こういうことであります。ただ、ここでは皆さんから質問があれば、私の考え方を申していたことは皆さんご承知のとおりであります。そこで、その後のことで一応、あそこで労働側の意見というものを書き込みながら建議をいただいたと、こういう段階の後のPRについては、私ども本当にこれは十分でなかったということは、大変反省をしておるところです。これからも、この努力を続けていかなければいけないと思っていまして、みんなにもっと理解がされる、資料というかそういうものの提供も考えなければいかんと、こういうように思っております。また、同時に、場合によっては論説委員の皆さんに対する説明の機会といったようなものも考えなければいけないかなと、このように考えております。

    (記者)

    パートの厚生年金適用拡大なんですけれども、昨日、ワーキンググループで実質的な議論が始まったと思うんですけれども、ヒアリングで業界団体の方からは、かなり強い反論、導入を控えるべきだという声がたくさん出ましたけれども、大臣、現段階でこの問題どういうふうにお感じになっていらっしゃるでしょうか。この業界側の声に対して。

    (大臣)

    とにかくもう何回でも業界の皆さんの意見を聞いて、それからまた、場合によってはこちらからもいろんな形での働きかけをして、そしてこれを練り上げていくという必要があるだろうと、このように思っていまして、あまり申し上げては私の真意を伝えないことになるかもしれませんけれども、当然そういう考え方のご主張があるということも想定しておりましたので、今後我々の努力が一層必要だという認識を持ったと、こういうことでございます。

    (記者)

    あくまでも、この通常国会で法案を出して成立を図るという考えに変わりはないということですね。

    (大臣)

    ありません。

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    私の事件は時給1350円の派遣会社から時給1000円の派遣会社へ移籍しなければ辞めさせるぞと松下プラズマの班長に言われた事が原因で労働相談をしたところから始まった事件です。松下プラズマの班長は「今まで吉岡君は今まで真面目によく働いてくれたから、吉岡君の悪くならないようにアクティス(現コラボレート)には働きかけておくから」と私に断っておきながら、このようなひどいことを言ってきたのです。

    アズベスト次々と労災認定

    中皮種で死亡の三菱ふそう元社員、労災認定

    http://www.asahi.com/life/update/0122/006.html

    三菱ふそうトラック・バスは22日、中皮腫で06年8月に死亡した元社員の男性が、川崎北労働基準監督署からアスベスト(石綿)の健康被害で労災認定を受けたと発表した。同社でアスベスト関連の労災認定は初めて。元社員は同社の川崎工場に41年勤務、ブレーキなどの生産に携わり、03年9月に退職した。

    ゴム関連業従事の男性2人を石綿労災認定 神戸

    http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200701180020.html

    認定を受けたのは、「三ツ星ベルト」(同市長田区)の工場でゴムベルト製造に携わり、05年にびまん性胸膜肥厚で死亡した男性(当時81)と、主に自営でゴム製造機械の修理に約50年間携わり、00年に肺がんと診断された男性(77)。ゴムベルト製造現場で使われていたタルク(滑石)に含まれていた石綿と、保温材に含まれていた石綿などがそれぞれ原因と認められた。

    大阪・御堂筋沿いの商業ビル工事、アスベスト大量飛散

    http://www.asahi.com/special/asbestos/OSK200612210093.html

    大阪市は21日、10月に同市中央区心斎橋筋1丁目の商業ビルで行われた耐震補強工事で、大阪府条例で定めた基準値の31倍のアスベスト(石綿)が大気中に飛散していたと発表した。ビルは御堂筋に面し、大丸心斎橋店南館などが入居している。市は繁華街での発生を重視し、工事を請け負った「竹中工務店」(同市中央区本町)に再発防止を勧告し、業者名を公表した。市は飛散の期間が短い点から、「通行人の健康に与える危険性は低い」とみている。

     市都市環境局によると、問題とされたのは、石綿が吹き付けられたアルミダイキャスト製の外壁パネル計5枚(計約13平方メートル)の除去工事で、耐震補強工事の一環として、10月23日~26日に行われた。

     市が24日に現場付近の2地点で石綿濃度を測った際、1地点で大気1リットル中のアスベスト繊維が310本を記録し、条例基準値(1リットルあたり10本)を大幅に超えていた。

     現地調査の結果、工事現場を隔離するシートが、長さ約15センチにわたって裂けていた。撤去したパネルの角に当たって破れたとみられる。作業員がエアシャワーで石綿を十分に除去していなかったことも分かった。

     市は25日に改善を指示したが、作業員の除去作業が不十分だったため、26日にも測定3地点中2地点で基準の2~3倍の数値が記録された。工事終了後の30日には、除去したアスベスト片が現場に落ちていたという。

     竹中工務店広報部は「誠に申し訳なく、再発防止に最善を尽くしたい」と話している

    アスベスト・ユニオンを結成 下請け労働者や退職者ら

    http://www.asahi.com/special/asbestos/TKY200612170188.html

    アスベスト(石綿)被害をうけた下請け労働者や遺族、退職者らが17日、東京都内で集会を開き、「アスベスト・ユニオン」(文泰竜=ムン・テリョン=委員長)を結成した。正社員に比べて権利が補償されにくい立場の被害者が、地域や企業の枠を越えて協力し、企業に補償や情報開示、健康診断などを求めていく。

    横浜ゴム元社員、アスベストで労災認定

    http://www.asahi.com/special/asbestos/TKY200612080377.html

    横浜ゴムは8日、同社の元社員(79)が平塚労働基準監督署からアスベスト(石綿)健康被害に基づく労災認定を受けた、と発表した。同社では初めての認定という。

    石綿被害、クボタが下請けにも補償 他企業にも影響か

    http://www.asahi.com/special/asbestos/OSK200611280025.html

    大手機械メーカー「クボタ」(大阪市)は27日、旧神崎工場(兵庫県尼崎市)のアスベスト(石綿)による健康被害問題で、同工場で働き、中皮腫(ちゅうひしゅ)や肺がんで亡くなった下請け会社の5人に、クボタ社員と同様に2500万~3000万円の補償金を出すことを明らかにした。被害者支援団体によれば、石綿被害を巡って企業が下請け従業員にまで補償をするのは異例で、他企業への影響も大きいとみられる。

     5人は、同工場に事務所があった下請け会社2社の元従業員。青石綿を使って水道管を製造していた57~75年、原料の積み下ろしや水道管の製造などを請け負っていた。5人の遺族が10月30日、同社に補償を求める要求書を手渡していた。

     クボタは、労災認定された従業員らが死亡した場合は労災給付金に加えて2500万~3200万円の上積み補償をし、周辺住民には2500万~4600万円の救済金を出している。下請け補償について同社は「当社従業員と同じ環境で働いていたため同等の補償が必要と判断した」としており、今後も下請けの被害者側から申請があれば補償を検討するという

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    大日本印刷に派遣されてル人 D T P

    派遣社員が続かなくて泣けてきた。
    俺の事じゃないんだ。俺は仮にも社員だから。
    新たに入ってくる派遣の人達の事。
    明らかに圧迫感が無くて、結構縛りの無い職場で休憩も普通に取れる。
    残業は、まあ…日平均2時間くらい。繁忙の時はたまに午前様になる。
    勿論残業代は全部出る。(その代わり少しベースが低いのかもしれん)
    有休だって結構普通に申請して取れるんだぜ? 印刷業界としては相当なもんだと思う。
    なのに短期で消えていくんだ…
    うちんとこ常時人が欲しいのに、気づけば退職してる。
    マジね、ぶっちゃけると10年でも20年でも超長期で派遣入って欲しい。
    社員雇用すると、他部署に育てた人材盗まれたりして面倒だから派遣がいい。
    人間関係はキツくない…と思う。
    上下関係は結構緩いし周囲はかなりアットホーム。
    結構笑いながら仕事してたりする。
    それでもやっぱ印刷業界って、人が居付くにはそぐわないんだろうか…
    もう、ダメなんかな。
    そんな事を考えていると少し泣きたくなった。
    長文すまんかった。

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    労働問題

    NHKスペシャルの映像はひど過ぎた(感想)

    一度、このブログにリンク先を貼り付けましたが、やはりこの映像内容はひど過ぎるだろうということで、私の方でも、もう一度掲載いたします。私はこういう映像を観ると本当に腹が立ってしまう。とにかく、映像の内容を見てください。

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50280812.html

    私は松下プラズマの事件の件で、松下の従業員と同じ仕事をしているのに、偽装請負で働かせている従業員には特殊健康診断も受けさせないということでブログを更新した事がありますが、このアローテックスという会社は一体なんですか。トルエンを扱わせるときに、マスクすらさせていないとは、人間がやることですか。まだ、松下プラズマのほうが、この会社よりましです。松下の従業員の人がそういう危険な作業をさせる時は、いろいろと指導していましたから。アローテックスの従業員も安全・衛生については気をつけて指導をしないといけないのではないでしょうか。この映像は、法律が云々抜きで腹が立つ。

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    労働問題ニュース

    過労死遺族が基金立ち上げ 根絶目指し他の遺族ら支援(朝日新聞)
    2006年12月04日19時23分

    働き手を過労死で亡くした遺族は、生活苦や、長時間労働を証明する難しさに直面し、過労死認定をあきらめる場合も多い。中島さんは「立ち上がる遺族を支え、勤労で命を奪われるような残酷で馬鹿げた話をなくしたい」と話した。

    労働基準監督署の監督官、事務官は、企業を疑わずに労働者を疑う。仕事をしろ。
    女性の再就職支援事業、来年度全国拡大へ 厚労省(朝日)
    2006年12月02日15時26分

    就職できても正社員になったのは1割ほどで、パートや派遣社員などの非正規雇用がほとんどだ。 こうした状況を踏まえ、今年度からは女性対象の「マザーズハローワーク」と連携しており、今後も求人開拓なども積極的に進めるとしている
    派遣労働者の直接雇用、政府の義務撤廃を検討 経財会議(asahi)
    2006年12月01日03時04分

    派遣契約の期間制限の廃止や延長を民間議員が提案。期間が無期限になれば、派遣期間を超える労働者に対し、企業が直接雇用を申し込む義務も撤廃されることになる。諮問会議では専門調査会を設置して議論を深め、労働者派遣法の抜本的な改正などに取り組むことにした。ただ、今回の見直しは、派遣の固定化をもたらしかねず、大きな論議を呼びそうだ。
    非正規保護法が成立
    2大労組の評価割れる 2年勤務で正社員
    韓国
    韓国の国会で十一月三十日、契約社員や派遣社員が同じ企業に二年以上、勤務する場合、企業に正社員化を義務づける非正規職保護法が成立しました。韓国では非正規職労働者が八百四十一万人に達しており、深刻な社会問題になっています。
    労災隠し
    労働局に通報して江戸川の監督署の人に言ってもらいました。でも江戸川の人は私たちが労災さえもらえればいいんだろうといった口ぶり、私が労災隠し通報したことについて動けと言っても死傷病報告が出てから動くと怠慢な態度会社とつるんでいるのかと言ったら そう思われても仕方がないと言っていました。この人たちは何のためにいるのか泣き寝入りしている人たちがたくさんいるのに助けてくれないのか・・・・税金泥棒です・・
    http://plaza.rakuten.co.jp/pocky/diary/
    労災隠し昨年132件送検 厚生労働省まとめ

    増加の背景には長引く不況があるが、労基署側が調査を強化していることも挙げられる。
    偽装請負、派遣の中では、もっと悪質な労災隠しがあります。大手派遣元、大手派遣先企業は、労基署が死亡事故しか調査しないこと、また、癒着関係であることなど。一労基署内での労災隠しは、最低10件以上はあるでしょう。
    [外国人研修制度]「受け入れ体制見直しが先決だ」12月6日付・読売社説(2)
    途上国の人に日本の技術を習得してもらう「外国人研修・技能実習制度」が、不法残留や不正雇用の温床になっている。大量失跡の要因は、低賃金や長時間労働など、受け入れ企業の違法行為だ。外国人を、人手不足を埋める安価な労働力としか見ないからだ。
    米金融当局、三菱UFJを処分へ

    三菱UFJフィナンシャル・グループが、資金洗浄の監視体制の整備を怠っていたとして、米連邦準備理事会(FRB)などから行政処分を受ける見通しとなった。

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20061206AT2C0504L05122006.html
    偽装請負の監督強化 厚労省、悪質業者は処分

    実態は派遣労働なのに、人件費を削減するために請負契約を装う違法な「偽装請負」が製造業を中心に広がっている問題で、厚生労働省は9/4日、悪質な請負業者に対し事業の許可取り消しや事業停止の行政処分を積極的に行うなど、監督指導の強化を決め、全国の都道府県労働局に通達を出した。これまでは地域ごとに違った処分の差をなくし、偽装請負の一掃を目指す。

    静岡労働局は、偽装請負にて調査した派遣会社を半年すぎても偽装請負を黙認している。本省の言うことは聞かないのかね。
    偽装請負の是正指導最多 昨年度974件 厚労省 労災隠し警戒

    http://scrapbook.ameba.jp/binbou_book/entry-10016115523.html 
    「労災」をきっかけに行政が立ち入り調査すると、偽装請負まで発覚する可能性があることから、「労災隠し」が起きやすい。

    製造業の工場などの現場で「偽装請負」が増えている背景には、外部の労働者を低賃金で、安全責任もあいまいなまま使える"好条件"をメーカー側が暗黙のうちに利用している実態かある。
    下流社会パニック 格差先進国アメリカに見る日本の将来像
    http://scrapbook.ameba.jp/binbou_book/entry-10009435564.html
    効率か公平さか迫られる選択

    シングルマザーの厳しすぎる現実 就労は困難で経済的には厳しいが前向きさは失わない
    うつ病になって、カシオ計算機健康保険組合(仮名称)に傷病手当金の申請書をください、といったら、労災を申請中だとゆう理由で、傷病手当金の申請書はもらえなかった。僕は、東京都に相談したが門前払い、厚生労働省の担当者に電話して、東京都を通じて、カシオ計算機健康保険組合に行政指導をしてもらって、ようやく申請書を手に入れた。しかし、結局、カシオ計算機健康保険組合は傷病手当金の支給決定をしなかった。僕は、カシオ計算機(仮名称)から給与を与えられず無給になり、なくなく、生活保護の申請をしたのだ。カシオ計算機羽村技術センター事業総務部竹内リーダー(仮名)、及び、出向先のカシオマイクロニクス(仮名称)の総務部部長佐藤部長仮名)は、労災申請をとりやめれば、いつでも傷病手当てを支給するといって、会社のミス(労災)を私傷病(自分が悪くて病気になった)に変えるようにしつこく言ってきた。僕は、カシオ計算機、カシオマイクロニクス、カシオ計算機健康保険組合から殺されかけたのだ。
    派遣会社との裁判
    裁判所 :奈良地方裁判所民事合議1係
    事件番号:平成18年(ワ)第348号
    相手方 :近鉄ケーブルネットワーク株式会社 マンパワー・ジャパン株式会社
    裁判期日:2006年12月6日午後4時30分

    VS近鉄ケーブルネットワーク株式会社 マンパワー・ジャパン株式会社

    http://scrapbook.ameba.jp/justice_book/entry-10020741401.html
    労基法違反をあらためさせる方法

    http://rodo.info/oldsite/consul/rokihoihan.html
    うちの職場であきらかな労基法違反がありますが、これをあらためさえるためには、法律的にどんな方法があるでしょうか
    ●労災発生時の使用者としての責任

    予想される会社側のリスクとしては、次の4つがあります。

    (1) 刑事責任 労災発生に対する禁固、罰金などの刑罰
    (2) 民事責任 損害賠償義務
    (3) 行政責任 業務停止など
    (4) 社会的責任 マスコミなどへの公表など

    偽装請負は、刑事責任、行政責任は、司法機関が握りつぶします。
    派遣元責任者の選任
    法附則第4項に規定する物の製造の業務(以下「製造業務」という。)に労働者派遣をする事業所にあっては、当該事業所の派遣元責任者のうち、製造業務に従事する派遣労働者の数が100人以下のときは1人以上の者を、100人を超え200人以下のときは2人以上の者を、200人を越えるときは、当該派遣労働者の数が100人を超える100人ごとに1人を2人に加えた数以上の者を当該派遣労働者を専門に担当する者(以下「製造業務専門派遣元責任者」という。)とすること。ただし、製造業務専門派遣元責任者のうち1人は、製造業務に従事しない派遣労働者を併せて担当することができる。
    派遣元責任者の要件
    次の要件に該当しない者は、派遣元責任者になることはできません。
    (1)未成年者でなく、派遣法6条の第1号から第4号に定める欠格事由に該当しないこと
    (2)健康で、住所等が一定していること
    (3)他人を拘束したり、有害な業務に就かせたりしないこと
    (4)一定の雇用管理等の経験等があること
     5)派遣元責任者講習を受講して5年以内であること
    (6)外国人にあっては、一定の在留資格のあること
    等の一定の要件があります
    相談
    日雇いの仕事を開始してから7日目で
    業務中に指を怪我をして全治1ヶ月と診断されましたがまだ回復の見込みがなくて仕事ができない状態です。通院は労災で通っています。休業補償と休業特別支給金で8割と聞きましたが、企業に聞いたところそれは多分有り得ないと言われました。日雇いの平均値を出す為に私以外にも何人かケガした方は1日3000円×31で計算されたみたいです。最低でも1日5700円なのでしょうか?国の労災基準と異なっていると思っておかしくて困惑しています。また認定も出てない状態です。平均値のところで監督所がどうするか検討しているみたいです。もし1日3000円で決定されたら審査請求する方がいいでしょうか?アドバイスをお願いします
    ある相談事項
    安全配慮義務違反については、労働基準局で対応して頂けるのでしょうか。それとも民事訴訟にて行わなければ無理なのでしょうか。自分は長時間の残業等ありからだの調子が悪くなりました。その仕事を任される前に上司を通して社長に話をしたのですが、受け入れられず無理をして症状が発生しました。年間の健康診断も受けていませんし、長時間労働(100時間)等あっても健康診断や産業医との相談もありませんでした。社長は精神病だといいます。それも酷いと思います。
    厚生労働省が補償を拒否
    石綿作業によるびまん性胸膜肥厚という疾病について、労働基準
    監督署が補償を拒否したので、元空調工が発病時から補償するよう
    求めました。
    結局、中央労基署の決定は、在宅酸素になったり、亡くなったり
    しなければ補償を認めないという、恣意的なものです。これは、ま
    ことに非人道的な決定であり、石綿被害を拡大させた国の責任とと
    もに追及されなければなりません。

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    ;">■「無人ヘリコプター」をオウム事件の頃は「大型ラジコン・ヘリコプター」と読んでいたようです。

    http://blog.goo.ne.jp/nammkha0716/e/7065e5f6a5392abd4c92c10888f68e9c

    ヤマハ発動機(本社・静岡県磐田市)が生物化学兵器の散布など軍事転用が可能な無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとしたとして、静岡、福岡両県警は23日、経済産業省の告発を受け、外為法違反(無許可輸出)容疑で同社スカイ事業部をはじめ静岡、福岡両県内などの関係先約20カ所を家宅捜索した。一部が中国人民解放軍に渡っている可能性もあり、両県警は資料を押収・解析し容疑の解明を急ぐ。

    ■「無人ヘリコプター」をオウム事件の頃は「大型ラジコン・ヘリコプター」と読んでいたようです。地形調査や農薬散布に利用されるプロ用のラジコン・ヘリは、トラックに積載して東京の近郊まで運んで発信させれば、数十キロのサリンを東京上空で散布出来る性能を持っていました。オウム教団は、高性能の大型ラジコン・ヘリを3機(記憶が定かではありません。2機だったかも)購入していたそうで、警察は2機の行方は押さえていたものの、上九一色村で最後の1機を発見する事が出来ずに真っ青になったのだそうです。信者の一部がサリンとヘリコプターを持って事前に脱出していたら、報復攻撃をするに決まっているからです。まあ、最終的には、拘束した信者の口から練習中に着陸に失敗して随分前に壊してしまっていた事が判明したのだそうですが、その証言を得るまでは生きた心地もしなかったそうです。悪い予想が的中したら、地下鉄サリン事件どころの騒ぎでなかったかも知れませんからなあ。


    調べなどでは、ヤマハ発動機は昨年12月21日、輸出にあたり、法定の除外事由がないのに経産省の許可なく無人ヘリを中国・北京の航空会社に輸出しようとした疑い。ヤマハ発動機は同型の無人ヘリを昨年3月以降、米国、韓国などに13件輸出していた。経産省などによると、不正輸出の疑いが持たれているのは、農薬散布や空中撮影などに使う多目的用途の無人ヘリコプター「RMAX L181」型(全長約360センチ、全高約120センチ)。排気量246ccのガソリンエンジンを搭載し、販売価格は一機あたり約1500万円。


    ■オウム事件の頃は、米軍でもロボット兵器や無人飛行機の実用化には至っていなかったようですが、今は「自国の兵士が死なない戦争」を熱心に研究しています。その手始めに、日本製の無人ヘリは便利な機械に違い有りません。韓国にも売っているというのは困ったものです。半導体産業でパクられて世界市場を奪われているのに、軍事技術でもパクられたらどうするのでしょう?


    同型機種では、衛星利用測位システム(GPS)を搭載するなど高性能機がある。外為法では、国際的な平和や安全の維持を妨げる特定地域への特定貨物の輸出について経産省の許可を受けなければならないと規定。特定貨物は輸出貿易管理令などで規定され、噴霧機能を持つ無人航空機で、噴霧される粒子や液体を20リットルを超えて運ぶことができるもののうち、自律的な飛行制御や航行能力などを有するものは、大量破壊兵器関連として全地域を対象に輸出許可が必要となる。今回の無人ヘリは、これに該当。この規定は昨年1月に導入されたばかりで、経産省は「ヤマハ発動機は規定について熟知していた」とみている。


    ■経済産業省に軍事技術の管理までやらせるのは荷が勝ち過ぎているような気がします。こんな政府だから、防衛省を作らねばならなくなるのでしょうが、オウム事件から10年間も無人ヘリの輸出に歯止めが掛かっていなかった事の方が驚きですぞ!一体、あの騒動は何だったのでしょう?警察から情報は上がっていなかったのでしょうか?


    ヤマハ発動機によると、これまで中国向けには平成13年以降、「RMAX L181」型を、北京の航空会社に9回に分けて9機輸出していた。昨年12月に、10機目の輸出を名古屋税関に申請していたという。ヤマハ発動機の大坪豊生・広報担当取締役の話 「お騒がせしたことを申し訳なく思っている。告発、強制捜索を受けているが全面的に協力していく。今回の輸出が違法なものとは思っていなかった」
    産経新聞 - 1月23日


    ■「世界のヤマハ」ですから、その船舶用の発動機やらバイクやら、どれも軍事用に重宝する製品が揃っていますから、どの製品を何処の国に売って良いやら悪いやら、ヤマハに判断させるのは間違っているのではないでしょうか?どうも、日本は自分の国だけが「平和な世界」に暮れしているという思い込みがまだまだ強いようです。

    ヤマハ発動機ピンチ
    http://ikeday1.exblog.jp/4069157

    日本人及び日本企業の中国に対する脇の甘さがまた露呈した。
    日本の大手輸送機器メーカー・ヤマハ発動機が、無人ヘリコプターを中国に不正に輸出していた疑いがあることが22日分かった。
    このため経済産業省はヤマハ発動機を23日に刑事告発。これを受けて、静岡と福岡の両県警及び名古屋税関の合同捜査本部は、外国為替管理法違反の疑いで23日午前
    8時30分、静岡県磐田市のヤマハ発動機本社など20カ所の一斉捜索に280人態勢で
    乗り出した。

    不正輸出された疑いが持たれているのは、ヤマハ発動機が農薬散布用などに販売している無人ヘリコプターである。このヘリコプターは、化学兵器の散布や偵察などの
    軍事目的に使われる恐れがあるとして、許可なく輸出することが禁止されている。
    ヤマハ発動機は、このヘリコプターを去年までの間に数十回にわたって、香港や中国の企業などに不正に輸出した疑いが持たれていて、その一部は中国人民解放軍に渡っている可能性も出てきてた。
    合同捜査本部は、輸入元となっている中国企業「BVEチャイナエアテクノロジー」と中国人民解放軍との関連を慎重に捜査している。

    ヤマハ発動機は無人ヘリコプターのトップメーカーで、世界シェアは76%。我が国の
    自衛隊や米空軍、NASA(航空宇宙局)にも納入されている。
    特にRMAX Type II Gという最新鋭機種は、YACS(姿勢制御装置)やGPS(全地球測位システム)、赤外線カメラなどを装備しており、あらかじめプログラムしておけば、夜間でも飛行計画に基づき自動操縦ができる。
    まさに日本が世界に誇るハイテク機器なのである。

    この事件は去年の夏に、福岡県内で発生した中国人の不法就労事件絡みで発覚した。この事件で逮捕された東京都内の在日中国人2人が経営する会社を福岡県警が
    家宅捜索したところ、ヤマハ発動機と中国の会社との仲介を示す資料などが見つかったのである。
    警察当局は、これまで経済産業省と連絡をとりながら内偵捜査を進めていた。

    これに対しヤマハ発動機は記者会見を開き、今回、容疑が持たれている無人ヘリコプターについて、「国への届出の必要はなく、軍事用に転用できないような対策をとっている」と話し、「問題はない」と繰り返している。
    確かに今回、不正輸出が発覚したRMAX L181という機種はグレードが下で、自動操縦ができないという。が、メカにシステムを追加すれば、RMAX Type II Gに変身するかもしれない。
    いずれにしても、中国人の不法就労に関与していた中国人ブローカー(犯罪者)を介して中国に無人ヘリコプターを不正輸出していたことが事実であれば、ヤマハ発動機の
    道義的、刑事的責任は逃れえない。

    「BVEチャイナエアテクノロジー」社のホームページでは、「(RMAXは)民間用と軍事
    領域
    で広範囲に運用できます。解放軍と協力し、中国国内初の無人ヘリ訓練基地を造り、遠隔操作の総合技術を向上させ、広範囲に応用できるよう努力しています
    」と紹介されているという。
    中国が軍事目的に転用するために輸入したのは明らかである。

    どうして日本人及び日本企業は、こうも脇が甘いのであろうか???
    「中国人を見れば悪党と思え!」とまでは言わないが、必要以上に注意するのが当たり前であろう。
    カネと中国市場の巨大さに目が眩(くら)み、盲目になっている日本企業に警鐘を鳴らしたい!

    参照1:ヤマハ発動機を告発へ、ヘリ不正輸出(22日23:53 TBS News i)
    参照2:ヤマハ発動機を一斉捜索、ヘリ不正輸出(23日11:19 TBS News i)
    参照3:中国企業が人民解放軍とつながりも(23日11:33 TBS News i)
    参照4:ヤマハ発動機が会見「問題はない」(23日11:33 TBS News i)
    参照5:ヤマハ発動機強制捜査、ヘリ不正輸出(23日17:15 TBS News i)
    参照6:ヤマハ自律航行型・産業用無人ヘリコプター「RMAX G1」新開発

    【追記】
    中国国営の新華社通信が2002年5月、ヤマハ発動機が中国に輸出した無人ヘリコプターを基に、中国の北京BVE創基科技有限公司などが独自の国産無人ヘリを開発したと報じ、同ヘリについて「軍事面で重要な価値がある」と評価していたことが23日、分かった。

    02年5月23日の新華社電(電子版)によると、中国が国産無人ヘリの開発に当たって
    参考にしたのはヤマハ発動機の無人ヘリ「RMAX」。
    ヤマハ発動機が01年以降、中国
    向けに輸出した「RMAX L181」を指しているとみられる。
    (後略)

    「軍事面で重要な価値」 無人ヘリで中国新華社 (2006/01/23 共同)

    やっぱり、もうやられていた! ヤマハの罪は大きい

    ヤマハ発動機が揺れている。会社幹部の記者会見では「軍用に改造できないようにしており、批判には当たらない」などと言明していたが、北京の輸出先であるBVE社では「操作は簡単で、発展改良すれば軍事分野にも転用可能」などと書いており、実際に中国軍がこのヘリをもとに新たな自律式の軍用無人ヘリを開発したとの情報もある。また、輸出の際には「機能は限定してあり、法律に抵触しない」と申告していたようだ。これは黒でしょう!

    更に、このヘリはイラクに派遣されている陸上自衛隊も偵察用にイラクに持って行っているようだ。。。中国軍のために実戦環境で試験をしてやっているようなもんだ。何年か前に東芝機械株式会社が旧ソ連に輸出した工作機械により、ソ連の原子力潜水艦が静かになり、アメリカ軍の作戦行動に多大な影響を及ぼす結果となった東芝ココム事件を彷彿とさせる。東芝機械の事件は、当時FSXの共同開発を売り込んでいたアメリカ側の言いがかりのようなものだが、それでも日米で東芝バッシングが相当激しく行われた。ココム違反をやった東芝機械と家電製品などのメーカーの東芝は別会社であるが、米国では東芝製のラジカセがたたき壊されるパフォーマンスもあった。

    今度のヤマハ発動機の事件では、相手が中国である。与野党や世論では中国軍の拡張が脅威であるという認識が広がり始めている矢先の事件であり、ヤマハ発動機はスケープゴートとなる可能性もある。事実、昨日のヤマハ発動機はストップ安である。

    蛇足だが、楽器を作っているヤマハと今回のヤマハ発動機は別会社である。
    脇の甘い日本企業

    http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/01/post_ffcd.html

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    誘導、噴霧…ヤマハ無人ヘリ、容易に兵器転用

    捜索が行われている静岡県磐田市のヤマハ発動機本社では午前8時半に静岡県警や
     名古屋税関などが物々しい雰囲気の中で200人態勢で家宅捜索に入りました。
     出勤時間と重なり、事件を知らない社員が報道陣に事情を聞く姿も見られました。現在も
     捜索は続いていて、担当である「スカイ事業部」を中心に書類を押収している模様です。

     ヤマハ発動機では会見を開き、今回容疑が持たれている無人ヘリコプターについて、
     「国への届出の必要はなく、軍事用に転用できないような対策をとっている」と話し、
     「問題はない」と繰り返しました。
     「これまでの輸出実績に基づいて、同じものを同じところに輸出しているわけでございます
     ので、法律に違反しているという指摘があるとは思えなかったということです」(ヤマハ
     発動機 大坪豊生 取締役)

    中国側企業が人民解放軍と繋がりも
    ・福岡県警では、無人ヘリコプターの輸出先となっている中国側企業が、中国人民解放軍と
     つながりがある疑いもあると見て慎重に捜査しています。
     福岡県警などの合同捜査本部は、輸入元となっている中国企業「BVEチャイナエアテクノロジー」
     と中国人民解放軍との関連を慎重に捜査しています。今後、家宅捜索で押収した資料の分析を
     進め、無人ヘリコプターが輸出された敬意を詳しく調べる方針です。

     この事件は去年4月に、中国人の不法就労事件に絡み、東京都内の在日中国人2人が
     経営する会社を福岡県警が家宅捜索したところ、この2人がブローカー役を果たしていた
     疑いが強くなったものです

    誘導、噴霧…ヤマハ無人ヘリ、容易に兵器転用

    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/13871/

    ヤマハ発動機(静岡県磐田市)が無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとしたとして、静岡、福岡両県警は外国為替法違反(無許可輸出)容疑での立件に向けて詰めの捜査を進めている。専門家によると、この無人ヘリはミサイル誘導、生物兵器噴霧、偵察…とさまざまな「兵器」に容易に改造できる技術が詰まっている。同社は当初、軍事転用への認識がなかったことを強調したが、捜査当局や専門家は「自分たちの技術の軍事的価値に対する認識が甘すぎる」と指摘する。
     ヤマハ発動機が経済産業相の許可を得ずに輸出しようとしたのは、農薬散布や空中撮影に使う「RMAX TypeIIG」の改良型「L181」(全長約3・6メートル)。立件対象の1機は輸出未遂だったが、それまでに輸出実績があり、輸出先の中国の航空専門会社「BVE社」はホームページで「民間、軍事分野で広範な利用ができる」としていた。
     同社は捜索を受けた1月、無線が届かなくなると操縦不能になるとして軍事転用の可能性を否定した。だが専門家は、無人ヘリが衛星利用測位システム(GPS)や独自の姿勢安定制御装置を備えている点に注目。これらの装置があれば、無線操縦なしでも航路を入力して自動的に飛行させる「自律航行」への改造は容易で、味方が近づけない地域での軍事作戦で使う「兵器」に転用できるという。
     両県警もこの点を重視。4月に実施した性能実験では、現状でも操縦装置を動かさないと空中で静止(ホバリング)することや、無線が届かなくなると自動着陸するといった最低限の「自律航行」を確認した。
     防衛庁関係者が軍事転用への可能性が最も高いと指摘するのは、偵察監視ヘリだ。実際、陸上自衛隊のイラク派遣部隊は、「TypeIIG」を独自改良した機体に赤外線監視カメラを搭載、情報収集用の偵察監視ヘリとして使っていた。
     軍事評論家の江畑謙介さんは、攻撃的な兵器への転用の可能性を指摘する。「ヘリに小型軽量のレーザー発信器を積み、攻撃目標に照射する。その後にレーザー誘導弾やミサイルを撃てば百発百中だ」。さらに、神経ガスや生物兵器を積んで噴霧装置でまくことも不可能ではないという。
     捜査当局の見方も同じで、「自律航行型の機種を改良すれば航続距離が飛躍的に伸び、偵察活動であれ、攻撃であれ、戦況を一変させる兵器となる危険性は高い」としている。
     こうした兵器への転用は改造が必要だが、江畑さんは、それでも中国にとって日本の無人ヘリは大きな価値をもっていると見る。
     「一から作るのに必要な金と技術が必要なくなるうえ、中国ではヤマハのように小型軽量のものが作れるかどうかわからない。また、軍事用は数が少ないので高額になるが、ヤマハのヘリは民需品で安い。コピーして似た性能の無人ヘリを作ることも可能だ」
     一方で、江畑さんや捜査当局者が口をそろえる最大の問題点は、軍事情報を流出させた日本企業の多くが、ことの重大さにまったく気付いていないことだ。江畑さんは「自分たちの技術にどれだけの軍事的価値があるかを、もっと認識しなければならない」と話している。
    (大塚智彦)

    ヤマハ発動機(本社・静岡県磐田市)による無人ヘリコプター中国不正輸出未
    遂事件で、同社が05年12月に輸出しようとした無人ヘリは、全地球測位シス
    テム(GPS)を完備した自律式の高性能ヘリだったことが、警察当局などの調
    べで分かった。同社は税関手続きの際に書類上、低い性能に偽って申請しており、
    警察当局は01年以降に輸出した無人ヘリも高性能だったとみている。


    http://park16.wakwak.com/~tech/etc/log/116306.htm 

    同社関係者は捜査当局の任意の聴取に対し、無人ヘリが外国為替法違反などで
    規制された性能を搭載していたことを認めたうえ、不正輸出先の「北京必威易創
    基科技有限公司(BVE)」が中国人民解放軍と深い関係があるとの認識があっ
    たことも証言したという。

    ヤマハ発動機が無人ヘリを不正輸出

    http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/50528452.html

    ヤマハ発動機が軍事目的に転用可能な産業用無人ヘリコプターを不正に輸出しようとした外為法違反容疑事件が発覚。静岡、福岡両県警の捜査本部は関係者の事情聴取を始めており、経緯を追及中だとか。ヤマハ発動機が中国企業に輸出していた無人ヘリについては、飛行性能を過少申告する形で許可が不要な「非該当」品目として輸出を繰り返していた疑いがあるようです。

    軍事目的に転用される恐れがあるため、国際的な取り決めで規制の対象となっている無人ヘリ・・・ヤマハ発動機は経済産業省の許可を受けずに昨年12月21日、中部地方から中国北京市の北京必威易創基科技有限公司へ無人ヘリ一機を輸出しようとした疑いがあるようです。衛星利用測位システム(GPS)を搭載し自律航行ができる無人ヘリを輸出するには個別の輸出契約ごとに許可申請が必要ですが、遠隔操作する「マニュアル式」で規制の対象に当たらないとしてヤマハ発動機が許可申請する際に過少申告していた可能性もあるようですね。しかも、税関の目を盗むかのように輸出管理部門ではなく、研究開発や通関業務を担う部署が輸出にあたっていたようです。これは違反にあたることを認識しつつも輸出していたのではないかと考えられますね。
    SankeiWebの記事(抜粋)に、無人ヘリの不正輸出がどのような事態になるかが書かれています。

     目的は軍事転用だったのか-。中国に無人ヘリコプターを不正輸出しようとしたとして二十三日、外国為替法違反容疑で静岡、福岡両県警が強制捜査に入ったヤマハ発動機。無人ヘリは防衛庁も調達しイラク南部サマワに派遣されている陸上自衛隊が使用しているが、化学物質の散布など軍事目的に転用される恐れがあるため、国際的な取り決めで規制の対象となっている。専門家らは「日本企業は民生技術の軍事的価値に関する認識が薄い」などと指摘しており、同社の企業倫理が問われそうだ。

     経済産業省や外務省によると、大量破壊兵器の拡散を防ぐためミサイルや関連技術の輸出規制を取り決めた「ミサイル関連技術輸出規制(MTCR)」が一九八七年、日米欧間で合意。現在三十四カ国が加盟している。

     化学兵器を搭載できる無人ヘリも対象になっており、三百キロ以上の運搬が可能など一定以上の性能を持つ場合は、輸出に当たって外為法で経産省の許可が必要となっている。

     外為法で規制の対象となっている民生品はほかに、遠心分離機などに転用される恐れのあるアルミニウム管など二百-三百品目に上る。

     江畑謙介・拓殖大客員教授は「無許可輸出の中には意図的な例もあるが、大半は軍事目的への応用が可能なことを知らずに行った例が多い」と指摘。その上で「農薬散布が目的だったとしてもその後の管理がしっかりしていなければテロリストに渡りサリンなどの散布に使われる恐れもある。日本企業は技術がどう使われる可能性があるのかしっかり認識する必要がある」という。

     陸自は平成十六年に約三億五千万円を投じて同社製の無人ヘリ(全長約三・六メートル)四機を導入。同年九月から迫撃弾対策で夜間の宿営地周辺の警戒に使っている。

     機体前方に夜間も撮影できる赤外線監視機能を持つカメラを搭載。飛行高度は最高百五十メートルで、手動によるリモコン操作のほか、航路を記憶させれば自動飛行も可能だ。

     防衛庁関係者は「同型機は、イラクでは偵察監視用に陸上自衛隊で独自の改造を施して使用しているが、国内では通常、農薬散布に使用されている。このため、下部に散布用のパイプなどを設置すれば、炭(たん)疽(そ)菌、サリンなどの生物、化学物質を上空から散布することは簡単」と指摘。「容易に生物化学兵器に転用できる可能性があることは、ヤマハ発動機の担当者も分かっていたのではないか」と憂慮する。

    なんて恐ろしい・・・。
    ヤマハ発動機も目先の利益に目がくらみ、外為法を犯してまで中国に無人ヘリを輸出しなければならなかったのでしょうか。
    コピー文化がまかり通っている中国。かつて日本のスクーターをロゴデザインを変えてオリジナルとして販売していたことを考えると、おそらく日本から輸入した無人ヘリを軍用化するだけでなく、その技術を元に中華ナイズドされた無人ヘリを開発し、実用化することが目的ではないかと容易に察することができます。
    ヤマハ発動機の安易な体制には問題があると感じますね。
    ライブドアの証券取引法違反容疑も日本国内のみならず海外にまで影響を与えた事件ですが、ヤマハ発動機のこの輸出未遂事件も、そのまま輸出がまかり通っていたとしたらということを考えると国の安全保障を揺るがす重大な問題となる可能性を秘めていただけに、あってはならないことだと感じました。
    【前書き】
     今日も左派社説はホリエモン。というより、ライブドアから自民党に飛び火したようです。さすがに立て続けのエントリーは飽きられますね。今回は、ヤマハ発動機から中国思想について「これだけは言わせて!!」。
    無人ヘリ

    産経新聞 主張より
    【今回のテーマ】
    【ヤマハ発動機が、中国に無人ヘリコプターを無許可輸出しようとしたとして静岡県警などに摘発された】

    【無人ヘリコプターの活用】
    【無人ヘリなどの無人航空機は、敵に見つかり破壊されても、死傷者が出る心配がない】
    【敵地への偵察飛行はもちろん、生物化学兵器などを搭載してまき散らすことも容易にできる】

    【日本政府の対応】
    【無人航空機の軍事的意義の高まりに日本政府も昨年一月、輸出貿易管理令に追加した】
    【自律的に飛行制御でき、二十リットルを超える液体を運べるものは輸出許可が必要としたのだ】

    【中国への警戒心】
    【中国の軍事力には米国防総省が懸念を表明し、欧州連合(EU)が天安門事件以来の対中武器禁輸を解除しようとしたとき、日米は反対、継続させた】
    【国内でも麻生太郎外相、前原誠司民主党代表はじめ「脅威となりつつある」との認識が強まっている】

    【ヤマハ発動機の認識】
    【ヤマハ発側は「規制対象ではないと認識していた」と釈明した】
    【販売から一年以上すぎると転用・転売の有無などは追跡できないとしている】

    【産経新聞の見解】
    【すべての日本企業は今一度、自社の技術や製品の持つ軍事的な意義、輸出先などにもっと神経を使わねばならない】

    世界日報 社説より
    【中国の宇宙開発】
    【中国は昨年、「神舟6号」で二度目の有人宇宙飛行に成功した】
     ↓
    【中国の宇宙開発は共産党、政府、軍が一丸となって、国家プロジェクトとして進め、具体的には軍が主導している】
     ↓
    【将来的には米国の宇宙における情報収集と兵器能力に対抗していこうとする狙いがあるものとみられる】


    【後書き】
     中国に関しては、以前のエントリー(下記にリンク有り)を見れば、少しはどういう国なのか分かると思います。私の印象では、兎に角悪賢い。後半でとりあげている中国網を見れば、明らかに日中の価値観の違いがわかります。こういう言い回しが中国にとってはマニュアル(中国4000年の歴史?)なのでしょう。

     さて、ヤマハ発動機が無人ヘリコプターを中国に輸出しようとした件は、外国為替法違反(無許可輸出未遂)の容疑でヤマハ発動機本社(静岡県)などの家宅捜索が行われた。経済産業省はヤマハ発動機を刑事告発し、
    「ヤマハ発動機は輸出規定を熟知していたはずで、今回の輸出はミスではなく、意図的だったと判断している」
    と述べている。連結売上高は1兆3千億円、ヤマハ発動機だけでも売上高5015億円あり、東証一部へ上場している。日本を代表する企業という点でも
    「違法性の認識はなかった」
    という大坪取締役の言い訳が通用するはずがない。中国の脅威を甘く見ていたとしか思えません。
    無人ヘリコプターRMAX L181は、農薬散布や空中撮影に使われる。価格は約1500万円。衛星利用測位システム(GPS)搭載であり、あからじめ飛行経路を記憶させておけば、無線が届かなくても飛行可能といわれる。それら自立的飛行制御機能が問題とされている。自立型無人ヘリの輸出は経産省の許可が必要ですが、ヤマハ発動機側は操縦者が機体を目視して捜査するマニュアル型だと主張している。

     外国為替法では、国際的な平和や安全の維持を妨げる特定地域への特定貨物の輸出について経産省の許可を受けなければならないと規定されている。噴霧機能、20リットル超の液体を運ぶことができる特定貨物は、大量破壊兵器関連の対象とされていることから、許可を要する。この規定は約一年前に導入され、今回輸出されようとしていた無人ヘリが対象になっていることをヤマハ発動機が知らなかったとは考え難い。平成13年以降、同機種ヘリを中国に9回輸出しているが、機能を落として申請書を提出した可能性が高い。ヤマハ発動機は、中国以外に世界中へ同機種ヘリを輸出していることから、他にも不正輸出が見付かるかもしれない。

     一機1500万円というのは、安い買い物ではありません。当然、ヤマハ発動機側にとって中国が売上げに貢献する相手(お客様)だったかもしれない。軍事転用しないという誓約書を交わしたとも言われますが、中国にとっては所詮紙切れでしょう。直接軍事転用されなくても技術が盗まれる可能性は高いのではないでしょうか。安易としか思えませんね。

     日本では、H2Aロケット8号機打ち上げが成功し、宇宙開発が進められていますが、中国は更に上を行く有人宇宙飛行に成功している。神舟6号の話題は、靖国神社の秋季例大祭初日に小泉氏が参拝した同時期でしたね。中国の宇宙開発に軍が噛んでいるのが何よりの脅威です。

     最後に中国網に反論しておいた方がいいでしょう。
    中国網 論評より
    【日本の指導者は自分の行為を中日関係より優先させてはならず、中日間の3つ政治文書(共同声明、平和友好条約、共同宣言)の精神を実際の行動によって順守し、国交正常化以来の両国政府間の共通認識と暗黙の了解を順守すべきだ。つまり取り決めを守らなければならない。】
     中国から言わせれば、小泉氏の靖国参拝が会談拒否を引き起こしている、と言いたいのでしょう。しかし、中国は日本に譲歩する必要はないという態度がみえみえなんですよ。この期に及んで文化の違いを挙げるのも馬鹿馬鹿しいし、とにかく優位な立場にいたいだけとしか思えない。中国に政治文書の精神があれば、日中国交険悪化の発端と言われる靖国参拝に否定的な立場の前原氏も会談拒否した理由はなんでしょうか。共通の認識暗黙の了解だと・・・(笑いが止まらない)。まず、中国側は文章の矛盾に気付くことから始めるべきだ。これら文章を何回読み直しても、変だなぁ!?って感じないのであれば小学生くらいから勉強しなすことをお勧めします。ちなみにこれは清華大学国際問題研究所、劉江永教授の見解です。これで教授なんだから、中国ってのはペテン師じゃないと偉くなれないってことでしょうか。ついでに言うと、ペテンとは詐欺を意味する中国語「bengzi」の訛りが由来とされている。

    【歴史問題と台湾問題においては、中国の指導者と相互信頼関係を構築すべきだ。つまり信用を守らなければならない。】
     中国に指導者がいたとして、それは日本にとってはただの狂言師でしかない。日本の狂言師は、空中元○チョップなんて秘儀を使いますからね。中国は、それ以上に迷惑な存在です。相互信頼やら信用とか、よくもホイホイ奇麗事がでてきますよね。反日日本人だったら喜んで喰い付きそうな言葉の羅列です。脅威であることを惚ける中国人平和を錯覚する日本人は、正に需要と供給がバッチリあったかのように一致団結するときがある。見てて呆れてしまう光景ですね。
     
    【中国の人民の感情を傷つけることをしない。例えば靖国神社には参拝しない。つまり、かき乱してはならない。】
     排他的文化というか、隠蔽体質の中国で靖国参拝が反日デモまで至った経緯には、中国政府の情報操作があったとしか思えない。ネット上の情報を検閲し、メールもチェックしているようですが、なぜ昨春のデモは止めなかったのか?愚問ですね。中国にとっては、都合がよかったため。その後、世界的避難を浴びたことからデモは鎮圧されるようになる。常識外れのオママゴト国家としか思えませんね。自らがご主人様、或いはルールブックとなり、強弁する意志で人間性が試されるのが今の中国なんでしょう。日本も、お国のためなんて大義を掲げて命を奉げてきましたが、今では時代錯誤でしかない。中国は、何千年の歴史があるか知りませんが、積み上げた歳月の分だけバカを貰っているということですね。早く脱皮して、進化してくれることを望みます。ペテン師とか狂言師と言った肩書きをいつまでも背負っていたいなら、それもしょうがない。 

     静岡、福岡県警の合同捜査が行われたのも、昨年4月に別件で出入国管理法違反の中国人容疑者を捜査する過程で、ヤマハ発動機が無人ヘリを中国へ輸出する取引資料が発見されている。輸出先だった中国企業(北京BVE創基科技有限公司)の関連航空会社は、人民解放軍と提携して無人ヘリ操縦実習基地を開設している。孔泉氏は、
    「民間企業間の契約については論評できない」
    と述べている。

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    中国軍系企業にも1機…ヤマハ発動機ヘリ不正輸出

    【新聞ウォッチ】ヤマハ発動機、無人ヘリを対中不正輸出の疑い

    http://response.jp/issue/2006/0123/article78510_1.html

    片山政務官パーティー券、省告発のヤマハ発動機が購入 (読売オンライン 2006年7月29日)
     経済産業政務官を務める片山さつき衆院議員(自民党、静岡7区)が7月に開いた政治資金パーティー券20万円分を、産業用無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとしたとして経産省に告発されたヤマハ発動機(静岡県磐田市)が購入していたことが29日、分かった。
     片山政務官の事務所によると、政治資金パーティーは7月10日に東京都内で開かれ、閣僚、党幹部ら約700人が出席。パーティー券は1枚2万円だった。
     片山政務官は「秘書が、名刺交換したヤマハ発動機の社員にパーティーの招待状を送った。会社に購入を依頼したわけではない。私が事前にチェックしていれば、送らなかった。今後、捜査の結果を見て、法律上の義務はないが、購入代金は返還したい」と話している。
     一方、ヤマハ発動機は「地元選出の自民党議員を応援する意味で購入した。(政務官側から)購入の依頼があったと聞いている」としている。
     片山政務官は、財務官僚を経て2005年9月の衆院選で初当選し、同年11月に経済産業政務官に就いた。静岡7区には、ヤマハ発動機の工場がある。ヤマハ発動機を巡っては、経産省の告発を受けた静岡、福岡両県警の合同捜査本部が、外為法違反容疑で捜査を進めている

    生物兵器に転用可能な乾燥機を輸出、貿易会社を捜索 (読売オンライン 2006年2月17日)
     生物兵器に転用可能な凍結乾燥機を北朝鮮に不正輸出したとして、山口、島根両県警は17日、東京都荒川区西日暮里4、貿易会社「西伸商事」や関係先など十数か所を外為法違反(無許可輸出)の疑いで捜索した。
     調べによると、同社などは2002年9月、経済産業相の許可を得ないまま、凍結乾燥機1台を横浜港から台湾経由で北朝鮮に不正に輸出した疑いが持たれている。
     凍結乾燥機は、物質を凍結した状態で減圧し、水分を除去して乾燥させる機械。加熱しないため食品は風味が残り、細菌などは休眠した状態を保て、水分を加えれば復元できるため、食品やワクチンなどの医薬品の製造などに利用されている。細菌を長期保存できることから生物兵器への転用が可能という。

    「ミツトヨ」不正輸出、イラン向け不許可きっかけ? (読売オンライン 2006年2月14日)
     大手精密測定機器メーカー「ミツトヨ」(川崎市)が中国とタイの日本企業に、核兵器製造にも使用できる「三次元測定機」を無許可で輸出していた外為法違反事件で、同社が1992年、イラン向けに三次元測定機を輸出しようとした際、通産省(現・経済産業省)に不許可とされていたことが、警視庁公安部の調べで分かった。
     公安部では、この輸出不許可をきっかけに、同社が無許可輸出を行うようになった可能性もあるとみて、同社関係者から詳しく事情を聞く。
     公安部の調べによると、ミツトヨは92年7月、イラン企業への測定機輸出を通産省に申請した。これに対し同省は93年6月、測定機は核兵器製造にも使用できる性能を持っているとして、外為法に基づいて輸出を許可しなかった。
     公安部の任意の調べに対し、同社関係者は、「経営幹部が93年ごろ、輸出管理の担当者に『このままでは何も輸出できなくなる。何とかしろ』と指示していた」などと供述しているという。また、同社の輸出管理部門で同時期、「輸出の際、部品の一部を取り外せば性能を低く見せかけられるのではないか」などという議論もされたともいう。
     公安部では、イラン向けの輸出が不許可となった後、同社の幹部が主導する形で無許可輸出を行うようになった可能性もあるとみて、三次元測定機がマレーシアの企業や、中国、タイ両国の日本企業に輸出された経緯を詳しく解明する。・・・

    無人ヘリ不正輸出でヤマハ発動機社長が陳謝 (読売オンライン 2006年2月7日)
     ヤマハ発動機(静岡県磐田市)の梶川隆社長は7日、東京都内での決算発表の席上、同社の産業用無人ヘリコプターを巡る外為法違反(無許可輸出)事件に触れ、「世間をお騒がせし、関係者に多大な心配と迷惑をかけていることを深くおわびします」と陳謝した。
     事件に関する質問に対し、梶川社長は「捜査に関する情報開示や説明、コメントは一切控えるのが、捜査への協力と考える」と述べ、具体的な言及を避けた。同社は静岡、福岡両県警による捜索後、危機管理委員会を設けて事実関係を調査している。

    中国軍系企業にも1機…ヤマハ発動機ヘリ不正輸出 (読売オンライン 2006年1月28日)
     ヤマハ発動機(静岡県磐田市)製の無人ヘリコプターを巡る外為法違反(無許可輸出)事件で、同社が中国に不正輸出したヘリは11機で、このうち1機は直接、中国人民解放軍系列の武器製造企業「保利科技有限公司」(ポリテク、北京市)に送られていたことが27日わかった。
     ヤマハ発動機はこれまで、中国への輸出は「航空写真撮影会社への9機のみ」と虚偽の説明をしていた。静岡、福岡両県警の合同捜査本部と経済産業省は、ヤマハ発動機が、ヘリが軍事転用される危険性を認識しながら不正輸出していた疑いが強いとみて、詳しく調べる。
     ヤマハ発動機が中国側と取引を始めて以降、ヘリの代金とは別に、中国側から「役務代」として毎年数千万円が送金されていたことも新たに判明。捜査本部は、その趣旨についても調べを進める。関係者によると、11機が輸出されたのは2001年から昨年にかけて。このうち、2003年11月に輸出された1機が、ポリテク社に送られた。
     このヘリは「自律航行型RMAX」。ヤマハ発動機のホームページによると、初めてGPS(全地球測位システム)を搭載し、あらかじめ入力すれば無人で自動飛行する。偵察・観測など軍事目的への転用は容易で、生物・化学兵器を搭載することで、大量破壊兵器になる危険性も指摘されている。
     当時の経産省令は、自律航行が可能な無人航空機を輸出する際、同省の許可が必要と定めていたが、同社は許可を得ていなかった。
     他に輸出された10機は、いずれも航空写真撮影会社「北京必威易創基科技有限公司」(BVE、北京市)向けだったが、これも無許可で輸出されていた。輸出の手続きが行われたのは、11機すべて名古屋税関浜松出張所で、いずれも航空貨物便で運ばれていた。
     一方、ヤマハ発動機が2001年以降、中国側から送金を受けていたのは毎年3000~5000万円。こうした取引の実態は、同社が保管していた契約書類などで判明した。捜査本部は、BVE社に輸出されたヘリについても、ポリテク社など軍事関連組織に流れた可能性があるとみて、輸出経路を調べている。・・・
    ヤマハ発動機、輸出ヘリは十数機…高性能機種も (読売オンライン 2006年1月27日)
     ヤマハ発動機(静岡県磐田市)が産業用無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとした外為法違反(無許可輸出)事件で、中国に輸出した無人ヘリは十数機だったことを示す書類が残っていたことが26日、静岡、福岡両県警の合同捜査本部の調べでわかった。
     同社は、北京市の「北京必威易創基科技有限公司(BVE)」に、多目的ヘリ「RMAX L181」を計9機輸出したとしている。しかし、通関手続き書類の輸出先には、別の中国企業が1社あり、高性能の機種も含まれていたという。捜査本部は、食い違いについて裏付けを進める。また、同社内の管理部門によるチェック機能が働いていなかったことも判明。2004年以前の顧客からの発注書類も保管しておらず、捜査本部は、不正輸出を図った背景に、ずさんな管理体制があったとみている。
     同社では、無人ヘリを担当するスカイ事業部が、経済産業相の許可が必要な規制品かどうかを判定。さらに、管理部門で判定の是非を審査する。
     しかし、実際には、同事業部が「非該当」と判定した機種の審査は行われず、輸出先が適正かどうかの判断も輸出開始時だけだったという。
     一方、同社が昨年12月、名古屋税関に提出した書類には、現物と違う機種の型式を記載していたこともわかった。
    「ヘリの軍事転用不可能」、中国企業がHPで声明発表 (読売オンライン 2006年1月26日)
     「ヤマハ発動機」(静岡県磐田市)による産業用無人ヘリコプター不正輸出事件で、中国の輸出先である「北京必威易創基科技有限公司(BVE)」は25日、自社ホームページに「わが社は純粋な民間企業で、軍事的背景はなく、無人ヘリの軍事転用は不可能だと考えている」とする声明を掲載した。
     声明で同社は、操縦員の訓練用飛行基地を人民解放軍と共同で建設したことを認めつつ、「中国では軍民共同建設は非常に当たり前の活動であり、(そうした関係があることで)何らかの軍事的背景があることにはならない」とした。
     ホームページには、無人ヘリの軍事転用の可能性に言及した文章も掲載されているが、「ヤマハ提供の無人ヘリは民間用であり、我々の空撮技術と合わせ、民間の要求に応えることはできても、軍事転用は不可能」と説明。さらに「我々はこれまで軍に製品を売ったこともない」としている。
    不正輸出事件でヤマハ発動機を捜索、中国向けヘリ押収 (読売オンライン 2006年1月24日)
     「ヤマハ発動機」(静岡県磐田市)が産業用無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとした外為法違反(無許可輸出)事件で、静岡、福岡両県警の合同捜査本部は23日、同社本社などから関係書類や昨年12月、中国に輸出しようとしたヘリ1機を押収した。
     捜査本部は、法令で輸出の際に許可が必要な「自律的飛行制御機能」などを持つ機種だったとみて、性能や仕様などを詳しく調べる。
     調べによると、輸出先は中国・北京市の航空写真撮影会社「北京必威易創基科技有限公司(BVE)」。
     問題の無人ヘリは、電波が届かなくなると自動的に着陸し、経産省は「自律的飛行制御機能」にあたるとしている。一方、ヤマハ発動機側は「この機種はマニュアル型」で、事前入力したプログラムに沿って自動飛行し、経産相の許可が必要な「自律型」と区別しているとしている。
    無人ヘリ対中不正輸出、ヤマハ発動機を捜索(読売オンライン 2006年1月23日)
     「ヤマハ発動機」(静岡県磐田市)が産業用無人ヘリコプターを中国に不正輸出しようとした疑いが強まったとして、静岡、福岡両県警の合同捜査本部は23日午前、外国為替・外国貿易法(外為法)違反(無許可輸出)の疑いで同社の本社などの捜索を始めた。
     昨年12月に立ち入り検査した経済産業省が両県警に同日、刑事告発したことを受けたもので、捜索は約20か所。
     調べによると、ヤマハ発動機は、昨年12月、農薬散布などに使われる産業用無人ヘリ1機(全長3メートル63)を経産相の許可を得ないで中国に輸出しようとした疑い。
     捜査本部などによると、輸出先の中国の会社とヤマハ発動機は少なくとも2001年から提携。輸出したヘリコプターは小型カメラなどを搭載し、軍事転用が可能という。 経産省によると、ヤマハ発動機への立ち入り検査の結果、昨年3~11月に13件の無許可輸出が判明し、12月21日には、未遂のケースが1件確認できたという。
     会見した同社の大坪豊生(とよお)取締役は「許可は必要ないとの認識だった」と話しているが、経産省は会見で「同社の輸出体制の報告書と検査結果に食い違いがあり、意図的に(不正を)行っていた疑いがでてきた」としており、捜査本部は「違法性の認識があった」とみている。
    ヤマハ発動機が無人ヘリを対中不正輸出、経産省が調査 (読売オンライン 2006年1月23日)
     「ヤマハ発動機」(静岡県磐田市)が、無人ヘリコプターを中国に不正輸出していた疑いがあるとして、経済産業省から昨年12月に立ち入り検査されていたことがわかった。
     同社によると、2002年以降、中国向けに計9機の無人ヘリコプターを輸出していた。同社では、農薬散布や空中撮影用として販売していたが、経産省は、この一部が軍用に転用される外為法違反(無許可輸出)の疑いがあると指摘しているという。
     ヤマハ発動機は「法律の手続きはとっており、法令違反はない」と話している。・・・

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    労働問題

    同一労働同一賃金は当たり前だ!

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50693388.html

    私やパスコの従業員の人たちやコラボレートの従業員の人たちは松下の従業員と全く同じ仕事をしていた。しかし、同じ仕事をしているのに給料が松下の社員の約3分の1なのである。しかも、食堂の食事の値段は松下従業員の方が少し安かったり、健康診断は受けさせてもらえなかったり(私もいろいろなところで偽装請負の状態で働いてきたが健康診断も受けさせないような会社は松下プラズマが初めてだ)と本当に腹が立つことが多い。


     こういった差別的扱いは何も松下プラズマだけでなく、今、あらゆる職場でこのようなことが平気で行なわれ、そして、職場の中は全く同じ仕事をしているのに、「正規」と「非正規」に分断されているのが現状である

    労働時間規制の撤廃に向けた動き

    http://homepage1.nifty.com/rouben/rippou/roudoujikankisei200410.htm

    1 労働時間規制の適用除外に向けた動き
    2.アメリカの現状

    3 ブッシュ政権による適用除外の拡大
    4 イギリス型も浮上
    5 規制の緩和ではなく強化を

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    事前面接ひとり談義

    事前面接ひとり談義

    http://www.opi-nion.co.jp/07.html

    新年早々、厚生労働省が労働者派遣法を大幅に改正する方向で検討に入るというニュースを見た。派遣先企業による候補者の事前面接解禁が検討項目の1つにあげられるという。労働組合側は反対姿勢を打ち出しており、また、諸般の事情もあり(労働契約法をはじめとする労働法制議論、参議院選など)、改正が実現するかどうかは疑わしいが、この機会に筆者自身の事前面接に関する考えを表しておきたい。

    4月中旬、フィリピンを訪問してきました。日比両国のFTA(自由貿易協定)合意で今後両国間で人材の交流を可能としたことに伴い、フィリピン側の看護師、介護士たちが来日して、国内の医療機関で労働に従事することが可能となりました。しかし、人材の移動に関する両国間の温度差はまだ大きく、中長期的な観点に立たざるを得ません。

    私は、月刊人材ビジネスでも何回か述べていますが、現行法で禁止対象となっている医療機関の院内派遣はできるだけ早急に見直しを行い、解禁してよいのではないか、とこの欄でも提案します。

    日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会の4団体が昨年11月、4団体に加盟する約5500病院を対象にアンケート調査を実施したところ、「十分な医療を提供する上で看護師が時々足りない」と回答したのは全体の29.1%だったことが明らかになっています。「十分な看護師が確保できない」との回答は20.6%であり、これらを合計した49.7%の医療機関が看護師不足で悩んでいます。反面、「看護師数は充足している」との回答は全体の50.3%。

    2007年以後の本格的な少子高齢化時代を想定すると、医療機関内の人材確保も困難が予想され、(1)看護資格取得者の職場復帰の促進、(2)外国人看護師の確保――は必須条件となるでしょう。外国人看護師については日比間のFTAが合意されているわけですから、フィリピン人看護師の導入は順次受入れ枠を広げるなり、看護師資格取得条件の弾力的な運用など考えても良いのではないか、と思います。

    そして、フィリピン人看護師たちが仕事を見つける際に人材ビジネス企業が役割を発揮して、雇用と使用を分離した労働者派遣事業制度を上手く活用するのがベターです。その意味で、病院内派遣が可能とするための見直し論議が必要だと思っていますが、皆さんはいかがお考えですか?
    (完)

    (フィリピンレポートの詳細は、月刊人材ビジネス6月号に掲載)

    ハワイ版ハローワーク

    http://www.opi-nion.co.jp/07-200509.html

    ハワイ州には全部で8ヶ所の公共職業安定所「ハローワーク」があり、そのうち7ヶ所は州都ホノルル市が位置するオアフ島にある。最も大きなハローワークは、ホノルル市のダウンタウンにあるオフィスで、毎月2000人前後の人が仕事を探しにここへやってくる。ハワイはサービス業が中心で、職種も一般事務が多いため、ハローワークで仕事を探す人の割合はやや女性が多い。もっとも、ほとんどの人は失業保険申請のためにハローワークに来ているのであって、本気で仕事を探している人はそれ程多くない。というのも、ハワイを含めてアメリカでは、地元新聞(特に日曜版)で仕事を探すのが一般的だからだ

    しかし、ハワイのハローワークは「失業保険申請」と「職探し」の役目だけではなく、他にもさまざまな役割を果たしている。これは、アメリカ連邦法の労働力投資法が各地方公共団体のハローワークに裁量を与え、ある程度自由に運営を任せているからだが、ハワイのハローワークはより多くの市民が利用できるように知恵を振り絞っている。

    たとえば、退役軍人向けプログラムや移民向けプログラムを提供したり、すでに仕事を持っている人のためのスキルアップ訓練を提供したりしている。その他に、ワークショップを定期的に行い、失業者や求職者だけでなく一般市民にも役立つ情報を提供している。ワークショップの内容は、自営業向けのもの、履歴書の書き方を教えるもの、面接マナーを教えるもの、などさまざまである。

    ユニークなのは、ホノルル市ダウンタウンにいる約20名の職員の顔ぶれである。ある者は州の職員、ある者は市の職員、またある者はNPOの職員、そして、派遣会社の社員もいるのである。さらに、派遣会社がハローワーク内で「派遣登録会」を実施することもあるというから驚きである。まさに、官民が協力し合ってハローワークを運営しているという感じだ。どのスタッフもフレンドリーで親身になって相談に応じてくれるので、筆者も登録したくなってしまった。

     そもそも、なぜ日本では派遣労働者への事前面接が認められていないのだろうか。これは、労働者派遣法第26条第7項が「労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。」と定め、事前面接は「派遣労働者を特定することを目的とする行為」に該当するとされているからだ。堅苦しく言えば、法律上認められていないのでダメだということになる。また、組合側は「年齢や容姿、性格などを理由に派遣社員になれない人が出る」からという理由で事前面接解禁に反対している。

     日本では派遣労働者の事前面接が認められていないという話を欧米ですると、まず「どうして」という一様の返事が返ってくる。そこで筆者は法律云々の話をするのだが、その後の聞き手の反応もほぼ一様である。「長期派遣や専門性の高い派遣の場合、事前面接なしでは適切なマッチングをするのは難しい」という反応だ。

     欧米先進国で事前面接を認めていない国はない(注:筆者の知るかぎり)。これは事前面接に合理性があるからだろう。派遣は三者間の契約関係を構成するが、派遣先、派遣元、派遣労働者のそれぞれにとって、事前面接は道理にかなった行為なのではなかろうか。

     筆者は短い期間ではあるが、複数の派遣会社に派遣登録をし、実際に派遣労働者として就労した経験を持つ。幸いなことにどの派遣会社からも多数の仕事を紹介され、多くの面接(名目上、「顔合わせ」あるいは「見学」などと表現されていたが)を受けに派遣先企業へ行った。さらに幸いなことにどの企業からも断られることはなかった。ただ残念なことに筆者からお断りしたことが数回ある。断った理由は、たとえば、職場で使うパソコンの機種が派遣会社から聞いていたものと派遣先で直接聞いたものが異なるという業務に関するものだったり、分煙対策が不十分という衛生管理上の問題だったり、職場の雰囲気に馴染めそうにないとか、上司となる人が強面だったなど、というヒューマンリレーションに関するものだったり、さまざまだ。しかし、いずれにせよ、もし筆者が事前に派遣先企業を訪問する機会もなく、就労先に派遣されていたならば、おそらくいくつかの派遣先では1日で音を上げていたに違いない。

     このような経験から筆者は、派遣労働者が、実際に就労する前にその職場(派遣先)を見るというのは、自然かつ必要な行為なのではないかと考えている。また、この行為によって、派遣先と派遣労働者のマッチングの精度を高めることができるのではないだろうか。

    院内派遣の解禁を想定した改正論議を

    http://www.opi-nion.co.jp/07-200505.html

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    労働問題

    東京都内の人材派遣業者や請負業者がハローワークに求人申し込みを行う際、
    派遣先や発注元の企業を偽っていたケースが、今年3月以降分だけで500件以上
    あったことがわかった。東京労働局は17日、派遣・請負業者に対し、
    求人申し込みの際は派遣先や発注元との契約書を提示するよう求める通知を出した。
    求人段階で契約内容を把握することで、相次ぐ「偽装請負」を防ぐ効果も期待できるとしている。

     都内のハローワークでは今年に入り、「実際の派遣先が求人票に記された企業と違った」
    などの苦情が目立っていた。東京労働局が3月から特別調査を実施したところ、
    大半のハローワークで派遣先や発注元を偽る求人票が見つかった。

     特に都内に本社があり複数のハローワークに大量求人をしていた業者6社で、
    今年3月から8月にかけて計500件以上の不正求人をしていたことが分かった。
    内訳は、仕事を請け負っていない建設現場などを勤め先として示した(約400件)、
    派遣契約を結んでいない企業を派遣先と偽った(約100件)など。

     背景には、景気の回復による人手不足で、派遣・請負業者間の人材獲得競争が
    激化していることがある。先に求職者を確保してから、派遣先や発注元の企業への
    営業活動をする業者もあった。

     メーカーが派遣業者からの労働者の受け入れを「請負」と偽るケースが全国で
    発覚しており、東京労働局は「事前チェックを強化すれば、偽装請負の歯止めにもなる」
    としている。
    http://www.asahi.com/life/update/0817/008.html

    偽装請負の是正指導最多に・05年度、974件

    製造業の工場などで「偽装請負」と呼ばれる違法な労働形態が広がり、
    全国の労働局が2005年度に是正指導したのは過去最多の974件に上ること
    が21日、厚生労働省のまとめでわかった。2年前から立ち入り調査で監視
    を強めた結果、横行する実態が判明。同省は「偽装発覚の恐れから労災
    隠しを招きやすい」と警戒する。

    請負労働者に発注企業が直接、業務を指揮命令する「偽装請負」は、
    元々多くの請負労働者を抱える建設業だけでなく、製造業でも目立つ
    ようになり、同省は04年度から各労働局に担当者計約200人を配置。

    東京労働局:ハローワークに架空求人 審査厳格化へ

    架空の求人にご注意を--。東京労働局(奥田久美局長)管轄のハローワークで、派遣や
    請負事業者から実際の求人がないにもかかわらず、仕事があるように書いた“偽装求人”が
    相次いでいる。背景には、派遣、請負労働者への需要が高まり、人手不足の状況が生まれて
    いることがある。こうした業者が登録する労働者を囲い込もうとして、架空の求人で人集め
    をしているといい、同局は求人内容の審査を厳格にすることを決めた。【東海林智】

    東京労働局によると、発覚した不適正な求人は、(1)ハローワークに実際に出ている求人票
    をそっくりまねて、派遣契約をしていない会社への派遣として募集(2)請負契約をして
    いなかったり、実在しない建設現場を書いて求人を出す(3)セールスに行っただけで、
    実際に派遣契約を結んでいない会社を派遣先として求人を出す--の3パターン。

    都内のハローワークには年間約140万人の求人があり、そのうち約3割が派遣や請負業者に
    よる求人だという。東京労働局はこれまで、求人の記載内容について口頭で確認してきたが、
    今回の事態を受け、契約書の確認や、派遣先への確認を実施することを決定。
    派遣、請負業者には文書で適正な求人を呼びかける。

    電機メーカー各社の労働組合でつくる電機連合
    組合員約62万5000人

    最低賃金(18歳で月15万円)を、派遣労働者に
    対しては6割以上、請負労働者にも7割以上の組合が
    適用できていない実態が判明。

    弱い労働者がバカを見る社会、日本!■

    本来、企業対労働者は対等の立場で雇用、労働契約をするものだと思う。
    けど、日本は労働者の立場が弱い為、理不尽な雇用契約を少しでも防ぐ為にも労働基準法がある。
    労働基準法は労働するにあたって最低限の労働条件であり、経営者の罰則も甘い法律である。

    しかし、現状では取締り、罰則が甘い事をいい事に、その最低限の雇用ルールすら守らない企業が
    かなり多い。
    つまり、公然と企業の違法、犯罪行為が繰り返され、それを取締らない労基、労働者から告発があっても、
    労働者が不利になってしまう仕組みが出来上がってしまっている。

    今の時代、些細な事でも法律で決められていて取締りも厳しいのに、大勢の労働者に迷惑を掛けている
    労基法違反が駐車違反より取締りが甘く、告発があっても企業には注意しかせず、告発者はその企業を
    辞めざるをえない状況にさせてしまう仕組みってのは、改善するべきだと思う。
    それを恐れて、泣き寝入りや、我慢している人も多いでしょう。
    過労死や、自殺してしまった人の中には、そうゆう人もいるでしょう。

    人生の中で我慢する、耐える事は大事ですが、違法行為に対して我慢する必要は無いと思います。
    むしろ、一人一人が違法行為を許さない気持ちを持って、何か行動をすることが、必要だと思います。

    会社に何か言ったり、労基に相談したりしたら辞めざるをえなくなるから、そんな事出来ないよ。と思っている
    人は、こうゆう掲示板で違法行為を公表する事も「やらないよりはマシ」ですし、大人数の署名が集まる環境
    だったら、署名を集めてから、企業に改善を求める方法も、比較的安全だと思います。

    世界でも日本の労働環境は劣悪なほうなので、まずは労働者一人一人が「違法行為は許さない」という意識
    を持って、それを少しでも改善に結び付けていこうではありませんか!

    これがトヨタの実態だ!■

    http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-15/2006091503_01_0.html
    史上空前の利益をあげながら、急増するリコール(回収・無償修理)や関連部品メーカーによる「偽装請負」などの
    問題が続発―トヨタ自動車(渡辺捷昭社長、本社・愛知県豊田市)で、いったい何が起きているのでしょうか。
    日本共産党調査団(団長・佐々木憲昭衆院議員)がおこなった六、七日の調査から浮かび上がった問題点をリポートします。

    社員
    開発期間も納期も短縮
    「トヨタはコンピューター上だけで設計して実際の試験を一回だけにすることを目指している。しかし、ものづくりはそんなに簡単ではない」
    トヨタの自動車の部品を設計する技術者はいいます。
    トヨタは自動車の開発期間を、一九九〇年代の約四年から二年に短縮。部品の製造現場では、デザインができて三カ月ほどで製品を
    完成させなければなりません。そのしわ寄せは、いっそうの長時間過密労働や自動車の安全性をおびやかすリコールの問題として現れています。

    設計上の不備増加
    トヨタは、リコール数の増加は部品の共通化によるもので、安全性の確保はきちんとしているといいますが、調査では安全性にたいする多くの不安の声があがりました。
    「部品の強度が足りない」「実際に作ると他の部品と合わない」「製造のための金型が届いてからの設計変更が増えている」。リコールにならなくても設計上の不備が増加しています。
    設計が遅れても納品の期日は変わりません。
    トヨタ本社の開発部門を担う「テクニカルセンター」は、深夜となっても、ほとんどの部屋の明かりが消えません。トヨタの開発部門は正社員一万人にたいし、
    常時、部品メーカーなど他社からの技術者二千人が「応援」。そのうち派遣労働者も千四百人を数えます。
    トヨタ自動車のリコール件数は、二〇〇一年の四件四万五千台から、二〇〇五年には、十四件百九十二万七千台に急増しています。下請けは「リコールにからんだら会社がとぶ(倒産する)」
    という緊張を強いられています。リコールと関係なくとも不良品が一つでも出たら、良品が順調に届くまで自動車製造工場に常駐しなければならず、「一回不良品を出したらその部品は永遠に赤字」だといいます

    労災隠しと偽装請負が発覚したトヨタ自動車グループの部品会社「トヨタ車体精工」(TSK、愛知県高浜市)
    が、派遣労働者を直接雇用に切り替える際、内部告発した男性らに採用面接の機会を与えなかったことがわかった。
    ほかの労働者は大半がTSKに採用されており、男性らは「告発を理由にした不利益扱いだ」として近く愛知労働局
    に調査を要請する。

     TSKの工場では3月、男性作業員(21)が全治4週間のけがをしたのに、雇用主の人材サービス会社「大起」
    とTSKは労働安全衛生法に基づく報告を怠っていた。

     実態は労働者派遣なのに請負契約を装う「偽装請負」がTSKで行われていたことも判明し、愛知労働局が7月に
    改善を指導。TSKは大起との契約を8月1日付で請負から派遣に切り替えた。

     ところが、大起は同月下旬、「税金滞納で事業継続が難しくなった」として、破産手続きに入ることを決定。一方、
    TSKは製品の生産に必要な人員を確保するため、大起が推薦する派遣労働者を契約社員として直接採用することにした。

     両社は工場内で大起の労働者向けに説明会を開いたが、告発した男性と、男性の同居人である女性労働者(20)
    の2人は参加を拒否された。その後、2人は大起から解雇を通告され、賃金も一部未払いのままだ。

    TSKによると、男性は、8月に派遣に切り替えた際に大起から伝えられた対象者に入っていなかった。女性は
    面接時に大起が推薦しなかったという。TSKは「2人の雇用は派遣会社側の責任で、こちらで2人を外せと指示した
    わけではなく、不採用に法的問題はない」と説明する。

     TSKは大起の従業員約80人のうち76人の推薦を受け、面接をへて74人を採用した。大半が職場に残る中で、
    2人は説明のないまま一方的に採用から排除された形だ。

     労災隠しの相談を受けて以来、2人を支援してきた労働組合は「法令違反を申告したことを理由として、労働者に不利益
    な扱いをすることを禁じた労働安全衛生法や公益通報者保護法に違反する疑いがある」と指摘。大起の担当者とは連絡が取
    れない状態で、「使用者側の責任があいまいになる偽装請負の問題が出た。TSKは大起に問題を押しつけ、責任を放棄し
    ている」と批判する。

    偽装請負を全廃すると宣言したのはキヤノンだけ。


    他の全ての企業は偽装請負を続けています

    青森では
    社会保険をかけたくないために、
    個人会社をつくり、そっち社員を移し、形式は請負にする建設会社が増えてる。
    しかし、仕事内容もそうだし、仕事の実態はかわらず、会社はひとつで、
    減給したり、手当てをなくしたりするために、ごまかしでやっている。

    そのやり方を勧める社労士もいる。

    NTTデータが偽装請負 直接指示どころか下請け富士ソフト社員を奴隷扱い、指摘後も対応せず

    私は今年3月まで富士ソフトの社員として、同社の請負契約先であるNTTデータのプロジェクトに
    常駐で参加していた。請負の場合、元請けが現場社員に直接 指示を出すことは労働者派遣法に
    抵触するが、私は直接指示どころか、ほとんど奴隷扱いだった。

    作業の進捗だけでなく休日出勤の管理までNTTデータ社員に よって行われ、
    違法性を指摘してもなお、私が辞職するまで止めなかった。

    ◎『 労働ダンピング -雇用の多様化の果てに 』岩波新書、2006年10月20日 
       中野 麻美( NPO派遣労働ネットワーク理事長、日本労働弁護団常任幹事 )

      ~(略)問題は増えた労働の質である。「食べていけない」「自立できない」
       「健康に生きられない」労働が増えることによって、いったい未来に
        何がもたらされるのだろうか。それは活力ある社会とはまったく
        似ても似つかない破綻ではないのだろうか。

     ・いま何が起きているのか ・「雇用の融解」が始まった  ・労働ダンピング 
     ・ダンピングの構造  ・非正規雇用化  ・値崩れの連鎖  ・労働は商品ではない 
     ・規制緩和が非正規雇用を襲う  ・働き方が変わる ・隠された差別を可視化する  
     ・性差別禁止からのアプローチ ・現実の壁に向かって ・契約形態を乗り越えて 

      付録 相談窓口一覧 
        ⇒ 日本司法支援センター(法テラス)、 都道府県労働局、 
          NPO派遣労働ネットワーク、 日本労働弁護団相談窓口

    非正規労働者というのは今千六百万人、そのうちの八割が年収百五十万以下なんですよ。
    しかも、不安定な働き方を強いられている人のほとんどは、今も話があったように、
    正社員で働きたいという希望を持っている。ところが、その希望がなかなかかなえられないと。
     どうしてかと。原因は雇う側にあります。
    働き方の多様性じゃないんです。みんな正社員にできればなりたい。
    安い給料で必要なときだけ雇って、昇給も昇格もない、いつ首切っても平気だと。
    企業にとってこれほど使い勝手のいい労働者はいない。
    自動車や電機など日本を代表するような企業でも、
    実際に工場で働いている人というのは正社員は少なくて、
    派遣だとか請負だとか契約社員入り乱れて働いているというのが現状であります。

    例えば、神奈川県内の自動車メーカーで派遣労働者として働いている人、
    時給は千二百円、工場のラインで塗装の傷やほこりを点検する仕事、
    昼間は八時から十七時まで、夜は二十時から翌朝の五時までの勤務が一週間置きに組まれる。
    時差ぼけから疲れが取れない日々が続いたと。仕事が遅い人は容赦なく首です。
    月収は二十万円。何か一見高いように見えるけれども、
    派遣会社が管理している三LDKの寮に三人で共同生活です。給与から寮費が五万円引かれる。
    布団代、共同使用の洗濯機、冷蔵庫、テレビの利用料で一万円引かれる。水道光熱費で一万円引かれる。
    そして、所得税や社会保険料引かれると、手取りはわずか十万円です。
    ある日、四十度の熱で寝込んだら、派遣会社からマスクをしてでも仕事に行けと、そう言われたと。
    ついに倒れたら、もうおまえは要らないと、寮から出ていけと。
    新たにアパートを借りるお金もなくて、この人はホームレスになったと。
    日本を代表する大企業の生産現場でこういう働かせ方が広がっている。総理は異常と思われませんか

    派遣を社員にしろと言ってるけどさ・・・・

    キヤノンの新卒のほとんどが院卒で、半数以上が旧帝大+東工大+早慶の理系院卒エリート。


    子供の頃から学校でトップクラスの成績で受験勉強も必死で行い、大学時代も真面目に勉強。
    学級委員や部活のリーダーを務めた経験は当たり前。
    大学3年~修士2年の3年間はそれこそ休日も返上して朝から晩まで研究研究の日々。


    子供の頃から激烈な勉強をしてきた彼らに派遣上がりが勝てると思ってるの?
    勉強歴では中学~大学院で12年ぐらいの差がついてるだろ。


    正社員になるとは、そういったエリート達と同じ土俵に上がること。
    そういうことだと思う。

    トヨタで過労死■

    トヨタで死んだ30歳過労死社員の妻は語る(1) 生体リズム壊す変則勤務体制

    トヨタ自動車の1兆円の利益は、従業員に強いられた苛烈な労働から生み出される。
    2002年2月9日、月に144時間を越える残業をしていたトヨタ自動車 社員、内野健一
    さん(当時30歳)が職場で倒れ死亡した。妻の博子さん(36歳)は労働基準監督署に
    労災を申請したが却下され、その取り消しを求め裁判を 起こしている。テレビや新聞
    は裁判をほとんど報道せず、紙面に掲載したとしても「自動車工場」などと企業名を伏
    せている記事もあるほどで、この裁判を半ば 黙殺中だ。妻の博子さんに聞いた。

     一従業員の死の根底には、世界のトップ企業・トヨタ自動車の構造的問題が隠され
    ている。亡くなった内野健一さんの身に、何が起きたのか

    社保庁から情報提供・労災届け出ず健保で受診

    厚生労働省は来年度から仕事でけがをしながら労災を届け出ず健康保険で
    受診した労働者の情報を社会保険庁から提供してもらい、事業所の調査に
    活用する方針を固めた。

    労災事故を隠そうと、労災保険でなく健康保険での受診を労働者に強要
    する事業主が多いため。

    厚労省は健康保険の受診情報が集まる社保庁と連携して、事業所の
    「労災隠し」を監視する。

    ハローワーク114カ所で派遣法違反・厚労省発表

    厚生労働省は17日、全国469のハローワークのうち114カ所が雇用・派遣契約のない
    団体職員らに窓口対応などの業務を無償で行わせる法令違反をしていたと発表した。

    労働の実態は「派遣」に当たり労働者派遣法に抵触するため、同省は全国の労働局長
    に再発防止を指示した。

    大阪府内のハローワークで、独立行政法人の雇用・能力開発機構と財団法人の
    高年齢者雇用開発協会の職員が府内16カ所のハローワークで受付業務や求職相談に
    応じるなどの業務をしていたことが今月1日に判明。職員の出勤簿に労働時間管理の
    権限がないハローワークの庶務課長らが押印していたことも明らかになった。

    今回の調査では、全国30都道府県で雇用・能力開発機構と高年齢者雇用開発協会のほか
    愛知県雇用開発協会、大阪府雇用開発協会の計4団体、168人がハローワーク業務を
    不適正に行っていたことが分かった。

    IBM Settles Overtime Lawsuit for $65M
       Wednesday November 22, 8:51 pm ET By Rachel Konrad, AP Technology Writer
     IBM Settles Federal Class-Action Overtime Lawsuit for $65 Million


             IBM、残業代要求訴訟で6500万ドル支払いに同意

    IBMが、元社員および現社員から残業代支払いをめぐり提訴されていた件で、
    6500万ドル を支払うことで和解した。

    米IBMは11月22日、元社員および現社員が残業代支払いを求め、カリフォルニア州北地区連邦地裁に
    2006年1月に提訴した件で、従業員らに6500万ドルを支払うことで和解したと発表した。

    争点となっていたのは、同社のTechnical Services Professionalおよび Information Technology
    Specialistの肩書きを持つ社員の扱い。IBM側は彼らを残業代支払い対象とならない「上級一般職」
    と分類していたのに対し、社員側は自分たちは米公正労働基準法の対象から免除されない被雇用者
    であり、残業代を支払うべきだと主張、提訴した。IBMは合意に基づき、この2種類の肩書きを持つ
    社員らは残業代を受け取る資格があるとみなす。IBMは法的な間違いを犯したとは認めていない。
    あくまで法廷争いが長期化し、金銭的な負担が重くなるのを恐れ、和解に踏み切ったとしている。

    22歳女性。短期間に2度も“解雇”されてしまいました。

    一つ目は、先輩と意見が食い違ったのがきっかけ。店長に、私だけが悪いと決めつけられました。
    最初私は、何度も謝罪しました。しかし店長は私を「常識がない」となじり、揚げ句は親を侮辱し出しました。

    寮を親が訪ねたとき、店長は「あいさつしたいから待っててもらって」と言いながら、結局来ませんでした。
    そんな店長に親を侮辱され、「親は関係ありません」と言い返してしまいました。
    逆上した店長に「辞めろ」と言われました。

    二つ目は再就職したチェーン店でのこと。遠方の支店勤務を命じられて、断ると、辞めるように追い込まれました。
    後で聞いた話では、経営が苦しく、社員を減らしたかったようです。

    求職活動の際、この年で2回も解雇されていたら、自分勝手な人間と思われないでしょうか。
    また、次の職場でもひどい目に遭うのではと怖くてたまりません。(山梨・W子)

    弱い労働者がバカを見る社会、日本!■

    本来、企業対労働者は対等の立場で雇用、労働契約をするものだと思う。
    けど、日本は労働者の立場が弱い為、理不尽な雇用契約を少しでも防ぐ為にも労働基準法がある。
    労働基準法は労働するにあたって最低限の労働条件であり、経営者の罰則も甘い法律である。

    しかし、現状では取締り、罰則が甘い事をいい事に、その最低限の雇用ルールすら守らない企業が
    かなり多い。
    つまり、公然と企業の違法、犯罪行為が繰り返され、それを取締らない労基、労働者から告発があっても、
    労働者が不利になってしまう仕組みが出来上がってしまっている。

    今の時代、些細な事でも法律で決められていて取締りも厳しいのに、大勢の労働者に迷惑を掛けている
    労基法違反が駐車違反より取締りが甘く、告発があっても企業には注意しかせず、告発者はその企業を
    辞めざるをえない状況にさせてしまう仕組みってのは、改善するべきだと思う。
    それを恐れて、泣き寝入りや、我慢している人も多いでしょう。
    過労死や、自殺、病気に追い込まれてしまった人の中には、そうゆう人もいるでしょう。

    人生の中で我慢する、耐える事は大事ですが、違法行為や理不尽に対して我慢する必要は無いと思います。
    むしろ、一人一人が違法行為を許さない気持ちを持って、何か行動をすることが、必要だと思います。

    会社に何か言ったり、労基に相談したりしたら辞めざるをえなくなるから、そんな事出来ないよ。と思っている
    人は、こうゆう掲示板で違法行為を公表する事も「やらないよりはマシ」ですし、大人数の署名が集まる環境
    だったら、署名を集めてから、企業に改善を求める方法も、比較的安全だと思います。

    世界でも日本の労働環境は劣悪なほうなので、まずは労働者一人一人が「違法行為は許さない」「理不尽は
    許さない」という意識を持って、それを少しでも改善に結び付けていこうではありませんか

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    労働問題

    大手製造業の工場で「偽装請負」と呼ばれる違法な労働形態が広がっている。
    この3年で労働局から違法と認定された企業の中には、キヤノン、日立製作所など
    日本を代表する企業の名もある。メーカーにとっては、外部から受け入れた労働者を
    低賃金で、安全責任もあいまいなまま使えるうえ、要らなくなったら簡単にクビを
    切れる好都合な仕組みだ。「労働力の使い捨て」ともいえる実態がものづくりの
    現場に大規模に定着した。

    全国の労働局が2年ほど前から立ち入り調査を強化。昨年度だけでも、メーカーなど
    請負を発注した660社のうち、半分以上の358社で偽装請負に絡む問題が発覚し、
    文書指導した。05年度までの3年間を見れば指導件数は年々倍増しており、
    「いたるところで見つかる状態」。指導事例は、氷山の一角だ。

    偽装請負の現場で働く労働者は不利な立場にある=図。担い手は20~30代半ば。
    ボーナスや昇給はほとんどなく、給料は正社員の半分以下だ。社会保険の加入さえ
    徹底されず、契約が打ち切られれば、すぐさま失業の危機にさらされる。請負労働者が
    働いているのは、ハイテク商品を扱う最新鋭工場が多い。

    これまで偽装の実態が知られなかったのは、労働局が指導先の企業名を公表して
    こなかったからだ。朝日新聞が独自に調べたところ、この2、3年の違反例だけでも、
    日本を代表するメーカーが次々と見つかった。

    キヤノンは子会社だけでなく、宇都宮市の本体工場も昨秋に指導を受けた。このほか、
    ニコン、松下電器産業の子会社「松下プラズマディスプレイ」や東芝系の情報システム
    会社「ITサービス」、富士重工業やトヨタ自動車グループの部品会社「光洋シーリング
    テクノ」と「トヨタ車体精工」、いすゞ自動車系の「自動車部品工業」、今治造船、
    コマツの子会社「コマツゼノア」で偽装請負があった。

    監督官庁がないため、請負会社で働く人の数はつかみにくい。厚生労働省の推計だと
    製造業だけでも04年8月時点で87万人に上るというが、働く人たちの多くが
    自分たちを派遣労働者と思い込んでいる。(一部略)
    <2日付の「朝日新聞」一面トップ> (「偽装請負」スクープ第3弾)
    派遣採用への補助金 受給後、請負に変更 松下プラズマディスプレイ(MPDP)
    http://www.asahi.com/paper/front.html

    松下電器産業のプラズマテレビを製造する「松下プラズマディスプレイ(MPDP)」が
    今年3月末、尼崎工場(兵庫県尼崎市)で県内在住の派遣労働者を新規採用したとして、県の
    雇用補助金2億円以上を受け取った後まもなく、補助対象外の請負への切り替えを進めている
    ことが分かった。申請前から請負への変更計画を作成しており、今月中にすべて切り替える
    という。クビが切りやすい請負労働者の活用を念頭におきながら、多額の雇用補助金を受け
    取っていた格好だ。
    兵庫県は、県内在住の正社員や派遣労働者らを新たに採用した進出企業に対し、1人あたり
    60万~120万円を交付する雇用助成制度を02年度に導入した。直接雇用ではない派遣まで
    対象にする制度は全国的にも珍しい。請負は対象外になっている。

    尼崎工場は昨年9月、正社員250人、派遣労働者900~1千人の体制で生産を開始し、
    今年2月に補助を申請した。兵庫県は「正社員6人」と「派遣労働者236人」の計242人を
    県内在住と認め、3月末に2億4540万円を交付した。

    生産を開始した時点で、松下プラズマディスプレイは、尼崎工場の派遣を1年以内にすべて請負
    に切り替える計画を作り、派遣元に伝えていた。派遣労働者を1年以上使えば直接雇用を申し
    込むことが法律で義務づけられているからとみられる。計画通り、今年7月末までに3分の1を
    請負に切り替えた。

    厚生労働省は製造業で広がる「偽装請負」を派遣に切り替えるよう指導している。松下プラズマ
    ディスプレイも昨年7月、茨木工場で偽装請負の是正指導を受け、同年9月に生産開始した尼崎
    工場は、請負ではなく、派遣を採用した。県はこの経緯を把握しつつ、2億円超の雇用補助金
    交付に踏み切った。

    松下プラズマディスプレイが、補助金の受給後に派遣を打ち切って請負に変更することで、
    県の雇用助成策の対象者は、数カ月でほとんどいなくなることになる。

    低い賃金、短く不安定な雇用……。「偽装請負」の現場で働く若者たちには、景気回復の実感は乏しい。
    「結婚や子供なんて考えられない」「年をとってもこんな働き方を続けられるだろうか」。
    将来が見えない不安を抱えつつ、あてどなく漂う。

     5月下旬のある夜、大分市の飲食店に数人の若者が集まった。大手請負会社に所属し、キヤノンの
    デジタルカメラ工場で働く職場の仲間だ。
     沖縄出身で30代前半の男性がぼやいた。
     「昼休みはたった40分。メシを食う気力もない」
     立ちっぱなしの作業でむくんだ足。ほこりから製品を守るための仕事着を着替えて食堂まで行くのに
    片道10分近くかかる。
    往復することを考えると、とても行く気にならない。
    だから昼休みは、空腹を我慢し、横になって午後の仕事に備える。
     大分の大学を出て建設会社に勤めたが、給料が不満でやめた。
    今の仕事は「作業は単純で楽だけど、先がない。
    ずっと同じ仕事を同じ給料で続けるだけ。
    キャリアを積んだら上の仕事、ということもない」。
    前の仕事は、かんなの使い方が上達するなど、技量が上達する充実感があった。
    本当はふるさとの沖縄へ帰りたいが、いい仕事がないので戻れない。

    一時しのぎ
     福岡出身で20代前半の男性は、羽振りのいい生活にあこがれて大阪でホストをしていた。
    しかし、逃げた客の飲食代を背負わされ、借金取りに追われた。
    今の仕事は、借金の肩代わりをしてくれた親に返済するための一時しのぎだ。
     見ず知らずの土地。請負会社に言われるままに寮に入った。
    「寮費の4万2000円は相場より高い。光熱費も水増しされている気がする」。
    寮には、自分と同じように全国各地から集まってきた若者が住み、送迎バスで一緒に工場に通う。
     給料日前、金がなくて水とパンでしのぐこともある。「いつかまたホストをやりたい」

     
    「求人広告では月収22万円可能、なんて言っていたけど、全然違った」と、女性(29)は憤慨する。
    実際には16万円程度で、社会保険料や家賃、携帯電話代などを引くと、生活費は数万円しか残らない。
     会社に文句を言ったが、担当者は「残業や休日出勤があれば計算上はあり得る」とにべもない。
    腹は立つが、仲間たちは「どうせ長く働くわけでもない」とあきらめ顔だ。
    今月、女性は工場をやめた。職を探しているが、同じような工場での仕事しか見つかりそうにない。


     「これ、読んどいて」
     5月末。愛知県内にあるトヨタ自動車グループの部品工場で働いていた男性(21)が、雇用主の請負会社から
    「解雇予告通知書」を渡された。
     書類には「自己都合の欠勤が多く、反省がみられない。メーカーへ迷惑を及ぼした」とある。
     仕事中にけがしたことへの対応や給料の前借りができなくなったことなどに、たびたび不満を訴えていた。
    「うるさいやつだから、クビにするのか」
     男性は北海道出身で、つきあっている女性とともに工場で働き、寮でも同居していた。
    あわてて個人で入れる労働組合に相談し、会社と交渉してもらった。解雇は何とか撤回させたが、秋には契約が切れる。
    「どうせ更新してもらえない。北海道で次の仕事を探す」

    日本の惨状■
    完全失業率は一時期の5.5%から4.2%くらいにまで下がっている。
    しかし、その実態は、ここ数年間で職に就いた人の90%以上がパート、アルバイト、派遣、
    良くても契約社員といった非正社員である。
    最近では大企業の偽装請負という問題も浮上してきた。

    小泉は雇用の規制緩和を推進し、数字となって表れる部分は改善させたが、実際はもっと酷い
    現状が生まれている。
    企業が非正社員を雇い、安い賃金、必要な時期だけの雇用といった、労働者の使い捨てを
    しやすい風土を作り上げてしまった。
    雇用情勢において、以前は学生や主婦のためでしかなかった非正社員という雇用形態が、
    いまや一般的な形態となってしまい、ますます正社員としての就職が難しくなった。

    数少ない正社員募集の中には、非正社員と同じような待遇で責任を求められたり、高ノルマを
    求められたり、入社後に長時間残業をさせられたり、休みが少なかったり、労基法違反の劣悪な
    環境で労働させる違法な企業もかなり多い。
    それが嫌なら、非正社員で妥協するしか方法が無くなる。
    ただ、今の時代は、非正社員でも正社員と同じレベルの仕事をさせる会社も多い。
    働いてもワ-キングプア状態だが、働かないと、ニートやホームレスになってしまう。

    小泉は景気回復、失業率や過労死、自殺者の数え方で数値だけで良くなったと言って、国民を
    洗脳していたが、裏では全ての数値が「小泉トリック」にかかっている。
    これを改善しないと今後、ホームレス、犯罪者、自殺者、過労死の数も急増していくだろう。

    このままでは俺たちに未来は無い!
    働くことは出来るが、決して良い暮らしは出来ない。
    なのに、今後の大増税に、社会保障は悪くなるし、年金も払った額が貰えないかもしれない。
    こうゆう時代なので、女も協力して働かないと結婚、子供は無理。

    今こそ、日本は大改革の必要な時期だと思う!

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    労働問題

    2006年2月8日(水)「しんぶん赤旗」

    小泉「改革」で増える非正規雇用 佐々木議員の質問
    衆院予算委

    http://www2u.biglobe.ne.jp/~sparkjcp/sphome081196.html

    企業の違法行為罰則なく野放し
     「八割が違反行為をしている無法地帯。罰則がないから野放しになっている」。佐々木議員は派遣・請負業者の違反行為が横行する実態を告発しました。
     労働者派遣法は罰則がなく、悪質な事業者は公表することになっていますが、公表した例は一件もありませんでした。最近やっと二件の免許取り消しをおこなっただけです。職業安定法は罰則がありますが、適用したことは一度もありません。
     佐々木議員は罰則がないこと以外に、違法行為が横行する二つの理由を指摘しました。
     一つは人材業者の売り込み競争です。ある人材派遣・請負会社の内部資料によれば、大手メーカーに対して違法ギリギリの提案をしています。製造業への一年を超える派遣契約は違法ですが、途中で三カ月だけ請負契約にした後でまた派遣に戻すというものです。
     もう一つは受け入れる側の問題です。企業は請負労働者を活用する理由として、「経費が格安なため」「雇用管理の負担が軽減されるため」「雇用調整が容易なため」をあげています(東京労働局・昨年十二月二十七日調査)。
     しかも大企業ほど請負労働者を多く利用しています。昨年九月の厚労省の「派遣労働実態調査」によれば請負労働者がいる事業所は、三十人以上百人未満のところは22%、百人以上五百人未満のところは53%、五百人以上のところは79%です。
     佐々木議員は「こうして大企業の経常利益は近年急速に拡大してバブル期の二倍の水準に達している。その一方で労働者の雇用者報酬は毎年減り続けている(グラフ)。低賃金の非正社員が増えた理由は、このような大企業の雇用政策にあることは明らかではないか」と厳しく指摘しました。
     川崎厚労相は「だんだん正規雇用が増えていくような対策をうっていかなければならない」と答えました。

    無法化すすめた政府の規制緩和
     佐々木議員は、正社員から非正社員への置き換えを加速させ労働環境を無法状態化したのが、これまで政府がすすめてきた労働分野の規制緩和だと追及しました。
     〇四年には労働者派遣法の改悪でそれまで禁止されていた製造業への派遣ができるようになり、九九年には民間の有料職業紹介が自由化され、〇三年の労働基準法改悪によって有期雇用の延長が可能となり、契約社員が増加しています。
     佐々木議員は、非正規労働者を増加させ、劣悪な労働条件においてきた原因である労働の規制緩和が、財界の代表が直接のりこんだ政府の「規制改革・民間開放推進会議」ですすめられ、企業の都合のよい仕組みをつくってきたことを批判。「非正規雇用が増えたのは、政府の政策に原因がある」と問いただしました。
     小泉首相は「正社員」が増えてパートが減っているなどとして、「柔軟性をもった労働環境を整備してきたからではないかと評価されている」とのべました。
     これにたいし、佐々木議員は、正社員が増えているという統計のごまかしを指摘し、最新の総務省の労働力調査では正規社員が昨年より減り、派遣、請負・契約社員など非正規社員は過去最高となっていると反論。「規制緩和ばかりをすすめてきた政策の根本的転換をしなければ違法と雇用不安がまん延し、日本の将来が大変なことになる」と厳しく指摘しました。
    派遣労働者の感想
     非正規雇用は拡大し、その実態は違反行為が横行する無法地帯、それは政府の規制緩和が加速した――。「(切実な実態の)原因は働く側ではなく、政府の政策にある」と迫った佐々木議員の質問に、派遣労働者らから「こんなにひどいのはおかしい」との声があがりました。

    初めて知りました
      20以上の派遣先を経験してきた千葉陽子さん(31)=大阪府住吉区=は質問をテレビで見ていました。「質問を聞いて、初めて二重派遣が違法だと知りました。当たり前だと思ってました。びっくり」。「残業を断ってはいけない」などの条件をつける派遣先や、「休まれると困るから」と、家族に介護の必要な人がいないか調べる派遣先もありました。「みんな正規がいいと思っているんです。でも、社員より仕事ができる人でも絶対に正規にはしてくれない。見ている方もつらくなる。こんなにひどいのはおかしい」といいます。

    つらい生活見えてない
     「佐々木議員の質問は、気持ちにかみあったいい質問だった」と語ったのは派遣でデータ入力の仕事をしている東京・町田市在住の植松露央沙(ろーざ)=仮名=さん(24)。「小泉さんは、規制緩和で柔軟性のある労働環境を整備したと言ったが、正社員を減らして不安定雇用を増やしていることで、私たちがどんなにつらい生活を送っているかが見えていない」と語りました

    ぼくらはゴミじゃない
     「ぼくらはゴミじゃない。ロボットでもない」。派遣労働者の男性(24)=東京・港区=は語ります。派遣先やアルバイト先で「おまえの代わりはいくらでもいる」「今日は金を払わない。帰れ」などの言葉を受け、つらい思いをしてきました。「『若いんだから、ちゃんと就職しな』と何度も言われてきた。こんな社会は変えないといけない。佐々木さんがぼくらのことを言ってくれてよかった」と語りました

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    労働問題

    増大する非正規労働者 対米従属下で低下する労働者階級の地位

    http://ww5.tiki.ne.jp/~people-hs/data/5055-3.htm

    職場・生産点では、本工・正職員層と派遣・請負・契約・臨時・パート・アルバイトなどの「非正規」労働者との二層化、多層化がすすみ、全体として低賃金化がすすんでいる。企業が大きくなっても労働者の生活はいっこうによくならず、大企業同士の合併で本工・正職員層も早期退職をせまられ、わずかの退職金上乗せとひきかえに「非正規」労働者の群になげこまれている。資本主義制度は労働者にとってますますたえがたい制度としてたちあらわれている。とりわけ対米従属のもとで、日本の労働者階級は米日独占資本から二重の搾取をうけて、世界有数の長時間労働がまんえんし、過労死、労働災害があとをたたない。労働者を苦しめている根源についてはっきりさせることが労働運動再建にとって重要になっている

    低賃金で即解雇される請負
     いま問題になっている一つは、請負労働者である。請負労働者というのは、人材派遣会社などから、派遣先の工場のある一工程をそっくり請け負うためにおくりこまれた労働者のことである。とくに電機や自動車などの産業で、こうした請負労働者が大量におくりこまれている。シャープがひさびさに日本国内に工場をつくった。三重県の亀山工場で、労働者は四〇〇〇人。ところが正社員は二二〇〇人で、のこりは派遣・請負会社ではたらく「非正規」労働者である。工場ができても正社員の新規雇用はごくわずかで、ほとんどが請負労働者である。
     請負労働者は二〇~三〇代の青年労働者で、派遣会社に雇用され、低賃金のうえに高い寮費をとられて、手取りが一〇万円を切るものも少なくない。かれらは増産計画があれば工場におくりこまれ、生産が停止すれば解雇され、またつぎの増産計画のある工場におくりこまれる。こうして独占企業の工場をわたりあるくような生活をし、そのうち気がついてみれば、三〇代になり、いつまでもこんな生活をつづけるわけにはいかないとやめるが、田舎にかえってもまともな就職先がない。この請負労働者は、派遣先の企業にとっては「雇用」扱いでないから年金・健康などの保険加入の義務はなく、労働者の方も保険料が高いため、未加入のものが多い。
     かつて電機、自動車産業では、青年のほとんどが本工・正職員として採用され、ほぼ定年までの雇用を保障され、一定の厚生制度も享受できたはずであったが、いまでは二〇代から三〇代までの使い捨て労働者がそれにかわっている。日本の工業の高度の発達がもたらしたのは、こうした労働者階級の地位の低下であった。

    本工・正職員も長時間労働
     「非正規」労働者の存在は、資本に多大の利潤をもたらすだけでなく、本工・正職員を買収して労資協調路線を注入し、労働者を分断するうえで効果をもつが、同時に本工・正職員層そのものもじわじわ労働条件をきりさげられ、とくに長時間過密労働では「非正規」を上まわるすさまじい状況もうまれている。現場の最終責任を負わなければならず、そのためのサービス残業などは常態化し、報告、事務などの実務もすべて本工・正職員層におしつけられ、休日もそうした書類づくりに追われている。こうした現象は、臨時採用教員の増大とともに学校現場でも共通してあらわれている。

    グローバル化で搾取強まる
     日本の各産業の市場を数社で独占している大企業も、一九九〇年代以降、アメリカ政府の要求による「日本市場開放」「経済のグローバル化」「構造改革」などによって、アメリカをはじめとする海外の独占企業との直接の競争をよぎなくされるようになった。日本国内で独占的な地位を得たからといって安穏としてはいられなくなった。より大規模の大量生産によって、安価な商品をもって日本市場に進出してくる外資と競争し、いきのこる方策を考えなければならなくなった。
     そこで独占資本がとった方策は、①より決定的に安価な労働力をもとめて中国をはじめとする海外に生産拠点をうつす、②国内においては本工・正職員の削減をおこない、「非正規」労働者にとってかえる、③下請け、孫請け、関連業者に単価引下げを要求する、④企業合併をすすめ資本の巨大化をすすめる、⑤全産業の競争をうながしてコスト削減をおこなう――などであった。
     アメリカの市場開放要求に応じた独占資本がいきのこるため、ようするに労働者、勤労人民を徹底的に搾取し、犠牲をおしつけるということである。このことが、労働者階級の地位が低下しつづけ、生活がいっこうによくならない直接の原因である。
     独占資本はこれらの搾取の強化を「株主配当を倍加する」「売上高利益率を倍増する」「固定費を削減する」などといったことを大義名分にしておこなっている。とくに、いまでは日本の主要な企業の株式の三割以上をアメリカを中心にした外国法人がにぎっており、株主への配当を強化しろという圧力がつよまっている。
     「損益分岐点比率」というのがある。これは売上高がさがったばあい、なん割ぐらいになったら利益がなくなるのかをあらわす比率である。たとえば新日鉄の現在の損益分岐点比率は五八%である。売上が五八%にさがっても赤字にならないのである。したがって計画どおり一〇〇%売れた場合は、巨額の利潤が手にはいる。これはそうとうに高い搾取率といわざるを得ない。
     ブルジョア経済学では、企業の「利益」は「売上高」から「固定費」(人件費、減価償却費、支払利息)と「変動費」(直接材料費、販売手数料)をひいたのこりである。したがって売上があがらないもとで利益をふやす方法としては、固定費をへらすのと変動費をへらすのと二通りがある。売上に連動しない固定費をへらせば、売上高がおちても利益をあげるうえでより有利である。そこから、企業は人件費(労働者の賃金)をへらすこと、銀行などからの有利子負債をへらすことなどに相対的に力をいれるのである。
    総賃金を削減し利益を倍増
     鉄鋼産業では、一九九五年年度の損益分岐点比率は八九・九五であったが、二〇〇五年度には五八・八七に激減している。この一〇年間に労働者をへらして総賃金を削減し、有利子負債をへらしていったことがわかる。財務省の法人企業統計調査によれば、従業員の給与は九七年をピークに〇五年まで傾向的に低下し、一〇%(四〇万円)減少した。一方企業の経常利益は、二五兆円から五〇兆円に倍増した。
     こうしてアメリカ帝国主義に従属したもとでの資本主義がつづくかぎり、労働者階級はますます地位が低下していく。郵便などで親は本務者だが、子どもはゆうメイト(アルバイト)、といった例がでているが、親は本工・正社員だが息子はフリーターといった例は普遍的にでている。
     日本資本主義は、二〇〇二年二月より活況の局面にはいっている。すでに「戦後最長」の「景気拡大期」となっているが、「実感なき長寿景気」「リストラ景気」などとよばれ、労働者、勤労人民のところでは不況期とかわらない生活がつづいている。賃金はさがる一方であるが、税金・公共料金があがり、いままた物価があがりだして、「好景気」のもとで生活苦が進行するという異常な事態となっている。

    社会主義への移行の段階に
     資本主義制度は、その高度の技術をもってこれまでになかったような労働者への搾取の強化を実現しても、労働者に人間らしい生活を保障することはできず、またいくら利益をあげてもたえず企業間競争での敗北による倒産、景気の循環による恐慌の恐怖からのがれることはできない。この命脈のつきた資本主義を、計画的で全産業と工業、農業が調和のとれた経済すなわち社会主義経済に移行する段階にきている。無政府的な資本主義生産のもとでは、損益分岐点比率を五〇%台までひきさげるという異常な搾取強化がおこなわれるが、社会主義の計画的生産に移行するならば、売上高減少になやむこともなくなり、損益分岐点などをもうける必要もなくなる。
     労働者への搾取の強化は、米日反動による原水爆戦争策動の強化と一体となってすすんでいる。搾取からの解放だけでなく日本とアジアに恒久平和を実現するためにも、権力奪取をめざす階級的革命的労働運動を再建していくことがなによりももとめられている。

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    労働問題

    小泉政権が推し進めてきた規制緩和は、所得格差を生み、製造業を中心に競争力を取り戻したというお話。

    http://miki3.blog1.fc2.com/blog-entry-323.html

    「日本経済復活の象徴」 亀山市の成功の秘密とは(朝鮮日報)

    数年前までは片田舎にすぎなかった日本三重県の「亀山市」が、今では飛躍を遂げる日本経済の象徴と化している。
    (中略)
    海外に進出していた日本の製造業は最近シャープのように日本での設備投資を再開し始めた。2002年に前年比マイナス14%を記録した製造業分野の設備投資は、2003年11%、2004年11.8%、2005年16%と増加に転じている。今年は24.3%増える見通しだ。

    「亀山市のシャープ工場で働く労働者の45%は非正規労働者。平均年俸312万円で、研究職の正規雇用 労働者736万円の半分にも及ばない。一人当たりの国民所得 が430万円といわれる先進国で、毎月26万円ずつ受け取る労働者が出現し、日本経済の力の源泉になっている」
    と解説しています。
    そもそも、製造業に非正規労働者が増えたのは、改正労働者
    派遣 法が施行されたから。規制緩和の賜物です。

    製造業で派遣利用が3割増加(オーピーエヌ)

    「製造業」の派遣スタッフ数は32.5万人で同29.5%増と、規制緩和の影響による大幅な伸びがみられた。

    規制緩和で景気回復とは「さすが小泉さん」と喜んでいていいのでしょうか。

    <6> 二極化 広がる格差 夢描けず(北海道新聞)

    日本の製造業の復活は、非正規社員の土台の上に成り立っている。非正規社員の賃金は平均で正社員の約六割。多くは昇給もボーナスもなく、生涯賃金は正社員の四分の一といわれる。

    好況、置き去りの世代 「偽装請負」担う20~30代半ば(asahi.com)

    一時の海外移転から、国内回帰の動きもみられる大手メーカーの工場。「ものづくり日本の復活」と歓迎される一方で、華やかさとは無縁の労働者の一群がいる。低賃金でクビを切りやすい請負労働者たちだ。バブル経済崩壊後の「失われた10年」に、時には法令違反のかたちで生産体制に組み込まれた。その中心は20~30代半ばの「ロストジェネレーション(失われた世代)」。景気回復の恩恵にあずかる今の新卒世代と違い、かれらは正社員になることもままならない。

    数年前、ヨーロッパに駐在しておられたかたに、日本ほど規制の少ない国はないという話を伺いました。ドイツ では日曜日の何時から何時までは掃除機をかけてはいけないという法律があるそうです。
    自由の国
    アメリカ だって、自分の国に都合の悪いことは思いきり規制をかけます。「規制を緩和しろ」というのは、その国のことを思って言ってくれているのではなく、それが自国の利益になるからです。

    「米国のグランドキャニオンには、転落を防ぐ柵がない。観光客には自己責任が求められ、それが国際社会のルールである。日本は国際社会の一員として、規制の撤廃を進めよ」と、自著「
    日本改造計画」で述べたのは、民主党代表・小沢一郎氏です。
    与党は小泉路線を踏襲する
    安倍 総裁、野党は小沢路線ですから、日本から規制がなくなってしまう日が来るんじゃないだろうかと心配です。

    規制緩和も「過ぎたるは及ばざるが如し」です。
    もう少し、「街なか商店街を守れ!」「日本独自の文化を守れ!」「和を以って尊しと成せ!」です。

    長い伝統を持つ日本を無理やり改造して「無国籍社会」になることが、真の国際国家なのかどうか、政治家ならまじめに考えて欲しいです。
    というか、政治の世界でない民間レベルでは、すでに世界的に
    日本食 や日本の伝統文化を尊ぶ流れが盛り上がりつつあると思います。

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    労働問題

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    労働問題

    東洋経済』2006.9.16号によると、亀山市におけるシャープ液晶工場誘致の顚末は以下の通りである。(pp.32-39)

    http://d.hatena.ne.jp/nasi_goreng/20061022

    亀山市では低迷する地元経済の活性化を目指し、2002年に当時の年間地方税収の半分以上の45億円もの補助金を交付し、シャープの液晶工場を誘致するという大バクチに打って出た。この大バクチは全国的な景気回復とデジタル家電市場の好況にも恵まれ、大きなリターンを生んでおり、亀山市の年間地方税収は71億円から101億円に大幅増加している。なるほど、この部分だけを見れば工場誘致は成功だったと言えるかもしれない。しかし、問題はその中身である。

    確かに地方税収は増加したが、期待の正規雇用者の増加は「亀山ブランド」人気と比較すると、それほど目立った成果を得られていない。亀山工場に必要な正規雇用者はシャープ社内の配転によって大半が賄われてしまい、シャープ亀山工場における地元(=三重県)出身の正規雇用者は130人ほどしか増えていない。液晶工場の誘致によって発生した4000人以上の労働需要の大半は派遣・請負社員によって満たされてしまっている。おまけに、日系ブラジル人を請負労働者として雇用していることで、地域コミュニティとの摩擦(日系ブラジル人の子供は学校に行かないとか、ゴミ出しルール無視とか)も数多く発生しているという。

    地方財政の自立について論じる本ならば、亀山市の例を「成功例」として取り上げることもできるだろう。しかし、この本のタイトルは『格差社会』であり、第1章~第4章までで、派遣労働者や請負労働者の増加を「問題である」と捉えているのである。

    現在の格差問題を考える上で、亀山市のシャープ液晶工場誘致は・・・

      ①都市と地方との格差

      ②正規雇用者と非正規雇用者との格差

    という2つの観点から議論すべきなのに、光と影の両面があるこのケースを、「低収入の非正規雇用者を増やしている」という影の部分には一切触れずに光の部分だけを抜き出して「亀山マンセー!」というのは、地方経済の活性化を説いている箇所であるとはいえ、いささか学問的な誠実さ(←定義は曖昧ですが・・・)を欠いているのではなかろうか。

    日本経済復活の象徴」 亀山市の成功の秘密とは

    首都圏の規制撤廃で息吹き返した日本経済(上)

    http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/09/20/20060920000032.html

    数年前までは片田舎にすぎなかった日本三重県の「亀山市」が、今では飛躍を遂げる日本経済の象徴と化している。

     2004年、日本の電子メーカー、シャープが液晶テレビ「AQUOS」の生産工場を設立してからというもの、「亀山市」の前にどれだけ多くの修飾語が付けられたか分からない。

     「日本製造業のUターン」、「メイド・イン・ジャパンの宝くじ」、「最強を誇る日本製造業の復活」などがそれだ。

     海外に進出していた日本の製造業は最近シャープのように日本での設備投資を再開し始めた。2002年に前年比マイナス14%を記録した製造業分野の設備投資は、2003年11%、2004年11.8%、2005年16%と増加に転じている。今年は24.3%増える見通しだ。

     奇跡のように息を吹き返した設備投資は、莫大(ばくだい)な資金を日本経済に向けてばらまいた。2001年にマイナス成長を記録した日本経済は、2002年は1.1%、昨年は3.2%の成長を記録した。

     2002年を前後して過去最悪の5.4%にまで上昇した失業率も、それ以降は下落に転じ、今年7月には4.1%にまで低下している。最近の先進国ではまれともいえる「雇用を伴った成長」を達成したわけだ。小泉首相は2001年4月に首相に就任している。

     「亀山市」のシャープ工場で働く日本人労働者は約4,000人だ。このうち非正規雇用労働者は1,800人を占める。割合にして実に45%だ。

     これら労働者が受け取る平均年俸は312万円で、韓国ウォンに換算すると2530万ウォンになる。主に研究職によって構成されている正規雇用労働者の平均年俸が736万円であることを考慮すると、その半分にも及ばない計算となる。

     一人当たりの国民所得が3万7000ドル(約432万9000円)といわれている先進国に、毎月210万ウォン(約26万円)ずつ受け取る労働者が出現し、「メイド・イン・ジャパン」を盛り立て始めたのだ。

     これをきっかけに、2003年から最高利益の記録を更新し続けているシャープは1500億円を投資して、亀山市に二つ目の工場を建設した。

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    労働問題

    経済産業委員会で、トヨタ自動車が“下請け通信簿”を使って末端までコストダウンを押し付けている問題を告発。

    埼玉県立川越高校卒・東京都立大学人文学部卒業
    埼玉県日高市役所勤務をへて、日本共産党の専従に

    塩川鉄也

    人身事故にもつながるリコールや、外国人も含めた偽装請負、違法雇用問題が急増している実態を示し、改善を求めました。

     甘利明経済産業相は、製造業の競争力強化の必要性をのべつつ、「安直に低廉な労働力を求めて非正規を拡大することは、製造業の競争力強化、労働者の福祉の双方から適切でない」「法外なコストダウンについては下請け関連法による適正な対処を要請している」と答弁しました。

    トヨタ自動車がコスト削減活動として押し付けている“下請け通信簿”は、経営・品質・納期・コストの項目を点数化し、一次下請けが二次下請け、二次が三次と順次評価して順位をつけます。点数が低い社は、改善計画を提出させられます。

     わたしは、トヨタが2兆円もの営業利益をあげる一方、下請け単価は1992年から毎年切り下げられていることを指摘。自動車産業では企業が小規模になるほど賃金が低く、大企業との格差が大きくなっていることを示しました。


     そして、下請け中小企業振興法にもとづく取引対価の改善基準のなかで、その対象に社会保険料の事業主負担分も含まれることを確認し、トヨタなど親企業に対して、下請け企業の社会保険料分も含んだ単価決定を指導し、違法状態を是正すべきだと求めました。

     経産相は「大企業から家計への所得の移転、下請けへの適正な利潤の配分が消費を喚起する。景気の回復を確かなものにし、中小企業が優秀な部品、製品を供給するためにも適切な指導をしたい」とのべました。

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    労働問題

    日本共産党 亀山市議会議員 服部こうき

    http://hattori.jcpweb.net/data1/040722-222018.html

    【04.07.22】シャープ亀山工場の正規社員はわずか27%

    73%の雇用者は業務請負会社から

    市の資料によれば、5月現在、シャープ亀山工場で3,111人が働いています。
    ところが内訳をみると、シャープの社員は831人で全体の26.7%に過ぎません。その上、社内異動(多気町や天理市などの工場からの異動)が699人で新規採用はわずか132人という実態です。工場全体の4%しか新たに雇用した正規社員はいないのです。

    労働条件が悪く、不安定な雇用の業務請負が支えている

    一方、雇用者の73%、2,280人はシャープの社員ではなく、シャープ亀山工場の中で働く業務請負会社の雇用者なのです。
    業務請負というのは、請負会社や人材派遣会社が企業から製造業務や営業を丸ごと受託するアウトソーシング(業務の外部委託)の一形態です。
    つまりいくつかの請負会社がシャープから業務を委託され、シャープの工場内で自ら雇った人を働かせているのです。
    そしてこの業務請負で働く人達の労働条件は悪く、低賃金で身分の保障も不安定なため長続きせず、いつも求人をしているという状況です。

    大企業の働かせ方が大きく変化している

    こうした実態はシャープだけでなく、多くの企業でみられることです。
    高度経済成長時には、企業を誘致すれば正規社員が結構雇用され、それなりに地域に貢献したものでした。それは企業がある程度、正規社員を雇用していたからです。
    ところが労働法制が企業の都合に合わせ変えられ、業務請負や人材派遣が法律的に認められるようになったため、正規社員をどんどん減らし、業務請負や人材派遣に頼るという異常な事態がどの企業でも進行しているのです。
    こういう雇用では、労働条件が不安定なため地域での定住も難しく、請負や人材派遣の雇用者は働き先が変わるごとに住民票をいちいち動かさないといわれています。つまり、市内に住んだとしても住民税は入らないということです。

    県や市が宣伝する「雇用が増え、住民が増える」はこんな内容か?

    まちで見つけた花こうしてみてくると県や市が合わせて135億円もシャープに優遇措置をし、「雇用が増え、住民も増え税の増収も図られる」というのは、ちょっと違うのではという疑問が湧いてきます。
    雇用はシャープの正規社員ではなく、請負や人材派遣が大部分を占めるため雇用が増えても、不安定な低賃金労働でしかなく、こうした不安定雇用に頼れば、市内での定住も進まず、結局、大企業のもうけの手助けをしているだけということになってしまわないのか、大いに疑問です。

    シャープ亀山工場勤務従業員募集[有期]

    http://www.sbc-job.jp/index.cgi

    シャープテレビ製造工場 体挟まれ男性死亡

    ・三重・亀山市の液晶テレビ製造工場で14日正午過ぎ、作業をしていた男性が機械に
     体を挟まれ死亡した。
     事故があったのは亀山市の「シャープ」亀山工場で、14日午後0時30分ごろ、
     建設中の工場内で、機械の調整をしていた樋口充さん(41)が、エラーが出たため
     点検作業をしていたところ、突然、ローダーが動き出し、体を挟まれた。樋口さんは
     病院に収容されたが、約4時間後に腹部損傷などで死亡した。

     樋口さんは液晶ガラスを振り分ける調整責任者で、警察では何らかのはずみで
     機械が突然動き出し、レールと金属製のローダーに挟まれたのではないかとみて、
     さらに詳しく原因を調べている

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    労働問題ニュース

    外国人研修生問題、労基署が青森の縫製工場に立ち入り
    中国人研修生が、日本に来たとき日本の縫製工場の経営者は、研修生を本当に丁寧に扱っていたこと覚えております。しかし、現在はどうか、劣悪な労働をさせられているとの報告がマスコミに届きます。能力に国籍はない。差別もない。
    研修生が、労基署に駆け込むようになったのもいかにひどい扱いをうけつつあるか。日系ブラジル人に対する労働扱いをみていると日本の企業が、大口顧客である外国に対して、日本で労働する外国人には、奴隷のような扱いをしているという事実、またそれを隠している労働局、労働基準監督署、行政を見直さねばならない時になるかもしれません。

    次の政策テーマは「労働」「環境」「アフリカ」
    このテーマ、欧米諸国、日本においても報道の量が多くなってきました。弱者保護を前面に出した米国民主党が好んで取り組むテーマなのである。ILO(国際労働機関)は、日本に対して旧国鉄問題においてILO98号条約に違反することを示唆しました。今後は、日本の労働問題に対して外圧が強まります。日本の官僚は、経済が強ければ国際的地位が高くなると勘違いしております。外交能力においては、まだ先進国の仲間に入れません。偽装請負という奴隷制度をいち早くなくさせるべきです。
    トヨタ自動車の海外における労使紛
    http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
    IMF(国際金属労連)では、TMPCWAが加盟していないにもかかわらず、キャンペーンを組んで世界各国でトヨタに対する抗議行動などを行っている(IMF-JCは当然ながら無視)。
    http://www.imfmetal.org/main/index.cfm?id=47&l=2&cid=13914

    □[ハローワーク]114所で違法派遣 厚労省調査|毎日新聞
    厚生労働省は17日、全国のハローワーク(公共職業安定所)で労働実態を調査した結果、114所で労働者派遣法に違反した労働行為があったとする調査結果を発表した。厚労省は「労働行政をあずかる現場で誠に遺憾だ」と謝罪し、再発防止を徹底するとした

    http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2733932/detail?rd
    派遣、アルバイト女性を狙う テレビ業界の悪質セクハラ体質  [J-CASTニュース]
    これは、テレビ業界だけではなく、他の業種の企業にもいえることです。
    http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2723387/detail
    ILO、労働監督の世界的な強化を呼びかけ
    2006年11月16日(木)発表ILO/06/52
    http://www.ilo.org/public/japanese/region/asro/tokyo/new/index.htm#52

    「派遣」、冷たい法律
    毎日新聞社会部、格差社会、読者の声
    http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/tatenarabi/news/20060228ddm002040032000c.html
    トヨタなど自動車各社が品質管理を強化
    日本経済新聞
    自動車各社が生産や販売の現場での品質管理体制を強化する。トヨタ自動車は生産ラインで働く技能水準が高い期間従業員の正社員登用候補者について、来年から系列メーカーに即戦力となる人材として情報提供を始める。
    http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20061120AT1D170B419112006.html

    偽装請負、多重派遣、家電量販店の違法
    ヘルパーたちーーーヨドバシカメラ事件
    http://www.opn.co.jp/common/pdf/2006_11_specialpreview.pdf
    東京労働局セミナー
    厚生労働省がヤバイと思って、公開をやめたのでしょうか?
    ウソみたいだと思われるカモ知れませんが、実は公務員共済年金の方が、早く破綻する可能性が強いです。
    http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835583&tid=gaf6bja7a4a6a4na4a2a4dba4ia47a4ea4a6a4ja4ca4bfa4o&sid=1835583&mid=1259

    【森永卓郎】年収150万円と3000万円で“税率”が同じ国【SAFETY JAPAN】
    偽装請負も税の問題が、からんでいるのです。
    http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/o/58/index.html
    パート・アルバイト5千人、一気に正社員化 ワールド
    http://www.asahi.com/business/update/1121/154.html

    外国人労働者受け入れへ、実習制度の見直し検討

    根本匠首相補佐官が「比較的単純な労働者に対する適切な受け入れ制度の構築」などを盛り込んだ検討課題を示し、了解された。
    単純労働者受け入れ課題に…アジア・ゲートウエー会議
    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061121i205.htm

    情報や物流、金融など幅広い分野でアジアとの交流拡大を目指す「アジア・ゲートウエー戦略会議」(議長・安倍首相)が21日午前、首相官邸で第2回会合を開き、単純労働者の受け入れを検討課題とすることを決めた。
    偽装請負告発に対して、大阪労働局、東京労働局等が、ある程度機敏に動いているが、他県労働局は、動き、役人公務怠慢が多い。現在、分限免職などで公務員を解雇できます。今一度、国家公務員倫理規定を参照してください。
    http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8d%91%89%c6%8c%f6%96%b1%88%f5%97%cf%97%9d&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=H12SE101&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1
    偽装請負の労働者へ、
    偽装請負は、人道に対する罪です。
    下記参照してください。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%81%93%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E7%BD%AA
    このブログを覗いている大手派遣先企業様へ、

    お天道さまに恥じない経営
    日本企業ガバナンスと社会的責任についての日本経済調査協議会レポート
    http://www.nikkeicho.or.jp/report/kaneko_teigen.pdf
    上記覗いて、勉強してください。
    欧米諸国にある歴史ある企業化の経営者は、その点注意しておりますぞ。ハーバードビジネススクールでも、コンプライアンスについてのディスカッション必ずしております。実例を挙げて。
    労働判例集
    http://www.ne.jp/asahi/morioka/masato/roudou.htm
    民集:最高裁判所民事判例集、刑集:最高裁判所刑事判例集、労民集:労働関係民事裁判例集、判時:判例時報、判タ:判例タイムズ、労判:労働判例、労経速:労働経済判例速報、労法旬:労働法律旬報
    派遣法自体が本来、労働者派遣業に対する規制のために作られたという性格を有しています。なので、労働者派遣を行う派遣元事業所に対しての規制、罰則が適用される範囲が広く設定されています
    http://www.haken-roumu.com/hakenromu1_8.htm
    「懲罰」111億円損賠、米で提訴 函館の米国人女性
    2006年11月22日07時25分朝日新聞

    偽装請負にて犠牲になった労働者が、身にしみて分かるように、民間大手企業と厚生労働省(労働局、労働基準監督署)との談合まがいの様子、おわかりになると思います。日本在住の米国人が、日本の大手企業、官庁を相手にし、米国にて懲罰的損害賠償をしました。今、米国では、日本企業と役所の癒着体質による国内での横柄さにどう処罰するべきか検討中です。この裁判、日本側は、無効にするかもしれませんが、その反響が、どれくらい大きくなるか。
    「懲罰」111億円損賠、米で提訴 函館の米国人女性
    2006年11月22日07時25分

    http://www.asahi.com/national/update/1121/TKY200611210462.html
    懲罰的損害賠償とは、

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%B2%E7%BD%B0%E7%9A%84%E6%90%8D%E5%AE%B3%E8%B3%A0%E5%84%9F

    トヨタセクハラ訴訟
    北米トヨタ自動車の日本人社長からセクハラ行為を受けたとして元社長秘書・小林明香さんが約215億円を請求する訴えを起こした。原告側弁護士・クリストファーブレナン氏のコメント。「ニューヨークポスト」
    北米トヨタ自動車の日本人社長からセクハラ行為を受けたとして元社長秘書・小林明香さんが約215億円を請求する訴えを起こした。原告側弁護士・クリストファーブレナン氏のコメント。1996年の米国三菱自動車でのセクハラ訴訟を紹介。
    7月19日 <労災請求門前払い>調査前に取り下げ書送付 名古屋北労基署

    パソコン入力で頚肩腕(けいけんわん)症候群にかかったとして労災認定を求めた名古屋市の介護関係会社の女性社員(29)に対し、名古屋北労働基準監督署が請求の「取り下げ書」を送り付けて事実上、断念するよう勧めていたことが18日、分かった。取り下げ理由まで書かれていた。十分な審査もせずに労基署が門前払いしようとしていた事態に、厚生労働省の愛知労働局は「請求権の侵害ととられても仕方がない」として同労基署に職員の再研修や再発防止策づくりなどを命じた。
    地方公務員法 28条は、[ その意に反して ]として分限免職、降任、休職を規定している。
     ・ 勤務成績が良くない場合   ・ 心身の故障    ・ 適格性を欠く場合   ・過員・廃職による場合 
     ・ 刑事休職

    偽装請負と知りつつ調査をしない司法監督官労働基準監督官、需要調整調査官は、公僕として適格性を欠きます。免職させるべきです
    刑事告発の義務
    公務員は職務執行にあたり犯罪の事実を知ったときは告発しなければならない
    http://www.eonet.ne.jp/~ombudsman/naibukokuhatu-3kouhatugimu.htm
    「人のかんばん」とトヨタ生産方式の対応策ーー大原社会問題研究所雑誌

    製造業での業務請負の急増
    http://www.eonet.ne.jp/~ombudsman/naibukokuhatu-3kouhatugimu.htm
    アメリカでは人材ビジネスに関する規制は最小限なのだが、「採用」に関する規制は逆に多いのである。特に、雇用差別に関する規制は細かく、監視も厳しい。アメリカの企業は「人を雇う」と決めた瞬間から、雇用差別がないよう留意して手続きを進めなければならない。
    日本の求人広告にみられるような「35歳位まで」といった表現はアメリカでは違法となる可能性が極めて高い。、人を採用した場合、会社は労働者の就労資格を証明する書類を含む数種類の書類を準備し、即座に地元の労働局などに提出しなければならない。また、人が辞めたとときも類似の手続きが必要である。時間をかけて採用した人が長く勤めてくれればこれらの手続きも苦にならないが、1週間前後で辞められると書類作成も苦痛になる。あらかじめ、短期間の雇用となることがわかっている場合などは尚更だ。
    偽装雇用をなくそう~ILO勧告いかすシンポジウム
    http://www.labornetjp.org/news/2006/1164173140529staff01/
    11/21に開かれました
    オーストラリアトヨタでストライキ!

    http://www.labornetjp.org/news/2006/060920toyota_altona/view

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    労働問題ニュース

    現在のシクミでは、適正な構内請負とは
    ほとんど無理である。派遣会社、請負会社にそれだけの技能、知力をもつスタッフが配属されていないことと、労働貸しのような業態を長年続けていたためどうすればいいかわからないということです。派遣先は、根本は、労働災害などの責任を負いたくないというのが本音です。少しづつですが、社会問題になってきました。偽装請負で就労し手いる人、業態が派遣に変わった人声をあげてください。今のままでは、損するのは、貴方たちです

    波田良一さんの話 私も退職まで一年。四十三年間働いてきた技術を継承するためにも、偽装請負をやめ直接雇用するのが理にかなっています。会社が甘い汁を吸って、労働者を使い捨てにして、人間をもてあそぶのは許せない。
    偽装請負自体、各県労働局、労働基準監督署の役人が企業の用心棒となることを約束し促進したもでであります。大手企業の子会社に偽装請負会社があるのに何故かそこには手をつけません。何とかアシストとかいうカタカナ文字を会社名で使用し、若い男女を食い物にしています。特に女性の派遣実態は、ひどいものです。事務系でも本人は、派遣と思っていても、会社間は、請負契約ということもあるのです。

    日本の偽装請負の問題、徐々に世界的社会問題になってきております。まだ、世界のマスコミは報じておりませんが、下記ワールドレポートに記載されました。ご覧ください。
    http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_061015_1.html
    日曜日の田原総一郎の番組で、偽装請負は、世界の流れという発言がありましたが、全くの間違いです。技能、技術派遣というのは、世界の流れです。ただ、奴隷扱いにする日本の偽装請負は、世界も認めていません。アメリカにしても、中小企業よりも福利厚生が充実している派遣会社が多く、また、大企業派遣にしても派遣先の正社員と同じ待遇、あるいはそれよりもいいというのが常識です。ヨーロッパにしても派遣先正社員と派遣社員の待遇の格差は認めていません。
    この問題の犠牲者は、かなり多くいるはずです。もっともっと声を上げ政府に認識させるべきです

    経済財政諮問会議のメンバーである
    御手洗さんについてのコメント
    御手洗さんについては、世界のビジネスマンの中での経営マネージメント能力の評価は高い。その分、コンプライアンスについての考え方もグローバリズムの中で持っている。ただ、国内の製造のシクミをあまり知っていない。偽装請負が、法律違反であることをマスコミの告発から知ったということです。それぐらい、偽装請負が法律違反であるということを知っている経営者はいないということです。ある製造業の経営者は、偽装請負のような形態は、以前から労働監督署のお咎めもなく平然と行っているし、何も法を犯しているという実感がないといっております。この問題どこに問題があったか追求してみます。
    偽装請負による労働形態にて労働局、労働監督署、派遣先の行動に泣いている労働者がいかに多いかを知らない。水蒸気爆発にて足に大火傷をし、障害認定もされなく職場復帰後足が痛いというと解雇された労働者、過労による自殺をしても過労死と認められない家族、一生通院をしても障害緩和だけで、労働局、労働基準監督署に低い障害等級をつけられている労働者、指を切断し、派遣先から早くやめよと影でいわれている労働者、いかにこの偽装請負という犯罪を労働局、労働基準監督署、派遣先企業が隠し通すために犠牲になっている労働者が多いことをしらなすぎる。
    まだ、労災事故にあった被害者は、表に出ていないが、今後はさらに社会問題をおこすために表面にでてくるであろう。その人たちににとって吉岡さんの行動は、労働者にとって誇りとなるべきではないか。怒り
    東レの派遣会社である東洋実業も業務請負の形式で入っていたので、偽装請負の状態であったのであるが、それについては一切指導していないのである)
    コラボに関しては、偽装請負にて事業停止までいき、今はコラボも名前を変えて事業継続しています。また、東洋実業にしても、他の取引先も派遣にかえているのでしょうか。労働局がなぜ大手派遣先に対して強い態度をしめせないのか、何か労働局と大手製造業との間にて偽装請負を促進するための癒着があったのではないかと考えられます。

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    新しい創造立国を目指して

    新しい創造立国を目指して

    創造開発戦略研究所

    http://www4.ocn.ne.jp/~mukzke98/sozoritukoku.html

    1.はじめに  2.創造立国への視点  3.国家戦略の構築へ  4.知的所有権の重視へ

    5.所轄行政省庁の改革
      6.知的所有権制度の改革  7.創造的教育を目指して

    8.人材の流動化へ
      9.ベンチャービジネスの活性化に向けて  10.IT革命と社会変革

    11.公共工事入札制度について
      12.公務員制度の見直し  13.規制緩和の推進

    14.民営化論議に関して
      15.国際競争力の確立  16.創造精神の醸成

    17.創造性、先見性、洞察力とは
      18.不平等と平等の社会的是正

    19.歴史に見る日本人の創造性
      20.出る杭を尊重する国民性へ

      :島国根性・役人根性の大改訂が必須 今や最大のガンは役人根性、官僚主義だ  

    21.民主主義について  22.資本主義の行方について:資本主義体制の崩壊迫る  

    23.田中角栄問題に関して :大幅な見直しの兆候か 評価は大局的・相対的・総合的に

      :田中角栄氏に対する感想を追加

    24.知的所有権制度の改革への提言
      25.特許庁の経済産業省からの分離独立化  

    26.大学教育の改革と独立行政法人化  27.グローバル化の荒波への国家戦略的対応

      :特許裁判所の創設が必須で21世紀日本の明暗を決するだろう  

    28.真の構造改革とは  29.新しい経済民主主義への展望  30.自立した国家社会の確立へ

      :循環型社会は新しい時代の指針  31.戦後教育の総決算へ  :新たな教育改革への展望

    32.イラク戦争後の国際情勢の展望
      

      イラク戦争前の国際情勢の展開は第1章35項に掲載

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    労働記事

    産業 用無人 ヘリコプター を中国 に不正 輸出 しよう とした 外為法 違反 容疑 で捜査 を受けて いる ヤマハ 発動機

    外国スパイ急増 米防衛産業技術標的に 国防総省報告
    1月5日8時0分配信 産経新聞

     【ワシントン=有元隆志】外国企業などによる米防衛機密技術を盗み出そうとする試みが増加し、
    なかでも東アジア・太平洋諸国が全体の31%を占めていることが3日、国防総省がまとめた
    米防衛産業に関する2006年版報告書で明らかになった。具体的な国名を挙げていないが、
    3日付の米紙ワシントン・タイムズは複数の米国防当局者の話として、中国、ロシア、イランの3カ国を挙げた。

     同省防衛安全局がまとめた報告書によると、05年会計年度(04年10月~05年9月)に報告された
    外国企業や個人などによるスパイ活動の疑いがある行為は、971件と前年よりも43%増加した。
    国の数も前年の90カ国から106カ国に増えた。上位5カ国が全体の6割弱を占めている。

     地域別では、東アジア・太平洋の31%に続き、中近東が23%、欧州やロシアなどが19%、
    南アジアが13%と続いている。

     同紙は3カ国のほか、日本、イスラエル、英国、フランス、ドイツ、エジプト、アラブ首長国連邦も挙げた。

     衛星などの宇宙技術やレーダーを回避するステルス技術などが“人気”のある技術で、情報技術、
    シミュレーション技術なども標的となっているという。東アジア・太平洋の企業などは、
    特に宇宙技術やレーザー技術などの取得をねらっていると報告書は指摘した。

     手法としては、女スパイが男性を誘惑してコンピューターのパスワードを聞き出すというケースから、
    コンピューター・ハッキング、盗聴などさまざまという。

     報告書は具体例として、東アジアのある企業が無人偵察機(UAV)に関する機密情報を入手しようと、
    偵察機を製造する米企業の施設立ち入りを別の理由をつけて認めるよう求め、断られたにもかかわらず
    実際に技術者を米国まで派遣したことを明らかにした。

     結局、技術者らは施設には入れなかったものの、報告書は短期的には東アジア・太平洋諸国による
    スパイ活動は続くと予測している。

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    労働問題

    第164回国会 経済産業委員会 第2号(平成18年2月24日(金曜日

    http://www.google.com/search?q=%E7%94%A3%E6%A5%AD%E7%94%A8%E7%84%A1%E4%BA%BA%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%8D%9C%E6%9F%BB&hl=ja&lr=&rls=GGLG,GGLG:2006-21,GGLG:ja&start=90&sa=N

    ヤマハ発動機による事件、中国の人民解放軍の関係会社に規制品目である無人ヘリコプターを輸出し警察の捜査を受けている事件、案件でございます。

    近藤(洋)委員 そこで、この前半戦の本題に移るんですが、まさに象徴的な事業である、これは私も大臣、認識は一緒です。

     ただ問題は、こういった原子力発電所を輸出するだけの日本のインフラといいますか、環境が本当に整っているのかということを伺いたいんです。というのは、原発技術というのは、まさに核兵器の製造技術、核不拡散の観点からも厳格なる輸出管理が極めて重要な分野なわけですね。武器輸出も含めた安全保障貿易、管理貿易体制というのが、果たして日本でどこまでしっかりできているのか、ないしは日本の企業がどこまで認識しておるのかというのを問うていきたいと思っております。

     具体的に申し上げます。

     最近、安全保障貿易で不正輸出の事件が相次いでいます。もう既に事件化されておりますが、とりわけヤマハ発動機による事件、中国の人民解放軍の関係会社に規制品目である無人ヘリコプターを輸出し警察の捜査を受けている事件、案件でございます。これはもう既に規制品目だということが明らかなのを、許可をとらず、明らかに違反をしている事案なわけですけれども、ルール違反だと知りながら輸出していたらば法令遵守上問題ですし、気づかなかったとすれば、これも貿易関係の方に言わせると、この相手先は、人民解放軍の関係会社だというのはだれが見てもわかる会社だそうでありますが、これも対中ビジネスの基本ができていない。ヤマハ発動機は一兆円を超える大企業であります。この事件について、大臣、どのように受けとめていらっしゃいますか。

    二階国務大臣 御指摘のヤマハ発動機株式会社につきましては、その輸出管理の手続が適正を欠くのではないかとの情報を受けて、経済産業省におきましては、調査を進め、昨年十二月の下旬に立入検査を行いました。その過程において無許可輸出の疑いが明らかになったことから、経済産業省としては捜査当局へ告発に踏み切ったところであります。

     詳細な事実関係につきましては、いずれ司法の場において明らかになるものと考えておりますが、国際協調のもと、官民協調して厳格な輸出管理に取り組んできた中でこのような事態が生じたことは、我が国の輸出管理に対して内外の不信感を惹起しかねないという、極めて遺憾であり、重大な問題だと考えております。

     そこで最近は、本件のみならず、御指摘のように外為法違反容疑事案等が続いていますが、輸出管理につきましては、場合によっては企業の存亡にかかわるような重大な問題でありますだけに、経営トップの皆さんみずからがその重要性を認識することが重要であると考えております。

    近藤(洋)委員 現在、経済産業省はヤマハ発動機に対して包括免許を取り上げるといいますか、返上を受けているということでございますが、まだこれは、外為法違反上の捜査中でございますからこれからということでございますけれども、事実関係だけ確認です。

     不正輸出、外為法違反の罰則は現在どのようになっていますか。事務方で結構です。簡単に。

    石田政府参考人 簡単に申し上げます。

     刑事罰では懲役五年というのが最高の刑として規定されております。それと別に、行政制裁といたしまして三年以下の輸出禁止措置というようなことが科せられることになっております。

    近藤(洋)委員 三年なんですね、輸出禁止。ただ、先ほど大臣がおっしゃったように、企業の存亡にかかわる問題になりかねないと。

     不正輸出で日本企業が大変な危機を受けたあの東芝ココム事件、もう随分前の事件でありますが、八〇年代後半の、八七年の東芝機械による東芝ココム事件。この事件で、本来東芝機械の案件でありましたが、東芝本体の当時の首脳陣お二人が、しかもそのお一人は次期経団連会長とまで言われた方が引責辞任をするという事態にまで陥った。さらにその後の、アメリカのさまざまな法案が提出され、私はまだそのころやっと新聞記者になりたてでありましたけれども、アメリカのワシントンの議会の前で、ハンマーで東芝製の製品が壊されたという衝撃的な映像がまだ記憶に残っているわけであります。

     この事件は、要するに、この種の案件というのは、あのときもそうですが、東芝が半導体で非常に、日本製の半導体が対米輸出で伸びている、さらにはパーソナルコンピューターがどんどん伸びている、そういう状況下の中で、私はあれが一種政治的に使われたと思うわけであります。

     その意味では、今回、懲役何年とかいうものを超えた、日本経済全体にも大きな影響を与えかねない、非常に注意をしなければいけないのが貿易管理体制政策だと思うわけであります。ひとつお伺いしたいんですが、それだけ私は重大な問題だと認識しておりますが、この行政処分の考え方についてお伺いしようと思いましたが、事件、案件中でございますから、時間もありません、割愛いたします。

     ただ、ぜひお伺いしなければいけないと思っておるのは、問題は、最近中国の技術水準がどんどん上がっているわけであります。例えば対中輸出。中国でもどこでもいいわけですが、どんどん、とりわけ中国についていえば、技術水準が上がっている。そのたびに日本の輸出する製品も高度になる。そうすると、一般製品ですとなかなか最初から、今回のヤマハ発動機のようなだれが見ても人民解放軍の関係会社だというのは、これは明らかにわかるわけですが、民生用では企業も気づかないというケースもあると思うんですね。そういう意味では、非常に政治的に利用されかねない。

     さらには、非常に難しくなっている中で、一種、メーカーにとってみると、いつ地雷を踏むかわからないというのもあると思うんです。その中で、企業に対して法令遵守を促す仕組み、さらには管理体制のあり方等々をやはりここは一回整備すべきじゃないか。我が国で原子力発電所を輸出する、そういうハイテク技術を輸出する、これはやらなきゃいけないけれども、こちらの体制が整っていないと車の両輪として成り立たない。そして、万が一何かあったとき大変なリスクを日本全体が負いかねないという懸念があるわけですが、お考え方、どうでしょうか。見直す必要はないでしょうか。

    西野副大臣 ヤマハの事件をきっかけにして、表面的には非常にわかりにくい、そういう事件が発生した場合ということだろうと思っておりますが、これに対して、見直すかどうか、こういうことでありますが、さらに、仕組みとしては、例えば第三国を迂回して、ダミー的に、巧妙なやり方もあるだろうと思います。しかし、これらはできるだけ水際で、実際にそういう問題がないか、不審ではないかということを監視して、そういう仕事をしっかりやっていくべきだというふうに思っておるところでございまして、管理体制自身もさらにひとつ強化していく必要は、これは痛切に感じておるわけでございます。それらを踏まえて、状況をお示しの点もあるやに思いますので、前向きにこれらの問題について検討を深めていきたいというふうに思います。

    近藤(洋)委員 やみの核市場というのは世界にもあるやに聞いておりますし、さまざまな落とし穴があると思っておりますので、この体制がどうあるべきかというのは、我々も、民主党としても、ぜひ提言をさせていただきたいと思っているわけであります。

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    最近の不祥事

    最近の不祥事

    http://home.att.ne.jp/sea/tkn/Issues/Issue-Fushoji.htm

    最近の不祥事を眺めているとその多くが、「便利さ」と同時に出現したリスク要因(気付くのはどうしても半歩遅れになります)の顕在化として説明できます

    蒸気機関、化石燃料による人力の大幅増強

    三菱ふそうトラック・バス大型車タイヤ脱落リコール事件「西部警察」ロケ現場乗用車暴走事件六本木ヒルズ回転ドア事故(2004/3)関西電力美浜原発蒸気噴出事故(2004/8)仙台スポパーク松森天井落下事件(2005/8)首都圏マンション耐震強度偽装事件(2005/11)シンドラーエレベーター高校生圧死事件(2006/6)シュレッダー指挟み事故(2006/8)

    建設用機械を使ったATM機運び出し、エネルギー・物資・食糧確保への障害

    原子力エネルギー
    東海村臨界事故関連、チェルノブイリ、テロ標的、核汚染物質、大量破壊兵器への技術転用、北朝鮮核開発問題

    原子力発電所の安全管理

    ITで劇的に生産性向上
    記事捏造/盗作事件知的財産権侵害社員による社内情報の外部漏洩/紛失事件社内情報の不正流用/インサイダー取引
    JR中央線ポイント配線ミス丸紅ネット直販サイト新型PC価格誤表示事件みずほ銀行システムトラブル(2002/4)武富士電話盗聴事件(2003/6)ヤフーBB 450万人顧客情報流出事件(2004/2)レイクウッドゴルフクラブ スキミング事件(2005/1)UFJ銀行ATM盗撮事件(2005/10)みずほ証券誤発注事件(2005/12)東証取引全面停止事件(2006/1)NTTデータ元社員カード偽造事件(2006/3)パロマ湯沸かし器死亡事故(2006/7)ソフトバンク携帯契約切り替え業務停止事件(2006/10)東京電力大規模停電事件(2006/8)IT関連リスクの顕在化プログラムミスその他システムトラブル不正アクセス著作権/違法コピー/文書偽造ハッカー/サイバーテロコンピュータウイルス、他)

    高速交通網による効率向上

    航空交通管制部管制システムダウン事件JR福知山線脱線事故(2005/4)JR羽越線脱線・転覆事故(2005/12)福岡市飲酒運転追突事故(2006/8)、9/11テロ
    品質不良(交通機関)道路の安全管理

    大量生産による効率向上、大量消費による豊かさの実現

    石原産業フェロシルト不正処理事件(2005/11)松下電器温風器一酸化炭素中毒中毒事件(2005/11)ソニー製充電池発火事件(2006/8)

    環境破壊/汚染エネルギー・物資・食糧確保への障害

    資本集中による効率性向上

    マブチモーター社長宅殺人放火事件(2002.8)栃木5億円強奪事件(2004/10)全国小売酒販組合中央会裏金流用事件(2005/4)ライブドア証券取引法違反事件(2006/1)渋谷区女子大生誘拐監禁事件(2006/6)

    詐欺被害事件不正経理/裏金流用事件横領事件経費水増し不正違法行為を事業目的とする組織活動資産/書類の保管管理不良

    都市集中による生産性向上

    地下鉄サリン事件、首都圏マンション耐震強度偽装事件(2005/11)東京電力大規模停電事件(2006/8)早大生集団暴行事件(2003/6)悪質リフォーム事件(2005/5)国勢調査トラブル(2005/9)東大阪大学生リンチ殺人事件(2006/6)聖神中央教会牧師婦女暴行事件(2005/4)韓国発祥カルト教団「摂理」性的暴行事件(2006/7)大阪女性監禁事件(2006/08)

    環境破壊/汚染近隣住民への影響学校の安全管理学校のいじめ問題社員の健康状態/心の病ニート/フリーター問題児童虐待事件、ごみ問題、交通渋滞、ヒートアイランド、地震、ミサイル等大量破壊兵器脆弱性、個人間の信頼関係希薄化/コミュニティ崩壊、治安悪化、賠償責任増大、新興宗教問題

    医療の高度化、便利な薬品の開発、「死」からの解放
    京都府丹波町鳥インフルエンザ危機対応遅れ(2004/2)東京医科大学心臓弁手術連続死亡事件(2004/12)射水市民病院延命中止事件(2006/3)宇和島徳洲会病院腎移植臓器売買事件(2006/10)

    品質不良(医療サービス)品質不良(医薬品/医療用機器)薬害エイズ、ヤコブ病、肝炎老人介護・終末医療問題政府債務残高/財政赤字

    分業高度化~様々な規制を通して弊害を除去

    雪印食品国産牛肉偽装事件北海道大学医学部医師名義貸し事件日本テレビ視聴率"買収"事件府肉連牛肉偽装事件(2004/4)伊藤ハム豚肉関税不正事件(2004/5)UFJ銀行検査妨害事件(2004/9)西武鉄道有価証券報告書虚偽記載事件(2004/10)三井物産排ガス装置虚偽データ事件(2004/11)三菱地所土壌汚染隠ぺい事件(2004/11)JFE水質データ改ざん事件(2005/2)兼松日産農林建材用ビス認定書偽造事件(2005/2)いすゞ無届け公道テスト事件(2005/3)東横インホテル無断改造事件(2006/1)都市再生機構構造計算書紛失事件(2006/2)長岡郵便局別納郵便料金過小徴収事件(2006/5)村上ファンドインサイダー取引事件(2006/6)日銀福井総裁投資ファンド運用事件(2006/6)奈良市職員長期休暇事件(2006/10)高校必修科目履修逃れ事件(2006/10)
    公金不正受給/不正流用事件公共部門の非効率経営/怠業放置政府債務残高/財政赤字各種法令遵守違反下請け等に対する不公正な取引、賠償責任増大

    どれほど企業不祥事があるのですか。

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    労働問題

    辞める人後絶たない  

    http://www.asahi.com/business/kigyokeiei/aera/08.html

    辻勲統括職業指導官は、こう話す。

     「実態はバブル期とは全く状況が違います。求人の半分以上は請負会社。地元の工場や企業の正社員としての求人は数えるほど。辞める人が後を絶たないため、充足にはほど遠い状況なんです」

    「正社員の登用あり」と書いていた愛知県内の請負会社があったが、実際には、この請負会社の社員になれるという意味で、シャープ工場での仕事がなくなると、県外を含む、別の工場へ回る。

    ●「将来つったって最悪」

    シャープはこの状況をどう見ているのか。

     「労働条件などは個々の請負会社で異なり、把握していない。辞める人が多いと聞くが、うちでは詳しくはわからない」(広報室)

     シャープ工場から500メートルほど離れたところにある砂利を固めただけの駐車場。「Sharp以外」という看板がかかっている。車のナンバーは三重に交じって福山、和泉、福岡、香川……。

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    九州の大型農業法人、アジアから相次ぎ研修生受け入れ

    ソニー生命、営業職員に永久歩合制・4月から 

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070121AT2C1903020012007.html

    ソニー生命保険は4月から、営業担当職員の給与体系に「永久歩合制」を導入する。獲得した契約が解約されずに継続して保険料が入ってくる限り、営業職員に歩合給を払い続ける仕組み。既契約の維持を重視し、顧客サービスの向上にもつなげたい考えだ。

    (ソニー生命保険の概要

    http://www.sonylife.co.jp/

    フィリピン人看護師研修、受け入れ機関に条件・厚労省指針案 

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070121AT3S1902T20012007.html

    厚生労働省は、フィリピンとの経済連携協定(EPA)に基づいて受け入れる看護師と介護福祉士の研修機関に関する指針案を固めた。研修させる医療機関は、入院患者3人に対して1人以上の看護師・准看護師を配置しているなど十分な体制を整えていることを条件とする。

    裁判員制度、企業の51%「業務に支障」・日経調査【経営】

    http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007012008404b1

    日本経済新聞社が上場企業など主要企業に一般市民が刑事裁判の審理・判決にかかわる裁判員制度について聞いたところ、51%が「社員が裁判員に選出された場合、業務に支障が出る」と答えた。「支障が出ると思わない」は5%にとどまった。同制度の導入を2年後に控え、社員が裁判員に招集されることへの企業の懸念が浮き彫りとなった

    「立て続けで異常事態」北海道ガス副社長会見 

    http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070121AT1G2003V20012007.html

    大槻副社長は「重く受け止める」とし、当初2015年までを予定していた樹脂製など他の管への交換を、今後1―2年内に前倒しして進める考えを示した。幸町のガス管は分離し、すき間が開いた状態という。破断は「札幌市で過去に1度あった記憶がある」(細田英生執行役員)程度。「北見に特異な原因があると考えざるをえない」(大槻副社長)としており、過去の地震や最近の気象の影響、土壌や埋設の状態を調べて原因究明を急ぐとしている。

    インテック、事業所内託児所が入る新ビルが完成

    http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070119c6b1902919.html

    インテックは19日、富山市内の本社近くに事業所内託児所「インテック・キッズ・ホーム」が入る新ビルを完成させた。託児所は3月末に開く予定。グループ企業の社員が子育てと仕事を両立できる環境を整えるほか、地域貢献として近隣企業にも利用を開放する。定員は50人で開所当初は約20人の子どもが利用する見通し。事業所内託児所としては富山県内最大規模となる

    旭化成せんい社長、今年は「生産拠点が国内回帰」

    http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070111c6b1102311.html

    旭化成せんいの坂本正樹社長は11日に金沢市内で開いた記者会見で、「今年は高付加価値商品を中心に海外から国内に戻ってくる」と述べ、中国などに海外進出した繊維の生産拠点が国内回帰する傾向が強まるとの見方を示した。

    九州・沖縄: 福岡のゲームソフト会社、自治体と連携し人材獲得

    http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070119c6c1901319.html

    福岡のゲームソフト制作会社8社が自治体と連携して合同で人材獲得に乗り出す。東京・秋葉原での合同会社説明会や、制作現場を体験してもらうインターンシップを実施。「Wii」や「プレイステーション3」などゲーム機本体の高機能化に対応するため、首都圏から優秀なクリエーターを集める。地元人材も育成し、ゲーム産業の活性化につなげる。

    九州の大型農業法人、アジアから相次ぎ研修生受け入れ

    http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070111c6c1101z11.html

    九州の大型農業生産法人が相次いで、アジアからの研修生受け入れに乗り出している。従業員の高齢化が進んでいることに加え、海外から輸入される価格の安い農産物に対抗する狙いもある。自ら受け入れ機関を設立して他の法人に派遣する例も出てきており、少子高齢化で労働力不足に悩む農業法人の活用が進みそうだ。

    研修生問題がマスコミで報道されております。そのようなことがないような美しい日本を見せるために労働改善をしてほしい。

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    「2階に子どもが」直後に爆発 カラオケ店火災(

    「2階に子どもが」直後に爆発 カラオケ店火災(01:29)

    http://www.asahi.com/national/update/0121/OSK200701200112.html

    顔がすすけて真っ黒になった女性が「2階に子どもがいるんです」と叫んだ直後、爆発音が響いた――。20日夕、兵庫県宝塚市であったカラオケボックス火災。歌声のひびく土曜の夕方の楽しみが、一瞬にして吹き飛んだ。店内には個室が並び、2階の窓はふさがれた状態で非常ベルも鳴らなかったという。店のずさんな火災予防対策が大きな被害をもたらした

    私も水蒸気爆発による労災事故を目撃したことがある。近くに子供がいるのならなおさら火災予防対策をしなければ犯罪です。

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    産廃処分場火災 原因の徹底究明を急げ - 沖縄タイムス

    産廃処分場火災 原因の徹底究明を急げ - 沖縄タイムス

    http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20011130.html#no_2

    平良市西原の産業廃棄物最終処分場で二十八日昼発生した火災は、丸一日以上も燃え続けた。

     火災現場から約一キロ離れている大浦集落の全七十七世帯、百六十一人は、避難先で不安な一夜を過ごさなければならなかった。

     目やのどの痛みを訴えた住民もいて、有毒ガスが発生した恐れもあったためだ。避難所には七、八十代の高齢者も多かったという。

     火災の原因究明を急ぐのは言うまでもなく、住民の健康状態のチェックも必要だろう。

     それにしても、どうして火は翌日まで燃え続け、鎮火に手間取ったのかなど、不可解だ。

    各地で建設をめぐり紛争が絶えない施設である。この際、基準がきちんと守られているかどうかなど、実態調査を実施すべきではないだろうか。

    本当にそうである。災害調査を徹底的に行い、危険予知を行えばこのような災害は減少するだろう。

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    <宝塚カラオケ店火災>黒煙・爆発音も、避難誘導なし

    賞味期限切れ原料問題、「おたべ」に期限確認工程なし読売新聞

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070121-00000301-yom-soci

    菓子メーカー「おたべ」(京都市南区)の若狭工場(福井県若狭町)が、賞味期限切れのチョコレート原料を使っていた問題で、同工場の製造過程には原料の賞味期限を確認する工程がなく、期限をチェックしないまま商品を製造・販売していたことがわかった。

    おたべ - 会社概要など

    http://www.otabe.co.jp/

    <宝塚カラオケ店火災>黒煙・爆発音も、避難誘導なし毎日新聞

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070121-00000002-mai-soci

    消火器は見つからず、避難誘導もないまま逃げ惑う利用客――。兵庫県宝塚市のカラオケボックス「ビート」で20日夜起きた火災は、条例に定める手続きを欠くなど店の防火体制の不備が惨事を拡大した可能性が出てきた。仲間同士でカラオケを楽しんでいた中学生や職場仲間らの週末が突然、暗転した。

    非難誘導なし、これってひき逃げと同じではないですか。

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    労働記事

    国内最大の液晶生産拠点「シャープ・亀山工場」訪問記
    -液晶パネル生産ラインはブラックボックスの固まり

                                                           http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050526/sharp.htm

    シャープ・亀山工場は、デバイスである液晶パネルの生産から、最終完成品としての液晶テレビの生産に至るまでの「一貫生産」を行なっている、同社デジタル家電事業の中核的拠点だ。

    シャープ亀山工場のウェブサイトです

    http://www.sharp.co.jp/kameyama/

    ルポ・有効求人倍率を支える「請負社員」

    (AERA:2005年6月6日号)

    http://www.asahi.com/business/kigyokeiei/aera/08.html

    敷地面積10万坪、東京ドーム7個分の広さを持つ工場は昨年1月に操業を始めたばかり。約2600人が働いているが、シャープの正社員は800人にすぎない。残りの1800人は、請負会社の従業員である。

    偽装請負!やっぱりトヨタも?

    私が自分のブログで、この問題が取り上げている理由は
    “労災隠しの蔓延”に繋がることを避けたい からである。

    過剰反応かもしれないが、この状態を放置しておくと、
    「安全第一」でなければならないはずの現場が、
    いつの間にか「生産第一」の(危ない)現場になってしまう、
    と危惧しているからである。

    8/13の朝日新聞の記事には、トヨタ系部品メーカー役員の説明として
    「現場に休業災害にしたくなかったという気持ちがなかったといえばうそになる」
    と記されている。

    私は、この文言が引っかかった。

    この言葉の裏には、
    “メーカー側として一番いやなことは、労災によって生産量が落ちることであり、
    再発防止のための対策は二の次にならざるを得ない”
    様にも
    読み取れる。一方で、現実の問題として、製造業は、コスト面含めて、厳しい状況下に
    置かれているとも言える。

    また、さらに、(これは聞いた話であるが...)シャープの亀山工場では重大な労災が今年になって7月までに3件も発生しているらしい。しかも、その事故の被災者の所属が関連業者あるいは請負業者ということなので、該当ラインの稼働停止には至っていないらしい。
     もし、これが事実だとすれば、労働基準監督署も含めて、事故の再発防止のための対策を怠っている様に思えてならない。

    私は、この問題について、注目していきたい。

    http://pub.ne.jp/pinebook/?cat_id=31658

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    不祥事発生の構造

    不祥事発生の構造

    http://home.att.ne.jp/sea/tkn/Issues/Issue-Fushoji.htm

    2000年12月18日に「なぜ最近不祥事が多発しているのか」、について産経新聞から取材に来てもらったので、自分が考えるところを簡単にまとめて説明しました。その時に用意した資料が単純でわかりやすくできていましたので、折角だからここに載せておこう、というものです。

    わたしたちは何を失ったか(9) 【責任感】 追及に戸惑う経営者「辞めれば済む」では済まされない(産経新聞 2001.01.11)
    ... 公認内部監査人の資格を持ち、多くの企業で内部監査の重要性を説いている公認会計士、真田光昭氏は相次ぐ企業不祥事の背景に、会社に入ることが目的で、入社後の志がない「ゾンビのように生きている社員の存在」をあげる。
     指示されたことだけをこなし、その指示が間違っていても疑問を持たず、自分の行動がどういう結果をもたらすのかにまで思い至らない。真田氏は核家族化や詰め込み教育など日本が抱える多くの問題がこうした“ゾンビ社員”をつくりだしていると指摘。そのうえで「不完全な社内のチェックシステムと重なったときに、企業不祥事が起きる」と解き明かす。...

    なお「ゾンビ」というのはちょっと口を滑らせてしまった失言で、政治的に正しい表現は「目的意識/志を喪失した自律的でないサラリーマン経営者/社員」です。

    飲酒後に牛丼店で上司なぐり死亡させる、会社員を逮捕

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070120-00000404-yom-soci

    上司は殴られた弾みでいすから転落し、頭を強打して死亡、同署で傷害致死容疑に切り替えて調べている

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    第2のノリ出すな…戦力外通告などルール提案

    第2のノリ出すな…戦力外通告などルール提案

    2007年1月20日(土) 8時1分 スポーツ報知

    日本プロ野球組織(NPB)とプロ野球選手会(会長・宮本慎也=ヤクルト)の事務折衝が19日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、オリックスを自由契約になった中村紀洋内野手を例にとり、戦力外通告について明確なルール作りを選手会が求めた。

    中村ノリを助けてあげてください・

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    労働問題

    『労働者に対する脅迫』

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50517039.html

    大阪地裁の裁判長は「金銭による和解は考えてないのでしょうか」などという事もおっしゃられていましたが、その時は私は何も発言しませんでしたが、ここのブログ上でははっきりと言っておきます。
      金銭解決による和解は絶対しません
     そのような事をしたら、徳島の光洋シーリングテクノで同じ偽装請負を巡った闘いをしている30数名の若者達に顔が上がりませんし、失礼です。今の若い人達の悔しい思いを代表して、私が訴えているという思いで闘っていますので、この事だけは皆さんにお約束しておきます。

    違反した場合の罰則と行政処分

    【派遣元事業所に対する罰則(労働者派遣に関するもの)】

    <1年以上の懲役または100万円以下の罰金>

    • 派遣禁止業務への労働者派遣(労働者派遣法第4条1項(以下法という))

    • 一般派遣事業者の名義貸し(法第15条)

    • 無許可で労働者派遣を行った場合(法第5条)

    • 不正な方法で派遣業の許可を受けたり、許可の有効期間の更新を受けた場合

    • 厚生労働大臣による業務停止処分(法第14条2項)、事業廃止命令(法第21条)に違反した場合

    • 無届で特定労働者派遣業を行った場合(法第16条1項)

    <6か月以下の懲役または30万円以下の罰金>

    • ・特定労働者派遣事業の名義貸し(法第22条)

    • 法違反の事実を申告したことを理由に解雇などの不利益な扱いをすること(法第49条の3の2項)

    • 厚生労働大臣による改善命令による処分に違反した場合(法第49条)

    <30万円以下の罰金>

    • 派遣業の許可申請書や、許可更新の書類、届出書などの添付書類に虚偽の記載をした場合(法第5条、10条、11条、16条)

    • 事業内容の変更や事業廃止などの届出を怠ったり、虚偽の申告をした場合(法第11条、13条、19条、20条、23条)

    • 派遣労働者、派遣先事業所への必要な通知を怠り、派遣元責任者を選任せず、派遣元管理台帳の作成、記帳、3年間の保存をしなかった場合(法第34条から37条まで)

    • 厚生労働大臣の求める報告をしなかった場合(法第50条)

    • 厚生労働大臣の命令により行う調査立ち入りに対する、拒否、妨害、虚偽の答弁などを行った場合(法第51条)

    <1年以上10年以下の懲役または20万円以上300万円以下の罰金>

    • 公衆衛生上または公衆道徳上有害な業務につかせる目的で労働者派遣をした場合(法第58条)

    ただし、いきなり上記のような罰則が適用されるわけではなく、その前に指導、勧告、命令などが出されます。

    【派遣先事業所に対する罰則(労働者派遣に関するもの)】

    <6か月以下の懲役または30万円以下の罰金>

    • 法違反の事実を申告したことを理由に解雇などの不利益な取扱いをすること(労働者派遣法第49条の3の2項)

    <30万円以下の罰金>

    • 派遣先責任者を選任せず、派遣先管理台帳の作成、記載、3年間の保存、記載事項の通知をしなかった場合(法第41条、42条)

    • 厚生労働大臣への報告を求められたとき(法第50条)に報告をしなかったり、虚偽の報告をした場合

    • 厚生労働大臣の命令による立ち入り調査(法第51条)を拒否、妨害、答弁忌避または虚偽陳述をしたとき

    <100万円以下の罰金>

    • 労働者供給事業から労働者を受け入れたとき(職業安定法第44条違反

    留意点)

    • 両罰規定があるため、違法行為の当事者ばかりでなく、法人または事業主も罰金刑を課せられます

    • 労働者派遣事業を行う者が上記の処罰を受けた場合、欠格事由に該当するため、事業を行うことができなくなります(法第6条、13条、21条)

    • 労働者派遣法以外にも、職業安定法、労働基準法、労働安全衛生法により、処罰される場合があります

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    日米両政府にEPA検討求める・経団連と米経営者団体

    日米両政府にEPA検討求める・経団連と米経営者団体

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070120AT3S2000420012007.html

    声明は「両国経済は深く結びついているとはいえ、障壁も残っており、手つかずの大きな潜在的可能性がある」と指摘。知的財産権の保護や投資自由化、規制改革など広範囲にわたる包括的な協定を検討すべきだとの方針を示した。

    日本政府が締結を進めているEPA(経済連携協定)とは・法務Q&A

    http://bizplus.nikkei.co.jp/qa/houmu/?i=20061116q6000q6

    EPA(Economic Partnership Agreement:経済連携協定)

    日本が現在、各国・地域と締結または交渉を進めているEPAは、FTAの上記対象分野に加えて、投資規制の撤廃・投資ルールの整備、知的財産制度や競争政策の調和、農林水産業・情報通信技術などにおける協力といった分野もカバーしており、FTAよりも幅広い経済関係の強化を目的としています。

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    「悲惨を学べ」 全日空、雫石事故の機体見せ安全研修

    アイフルがリストラ 正社員千人削減、有人店607削減(

    http://www.asahi.com/business/update/0120/020.html

    消費者金融最大手のアイフルは20日、今年5月をめどにグループの正社員約7000人のうち最大1000人を希望退職などで削減し、09年3月をめどにグループ全体の有人店舗を現在の820店から213店まで減らす、と発表した。貸金業の規制強化で経営環境の悪化が見込まれ、抜本的なリストラが避けられないと判断した。

    「悲惨を学べ」 全日空、雫石事故の機体見せ安全研修(

    http://www.asahi.com/business/update/0119/153.html

    71年に岩手県・雫石上空で起きた自衛隊機と旅客機の空中衝突事故の残存機体などを展示した全日空の安全教育センター(東京都大田区)が完成し、19日、同グループ社員の研修が始まった。施設には66年に相次いで起きた全日空機による東京湾墜落、松山沖墜落の2事故の写真や部品も展示。元社員や救助関係者の証言映像も流し、事故の悲惨さと普段の安全対策の大切さを伝えている。

    安全とは、常に危険予知訓練をすることからはじまる。

    木村佳乃さんに首相、「しっかり日本の宣伝を」(

    http://www.asahi.com/politics/update/0120/003.html

    。「美しい国、日本」を掲げる首相は、香港や台湾、フランスなどを訪れるという木村さんに「しっかり日本の宣伝をしてきて下さい」。

    中国、衛星破壊実験に成功 米政府は懸念伝える

    http://www.asahi.com/science/news/TKY200701190189.html

    米ホワイトハウスのスノー報道官は18日、「中国が地上から発射した弾道ミサイルで自国の衛星を破壊し、衛星攻撃兵器の実験をした」との米メディアの報道を大筋で確認し、米政府がすでに中国政府に対して懸念を伝えたことを明らかにした。

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    【残業代ゼロ・過労死促進の経団連会長のお膝元】キヤノンの小型複写機2機種で発火の可能性【日経】

    【残業代ゼロ・過労死促進の経団連会長のお膝元】キヤノンの小型複写機2機種で発火の可能性【日経】

    http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070118AT1G1803618012007.html

    キヤノンは18日、1990年から93年にかけて製造したモノクロの小型複写機2機種で、発煙・発火する可能性があると発表した。電源基板の経年変化が原因といい、製品の点検と部材の修繕措置を無償で実施する。対象2機種の国内累計出荷台数は計約8万6000台。キヤノンではこのうち4500台程度が稼働しているとみている。

    不良の原因を派遣社員にしないでじゅださいね。また、修繕も派遣社員にさせるのではなう正社員で行ってくださるようお願いしますj。

    2人が声あげ 7500人に雇用保険/太陽生命 全外交員に適用へ(しんぶん赤旗)

    http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-20/2007012001_02_0.html

    太陽生命保険株式会社(本社・東京都、大石勝郎社長)が、社員の営業職員(保険外交員)のほとんどに雇用保険を適用していなかった問題で十九日、同社は全員に雇用保険をかける方向で検討すると表明しました。

    雇用保険

     労働者が失業した場合、労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に必要な給付をおこなうことによって労働者の生活、雇用の安定を図るとともに、その就職を促進することなどのためにあるものです

    アメリカ連邦準備理事会のバーナンキ議長・・・ 米経済は深刻な打撃を受ける   ベビーブーマー世代の大量退職【日経ネット】 日本の輸出にも影響大間違いなし

    http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070119AT2M1803418012007.html

    米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は18日、上院予算委員会で証言し、社会保障制度の改革などを通じた財政再建への取り組みを要請した。2006会計年度(05年10月―06年9月)の米財政赤字が約2480億ドルに縮小したことを歓迎しながらも「嵐の前の静けさにすぎない」と指摘。「早期に意味ある行動をとらなければ、米経済は深刻な打撃を受ける可能性がある」と強調した。

    日銀・円の信頼性失墜へ  【Nevada経済速報1月18日(木)】

    http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_sokuhou_fr.html

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    東洋経済労働記事

    もう安住の職場はどこにもない・・・

    2007年初の巻頭特集は「雇用破壊」。過剰な表現のように思われるかもしれませんが、わたしたちは、これまでの雇用の在り方が根本から見直され、議論されていく、転換点としての1年になるのではないかと考えています

    http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/mm/mm0110.html

    週刊東洋経済

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B4%8B%E7%B5%8C%E6%B8%88%E6%96%B0%E5%A0%B1%E7%A4%BE

    『週刊東洋経済』は、経済専門雑誌。歴代の主幹(社長兼編集長)に、日本の軍国主義を批判した三浦銕太郎や石橋湛山高橋亀吉など。現在発行されている週刊誌のなかでは日本で最古だが、販売面では1位の『日経ビジネス』、2位の『週刊ダイヤモンド』の後塵を拝し、低迷を余儀なくされている。

    ただし、他のマスコミ各社が及び腰なクリスタルグループの偽装請負問題や、トヨタ自動車において近年多数発生している諸問題(リコール大量発生、リコール隠しなど)などを積極的に取り上げる姿勢を評価する読者もいる。

    基本的に資本主義擁護だが、けっして財界寄りではなく内容はリベラル的な主張が多い。

    こんどは『週刊東洋経済』がワーキングプアを特集

    http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2006/09/14000851.php

    東洋経済新報社の『週刊東洋経済』9月16日号が「日本版ワーキングプア 働いても貧しい人たち」の特集を組んでいます。

    目次から拾ってみると

    • シャープ液晶工場 復活の象徴「亀山」の“逆説”
    • 若き「請負」労働者たちの“喪失” 正社員でも派遣でもなく…
    • 日系2世「女性ブローカー」の告白 「ブラジル人の真実」
    • 学校に行かない子どもたち 10代前半のブラジル人
    • 深夜製造の「コンビニ弁当」は誰がつくるのか?
    • 外国人研修生という名の“奴隷”
    • ワーキングプアの改正は可能だ!

    一番ビックリするのは、シャープ液晶工場「亀山」で働く人の年収。シャープの正社員(仮名山工場内2200人[1])は736万円。これに対し、日本人の非正社員(同1800人)は312万円で、ブラジル人請負労働者(同数十人)381万円。日本人非正社員の312万円というのは、1日12時間拘束で月勤務21日で計算。ブラジル人請負労働者の年収の方が多いのは、こちらは月25日で計算しているから。
    1日12時間働いて、年収300万円というのは、あまりに悲惨としか言いようがありません。亀山工場の誘致のためには、地元は135億円[2]もの補助金を交付しています。にもかかわらず、三重県内出身者で新しく正社員に採用されたのは約130人。新たな雇用の大半は請負労働者なのです。

    たとえば、今年5月、人材派遣会社の契約が「人材派遣」から「業務請負」に切り替えられ、労働者派、同じ仕事をしているのに時給は150円のマイナス。ある労働者が、この賃金ダウンに応じなかったところ、いったん松下プラズマディスプレイの期間工として正式採用しながら、5カ月で雇い止め[3]。なぜ、この労働者が業務請負への転籍に応じなかったかというと、請負時代に、父親が急死し忌引きをとったら、時給が1350円から1250円に下げられていたからだという。請負労働者は忌引きをとることもできないとは!!

    このほか、偽装請負のもとでの請負労働者の事故が続いていることも取り上げられています。2004年9月、日立製作所日立事業所の爆発事故で、請負労働者2人が全身やけどで死亡、1人が全治10カ月の重傷。同年6月には、静岡県藤枝市の冷凍倉庫で、フォークリフトで運搬中の荷物が荷崩れし下敷きになって死亡。派遣の労働者はヘルメットもなく、フォークリフトの資格もなかったとそうです。先日、厚生労働省が偽装請負の監督・指導強化の通達を出しましたが、そこで偽装請負に関連した労災事故の問題が中心的に取り上げられていたのは、こういう事故が続いていたからなんですね。

    最後、「ワーキングプアの解消は可能だ!」は、「重要なのは『使う側』の決断だ」としていますが、その中で、次のように指摘していることに注目したいと思います。いま、この底辺労働者への「しわ寄せ」路線をやめさせないと、本当に日本経済はボロボロになることは間違いありません。

    週刊東洋経済1/13号の特集「雇用破壊 もう安住の職場はどこにもない」は、なかなか衝撃的な内容でした。

    http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/ProjectK/ym/200701/

    中でも人材派遣事業を営むザ・アールの奥田禮子社長の談話「過労死は自己管理の問題です」は、働く側としてはかなり刺激的な内容です。
    これについて意見を書いてしまうと、感情的になりそうなのでやめておきますが、今回の特集はぜひお読みになることをおすすめします。

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    何故偽装請負のままだといけないか12

    コメント

    週刊東洋経済の編集者です。コメントしていただいてありがとうございます。ただ、わたしたちは朝日新聞の報道があった3年前から偽装請負の実態を報道し、それによって請負業者から11億円の名誉毀損訴訟を起こされ、いまだにその裁判を闘いながら、一連の報道を続けています。後追い報道をしているわけでもなく、訴訟のしがらみの中で書けることを懸命に書いていることを、ご理解ください。そうでないと、11億円を背負った記者たちが浮かばれません。

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    労働問題

    『徳島労働局職員の問題発言』の報道

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50484489.html

    5月2日から5月5日までは自分にも趣味があるので少し休ませてもらいました。この休んでいる間に、共同通信の方から私の事件を記事にしましたと連絡がありました。共同通信社の12回続きの連載記事「格差を見つめる―不安定雇用の若者たち」の7回目として取り上げてくれたみたいです

    派遣労働者の悩み110番
    http://www.asahi-net.or.jp/~rb1s-wkt/indexhkn.htm

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    労働問題

    低俗メディアが隠す、日本の危機。スパイ防止法の早期成立を!

    http://nishimura-voice.seesaa.net/article/12286922.html

    昨年末の上海領事館員の自殺発覚報道に始まり、わが国の安全保障体制の脆弱さと情報機関(インテリジェンス)の欠陥が露になる事件が続発している。どの事件にも共通するのは、色仕掛けで工作員に弱みを握られ自殺した外務省職員のケースと同じ構造だ。上海領事館員の場合は、「どうしても国を売ることができない」という遺書を残したことがせめてもの救いで、彼の名誉もぎりぎりの所で救われているのだが、その事実を隠蔽した外務省の体質は1年半もメスを入れられないままだ。
    1月23日から24日に掛けて発覚したヤマハ発動機の不正輸出事件は、支那の工作によるもの。三菱総合研究所の軍事機密漏洩は、北朝鮮の工作によるものだ。恐ろしいことに、責任者が逮捕されても死刑にならないどころか、微罪で終わる可能性がある。スパイ防止法がないからなのだが、余りにお粗末と言わざるを得ない。
    おまけにライブドアの堀江社長逮捕と重なり、これだけの2つの重大ニュースが、白痴的メディアの堀江門逮捕馬鹿騒ぎのせいで、見事に隠蔽されてしまった。これを作為的でないと考える方が難しい。
    ヤマハと三菱総研スパイ事件に話を戻すと、ヤマハの場合、ヤマハ労組出身の若林ひでき参議院議員が、昨年10月14日に国会で東シナ海のガス田開発問題を「小さな問題」と平然と言ったり、2003年10月17日の日記では、読解不可能な論理で支那へのODA続行を主張しているのが気に掛かる。

    中国は今回の宇宙飛行だけで2600億円の巨費を投じたと言われている。累計では相当な額になると思われる。そこで再燃するのが中国へのODA供与問題だ。世界の工場として発展拡大し、核を持ち軍事的に優位にある中国に対し、日本は少なくなったとはいえ、毎年1000億円前後(累計で3兆円程度)の援助を行なう必要があるのかということである。
    国民感情からいえば、否定的な声が出ることは自然である。
    しかし農村地域や内陸部は依然として貧しく、安定した地域発展のためには日本として経済協力を行なうことは当面必要ではなかろうか。中国は日本の援助に関わらず、軍事や今回のような宇宙開発に多額のお金を使うだろう。貧富の拡大等の問題は一義的には中国政府の責任であるが、一方で中国の安定に日本が寄与することは良好な日中関係を維持し、日本にとっては長期的な利益をもたらすものではないか。もちろんODAの中身は十分吟味しなければならない。

    この若林議員、昨年12月2日にも首を傾げたくなるようなことを書いている。

    中国人不法就労が端緒=無人ヘリ不正輸出事件-福岡県警

     ヤマハ発動機の無人ヘリ不正輸出事件の端緒は、福岡県警が昨年4月、中国人女性を日本に呼び不法就労させていたとして、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、中国人ブローカー2人が経営する東京都江戸川区の会社を捜索したことだった。その際、2人が2001年7月に無人ヘリの不正輸出を仲介していたことを示す資料を押収したという。
     中国人2人は昨年9月、同法違反の罪で在宅起訴され、同10月にそれぞれ罰金50万円の命令を受けた。県警の調べに対し、2人は「中国の公的機関から派遣された」などと供述したという。 
    (時事通信) - 1月23日14時1分更新
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060123-00000053-jij-soci

    ヤマハの役員は軍事転用できないなどと寝ぼけたことを言っているが、当の新華社は喜んでこんな報道を5月23日にしていたのだ。なぜ、売国企業になってしまったのか徹底的な解明が望まれる。

    「軍事面で重要な価値」 無人ヘリで中国新華社

     中国国営の新華社通信が2002年5月、ヤマハ発動機が中国に輸出した無人ヘリコプターを基に、中国の北京BVE創基科技有限公司などが独自の国産無人ヘリを開発したと報じ、同ヘリについて「軍事面で重要な価値がある」と評価していたことが23日、分かった。
     02年5月23日の新華社電(電子版)によると、中国が国産無人ヘリの開発に当たって参考にしたのはヤマハ発動機の無人ヘリ「RMAX」。ヤマハ発動機が01年以降、中国向けに輸出した「RMAX L181」を指しているとみられる。
     同電はさらに02年5月23日に北京で開幕した国際科学技術産業博覧会で、同ヘリが注目を集めている、と伝えていた。
     一方、中国側が開発した無人ヘリは「空中機器人」(空中ロボット)と名付けられ、全長約3・6メートル、全幅約70センチ。ヤマハ発動機の無人ヘリとほぼ同じ大きさで、(ヤマハの無人ヘリを参考に開発したことにより)「視界外まで飛んでいったヘリを再び帰還させるという難題を解決した」などと説明している。
    http://www.sankei.co.jp/news/060123/kok095.htm

    中国、最新戦闘機「殲10」を自主開発 性能実態は「ベールに包まれている」 

    http://sakuratou.iza.ne.jp/blog/entry/97482/allcmt/

    6日のizaの記事、人民日報にはまだ掲載されていませんが、この中国の国家的偉業を地元大衆紙「南方都市報」はもちろん、1面トップで報じています。
    日本からの援助、ODA、日本企業の投資、ヤマハなどの技術協力によって、こんなに立派な戦闘機が作れる国になりました。アメリカにも、これ以上でかい顔はさせません。

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    労働問題

    シャープマニュファクチャリング事件(河村学)

    http://homepage2.nifty.com/karousirenrakukai/15-080=sharpmanufacturingjikenban.htm

    一、はじめに
     本件は、実労働時間及び業務内容について特定が困難な場合において、詳細な聞き取り調査と、「判断指針」(平成11年9月14日基発544号)の柔軟な適用によって、労災を認定した事案である

    被災者は、1979年、シャープ株式会社に入社後まもなく本件会社(シャープの完全子会社)に出向となり、プレス加工に必要な金型を製作する部門に配属され、その後、約20年間、機械工として就業した。その後、1998年末から、業務日報の作成等の管理的業務を命ぜられるようになり、1999年6月からは機械工としての業務から完全に離れ、収支管理、受注管理、納期管理等を行うよう命ぜられた。この管理業務は、機械の稼働率を最大にするため、不規則に行われる受注に対して、作業量を予測し、作業工程の計画を立てるというものであり、注文の変更や、作業ミス等も生じる現実の中では、変化に機敏に対応する細かな神経を必要とする困難な業務であった

    今回はシャープの最新鋭工場、亀山工場で発覚した「労災飛ばし」疑惑

    http://hrm-consul.cocolog-nifty.com/hrmconsul/2006/08/post_61e6.html

    シャープの亀山工場で04年3月に全治約1カ月の労災事故が起きたのに、シャープの工場ではない場所で事故が発生したように偽った「労災とばし」の報告書が下請け会社によって作成され、労働基準監督署に提出されていたことがわかった。けがをした男性は、多重な偽装請負のもとで働いており、三重労働局が実態調査に入る。

    事故があったのは、亀山工場内でパネル材料や薬剤を運ぶ工程。契約の上では、シャープはこの業務を元請けの「日新」に委託し、元請けは1次下請けの「光明」に、さらに1次下請けは2次下請けの「アサヒサービス」に請け負わせた。けがをした男性は2次下請けに雇われていた。

    しかし、1次下請けも2次下請けも男性を自社の指揮命令下に置いておらず、人材派遣をしただけの「偽装請負」だったことが朝日新聞社の調べで明らかになった。その場合、男性は元請けかシャープの指揮下にいたことになる。

    男性は作業の際、PHSを渡され、シャープの正社員から頻繁に具体的な指示を受けていたといい、偽装請負にシャープも関与していたと主張している。

    これに対し、シャープは「元請け会社の責任者に指示していたつもり。男性に直接指揮命令したとの認識はない」と偽装請負への関与を否定している。

    男性によると、事故当初、直接の雇用関係のない元請けから「自分の国民健康保険で診療を受けてほしい」と指示された。男性は「労災扱いにならないのはおかしい」と抗議。その後、労災扱いに切り替えられたが、2次下請けの担当者から「シャープに迷惑はかけられない。事故は1次下請けの事業所で起きたことにする」と口裏合わせを求められたという。

    液晶TVの「亀山」で労災 シャープ下請けが虚偽報告

    http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/14824/

    シャープ(大阪市)の液晶テレビの生産拠点、亀山工場(三重県亀山市)で平成16年3月、下請け会社の社員が労災事故で重傷を負ったにもかかわらず、下請け会社が別の場所で起きたとする虚偽の報告書を労働基準監督署に提出していたことが12日、分かった。
     
    シャープによると、事故は工場内の液晶パネルを運ぶ工程で発生。二次下請けの「アサヒサービス」(愛知県)の社員が作業台から転落、胸部骨折などのけがをした。
     アサヒ社は、事故が亀山工場ではなく、一次下請けの「光明」(埼玉県)の
    三重県鈴鹿市の倉庫で起きたと労働基準監督署に報告したという。
     
    シャープ広報室は「二次下請け会社が被災場所を誤って別の場所と報告してしまった、と聞いた。元請け会社に任せており、事実と異なる届け出がされていたとは知らなかった」としている。

    コンプライアンスの題目だけで、実態は・・・
    http://chary.blog.bai.ne.jp/?eid=62112
    男性は04年3月22日、パネル材料の束(幅2メートル、奥行き1.2メートル、高さ1.2メートル)にかけられたシートをはずそうとして、
    作業台から転落し、胸の骨が折れる全治29日のけがを負った。
     男性によると、事故当初、直接の雇用関係のない元請けから「自分の国民
    健康保険で診療を受けてほしい」と指示された。男性は「労災扱いにならな
    いのはおかしい」と抗議。その後、労災扱いに切り替えられたが、2次下請
    けの担当者から「シャープに迷惑はかけられない。事故は1次下請けの事業
    所で起きたことにする」と口裏合わせを求められたという。
     報告書を作った2次下請けの担当者は「下書きではシャープと書いたが、
    上司に書き直しを命じられた」と話した。
     シャープは、労災とばしについて「行政へは請負会社が届けており、
    事実と異なる届け出がおこなわれていたとは知らなかった」と話している。


    最近、日本を代表するような大企業で偽装請負の問題がクローズアップされているが、日本を代表する企業としては、あまりにも悪質だ。
    減る富裕層、増える貧因層
    http://scrapbook.ameba.jp/binbou_book/entry-10015810093.html
    男性によると、事故当初、直接の雇用関係のない元請けから「自分の国民健康保険で診療を受けてほしい」と指示された。男性は「労災扱いにならないのはおかしい」と抗議。その後、労災扱いに切り替えられたが、2次下請けの担当者から「シャープに迷惑はかけられない。事故は1次下請けの事業所で起きたことにする」と口裏合わせを求められたという

     報告書を作った2次下請けの担当者は「下書きではシャープと書いたが、上司に書き直しを命じられた」と話した


     シャープは、労災とばしについて「行政へは請負会社が届けており、事実と異なる届け出がおこなわれていたとは知らなかった」と話している。asahi.com2006年08月12日06時27分

     三重の請負を使ったシャープによる労災隠しである。国民保険での診療を支持した元請け「日新」(横浜市)は労働安全衛生法違反だ。業務停止を念頭に置いた厳しい行政処分をすべきだ。また、口裏あわせをした「アサヒサービス」も同様だ。1次下請けの「光明」(埼玉県狭山市)は虚偽文書記載で訴えられるべきである。

    シャープが携帯電話で被害者に仕事の指示をしていたのなら、偽装請負だから、労働基準監督署は、シャープに対して行政処分をするべきである。

    「亀山ブランド」 労災飛ばしと偽装請負

    http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2006/08/12235836.php

     男性は作業の際、PHS(簡易型携帯電話)を渡され、シャープの正社員から頻繁に具体的な指示を受けていたといい、偽装請負にシャープも関与していたと主張している。
     これに対し、シャープは「元請け会社の責任者に指示していたつもり。男性に直接指揮命令したとの認識はない」と偽装請負への関与を否定している。
     男性は04年3月22日、パネル材料の束(幅2メートル、奥行き1.2メートル、高さ1.2メートル)にかけられたシートをはずそうとして、作業台から転落し、胸の骨が折れる全治29日のけがを負った。
     男性によると、事故当初、直接の雇用関係のない元請けから「自分の国民健康保険で診療を受けてほしい」と指示された。男性は「労災扱いにならないのはおかしい」と抗議。その後、労災扱いに切り替えられたが、2次下請けの担当者から「シャープに迷惑はかけられない。事故は1次下請けの事業所で起きたことにする」と口裏合わせを求められたという。
     報告書を作った2次下請けの担当者は「下書きではシャープと書いたが、上司に書き直しを命じられた」と話した。
     シャープは、労災とばしについて「行政へは請負会社が届けており、事実と異なる届け出がおこなわれていたとは知らなかった」と話している

    労災とばしをやってたのはシャープの亀山工場ですか?

    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1410046234

    派遣会社から質問欄にある大手電気メーカー工場に派遣された社員の事故です。労災にあった場所は、派遣先の電機メーカー工場内で、派遣社員による作業事故です。
    被害者の見解によると、派遣会社はメーカーの顔色を伺い、支持されたようにメーカーとは関係のない建物内での事故にするように指図されたようです。
    メーカーの方も労災による自社のイメージダウンを懸念して、先述のような手段に出たのでしょう。
    私もこの番組をテレビで見ましたが、工場の社名は意図的に撮さなかったようで、建物外観を見る限り、わかる人が見ればそのようです。
    それよりも、言い訳がましい答弁をするメーカー担当者の対応にに立腹した。
    派遣会社の社員がメーカーの言うような勘違いなんてあるはず無いだろう。
    人命軽視というか、この電気メーカーから見れば、いかに派遣会社からの社員の位置づけが低いことを物語っているようです。
    日本の大手家電メーカーが、労災に対してこのような対応を取ったことは残念でなりません。

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    ホワイトカラー・エグゼンプション経済産業省事務次官会見

    残業代ゼロ法案、名前が悪かった 経済界が「敗因分析」

    http://www.asahi.com/business/update/0117/149.html

    法案提出を見送ったのは名前が悪かったから――。

    残業代ゼロ法案問題点と今後は

    http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/1106.html

    年収など一定条件の会社員を労働時間規制の対象から外し、残業代をなくすホワイトカラー・エグゼンプションを導入する労働基準法改正案の通常国会への提出は見送られた。しかし、油断は禁物。七月の参院選が終われば、導入論議復活は必至。将来的には、官民問わず対象となるとの声も聞かれるが、労働行政の第一線で働く労働基準監督官らも反対する法制化の問題点をあらためて検証すると-。

    「「ホワイトカラー・エグゼンプション」 米の実態 2007/01/1

    http://www.janjan.jp/column/0701/0701148018/1.php

    最近、日本のマスコミが報じている「残業代ゼロ法案」(※編集部注)という言葉を見て、一瞬、何のことだかわからなかった。そして「ホワイトカラー・エグゼンプション」という言葉で、日頃から疑問に思っている米国の従業員区分のことだと気がついた。

    ホワイトカラー・エグゼンプション】

    経済産業省事務次官会見 
    Q: ホワイトカラー・エグゼンプションの政府案が今国会に提出見送りになったようですけれども、これは財界がかなり要望されたりして、いろいろとやりとりがあったわけですが、この結果について次官はどのように受けとめていらっしゃいますか。
     
    A: これは主として、経団連が厚生労働省と議論をしてきた問題だと思います。私どもの関係で言えば、サービス産業の生産性向上の部分に関連しているわけでありますけれども、さまざまな意見があって、あのような結論になったということであれば、それは経済産業省としてどうこう申し上げることではないかなと思います。
     
    Q: それに関連すると、これといわば抱き合わせみたいな形で残業代の上積みのような法案も、これで苦しくなるのではないかという話があって、またこの春闘での賃上げにも影響が出るんじゃないかという議論もあるんですけれどもいかがでしょうか。
     
    A: ホワイトカラー・エグゼンプションと残業代ゼロの議論は、イコールなのかなという気がしますけれども、新聞にはそのような報道をされています。あの議論を持ち出したときには、ものづくりの現場の労働者とホワイトカラーの関連、あるいは働き方の問題、似たようなものに裁量労働制の導入がありました。研究者等は、むしろ家に帰って食事をしているときも考えていますから、そういう人たちにはそういう人たちに見合う、単純に労働時間規制をかけるのではなく、前向きの制度として裁量労働制は採用されたと思います。それと似たような議論だったと思いますので、あの法案が残業代をカットするための制度だとマスコミに随分言われたのは、制度を提案した人、議論した人から見ると、ちょっと気の毒のような気がします。
     働き方の問題、それからホワイトカラーも時間規制だけでなくて、効率よく働くという働き方があるという意味で、もっと前向きな面もあったと思いますけれども、さまざまな事情で非常に慎重論が多いということであります。総理のご意向も新聞報道で拝見しましたけれども、そのような結論でよろしいのではないかと思います。長期的に言えば、働き方の問題として、ホワイトカラー・エグゼンプションという名前が良いのかどうかわかりませんけれども、働き方の問題は、働く人の立場から見ても、より良いものを議論していく必要はあるのだろうと思います。だから、直接私どもというよりは、むしろ厚生労働省で責任を持って判断される話であります。私が申し上げたのは、いまの決定に対する意見とかそのようなことではなくて、一般論として申し上げたということでお許しいただきたいと思います。
    私は日本に警告を発したい
    日本は消費性向と貯蓄率において、アメリカと同様になってはならないのである。
    松下電池工業(本社・大阪府)の現地法人無錫松下電池(中国江蘇省無錫市)の工場で今月初め、約1000人の中国人の従業員がストライキを起こし、生産の一部が中断していたことが分かった。別の企業でのカドミウム中毒の報道を受け、不安になった従業員との間でトラブルが起きたことが原因とみられる。約1週間後、操業は再開したという。
    日本経団連の労働問題の責任者である岡村正・副会長(東芝会長)は18日、パートの正社員化を促すパート労働法改正案など労働関連法案の通常国会提出に賛同する意向を表明した。

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    <不二家>ISO認証で事実関係の調査依頼 経産省

    <不二家>ISO認証で事実関係の調査依頼 経産省

    http://www.excite.co.jp/News/society/20070114190300/20070115M40.028.html

    不二家の埼玉工場が消費期限の切れた牛乳をシュークリームに使っていた問題で、経済産業省は同社が取得しているISO認証が「実態に適合していない可能性がある」として、ISOや日本工業規格(JIS)などの認証制度全般を統括する財団法人「日本適合性認定協会」に事実関係の調査を依頼した。

     これを受け、同協会は不二家のISO認証取得を担当した民間認証機関に調査を要請。臨時審査の結果、品質管理の問題点が確認されれば、認証が取り消される可能性もある。

    ISOについて知りたいのですが

    ISO は、International Organization for Standardizationの略で、日本語では『国際標準化機構』と呼ばれています。本部はスイスのジュネーブにあり、国際的な規格を作成する民間・非営利団体のことをさします。
    ISOが作成している規格は、製品に対する仕様を定めた製品規格、試験方法を定めた試験規格、そしてマネジメントシステム規格等、合計15,000規格以上に上ります。
    各国から代表的な標準化団体1団体が参加を認められており、日本からは『
    日本工業標準調査会(JISC;Japanese Industrial Standards Committee)』が参加しています。

    日本のISOの窓口は、経済産業省 産業技術環境局 標準課となっています。また、ISO規格の入手等に関するお問い合わせ窓口は
    (財)日本規格協会となっています。

    (注1)工業標準化法:我が国の適正かつ合理的な工業標準の制定と普及を目的として昭和24年に施行された。

    a.認定の一時停止とはどのようなことですか
    認定された審査登録機関は、認定を維持するために一定の条件を満たすことが必要です。もし、認定された機関が、下に記す「認定の一時停止の条件」に該当した場合は、期限を限って認定を停止することになり、これを認定の一時停止といいます(JAB R/CP200参照)。この場合、当該機関は、一時的に「認定された機関としての権利」を行使できなくなります。 認定の一時停止は、法的な業務停止命令ではありませんので、当該機関は、一時停止期間中、審査(初回、サーベイランス、更新等)や登録の決定等の審査登録業務を行うことはできますが、本協会の認定シンボルの使用等、認定された機関としての権利を行使することはできません。この一時停止期間中に当該機関から審査を受ける組織は、その影響を受けることになります。

    【認定の一時停止の条件 】
    次の各項の一つに該当する場合に、当該機関の認定範囲の一部又は全部が一時停止となります。(JAB R/CP200 14.2.1項)当該機関が、
    a) 認定された地位又は、宣伝、カタログなどにおいて、授与された認定を含む認定システムについての不正確な言及又は認定シンボルの意図的な誤使用をした場合。
    b) 本協会への通知・報告義務を怠り、又は虚偽の通知若しくは報告をした場合。
    c) 本協会の認定の手順に定められたサーベイランス、更新審査、再審査において、本協会の認定基準に適合していないと判定された場合。
    d) 指定された期間内に是正処置が実施されなかった場合。
    e) 本協会との契約の不履行又は逸脱の場合。
    f) 本協会の規程に基づく立入を拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は本協会の規程による質問に対して、正当な理由がなく陳述せず、若しくは虚偽の陳述をした場合。
    g) 第三者適合性評価制度に対する市場の信用を失墜させると本協会が判断した場合。
    h) 苦情等の分析の結果、機関自身の品質マネジメントシステムが有効に維持されていないと本協会が判断した場合。
    i) 料金の支払いが定められた支払期限を6か月を超えて滞った場合。
    j) 上記以外で、本協会の認定の手順に定められた機関の義務に違反した場合で本協会が該当すると認めた他の条件。
    b.認定の一時停止期間中、審査及び認定シンボルの扱いはどのようになりますか
    当該機関は、一時停止期間中、名刺、パンフレット、広告表示他すべてに対して、本協会の認定シンボルを使用することはできません。
    従って、組織に対する登録の決定に際して、本協会の認定シンボル付き登録証を発行することはできません。一時停止期間中に行ったサーベイランスで登録の継続を認めた場合も、以前に組織へ発行した認定シンボル付き登録証を回収しなければなりません。一時停止の理由によっては、一時停止の決定時点から認定シンボル付き登録証を回収しなければならない場合もありますし、回収の対象が一時停止の決定以前に発行された認定シンボル付き登録証に及ぶ場合もあります。個別の事例においてどのような処置が必要となるかについては、一時停止の決定に際して当該機関に通知されます。

    この手順を、組織の視点から見ると、契約した審査登録機関が認定の一時停止を受けた場合、その一時停止期間中に初回又は更新審査を受け登録された組織は、本協会認定シンボルなしの登録証が発行されます。また、当該機関のサーベイランスを受け登録を継続された組織、拡大審査を受け登録範囲の拡大を認められた組織は、それまでの認定シンボル付き登録証を返却し、認定シンボルなしの登録証が発行されることになります。

    認定の一時停止に関する本協会の決定に対して、審査登録機関は同決定(付帯条件を伴う場合これを含む)に基づき、影響を受ける組織へのコミュニケーションに責任がありますので、審査登録機関からの説明情報に基づいて組織は対応を決定してください。また、組織が対応を決定するための参考にしていただくために、一時停止により影響を受ける組織向けに、本協会はウェブサイトに関連情報を掲載することがあります。
    c.認定の一時停止及びその理由は公表されるのですか

    認定機関に適用されるIAFガイダンスIAF GD1のG.2.1.35では、「認定機関は、一時停止及び取消しの結果を明確にすることが望ましい。認定の一時停止については、認定機関がそれを公表する必要はない」と規定されており、公表については、要求も禁止もしていない、すなわち各認定機関の方針・手順に委ねています。日本では、一時停止の情報については、利害関係者とくに組織の関心が強いことから、JABはR/CP200の中で「認定の範囲の縮小、一時停止及び取消しの決定は、本協会が設置する認定委員会が審議し、行う。また、本協会は委員会の決定事項を公表する」と明記し、一時停止についても公表しています。ただし、JIS Q 17011に、機密保持について「適合性評価機関に関する機密情報を当該機関の同意なく開示することを法律が要求している場合を除いて、認定機関は、特定の適合性評価機関に関する機密情報を、当該機関の書面による同意なしに認定機関の外に開示してはならない。」と規定されていますので、一時停止になった理由は当該機関の書面での同意がない限り公表せずに、一時停止の条件のうちの該当項目を付して、一時停止となったことの公表のみにとどめることにしています。認定一時停止の理由を含めて、審査登録機関自身で公表することが任意であることは言うまでもありません。

    d.一時停止の解除及び解除後の扱いについて知りたいのですが
    一時停止が解除されるためには、当該機関は、一時停止の要因(一時停止の決定に至った根本原因)に対して是正処置をとる必要があります。その是正処置が有効であると本協会によって認められた場合に、元の認定された状態に戻ることができます。一時停止の要因が審査登録の結果に影響している場合は、当該機関は、認定の一時停止が解除された後に組織に対して再審査を行い、適合を確認した後に認定マーク付き証明書等を発行することができます。

    一時停止の要因が審査登録の結果に影響を及ぼさない場合は、当該機関は、認定の一時停止が解除された後、一時停止期間中に行った審査も含め、認定シンボル付き証明書等を発行することができます。
    (参考)
    JAB R/CP200とは、公表済みの本協会の「マネジメントシステム審査登録機関及び要員認証機関の認定の手順」です。
    JIS Q 17011(ISO/IEC 17011)とは、本協会が従わなければならない基準「適合性評価-適合性評価機関の認定を行う機関に対する一般要求事項」です。
    IAFガイダンスIAF GD1とは、「JIS Z 9361(ISO/IEC Guide 61)「認証機関及び審査登録機関の認定審査並びに認定機関に対する一般要求事項」の適用に関するIAFガイダンス」です。なお、JIS Q 17011(ISO/IEC 17011)は、JIS Z 9361(ISO/IEC Guide 61)の後継規格にあたります。

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    何故偽装請負のままだといけないか11

    何故偽装請負のままだといけないか5

    ここで特司監について調べてみます。

    従前は書類送検する事例が多かったのですが、最近は関係者、事案の悪質化が目立ち、強制捜査をする事例が増えてきました。そのため、東京、大阪、愛知などの規模の大きい労働局では特別司法監督官という捜査専門の労働基準監督官が配置されるようになりました。
    特別司法監督官(部内では特司監と呼ばれています。)が設置されたのは、おそらくは平成3年度からだと思います。
    設置の契機となったのは、平成2年に東京の御徒町で発生したJRの地下トンネル工事(東北新幹線の東京駅乗入工事)での大規模な道路陥没事故でした。
    この工事は某スーパーゼネコンが施工監理をしていましたが、経費節減と工期短縮のために地盤凝固剤の注入を大幅にカットしたことで事故を発生させました。所轄署では通常の労働安全衛生法違反被疑事件として捜査を進めていましたが、スーパーゼネコン側が会社ぐるみで証拠隠滅・改ざん、任意提出・供述の拒否と、信じられないような対応に終始したために強制捜査もやむを得ない状況となりました。
    ただ会社事務所の捜索を行うにしても、会社規模が極めて大きいことと捜索箇所も多数に及んだので、当時の東京労働基準局(今の東京労働局)は総力を挙げて(東京局の大部分のの監督官を動員したと聞いています。)強制捜査に着手しました。そのときの捜索の状況は当時の讀賣新聞がドキュメント調の特集記事を掲載していたと記憶しています。漏れ伝えて聞くところでは、スーパーゼネコン側は労基側が強制捜査まで行うとは想定していなかったようで、通常の企業犯罪では速攻で処分されているような証拠品がザクザクと押収されたとのことです
    この事件をきっかけに予算を獲得し、大規模局を中心に特司監が配置されることとなりました。ただ、特司監が配置されたものの暫くの間はその活動は低調であったようです。本来業務の独自捜査よりも、各署担当官に対する支援指導が主でした。中には時短や監察業務がもっぱらという特司監もいて、特司監の年間送致件数がゼロという惨憺たる局もあったようです
    しかし、流れが変わったのが平成10年に入院患者の虐待、巨額の健康保険の不正受給事件で社会の注目を浴びていた某病院事件からでした。某病院事件では大阪局の特司班(東京、大阪などでは特司監のグループを特司班と称しています。)が労働基準法違反被疑事件として積極的な捜査に乗り出し、検察・警察よりも早く某病院に対して捜索を行いました
    その捜索の際には、とんでもない物が発見されましたが、捜索差押許可状の「押収すべき物」に記載されていなかったので、泣く泣く差押えはあきらめたとのことです。通常、「押収すべき物」は漏れがないように許可状請求時には網羅的に記載するものですが、労基側では考えもしなかったので記載しなかったようです。後日、警察や国税の強制捜査・調査が繰り返しありましたが、その物は二度と表に出ることはなく闇に消えたようです
    話が逸れましたが、この事件以降は各局の特司監も積極的な捜査に取り組むようになり、最近では全国規模の消費者金融、家電量販、人材派遣会社など注目を浴びるような事件送致を行うようになり、本来の目的に沿うような実績・体制となってきました。
    特司監になった後の研修は局によって異なりますが、検察庁へ1か月程度検察事務の研修を行っているところが多いようです。検察事務といっても、検察官事務取扱事務官の事務(くどいな!)研修で、取調べ~起訴状作成まで行うものです。

     荒事よりは確実に起訴できるテクニックのほうが必要なのです
    少し解説をしますと、特司監設置の契機となった平成2年御徒町トンネル事故とは、熊谷組が請け負ったトンネル工事現場で平成2年1月に発生しました。上野労働基準監督署が取り扱った案件ですが、規模が大きい上に前述の事情もあって東京労働基準局総出という事になり、事故発生9ヵ月後の平成2年10月に熊谷組本社はじめ8箇所を家宅捜索、12月に関係者を書類送検しています
    特司監の積極的活動を促す事になった大阪の事件とは、平成9年に発覚した安田病院事件(ですよね?)。この事件では、安田病院および系列の3病院における入院患者の虐待、看護職員の水増しによる診療報酬不正受給、さらに求職者を「研修」と称して無賃労働させるなど、様々な不正行為・犯罪が明るみに出ました。労基が強制捜査に着手したのは平成9年4月、労働基準法違反容疑で家宅捜索を行っています。その後7月に、大阪府から健康保険法・国民健康保険法等違反容疑の告発と、告発を受けた大阪地検特捜部・大阪府警合同の強制捜査(なんと告発の翌日に!)があり、関係者が逮捕・起訴されています。大阪労働基準局の捜査は10月に終了し、病院長を労働基準法違反容疑で書類送検、同人は起訴されました
    その後、積極的な捜査活動を行うようになった特司監は全国規模の大企業の絡む事件を幾つも司法処分して来た訳ですが、上で触れられた「消費者金融、家電量販、人材派遣会社など」の事件とは次の通り。
    消費者金融会社武富士における賃金不払残業事件
    平成15年に大阪労働局が捜査。15年1月、同社の東京本社や大阪支社など7箇所を家宅捜索し、7月に関係者2名をと法人を大阪地検へ書類送検した。
    人材派遣会社スタッフサービスにおける賃金不払残業事件
    平成16年に大阪労働局が捜査。16年5月以降、数回に渡り同社の大阪本部や同社の持ち株会社(東京所在)などを家宅捜索し、翌17年3月に関係者5名と法人を大阪地検へ書類送検した。
    家電量販会社ビックカメラにおける賃金不払残業事件
    平成16年に東京労働局が捜査。16年11月、同社の東京本部や店舗など4箇所を家宅捜索し、翌17年2月に関係者8名と法人を東京地検へ書類送検した。
    特司監は、肩書こそ「特別司法」と付いていますが、権限そのものは一般の労働基準監督官と変わりありません。別に権限が強い訳ではないし、武器を持てるなんて事もない。しかし司法警察権を十全に行使して捜査活動を行う姿は独特で、専門知識を生かした特定分野での活動、という特別司法警察職員の精神をよく反映したものといえましょう。現在、全国に何名の特司監がいるのかは不明ですが、設置先は全国13の労働局である事が分かっています(北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、福岡。平成14年現在)。いずれも大都市の大規模局、悪質で複雑な労働犯罪の多発が予想される場所です
    磐田労働基準監督署M次長とは、役職経験が豊富な人です。しかし、労働者に対しては、おぞましい態度で接します。いい例が、この次長にセクハラの件にてといただしました。セクハラというのは、主に女性を対象にした嫌がらせですが、障害者に対する嫌がらせとからんでききました。するといかにも質問者を馬鹿にしたようにセクハラについて説明しはじめ、障害者に対するいじめとはべつであることをまくしたてました。私もセクハラというのは、パワーハラスメント野中の一部ということはしっていましたが、私の問題につなげて説明しようとはせず
    セクハラというものはどういうものかお前知らないのという態度でおわりです。
    労働者が訪れたのは、その立場になったときどうすればいいか、どういう対処をすればいいかを教えればよく、労働基準監督署にきた労働者を追い返すような態度をすることが、仕事であると勘違いしているのです。その時すでに私にマスコミが取材をかけていましたので、わざとまちがえたことにM次長は、きずいていなかったから横柄な態度をしていたのでしょう。また、彼の出現にて、厚生労働省と労働局の組織実態も少なからずわかってきました。

    何故偽装請負のままだといけないか6

    人材派遣の自由化と労働者保護
    ~改正労働者派遣法のポイント~
    労働省大臣官房長 戸苅 利和
    労働者派遣法につきましては、本日お集まりの方々にはどういったものかご存じだろうかと思います。労働者派遣法で言っております労働者派遣というのは、派遣会社が自分で雇用している労働者を、ほかの事業主の指揮命令のもとに、業務に従事させる形態であります。雇い主は派遣会社であるわけですが、業務上の指揮命令は派遣先が行うということで、雇い主と使用者が分離しております。そういった意味で、労働者保護の面で通常の雇用形態とは違った特別の配慮が必要だということで、労働者保護に関する規定、それから労働者派遣という事業についての様々なルール、そういった二つの柱からなっている法律です。
    法律が初めて制定されましたのは昭和60年6月(翌昭和61年7月施行)でございますから、14年ほどたっているわけでして、これまでに何度か制度の見直しが行われています。法律を制定する過程の国会の審議等でも、我が国にとって初めての働き方だということもあり、施行して3年経ったら見直しをするということが法律に付け加えられておりました。
    それを受けて、平成2年に見直しが行われております。平成2年の見直しは法改正に至らず、法律の内容を変えずに、労働者保護の徹底を期すための運用上の整備でありますとか、適用対象業務の若干の追加ということでした。その後、平成6年に高年齢労働者の雇用の安定のため60歳定年を法定化したわけですけれども、これと合わせてそのときに高齢者が自分の意欲なり、能力なりに応じて多様な働き方ができるよう、高齢者に限って派遣を広範な分野で行える特例を設けました。これは、満60歳を超える人たちについて、特定の業務だけではなく、建設、警備、製造の業務以外に幅広く派遣を自由に行えることにしようというものでした。
    それから平成8年に労働者派遣法本体の改正が行われたわけでございますが、育児休業や介護休業を取得する人たちの休業中の代替要員について派遣を行えるようにしました。合わせてこの際、これは法律事項ではなくて政令で定めているものですが、対象業務が11ほど追加されて今日に至っています
    法制定から3度にわたる見直しの中で、労働者派遣法の基本的な考え方として一貫してありましたのは、高年齢者や育児休業、介護休業の代替要員の派遣を除くと、OA機器の操作や機械の設計など専門的な知識や技術を必要とする業務、それから特別の雇用管理が必要とされるビルメンテナンス関係などといった、通常一般の単純定型的ではない業務について派遣を認めていこうというようになっていたわけです。
    専門的な知識や技術を持っている人たちから、好きな日時に好きな場所で自分の専門的な知識や技術を発揮したいというニーズが高まっている。企業の側も専門的な能力を持つ人を即戦力として必要なときに確保したいというように、需要と供給の両方からニーズが高まってきている状況に対応して、労働者の働き方の選択肢を用意しようということでした。
    ただ、その他の単純定型的な業務の分野についてまでこれを広げることになると、常用労働者と派遣労働者の入れ替えが進んでしまい、雇用の安定確保といった観点から問題が生じるのではないかという考え方に立ちまして、今、申し上げたような、専門的な知識、技術を要する分野、それからビルメンのように、通常の時間働くのではなくて、例えば人々がオフィスに出勤してこない土曜日とか日曜日、あるいは夜間に清掃するなど通常とは違った雇用管理を要する分野に限って認めていこうということで今日に至っています。
    今回の派遣法改正は、経済社会情勢が非常に大きく変化している中で、専門的な知識・技術を要する分野に限らず、もっと広い範囲で派遣労働を行えるようにしていこう、それによって労働力の需要と供給の迅速、円滑、的確な結合を図っていこう、これにより失業期間の短縮なり、あるいは、労働力の需要と供給の結合のスピードアップを図っていこうということです。これは労働者にとっても、職業紹介や縁故を通じた就職のあっせん、あるいは求人情報誌を見ての就職以外に、派遣といった手軽に利用でき、しかも派遣会社のほうで能力をかなり把握してくれていて、必要に応じて能力開発の機会もあるといった多様な選択肢が用意されるという意味でも意義のあることではないかと考えたわけであります

    何故偽装請負のままだといけないか7

    これまで労働基準監督官、労働基準監督署、特司監など説明してきました。今後は、

    さらに事件の内容を細かに説明し、何故偽装請負のままだといけないか説明します。

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    労働問題

    【山梨】県機関の派遣社員 配置替え受け 会社提訴
       処分場問題で「県が圧力」

    http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news003.htm

    甲府市内の人材派遣会社から派遣され、県の機関「ジョブカフェやまなし」(甲府市)でカウンセラーとして働いていた同社取締役の津田博幸さん(60)が、県から圧力を加えられた会社によって、担当を外されて精神的苦痛を被ったなどとして、会社を相手取り、330万円の損害賠償を求める訴訟を16日、甲府地裁に起こした。津田さんは北杜市明野町浅尾地区の廃棄物最終処分場の建設に反対している地元地区の区長代理をしており、「県の会社に対する要求は不当」と憤っている。

    県警生活安全企画課と仙台南署などは16日、労働者派遣法で禁止されている警備業へのアルバイト派遣を行ったとして、仙台市青葉区柏木、人材派遣会社「オールテイク」の本社と、同市宮城野区榴岡の営業所の計2か所を、同法違反(禁止業務派遣)容疑で捜索した。

    【北朝鮮の核実験】 北関連の派遣会社捜索、前社長はミサイルエンジン精通

    http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7000/news/20061129it06.htm

    在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の「在日本朝鮮人科学技術協会」(科協)の顧問(74)が社長を務めていた川崎市内の人材派遣会社が、無届けで労働者を派遣したとして、神奈川県警外事課は29日、労働者派遣法違反の疑いで、この前社長宅や同社などを捜索した。

     前社長はエンジン工学の専門家で、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した時期に北朝鮮への渡航を繰り返していた。また朝鮮労働党の工作機関が科協に対し、先端技術を本国に提供するよう指示していた文書も、警察当局が押収しており、同課は、北朝鮮のミサイル開発で科協が果たした役割についても調べている。

    (2) 米主導の新自由主義を批判 エクアドル大統領 就任

    http://www.asahi.com/international/update/0116/010.html

     「80年代末からの新自由主義がもたらしたのは汚職と経済的従属、対外債務だった」

     「人間の労働は工業製品ではないのに、新自由主義は企業の必要にあわせて使い捨てできる、ただの道具にしてしまった。非人間的だ」

     経済危機に陥っていた同国は、00年に現地通貨を米ドルにした。インフレは収まり、経済成長率も回復したが、物価が上昇し格差も拡大した。

    非正規を直接雇用 再建中のKBS京都関連社

    http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-16/2007011601_02_0.html

    京都の地方放送局・KBS京都(社員百六十人)の京都放送労働組合(KBS労組)が、同社の関連会社「KBS京都カルチャーセンター」で働く非正規労働者の直接雇用を実現させ、正社員化への一歩を勝ち取りました。労組は、これを力に、引き続き五人の非正規・関連労働者の直接雇用をめざして、今月中にも会社に迫ります。

     新聞労連ジャーナリスト大賞決る

    http://www.asahi.com/national/update/0112/TKY200701120334.html

     日本新聞労働組合連合は、平和や民主主義に貢献した記事などを表彰する第11回新聞労連ジャーナリスト大賞を11日発表した。大賞には東奥日報の「Xバンドレーダーを問う」など米軍再編問題を扱った一連の記事が選ばれた。そのほかの受賞作は次の通り。

     【優秀賞】製造業の偽装請負を追った一連の記事(朝日新聞)▽「沖縄返還をめぐる日米密約 元外務省局長の証言」(北海道新聞)

     【特別賞】「奈良・妊婦死亡」など救急搬送システムを問う一連の記事(毎日新聞)▽連載企画「憲法のあした」(茨城新聞)

     【疋田桂一郎賞】「生命のメッセージ展」(下野新聞)▽低年齢児の性同一性障害を扱った一連の記事(神戸新聞)

    松下プラズマディスプレイ社 偽装請負事件

    4月24日の徳島労働局の回答について

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50456300.html

    この回答については私や徳島で闘っている光洋シーリングテクノで働いている労働者の皆さんだけでなく、日本の全ての労働者にとってもとても重要な回答ですので、徳島の光洋シーリングテクノの方々のページをそのままコピーさせていただきます。(少し私の意見を述べさせていただいております)

    (2) 【宮城】警備業に違法派遣したとして 人材派遣会社を県警が捜索

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    求人の年齢制限禁止を自民検討 再チャレンジ促進の一環

    企業の不祥事はもういい加減にしてほしい
    そのためにはもっと本気で「CSR」に取り組むべき
                本誌編集発行人・ジャーナリスト 川崎 明

    http://www.asyura2.com/0610/hasan48/msg/1026.html

     ともあれ、この問題の本質は、ここ数年、経営の基本概念として社会的にもようやく浸透してきた「CSR」(企業の社会的責任)が、まっとうな経営のガバナンス(企業統治)として、この国ではほんとに定着しているのだろうか、問い直されているということではないだろうか。

    何故企業不祥事がおこるのか。経営者及びその社員が、違法行為に慢性化しているからである。それと、それを監視する役人との癒着である。役人による取締りを強くし、公僕としての誇りを持たせるべきです。

    求人の年齢制限禁止を自民検討 再チャレンジ促進の一環

    http://www.asahi.com/life/update/0117/006.html

    自民党は17日、企業が労働者を募集・採用する際に、年齢による制限を原則禁止する方向で検討に入った。

    本来は、年齢採用などなくすべきです。どれだけのキャリア及び職務能力を測るかが人事採用者に求められるものです。よって人事部というものをなくすことが必要です。

    「働く人、敵に回せぬ」世論読み誤った残業代ゼロ断念

    http://www.asahi.com/politics/update/0116/014.html

    一定条件の会社員の残業代をなくす「ホワイトカラー・エグゼンプション」(WE)の法案提出を見送ることになった背景には、夏の参院選を前に「サラリーマンを敵に回したくない」との与党の判断に加え、世論の反発を読み誤って、導入を急いだ政府の拙速な姿勢がある。だが、WEは、パート労働法改正や最低賃金の引き上げなど、一連の労働法制見直しとセットで調整してきた経緯があり、経済界の反発は必至。他の法案審議にも影響を与えそうだ。

    普通のサラリーマンの残業をゼロにしようとするからおかしくなるのです。裁量権を与えられるサラリーマンであれば、おのずと残業ゼロでしゅうろうしております。

    残業代の割増率引き上げ、与党が法案提出を要求へ

    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070117i114.htm?from=main1

    与党は17日、政府が通常国会で目指す労働法制の見直しについて、法案として提出を見送るのは「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」制に限定し、残業代の割増率(現行は25%増)引き上げなどの他の改革は、予定通り関連法案提出を政府に求める方針を決めた。

    日本の残業代の割増率が低い為、サービス残業などがおこるのです。アメリカ並みに50%割増にすれば、必然と企業は、おかしなサービス残業をしなくなるし、労働形態もより生産性がある形態に変わっていきます。

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    何故偽装請負のままだといけないか10

    何故偽装請負のままだといけないか。

    約5年前、派遣先Y社の子会社(偽装請負)が、Y社の期間工募集という求人誌を出し、応募しました。派遣元の面接をし、Y社にも面接にいき、就労しました。就労して1年半後、派遣先であるY社の正社員の運転による事故にて私は、右手を挟まれました。その加害者は、その場をはなれ、どこぞに逃げてしまったのです。その場の派遣先正社員もすべて逃げてしまったのです。休日出勤でしたので、設備を作っている業者が私を見つけ助けてくれました。何故、派遣先正社員は、このような行動をしたか。偽装請負であるから、事故を犯した場合、派遣先正社員には、責任がなくその場にたずさわってはいけないということを知っていたからです。その当時は、面接にいった会社が、派遣会社とは誠に世間知らずですが、知らなく、健康保険書を見て、子会社の名前になっていましたので、合法的な労働形態であるのかなという感じで就労しておりました。なぜなら、派遣先が、一部上場企業であり、派遣元が、その子会社であるからです。社名ブランドも世界に届いております。ただ、怪我がある程度というより、その事故が起こってから派遣元、派遣先、労働基準監督署、警察署の動きがおかしくインターネットにて労働相談をしたら、違法な偽装請負ということがわかりました。その後が、もっとひどい事態になります。

    偽装請負に対する当面の取組について
    この発表全体に関すること及び職業安定行政
    の取組について
     職業安定局需給調整事業課  課長   坂口 卓
     課長補佐   松浦 大造
     電話      03-5253-1111(内線5311)
         03-3502-5227(夜間)
    労働基準行政の取組について
     労働基準局監督課  課長  大西 康之
     中央労働基準監察監督官  高井 吉昭
     電話      03-5253-1111(内線5562)
         03-3595-3203(夜間
    http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/09/h0904-2.html

    偽装請負問題2

    偽装請負解消後のあるべき姿は?

    http://www.miurakazuo.net/archives/50711578.html

    製造ライン工程における偽装請負が今、厳しい環境にさらされています。
    偽装請負_東洋経済など 7月末から3日間連続、朝日新聞が一面トップで告発記事を掲載。それが”火つけ役”となって、週刊東洋経済が「若き『請負』労働者たちの”喪失”」(9月16日号)、週刊エコノミストが「なくならない偽装請負 都合よく動かされる労働力」(9月19日号)と、示し合わせたように大々的に特集を組んでいます。
     一連の報道で、今、メーカーを中心として契約の見直し作業が進展し、準じて請負元も混乱の中で改善し始めているようです。この問題をめぐる将来の解消策はあるのでしょうか?
    洪水のような告発記事を見ると、どうも誰かが情報操作しているとしか思えませんね。偽装請負はメーカーがその体質を変えない限り、撲滅は不可能との判断があって、朝日新聞が企業名を出して掲載しました。
     とくに、日本経団連の会長会社であるキャノンを筆頭に報道したのですから、経団連側も大慌てです。荒療治ですが、関係者の話を総合すると、「長年にわたってきた工場労働の適正管理は、ああでもしないと体質改善は無理。実名を出した朝日記事の意義は大きい」との見方が他方から出ています。

    何故偽装請負はいけないか2

    今後、偽装請負を取り締まる労働基準監督官、及び需要供給調査官について調べてみましょう。
    労働基準監督官とは厚生労働省に専門職として採用された国家公務員(旧国家公務員上級乙相当であり現国家公務員Ⅱ種より上位扱い)である。稀ではあるが「労働Gメン」ということもある。主に厚生労働省の各部局等・都道府県労働局・労働基準監督署に配置され労働基準関係法令に係る行政事務を行っているが、労働基準関係法令違反事件に対して特別司法警察職員として犯罪捜査を行う権限がある。小型武器(拳銃)の携帯や使用は認められていない。また、使用する車両も緊急自動車の指定を受けていない。これは職務の性質上、これらの権限を行使する必要性がほとんど無いからであると考えられる。
    労働基準監督官が取り扱う労働基準関係法令は、労働基準法・労働安全衛生法などがある。労働基準法第101条・労働安全衛生法第91条などにより、事業場に立ち入ったり、関係者への質問、帳簿や書類その他の物件の検査などを行ったりすることができる。事業場に立ち入るときは、特に通知する必要は無く、また、犯罪捜査が主体ではないことから、捜査令状の必要も無い (なお、特別司法警察職員として、家宅捜索・逮捕の際は警察と同じく裁判所が発行する令状が必要である)。なお、立ち入りの際は労働基準法第101条第2項の規定により身分を示す証票を携行しなければならず、事業場等から身分を明らかにすることを求められたときはこれを提示するのが通例である。
    全国の年間送検事件数は、特別司法警察職員の中では海上保安官の次に多い。平成16年の送検事件数は1,339件(資料出所:労働基準法に基づく監督業務実施状況)。
    採用後は独立行政法人労働政策研究・研修機構に属する労働大学校(埼玉県朝霞市)における研修が採用時、採用5年目、監督署課長就任時、監督署長就任時などに行われるほか、選抜された者は管区警察学校や日本原子力研究開発機構へ派遣されて必要な知識の習得を行う。
    都道府県労働局長等の一部の幹部ポストは労働基準監督官であることが要件となっているが、本省の(部長~筆頭課長補佐級の)厚生労働事務官・厚生労働技官が局長に就任する、あるいは都道府県労働局採用の厚生労働事務官・厚生労働技官を局課・室長に登用する場合には、その間のみは労働基準監督官として発令される。年齢構成のアンバランスから労働基準監督署長に就任可能(概ね43歳以上)な労働基準監督官が不足している都道府県労働局では、局専門官級の厚生労働事務官・厚生労働技官を、本人の希望・能力により他の都道府県労働局の労働基準監督署次長としての2年間の経験を積ませた上で、労働基準監督署長として帰任させる「政令監督官制度」と呼ばれる特例制度もある。
    労働基準監督署に配置された労働基準監督官(署長、次長を除く)は、主として定期監督、申告監督、災害時監督・災害調査、再監督、(司法警察事務と称している)捜査、調査、集団指導などの業務を行っている。定期監督とは、経済動向・労働災害発生状況・遵法状況などの分析結果から、1年間あるいは複数年間にわたる監督対象事業場のリストを作成して、計画的に事務所・工場・建設工事現場などの巡回あるいは労働基準監督署への呼出を行い、労働基準関係法令の遵守状況を確認し、法令違反があった場合は是正勧告を行う。平成16年の定期監督の実施件数は122,793件(資料出所:労働基準法に基づく監督業務実施状況)。
    災害時監督・災害調査とは、労働災害が発生した場合に行われ、災害原因の究明と再発防止指導を主として行うが、労働基準関係法令の遵守状況も確認し、法令違反があった場合は是正勧告を行う。再監督とは、是正勧告した法令違反の是正状況を確認し、是正されていない場合は、原則として(司法事件と称している)刑事事件に切り替えられる。

    なお、定期監督、申告監督、災害時監督・災害調査にて重大・悪質な法令違反が認められた場合は、是正勧告を行わず、即時に刑事事件に切り替えられる。
    捜査では、刑事事件に切り替えられた事案を対象に、警察等の他の捜査機関と同様に、刑事訴訟法による捜査を行い、労働基準関係法令違反の被疑事件を検察庁へ送致・送付する。

    調査とは、未払賃金立替払、許可・認可等の実地調査を行う。

    集団指導とは、多数の事業場を一度に呼び出して、労働基準関係法令の遵守、労働災害発生の防止などを説明する。
    労働基準監督官が行う捜査
    労働基準監督官の司法警察職員としての権限を内部では「伝家の宝刀」と称している。

    捜査に関する規定は特に存在せず、実務上は犯罪捜査規範(国家公安委員会規則)を準用している。
    国家公安委員会規則http://www.google.com/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2006-21,GGLG:ja&q=%e5%9b%bd%e5%ae%b6%e5%85%ac%e5%ae%89%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a%e8%a6%8f%e5%89%87
    労働基準監督官が被疑者を逮捕することが少ない理由は、手錠・捕縄は配備されているものの、逮捕した場合の拘置先として拘置所あるいは警察の留置場を借用する必要があり、その手配が非常に煩雑であるためである。また、労働災害関係の事件の被疑者は高い社会的立場を有することが多く、したがって逃亡の恐れが無く証拠隠滅の恐れも少ないためである。加えて、労働基準関係法令違反が悪質・重大な犯罪であるとは考えない検察官も少なからずおり、逮捕後の勾留に難色を示すという事情もある。
    一方、サービス残業・賃金不払・労災隠しなどに対して事務所や関係者の自宅への家宅捜索が積極的に行われる理由は、これらの事案は証拠隠滅の恐れがあり、強制的に証拠品を差し押さえる必要が多々あるためである。警察との協力関係は、厚生労働省と警察庁が捜査共助協定を締結していないため、非公式な個人的関係によらざるを得ない状況であり、全く協力を得られない場合も多々ある。捜査実務の習熟程度は、必ずしも労働基準監督官としての経験年数に比例せず、むしろ手がけた事件数、胆力、センスによるところが大きく、幹部よりも捜査実務に優れた若年の労働基準監督官が存在することも珍しくない。

    労働災害の捜査の流れ
    労働災害の発生現場の検証・実況見分を行い、労働災害の発生状況を明らかにする。
    労働安全衛生法に定められている措置をすべき者を確定する。
    労働安全衛生法に定められている措置を怠っていたことを確定する。
    新聞の一面をかざるような大事故、あるいは爆発、中毒、放射線障害など特異な労働災害の場合は捜査に長期間を要することも多い。なお、警察も労働災害のうち大事故などについては業務上過失致死傷罪の容疑で捜査を進めているので、検察庁へは、労基署と警察が同じ日に送検するよう事前調整されることもある。
    労基署は労働基準法違反、警察は職業安定法違反や労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律(労働者派遣法)違反として合同捜査を行うものである。人身取引対策行動計画に基づき、人身売買に関連して、外国人労働者への強制労働などの労働基準法違反がある場合には、警察、入国管理局と合同捜査を行うよう、厚生労働省から特に指示が出されている。
    労働基準監督官に階級は無い。地方の出先機関である都道府県労働局と労働基準監督署の場合、役職によって上下関係が位置づけられ、都道府県労働局と労働基準監督署で労働基準監督官が就任する役職を比較すると概ね次のようになる。
    労働局長
    労働局部長(監督署長級)
    労働局課・室長、主任専門官等(監督署長級)
    労働局課・室長補佐、専門官等(監督署長、次長、第一方面主任監督官級)
    労働局係長等(監督署主任監督官、課長、副主任監督官、係長級)
    地方勤務者の役職の序列(例)
    筆頭署長、大規模署長
    中規模署長、局課・室長、局人事計画官、局主任監察監督官、局統括特別司法監督官、局主任賃金指導官、局主任産業安全専門官、局主任労働衛生専門官など
    中~大規模署次長、小規模署長、局総務課長補佐、局企画室長補佐、局監察監督官、局副統括特別司法監督官など
    中~大規模署第一方面主任監督官、局課・室長補佐、局労働紛争調整官、局特別司法監督官、局専門監督官、局賃金指導官、局産業安全専門官、局労働衛生専門官など
    中規模署第一課長、中~大規模署の次席の主任監督官、中~大規模署の安全衛生課長
    小規模署第一課長、局総務・人事・企画・監督係長
    中~大規模署の三席以下の主任監督官、小~中規模署の課長、局係長
    署の副主任監督官・監督係長、局係長
    労働基準監督官の昇進
    採用からの3年間は、出身都道府県の属する地方以外の労働基準監督署に配置され、第一線の業務経験を習得する。この後、労働基準監督官の昇進経路は、本人の希望と能力に応じて、2通りに分かれる。全国異動を選択した者、採用から3年後の広域異動時に厚生労働省へ異動した者は、大部分がその後、本省係長、都道府県労働局課長、本省課長補佐・専門官等、都道府県労働局部長、都道府県労働局長あるいは本省課・室長と昇進する。 ただし都道府県労働局長あるいは本省課・室長まで昇進する者は一部である。指定職である各地方の筆頭労働局長(北海道、宮城、東京、愛知、大阪、広島、福岡)まで昇進する者はごく限られた者である。
    【地方勤務を選択した者】採用から3年後の広域異動時に他の都道府県労働局へ異動した者は、大部分がその後、採用から7年後に希望する都道府県労働局へ異動し、その後は同一の都道府県労働局管内で勤務し、監督署の副主任監督官・係長、労働局係長、監督署主任監督官・課長あるいは労働局(総務・人事・企画・監督など)主要係長等、監督署第一方面主任監督官、労働局課・室長補佐あるいは専門官等、監督署次長、小規模監督署長、中規模監督署長あるいは労働局課・室長、主任専門官等、大規模監督署長と昇進する。各都道府県労働局管内で最も序列の高い監督署は筆頭署と呼ばれるが、筆頭署の署長に就任できず退官する者も少なくない。
    【昇進の仕組みなど】昇進は試験制度によらず、採用年次、年齢、能力による選考が行われているが、現在のところ、能力はあまり重視されておらず、採用年次と年齢が重要視されており、労働基準監督官として採用された時点で、事実上、署長就任が約束されている。地方勤務を選択した者でも、採用7年経過時点で行政職(一)俸給表4級に昇任し、またこの時点で監督署主任監督官・課長の昇進資格を得る。その後、おおむね、40歳代前半には行政職(一)俸給表7級に昇任する。
    しかし、行政職(一)俸給表8級以降は都道府県労働局や労働基準監督署へ配布された定数が限られていることから、昇任が頭打ちとなる傾向にあり、その職務の専門性に比べて処遇は悪い。また平成初期には「俸給の調整額」を適用して処遇改善を求める動きがあったが、労働組合「全労働」が、労働基準監督官のみならず事務官・技官にまでも「俸給の調整額」の適用を求めることに固執したために、結局現在まで「俸給の調整額」は適用されていないままである。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%9F%BA%E6%BA%96%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E5%AE%98
    しかし、労働基準監督官というものは、概ね下記のように指導業務か許認可業務であります。
    事業場に対する監督指導
    重大な法令違反事案等についての司法処分
    事業主等から提出される許可申請、認定申請、届出等の処理
    申告、相談等の処理
    ボイラー等の落成検査
    災害調査、統計調査の実施
    労災保険の給付
    労働保険料の算定基礎調査
    司法処分、つまり犯罪の捜査といっても、任意の事情聴取や帳簿の検査、現場の検証なんかをやって証拠固めの上書類送検……というのが普通みたいです。軽い違反だと、司法処分に回すのではなく違反の是正を促す勧告などを出して、相手がこれに従えば裁判沙汰にはしない。例えば、労働条件については労働基準法に基づく是正勧告を出し、労災防止のためなら労働安全衛生法に基づく使用停止等命令を出す、あるいは法令違反には至らずとも改善が求められる事項があれば指導票を書くetc。
    聞くところによると、逮捕もあまりおやりにならないようですから……。もちろん、これにはきちんとした理由があります。何となれば、労基の目指すところは労働基準・労働環境の維持向上。これはまさしく行政指導で達成されるものです。司法警察権を行使しての処分は、関係者を処罰するためのものであって、企業等に対し行政上の措置を命ずるものではないため、労働条件の向上には直結しません。だからこそ、労基は行政指導と処分を多用する方向にある訳です。
    何故偽装請負を労働基準監督官が過去及び現在も無視をしてきているかを検証してきます
    主に実例として静岡県の磐田労働基準監督署の監督官職の実例をあげながら説明したいです。

    何故偽装請負のままだといけないか3

    労働基準監督署とは、どういう組織か。労働基準監督署は、厚生労働省の各都道府県労働局の管内に複数設置される出先機関で、都道府県労働局では厚生労働省の内局である労働基準局の指揮監督を受けつつ管内の労働基準監督署を指揮監督する。労働基準法に定められた監督行政機関として、労働条件及び労働者の保護に関する監督を行う。略して労基署あるいは監督署と呼ばれる。
    名称のとおり最低労働基準の遵守について事業者等を監督することを主たる業務とする機関である。その他、労働災害防止の指導や労災保険の給付、個別労働紛争の調停斡旋なども行っている。
    組織
    労基署長は原則として労働基準監督官試験に合格した労働基準監督官が務めることとされている。また例外として、国家公務員初級・中級試験に合格して都道府県労働局に採用された、概ね50歳以上の厚生労働事務官・厚生労働技官が労働基準監督官に任命されて労基署長を務めることも稀にある。

    労基署長には、警察署長、税務署長のようにキャリアが就任することはない。その理由は、労基署長は管理者であると共に労基署の筆頭労働基準監督官でもあることから高度の専門的知識と経験が必要であること、組織が少人数であり多忙であるため「お客さん」としてキャリアを配置する余裕がないためである。
    各労基署の職員数は相当の差があり、最大の労基署では職員数が100名以上、最少の労基署では職員数が6名である。

    署長
    次長(全ての方面制署と一部の課制署に置かれる。労働基準監督官が就任する。また一部の大規模署には2人の次長が置かれ、監督・安全衛生・業務担当と労災補償担当に分かれる。)
    【方面制署(中~大規模の労基署)】
    労基署の規模によって3~6人の方面主任監督官(課長級、全員労働基準監督官である)が置かれ、職名は第○方面主任監督官である。各方面主任監督官には部下の副主任監督官・監督係長・役職を持たない労働基準監督官などが配置される。各労働基準監督官は労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法などの労働基準関係法令を事業場が遵守しているか監督し、法令違反があり是正勧告に応じない、あるいは違反態様が重大・悪質な場合は刑事訴訟法に基づき捜査を行う。それぞれの各方面は課に相当し、各方面主任監督官の格付けは対等ではあるものの、第一方面主任監督官は監督・取締部門である各方面の指導・総合調整を行い、署長、次長に次ぐナンバー3の役職であり、事実上は次席以下の方面主任監督官の上司にあたる。
    安全衛生課
    労働災害、職業性疾病の防止、クレーン・ボイラーなどの検査を行う。課長は厚生労働技官あるいは労働基準監督官が就任する。中規模署では安全衛生課が置かれないこともあり、その場合は次席の方面主任監督官が安全衛生課長の業務を行う。課長以外に産業安全専門官・労働衛生専門官・放射線管理専門官・係長・主任・係員などが配置される。
    業務課
    庶務、庁舎管理、賃金構造基本統計調査、会計、労働者災害補償保険の保険金支払を行う。課長は厚生労働事務官が就任する。課長以外に係長・主任・係員が配置される。
    労災課
    労働者災害補償保険の給付事務、労働保険料の徴収を行う。課長は厚生労働事務官が就任する。課長以外に給付調査官・適用指導官・係長・主任・係員などが配置される。また常勤職員以外にも多数の非常勤職員・臨時職員が配置されており、労基署の各方面・課の中では最も人数が多い。
    (注)労基署の規模によって「労災第一課」、「労災第二課」の2つの課に分かれていることもある。
    各方面・課の業務は分かれているが、各方面と安全衛生課は密に連携をとりながら業務を行う。
    【課制署(小~中規模の労基署)】
    課制署は2あるいは3の課が置かれている。3の課が置かれている労基署は
    第一課
    方面制署の各方面、業務課の所掌事務を行う。課長は労働基準監督官が就任する。ほとんどの3課制署には次長が置かれておらず、第一課長は、署長に次ぐナンバー2の役職である。
    第二課
    方面制署の安全衛生課の所掌事務を行う。課長は厚生労働技官あるいは労働基準監督官が就任する。
    第三課
    方面制署の労災課の所掌事務を行う。課長は厚生労働事務官が就任する
    2の課が置かれている労基署は
    第一課
    方面制署の各方面、安全衛生課(注)、業務課の所掌事務を行う。課長は労働基準監督官が就任する。2課制署には次長が置かれておらず、第一課長は、署長に次ぐナンバー2の役職である。
    第二課
    方面制署の労災課の所掌事務を行う。課長は厚生労働事務官あるいは厚生労働技官が就任する。
    (注)各都道府県労働局によっては、第二課が方面制署の安全衛生課の所掌事務を行う労基署も存在する。
    年々、厚生労働事務官・厚生労働技官は減員され、労働基準監督官だけは着実に増員されている状況である。しかし労基署の現場では増員されたはずの労働基準監督官が監督・取締部門の増員にあてられることはほとんどなく、主として事務部門の減員の補充にあてられているのが現状である。労基署には、労働基準監督官、厚生労働事務官、厚生労働技官の3つの官名の職員が混在して配置され、これを三官制度と称している。
    労基署内で厚生労働事務官・厚生労働技官と同一業務に就くことは少なく、検察官と検察事務官のような主従関係にあるわけではない。しかしながら労働基準監督官と厚生労働事務官・厚生労働技官はその処遇が明らかに異なるので、本音の部分では互いに距離を置いた関係のようである。また、上意下達の職場風土はなく部内では「独任官」とも称されているように、捜査を含めて業務は基本的に単独で行い上司からの命令を受けることは少ない。そのためか職務遂行能力は個人差が大きい。
    厚生労働事務官は、国家公務員II・III種試験に合格して都道府県労働局に採用され、同一の都道府県労働局内で勤務していく。優秀な者は局総務課に若年時から配置され、優秀でない者は局総務課勤務経験がない傾向にある。局総務課の総務・人事・会計係長あるいは局企画室の企画係長の経験者は将来を嘱望されている事務官のエース的存在であり、その後労基署課長を経て、局企画室長補佐、局総務課長補佐、局人事計画官といったキーポストを務め、局課・室長へ昇進していく。中には労働基準監督官や厚生労働技官へ転官し、労働基準監督署長、安全衛生課長等を勤める者もいる。厚生労働事務官は庶務等の管理部門・労災補償部門・保険関係成立の適用部門・徴収部門の相互に異動し、場合によっては労働基準の相談・調査部門に配置されて労働基準監督官の業務の一部をこなすこともある。
    労災補償調査については患者の面接等により確認して障害の等級を定める事になり、医学的知識の習得が不可欠である。労働保険(労災・雇用)の保険料の徴収に関する事務を扱う厚生労働事務官は、所管の労働保険徴収法に国税徴収法の準用規定があり、滞納処分の一環として捜索・差押を令状なしで執行する権限を有する。徴収に従事する厚生労働事務官は、税務署とは異なって一人一人が独立した権限を持つ。補償部門も徴収部門も専門的な知識が必要である。ほとんどの都道府県労働局では国家公務員II種試験合格者とIII種試験合格者の昇進・昇任は全く変わらない為に、まずは経験年数が優先され、高校や専門学校卒業後直ぐに就職した厚生労働事務官と大学や転職組の厚生労働事務官では扱いが変わり、学歴ではなく勤続年数により先輩後輩の序列ができる。あくまで現場で何年もまれてきたかの経験が物をいう世界となっている
    厚生労働技官は、理工系の大学・高専・高校を卒業し、国家公務員II・III種試験に合格して都道府県労働局に採用され、同一の都道府県労働局内で勤務する。局安全衛生課(大規模な労働局では安全課・労働衛生課に分かれる。)と署安全衛生課のみに勤務することが多く、専門性は高いが、一方つぶしがきかなくなる(安全衛生以外の業務経験がないため、他の業務ができない)という問題もある。とりわけ局課長補佐級以降は、就任させるポストがないという事態になりがちである。そのような事態を防ぐために、近年では若年時から厚生労働事務官の業務である庶務会計・労災補償に積極的に配置するようにしているようであるが、そのため厚生労働技官の専門性が向上しない、厚生労働事務官に比べると慣れない業務への異動が多いといった不満も出ており、三官の中では「冷や飯」食いの立場にある。
    また労働基準監督官や厚生労働事務官は業務において海千山千の中小企業経営者や行政の立場から見て理不尽とも見える要求をする労働組合及び労働災害補償支援団体等を相手に苦労しているのに対して、厚生労働技官は主に大中企業の建設業及び製造業の安全担当者等を相手にしており苦労する機会が少ない。そのため対人折衝能力は高くなく、大上段に構える者もいる。
    近年はクレーンやボイラーの検査と言った主力業務も減少しており常に技官不要論が出ている。そのため近年は安全衛生指導を主力業務に据えている。技官独自の職務領域が減少していることから採用を中止して「労働基準監督官試験B(理工系)」合格者の労働基準監督官を安全衛生業務に充てようとする動きはあるが、依然として厚生労働技官の採用は続けられている。局課長補佐級までの昇進・昇任の速さは厚生労働事務官と基本的に同じである。中には労働基準監督官へ転官し、労働基準監督署長を勤める者もいる。
    非公式のようではあるが、以下の労基署の序列がある。

    Aクラス署  四以上の方面を置く署(大規模署)、各都道府県労働局の筆頭署(大規模~中規模署)
    Bクラス署  三の方面を置く署(中規模署)
    Cクラス署  三の課を置く署(中規模~小規模署)
    Dクラス署  二の課を置く署(小規模署)

    何故偽装請負のままだといけないか4

    労働基準監督官及び労働局事務官が、偽装請負を調査しなかった理由
    1.監督官、事務官の出世の問題
    労働基準監督官にしても労働事務官にしても万人出世はしたいものである。しかし、業務能力と出世と比例しないのが、役所の人事である。基本的には、採用時の公務員試験である。そこの成績にてある程度昇進のレベルがみえてくる。その成績順位は、監督官、事務官それぞれしることができる。製造業における偽装請負の犯罪者は、主に大手企業である。地方労働局は、キャリア官僚ではなく、ノンキャリアといわれている役人です。大手企業に睨まれて出世の道を閉ざしたくないというのが本音です。
    また、採用時、地元の政治家などにお願いして入省したものもわずかであるがいる。身内が、地元の有力企業に勤めている者もいる。基本的には、地元の大手企業には、逆らえない程、役人の力が衰えているということである。よって労働法をあまり知らない労働者に対しては、アエラの記事のように追い返しを行ったり、嘘の助言をしたり、製造業の工員に対しては、横柄な態度をしたりするのである。大手企業及び地元の大手企業の労務担当者は、労働局および労働基準監督署に対しては、そのようなことは知っているので、マスコミの1面に載るような労災死亡事故以外に対しては、他の方面に気を使うのである。
    他の方面というのは、労災隠しであります。労災にて事故後4日以上休職すると、死傷病報告をかかなければなりません。偽装請負の場合、派遣元のみの報告でよかったのです。しかし、改正派遣法により製造業を認めたため派遣先も死傷病報告は、労働基準監督署に提出しなければいけません。派遣先直接採用ですと、労災報告は、自らしなければならず、大手企業の場合、自らの責任を放棄したいため、労災保険料を上げたくないために偽装請負を選択したのだと考えています。
    2.労災隠し
    労災隠しは、犯罪です。しかし、これも労働基準監督署の監督官、事務官は、あまり捜査をしません。新聞の1面に載れば仕方が無く捜査というより調査をしますが。最近では、シャープの工場における労災飛ばしの事件がいい例です。
    労災、場所偽り報告 シャープ下請け会社
    http://scrapbook.ameba.jp/binbou_book/entry-10015810093.html
    この事件は、すでに新聞に載っているので、この吉岡さんのプログを見ている方はご存知のことと思います。その件にてある程度お話します。
    この告発があったとき、一人のベテラン記者が取材をしようとして愛知労働局に取材にいきました。記者は、管轄が愛知労働局ということで取材にいったのですが、管轄は、三重労働局であったのです。その後、三重労働局に取材にいき、当初は、事務官及び労働基準監督官も捜査する気もなかったのですが、間違えて愛知労働局にいった事が幸いし、三重労働局が、他県の労働局が知った以上仕方が無いから調査するという状態だったようです。
    労災隠しについては、厚生労働局労働基準局より各県労働局労働基準部長宛に通達がでています。http://www.joshrc.org/~open/files/20010117-001.pdf
    三重労働局としては、労災隠しがあろうとも捜査しようとする気は、まったくなかったということです。労災被害者本人が告発してもたぶんしないでしょう。ベテラン記者が、取材してもしません。ただ、他県に情報が流れたからしぶしぶ捜査したのです。
    3、労働事務官、労働基準監督官の怠慢
    ここまでお分かりのようにノンキャリアの役人が、出世するには、実力主義の民間企業とは違い、いかにトラブルをうまく隠し表ざたにしないかというのが、役人の出世にかかわってくるのです。仕事をすると、トラブルが表に表れるのであえて仕事をしないというのが現状です。ただし、賃金不払い、サービス残業などは、捜査が割かし簡単であること、証拠などが、残りやすいなどの原因にて調査するということです。労災の場合、被疑者が、大手企業などになるとまずしません。やりたくないのです。
    磐田労働基準監督署のW基準監督官との交渉
    地元の組合と一緒に、W労働基準監督官と折衝しました。
    労災ひき逃げ事故に対して何故事故調査しないのかと聞いたところ、年金相当の障害若しくは、死亡労災であれば調査するが、その他の場合は、捜査及び調査をしません。忙しいんです、という返事が返ってきました。又、偽装請負、二重派遣の実態を説明しても、偽装請負と派遣の違いは、分かりませんとの返事、二重派遣にしても、二重派遣されている労働者を連れて来いなどと全く仕事をしようとしませんでした。
    ちょうどこの時期、共産党が国会質問にてニコンの過労死における偽装請負の問題を追求していた後です。
    第156回国会 厚生労働委員会 第17号平成十五年五月二十九日(木曜日)
       午前十一時一分開会
    国務大臣(坂口力君) 法律を守らない話は、これはもう別な話でありまして、いわゆる働く人たちの選択肢を広げるという問題とそれからでき上がった法律を守らないのとは、それはもう別の話でありますから、これはもう法律は守る、ちゃんと守るようにさせなければいけませんし、厳しく取り締まらなければいけないというふうに思っております
    ○小池晃君 私は日本の将来のことを聞いたんですけれどもね、このままでいいのかと。そのことについての大臣の基本的な見解をお聞きしたかったんですが、ちょっと時間がないので
    ちょっと確認したいんですけれども、先ほどからお話ありましたように、請負業に対する監督権限ないのは問題だと、これは考えるということでありました。私、これはひとつしっかり考えていただきたいのと、併せて、派遣労働者の権利を守るために職安行政の中に労働基準監督官と同様に司法権限を持つようなセクションを作って、やはり申告に基づいて厳正、的確に違法な事業者は摘発するんだというような仕組みもやっぱり検討していく必要があるんじゃないか。これだけ派遣労働広がっている中で、やはりきちっとこういったものを摘発をし、労働者を保護していく、やはり政府の中に監督権限を持つ部署を作っていくということと、やはりこういうセクションを設けていく、これは検討すべきではないかと思いますが、これはいかがですか。
    政府参考人(戸苅利和君) 派遣法の指導監督については、先ほど大臣も申し上げましたように、ハローワークに分掌しております今の指導監督を都道府県労働局に集中して専門的に対応していこうと、こういう考え方でやっておるところであります。今後、物の製造業ということになると、安全衛生法上の問題、それから基準法上の問題等々も出てくる可能性もあるわけで、そういったものについては当然労働基準監督官が厳正に対処するということになると思います。
     そういった意味で、我々としては労働基準監督行政との連携、これを強固にしていくと、それから労働局に集中するということで適切に対応してまいりたいと、こう考えています。
    国会にて当時の職業安定局長戸苅利和氏が、労働基準監督官が、偽装請負の中で起きる労働安全衛生法および労働基準法
    上の問題もあるので厳正に対処するといっています。しかし、このW労働基準監督官は、偽装請負というものはどういうものかと問うと、分かりませんと平然と答えるのです。ただ、偽装請負だけの問題ですと職業安定局が窓口になります。しかし、私の場合、労災にあいかつ休業が数年続いている労働者です。開いた口がふさがらないということはこのことです。
    これが、磐田労働基準監督署現次長M氏も同じようにこの偽装請負における労災に関しては、労働者を追い返します。
    調査をしても公表することはできないのだから、調査をしません。私は、忙しいのです。こんな具合いです。このM次長は、静岡労働局にて労働紛争調整官、特司監などの業務をしてきた役人です。ここで特司監について調べてみます。

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    労働問題

    派遣労働者Bさんの闘い

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50392199.html

    私は自分の松下プラズマディスプレイ社の偽装請負事件で闘うようになってから、いろいろな他の職場の方や派遣を始めとする『非正規労働者』の方と話をする機会があるのですが、その中で『非正規労働者』として、劣悪な環境で働かされた方でBさんという方がいます。本人が自分が労働組合に入って闘った3つの事件を掲載してもOKですよと許可してくれましたので、匿名の上で、Bさんの事件を掲載いたします

    東芝は、私と同じ業務に従事した同僚が、半年間に2名も自殺するという状況であったにも
       かかわらず、私の病気を労災と認めません 

    http://homepage2.nifty.com/tsbrousai/

    ●労災申請 2004年9月8日  熊谷労働基準監督署に申請 不支給決定
            2006年1月25日 埼玉労働局に審査請求申請 
    不支給決定

                 

    ●裁判(解雇無効・慰謝料請求) 2004年11月17日東京地裁
                          東芝を提訴

                            
       次回裁判 2月6日(火)16:30~  第15論準備(非公開)

    日本障害者雇用促進協会では、雇用促進法に定める1.8%の雇用をしていない企業から、一人当たり5万円を徴収し、基準以上に雇用している企業に報奨金を支払う作業をしている。
    ところが、この協会はデラックスな事務所にいて
    職員は700人、会長は元労働次官で年収三千万円。 ただ金を集めて配布するだけの仕事に、どうしてこんな仕組みが必要なのか。

    供給先(派遣先)への直接雇用

    http://www.asahi-net.or.jp/~RB1S-WKT/qa2136.htm

     民事的には、違法派遣の場合、派遣先に直接雇用されるという方向で解決するのが、労働者保護と使用者責任を明確にする点から重要です。
     しかし、実際にはなかなか直接雇用にまで至らないという問題が残っています。とくに、日本では違法派遣の場合、ドイツ、フランスのように派遣先の雇用責任を明確にした規定がないことも理由の一つです。
     しかし、職業安定法、労働者派遣法の趣旨や、使用従属の実態から労働者と使用者の関係を判断するという労働法の基本的な考え方(労働契約論)からも違法派遣の場合、派遣先に雇用責任をとらせる解決が筋の通ったものと言えます。
     暁明館病院事件では、長年月の紛争がありましたが、この職業安定法違反の追及で大阪府が指導することになり、医療行政の点から府の指導を受ける病院が改善に追い込まれ、労働側の全面的な勝利で終わっています。(『がんばってよかった 派遣から正社員へ』)

    クライン孝子 さるさる日記

    http://www2.diary.ne.jp/search.cgi?user=119209&cmd=show&num=2006022231140604504&log=2008390237&word=ヤマハ

    <<< なぜ目もくれぬ安保問題 >>>
    ところが何ということだろう。
    日本の国会は、この国の安全保障の根幹に関わる重大問題には目もくず、
    昨年より持ち越された耐震強度偽装問題、年明けとともに強制捜査が
    始まったライブドア事件、さらには米国産牛肉の再禁輸や、
    防衛施設庁談合事件を「4点セット」として大々的に取り上げ、
    まるで天地がひっくり返らんばかりの大騒ぎをしている。

    私など、当地ドイツから日本の国会におけるこの空虚な討論風景を
    眺めていると、
    いったい日本は、これで、二十一世紀を生き抜くことができるのだろうか、
    もしかすると滅亡の運命をたどるのではないか、
    と少なからず心配になってくるのである。

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    労働記事

    本物よりよほど怖いラジコンのヘリコプター

    http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060130/112848/

    ヤマハ発動機が軍事転用可能な無人ヘリコプターを中国に不正に輸出しようとしたとして,刑事告発を受けました

    単に「軍事転用可能」と聞いても,要するに農薬以外の恐ろしいものを散布したりできる,といった印象しか受けません。それなら,本物のヘリコプターよりは脅威は軽い気がしてしまいませんか? しかし実際には,本物よりもラジコンの方がよほど恐ろしかった,という実例が存在します。それが,1995年3月22日のオウム真理教に対する強制捜査でした

    「極秘捜査 政府・警察・自衛隊の[対オウム事件ファイル]」(麻生幾著,文春文庫,ISBN4-16-764401-0)という本では,オウム真理教がラジコン・ヘリコプター2機を購入したという情報に,警察と自衛隊が最後まで神経質になっていた様子が記されています。強制捜査の前日に,最後の詰めを行うところです(以下,太字は同書からの引用です)。

     ……警視庁最高幹部会議“御前会議”でもクリアーにされない問題が一つあった。“空からの攻撃”だった。
     サティアン群の一部で保管されている旧ソ連製ヘリ「ミル17」の“危険モード”はすでに低かった。駐機されていた場所には,捜査員が張り付き,飛び立つ前に阻止できる態勢にあった。すでに専従チームが編成され,「地上から1センチでも浮き上がらせるな」と厳命されていたからである。
     しかし,ラジコン・ヘリの存在は,警察庁も,警視庁捜査第一課も深刻に受け止めた。……

     警察から連絡を受けた自衛隊は,治安出動を前提として大急ぎで「治安出動準備オペレーション」の作成を始めます。

     ……何時間たっても,どうしてもクリアーできない重大な問題が障害となっていた。
     数時間前に,警察庁から伝えられた「ラジコン・ヘリ」の存在だった。……ラジコン・ヘリのように上空からの小型兵器攻撃は今まで想定したことすらない。広域にサリンは広がり,どこまでサリンが広がるか,どう流れるか,まったく予想不可能だった。

     ラジコン・ヘリの操縦に使う電波と同周波数の電波を発射すれば,操縦不能に陥れることはできます。しかし「フラフラしながら付近の民家に落下し,サリンを撒き散らすという最悪の事態」は完全には防げません。陸上自衛隊はついに,本物の攻撃ヘリコプター「AH-1Sコブラ」の投入まで決意します。対戦車機関砲を使って空中で粉砕するしかない,というわけです。

     それでも,富士山ろくであるからなんとか可能,という話でしかありません。「都市部でサリン搭載のラジコン・ヘリが飛んできた場合,ほとんど手が出せない,という事実」は残ります。ビルを背景に対戦車機関砲は撃てません。「たった2機のラジコン・ヘリは,自衛隊の想像を遥かに超える強敵だった」。この点でも,本物のヘリコプターよりラジコン・ヘリが強かったわけです。

     オウム真理教は操縦訓練に失敗して結局ラジコン・ヘリを壊してしまっていたそうですが,これが最新型の自律飛行可能なタイプだったらどうでしょう。潜在的脅威はより大きいといえそうです。言い古されたことですが,技術は悪用しようと思う人が考えると,いくらでも悪いことに使える,ということでしょうか。

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    ワーキングプア・雇用破壊と通常国会の課題

    残業代ゼロ法案、提出困難」幹事長の迫力に終戦模様 [夕刊フジ]

    http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/society/story/16fuji320070116017/

     「残業代ゼロ法案」といわれる日本版ホワイトカラー・エグゼンプションをめぐり、政府・与党内で激しい綱引きが続いている
    残業代ゼロ、法案提出見送り=安倍首相「国民の理解得られていない」
    通常国会への関連法案提出を見送る考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
    安倍政権の発足時に語られていたはずの「再チャレンジ」は、具体的な救済策はまるでなくワーキングプアも放置しながら、「頑張れ」「元気出せ」ともっぱら窮状を構造的に生んでいるシステムに手をつけず、「本人のやる気」「挑戦意欲」の問題にすり替えている。雇用破壊による生活基盤の崩壊に何ら手を打たず、もっぱら「戦争を辞さない」「軍隊の海外派遣」にひたすら傾いていく政権のあり方を正面から問題にしていきたい。
    トヨタ自動車労働組合(鶴岡光行委員長、組合員約5万8000人)は、07年春闘の労使交渉で、期間従業員やパートなど非正規社員の正社員登用の拡大と、教育の充実を求めていく方針を固めた。2月9日の評議会で正式決定する。同労組が春闘交渉で非正規社員の待遇改善を要望するのは初めて。
    ホテル「ヒルトン東京」(東京都新宿区)の配膳(はいぜん)係を解雇された従業員4人が会社側に地位確認などを求めていた問題で、労働組合側と会社側が東京都労働委員会によるあっせんを受け入れた。会社側は解決金として1月中に労組側に計約500万円を支払う。
    三菱ふそうトラック・バスの大型トラックの前輪と車軸を結ぶ部品「ハブ」で破断や亀裂が相次いで見つかった問題で、同社は近くハブのリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届ける方針を決めた。95年以降に製造された大型トラックを中心に数万台が対象となる見通し。
    日本の製造業を支えた素材加工技術を紹介する「ものづくり展」が16日、東京・上野の国立科学博物館で始まった。2月18日まで。
    柳沢伯夫厚生労働相は16日の閣議後の記者会見で、一定条件の会社員を労働時間規制から除外する「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」について「清々粛々と必要な手続きを踏んでいく」と述べ、労働基準法の改正法案の国会提出に改めて意欲を示した。

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    労働問題

    <ヤマハ発動機>異なる機種申告 関係者は違法性認識

    http://sakamotoryu.blog34.fc2.com/blog-entry-180.html

    毎日新聞の取材に対し、昨年12月に実際に輸出しようとした無人ヘリとは異なる機種を名古屋税関や経済産業省に申告した点について事実関係を認め、違法性を認識していたことを明らかにした。静岡・福岡両県警合同捜査本部もこの事実を確認しているとみられ、引き続き捜査を進める方針だ。」
    どうもこのヘリコプターの偵察性能は優れて高いようだ。GPSを搭載、偵察するための撮影は一切ブレが起こらないらしい。
     イージスでさえも、このヘリコプターをレーダー補足することは不可能であるとのこと。化学兵器を搭載すれば、「ミニ」スティルス機とも成るわけである。


     「関係者によると、中国北京市にある輸出先の「北京BVE創基科技有限公司」(BVE)との最初の接触は01年7月で、BVE側から仲介者を経ずに直接、無人ヘリ購入の打診があったという。
     捜査本部などの調べでは、02年以後昨年までに輸出された9機と、昨年12月に輸出しようとした1機はいずれも高度150メートルまで上昇できる多目的機種「L181」。しかし、ヤマハ発動機から税関などへの申告はすべて約5メートルまでしか飛行できない農業用散布ヘリ「L175」(タイプ2G)だった。この関係者は、機種を偽ることによる違法性は認識していたが、「やむを得なかった」と話している。同社の梶川隆社長は23日、「違法性などとんでもない」と語り、無人ヘリの対中輸出の合法性を強調していた。

    ネットで火がついた中国の反日運動

    http://www.iss.u-tokyo.ac.jp/~marukawa/antijapanesesentiment.htm

    200543日、中国シンセン市で日本の国連安保委常任理事国入りに反対するデモが組織され、現地の日系スーパーの看板を壊す騒ぎがあった。その直前には、日本のいくつかの企業が「新しい歴史教科書をつくる会」を資金援助しているという中国での報道がきっかけとなって、瀋陽の商業団体が日系企業の製品をボイコットする動きもあった

    偽装請負で働かされた方からご連絡を頂きました

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50383101.html

    私は、S県に住んでおりますが、昨年8月より勤めた偽装請負会社を解雇されました。 通信機器業界大手のNのS工場で、製造の仕事に従事しておりましたが、生産量の減少を理由に解雇されました。実際は一時的な生産量の増加で、一時的に足りない人手を補充する為の使い捨て要員だったにも関わらず、長期雇用と募集条件を誤魔化されて入社して、これからという時に解雇されて、再就職が決まらない内に寮を出されて、 マンガ喫茶やカプセルホテルなどで再就職先をようやく決めて、S市にある『トヨタのかんばん方式を全面的に取り入れたブレーキ会社』への請負で働く事になったのですが、ライン作業について行けず、会社から「お前は要らん」と言われ 、寮もすぐ出て行けと言われて、所持金も底を付き、困り果てた時に、共産党の市会議員へ相談して、アパートを斡旋してもらい、生活保護を受けながらようやく今の会社へ正規で勤める事が出来ました。

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    ソニー子会社で火災 けが人なし 埼玉・久喜

     「会社の体質そのものに重大な問題がある」。大手菓子メーカー「不二家」(本社・東京)

    http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY200701150336.html

    昨年11月から問題を把握しながら公表せず、今月11日に一部報道に押される形で公表。さらに4日後、新たな期限切れ原材料の使用が分かった。

    ソニー子会社で火災 けが人なし 埼玉・久喜

    http://www.asahi.com/national/update/0115/TKY200701150138.html

    15日午前2時ごろ、埼玉県久喜市清久町、電気機械器具製造会社「ソニーマニュファクチュアリングシステムズ」から出火、鉄骨3階建て約1万2千平方メートルの工場兼事務所のうち、2階と3階の約5千平方メートルを焼いた。同社はソニーの子会社で携帯電話やデジタルカメラのバックライトなどを製造していた。

    日本経団連、連合両首脳が15日会談

    http://www.asahi.com/business/update/0113/025.html

    日本経団連の御手洗冨士夫会長と連合の高木剛会長の労使トップが15日会談し、07年春闘が正式に始まる。

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    《史料》労働政策審議会での奥谷禮子委員「過労死は自己責任」発言

    植民地奴隷にする労働法改悪

    人間的生活条件も破壊

                 全国的な政治斗争に活路 

      2007年1月12日付

    http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/syokuminntidoreinisururoudouhoukaiaku%20zenkokutekinaseizitgousounikaturo.htm

    パートや派遣、アルバイト、フリーターといった不安定な非正規雇用が広がり、若者は結婚もできず生活のメドもたたない奴隷状態が急激に拡大している。このなかで安倍政府は生活できるように改善するどころか「多様化する働き方にあわせる」と財界やアメリカの要求に従い、いくら残業をしてもタダ働きさせる「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」(労働時間規制の適用除外制度)導入にむけた法案を今月の国会に提出すると発表した。「金を出せばいくら働かせてもいい」と超過密労働に駆り立てた挙句、今度は「金は出さなくても働け」というきちがいじみた体制に変えるというのである。そして今国会への提出をたくらむ労働法制には、労働契約法の新設、派遣労働法の改悪など、雇用形態の抜本的な転換が企まれている。規制改革とは労働法制改悪が基本であり、植民地的な労働者の奴隷化である。

    《史料》労働政策審議会での奥谷禮子委員「過労死は自己責任」発言

    http://alcyone.seesaa.net/article/31457824.html

    これはそういう人の妻に聞いた話ですが、バタッと死ぬのだそうです。
    これは過労死の特徴だそうです。日本の中で過労死とか、過労自殺がゼロになったら、この話はもっとお互いにできるのだと思います。しかし、現実に過労死とか、過労自殺があって、労災認定を受けたり、訴訟をやっている人もいるわけです。

    06/10/24 労働政策審議会労働条件分科会 第66回(議事録)


                        第66回 労働政策審議会労働条件分科会 
     
     
                                   日時 平成18年10月24日(火)
                                         17:00~
                                   場所 厚生労働省専用第18、19、20会議室

    (けいざい一話)資生堂「ノルマより信頼」

    http://www.asyura2.com/0610/hasan48/msg/1001.html

    「最近、売り上げはどう?」。化粧品最大手の資生堂では、そんなあいさつ代わりの言葉が禁句になりました。前田新造社長(59)が昨年4月、店頭に立つビューティーコンサルタント(BC)の売り上げノルマを廃止したからです。販売が落ち込むリスクもある試み。商品のブランドも絞り込みを進めます。どちらも、お客さんの信頼を勝ち取る狙いです。創業130年を超える会社は変わるのでしょうか。(田島幸治)

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    労働問題

    無人ヘリ不正輸出事件、ヤマハ発動機幹部ら逮捕へ

    http://ameblo.jp/nekojyo/entry-10022741951.html

    ついに逮捕が決まったようですので、これを機に以前から

    考えていた事を書きたいと思います。

    【経済】"無人ヘリ不正輸出事件" ヤマハ発動機幹部ら、逮捕へ【売国】【企業】

    http://blog.livedoor.jp/puppet_x/archives/50530669.html

    捜査本部は2006年1月に押収した無人ヘリの飛行実験を繰り返し、生物、化学兵器の散布や偵察などへの転用が可能と判断、幹部らも違法性を認識していたとみている。

    中国へのヘリ輸出でヤマハ幹部数人を逮捕 

    http://blog.goo.ne.jp/worldnote/e/674237108e6374373a0a8f96e2cf93dd

    また、中国側からヤマハ側に、ヘリの代金とは別に毎年3000万~5000万円が送金されていた。事件の全貌が明らかになるにつれ、事件の性質が露わになってきたようだ。毎年数千万円の謎の送金、不法就労の中国人ホステス、東京の貿易会社など、舞台装置が揃っている。数人逮捕は尋常じゃない。情けない話だ。

    ヤマハ発動機は去年までに、中国の企業にすでに7、8機のヘリを違法に輸出した疑いも強いのですよね

    http://www.doblog.com/weblog/myblog/71291/2621730#2621730

    おいおい、企業人よ、しっかりしてくれ。
    自分だけ儲かっても、国が衰退すれば元も子もないぞ。

    でも、日本が滅んでもいいから、自分の団体を発展させたいというのが多いんだよな。
    企業、宗教団体、政党。
    平和ボケか、利己主義か。

    http://www2.2ch.net/2ch.html

    多分ですが、中国の輸入会社(BVE)がHP上で「軍事利用可能」などと誇大宣伝してるのを見た
    アメリカのその筋から経産省の文句がきて、それで経産省が告発に動いたという
    見方もあるようです。
    実際のところ、「なぜ告発されたのか」ヤマハサイドとしては「理解に苦しんでる」というようなことを
    聞いたことがあります

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    労働問題

    吉岡さんを職場にもどす会結成総会

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50382622.html

    どこをどう解釈したら、期間工に『雇用の安定』があるのでしょうか。しかも今まで従事してきた松下の正社員の人に教えるほどにもなっていた仕事を奪い、真っ黒なテントにまで隔離して、散々嫌がらせまで仕掛けて、何が『労働者の雇用の安定』でしょうか。
     そもそも、『不安定な雇用である』派遣という働き方を無くせば良いだけの話で、こういう『人間を人間として扱わない』派遣という働き方は絶対無くさなければいけないという思いを私は強く持っております。皆さんも同じ考えだと思っております。

    業界浄化を一緒にしましょう

    http://www.miurakazuo.net/archives/2007-01.html

    派遣が禁じている警備業務で派遣をしていたという容疑。フルキャストはプロ野球・楽天の本拠地である「フルキャストスタジアム宮城」の命名権を保有していて、地元の河北新報は大々的に家宅捜査の模様を報じています。
     もう一度言いますが、フルキャストはもとより、この業全体が「やっていいいこと」「やって悪いこと」の区別を社員研修を通じて徹底し、業界浄化に取り組む必要があるのです

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    中国人、「影響力は世界で2番」の自負…日米共同調査

    対象20万人ホント? 残業代ゼロ労働

    対象となる会社員が全国で20万人って、ほんと――? 一定の条件で会社員を労働時間規制から外し、残業代をなくす「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入をめぐり、厚生労働省が持ち出した対象者数の試算が波紋を広げている。

    後継者不在の中小企業、M&Aで廃業回避

    http://www.asahi.com/business/update/0113/026.html

    廃業の瀬戸際にある中小企業を、銀行などの仲介で別の企業にM&A(企業合併・買収)してもらう取り組みが広がっている。

    高級欧州車、デザインは日本人 アウディ・BMWで

    http://www.asahi.com/business/update/0114/003.html

    欧州の高級車メーカーで活躍する日本人デザイナーたちがいる。日本メーカーが流行を素早く取り入れようと開発期間を短縮しているのと対照的に、時間をかけて「流行にとらわれないデザイン」を追求できる環境が魅力なのだという。

    中国人、「影響力は世界で2番」の自負…日米共同調査 (03じ:02分

    http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070114i201.htm

    中国人は自ら「中国はアメリカに次ぎ世界で2番目に強い影響力を持ち、10年後はアメリカに追いつく」と信じている――。

    社説 [不二家]「消費者の信頼を取り戻すには」 

    http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070113ig91.htm

    ずさんな品質管理に隠蔽(いんぺい)とも受け取れる事後対応――。

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    日野町の工場爆発:アルミ粉じん爆発 会社、工場長を起訴猶予--地検 

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000239-mailo-l25

    05年10月に日野町の東洋アルミニウム日野工場第2作業場で起きたアルミニウム粉による粉じん爆発事故で、大津地検は労働安全衛生法違反容疑で書類送検されていた東洋アルミニウム(本社・大阪市)と当時の日野工場長をいずれも起訴猶予とした

    労働安全衛生法違反:建設工事現場、重大な違反7件 労働局が立ち入り検査 /宮城(毎日新聞)

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070111-00000114-mailo-l04

    宮城労働局が県内の建設工事現場計64カ所の立ち入り検査を実施した結果、62・5%に当たる40カ所で労働安全衛生法違反に該当する問題があることが分かった。中でも、クレーン車の安全装置の不備など重大な労働災害につながる恐れがある違反が7件見つかり、同局は立ち入り禁止や機械の使用停止を命じる行政処分をした。

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    労働問題

    同じ内容の仕事をしているのに人間扱いされない現実

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50191958.html

     私たちの工程ではフリットと呼ばれる材料を扱っていましたが、これはどういった物かと言いますとであります。私は実際の話を言いますと、封着工程の中で一番フリットに接触していたのですが、2004年1月から従事して以来,松下プラズマディスプレイ社で一度も健康診断を受けさせてくれなかったのです。フリットにほとんど接触していない松下プラズマの社員さんは、その間何度も何度も健康診断を受けているにもかかわらずにです。そして,フリットにほとんど接触していないその社員さんが体内に入っている鉛の量(血中鉛)が高かったということもありました。本当に自分の身体が心配になりました。 

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    移民労働者保護を義務化 ASEANが「宣言」

    不二家 同族経営、甘い認識 隠蔽…「法令順守」二の次

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070113-00000006-san-bus_all

    大手菓子メーカー、不二家が消費期限切れの牛乳を原料にシュークリームを製造していた問題で、同社のコンプライアンス(法令順守)体制の不備に強い批判が集まっている

    生活保護申請に弁護士同行 法テラスが4月にも(共同通信)

    http://www.47news.jp/CN/200701/CN2007011201000655.html

    生活保護の受給申請を市町村の窓口で受け付けないケースが相次いでいるのを受け、法的トラブルを抱えた人の手助けをする日本司法支援センター(愛称・法テラス)は12日までに、弁護士が申請手続きに同行する事業を4月にも始める方針を決めた。

    移民労働者保護を義務化 ASEANが「宣言」

    http://www.asahi.com/international/update/0113/020.html

    東南アジア諸国連合(ASEAN)は13日、セブで開かれた首脳会議で「移民労働者の権利擁護と向上に関する宣言」を採択した。経済のグローバル化に伴い、域内でも国境を越える労働者が増えている。送り出し国と受け入れ国、さらにASEANの責任をそれぞれ明記。「人の流れ」が経済発展に欠かせない現実を認識する一方、違法移民や人身売買などの課題に取り組む姿勢を見せた。

    東急ストア、不二家商品を撤去

    http://www.asahi.com/national/update/0113/TKY200701130305.html

    東急ストアは問題となった洋菓子は販売していないが、チョコレートなどについても安全性が確認できないとして、全101店舗で撤去に踏み切った。

    細菌基準10倍で出荷 不二家、社内連絡が不徹底(01/12)

    http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY200701110411.html

    同社は昨年11月には事実を把握しており、社内の対策会議では「マスコミに発覚すれば(集団食中毒事件を起こした)雪印乳業の二の舞いとなる」という文書が配られていた。藤井林太郎社長は「ことの重大さを伝えるための表現で、隠蔽(いんぺい)するつもりはなかった」と釈明した。

    無許可の放射性物質を使用 産総研などを文科省指導

    http://www.asahi.com/science/news/TKY200701120362.html

    産業技術総合研究所(茨城県つくば市)で、許可を得ずに放射性同位元素が使われていたことがわかった。

    「生活に不安」過去最高68%、内容は「老後」過半数

    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070113i311.htm

     内閣府は13日、2006年秋に実施した「国民生活に関する世論調査」の結果を発表した。

    人材各社、医師紹介拡大 (16:29)

    http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070113AT2E1300113012007.html

    人材サービス各社が医師不足に悩む地方医療機関向けなどに、紹介事業を拡大する。結婚や出産でいったん離職した女性医師の活用や、自治体と組んだ人材の発掘を進める。

    ミスタードーナツ、商品に異物混入【マネー】

    http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm

    「ミスタードーナツ」を運営するダスキン(大阪府吹田市)は13日、今月6日以降に全国で販売した「もちもちくるみ」に石のような異物が混入していたことが分かり、問題があった商品を回収するとともに販売休止を決めたと発表した。

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    派遣の事前面接解禁へ

    炭鉱事故で死者20%減、政府「なお十分でない」

    http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0112&f=national_0112_002.shtml

    2006年に発生した炭鉱事故での死者が4746人で・・・・・・・・・・・

    派遣の事前面接解禁へ

    http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_0ca4.html

    事前面接の解禁は結構だと思っているんですよ。問題は、そうやってこいつは要らない、こいつは欲しいといって使い始めた派遣労働者に対して、派遣先企業がちゃんと責任をとるような仕組みを担保するというところにあるわけですから。現在の派遣法の枠組みが、派遣労働者の保護よりも派遣先の常用労働者のことばかりを配慮しているという八代さんたちの指摘は全く正しいのであって、じゃあ、派遣先はどういう責任をとるの?というところが欠落しているだけで。

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    フルキャストを捜索 警備業務に違法派遣容疑 宮城県警

    □安倍「残業代ゼロ法」見送りの罠 [ゲンダイ]

    http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/915.html

    「経団連トップの御手洗会長のキヤノンは偽造請負で人件費を浮かしていました。上場企業は空前の利益を上げていますが、労働者に分配するつもりはありません。安い給料で長時間、機械のように働かせることを合法化するつもりです」(五十嵐仁氏=前出)
     国民はポーズだけの断念にダマされてはいけない。
    【2007年1月9日掲載】

    低賃金長時間労働はデフレのありふれた現象  [経済・社会]

    http://blog.so-net.ne.jp/siawaseninarou

    日経新聞の日曜日版によると、法律により長時間労働により多い割増賃金を設定して過剰労働を制限するような政策が日程に上っているようである。あまり過度なものは常識的に制限するのがよい。しかし

    外資のM&Aを推進、日本企業の解体・外資売り渡しを加速
    労働関連法を次々に改悪し、派遣社員やニート激増の小泉改革

    http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu135.htm

    80年代頃までは戦前に生まれ育った人が残っていて、経団連でも土光さんのような清貧の美徳のある人が日本を支えていましたが、最近の奥田経団連の会長などは最低だった。彼は本当に日本人なのだろうか?

    フルキャストを捜索 警備業務に違法派遣容疑 宮城県警(01/12)

    http://www.asahi.com/national/update/0112/TKY200701120319.html

    人材派遣大手のフルキャスト(本社・東京都渋谷区)が、労働者派遣法で禁じられた警備業務にスタッフを派遣していた疑いが強まったとして、宮城県警は12日午前、都内の本社や、仙台市青葉区の仙台支店などの捜索を始めた。昨年春以降、少なくとも延べ数十人のスタッフが派遣されていたと県警は見ており、本社側に違法性の認識があったかどうか、解明を進める

    スタッフ不満足の製造、軽作業界

    雇用破壊

    週刊誌を手渡した水野マネージャーは「まずいっすよねえ」と腕組みして、私の顔色を伺っていました。

    労働時間規制除外、企画など5業務対象・厚労省方針(07:01)

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070112AT3S1101N11012007.html

    制度の対象となるのは「企画、立案、研究、調査、分析」の5業務。

    同友会代表幹事、労働時間規制除外制度「理解得る努力を」(1/10)

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070110AT3S1000S10012007.html

    制度導入に向けて、国民の理解を得るために政府や経済界が努力する必要があるとの認識を示した。(21:00)

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    労働問題

    もう安住の職場はどこにもない

    雇用破壊

    http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/2007/0113/index.html

    。『週刊東洋経済』1月13日号の第1特集「雇用破壊」では、このホワイトカラー・エグゼンプションの議論に加え、昨夏社会問題化した「偽装請負」問題のその後、現在急速に広がっている「個人請負」という働き方の問題点を追っています。

    松下プラズマが行なった異常な行為

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50185603.html

    若い人達(若い人達だけではありませんが・・・。私も労働相談をするまでは偽装装負という言葉自体知りませんでした。)が、法律に無知である事につけこんで、詐欺まがいに働かせるこのような事を決して許してはいけません。

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    人材派遣2社、子供を違法雇用・日系ブラジル人12人(12/30)

    静岡県内ニュース(社会)

    ヤマハ発月内にも立件へ 無人ヘリ不正輸出 2007/01/09

    ヤマハ発動機(磐田市)が中国に無人ヘリコプターを不正に輸出しようとしていたとされる事件を捜査している静岡、福岡両県警の合同捜査本部が、今月中にも外為法違反容疑で立件する方向で検討を進めていることが9日までに分かった。合同捜査本部は同社無人ヘリ関連部門の幹部らの逮捕も視野に入れているとみられる。今後、検察当局などと詰めの調整を行い、最終判断する見通し。

    果たしてどうなるかわかりませんが、ヤマハ発動機本社は、静岡県磐田市です。そう現厚生労働大臣柳沢氏のお膝元。また、ヤマハ発動機の元会長は、後援会長です。

    この真相スクープしたのは、読売新聞です。読売新聞は、現社長梶川氏の購読新聞。

    また、ヤマハ発動機のホームページのIRニュースをみましたら、同社子会社である、偽装請負会社の解散の知らせがでております。

    http://www.yamaha-motor.co.jp/news/index.html

    「社員いじめ」撃退法≪読売ウイークリー≫ (1月10日)

    http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/yw/yw07012101.htm

    人材派遣会社に勤務するマサオさん(仮名・32)は、企業に各種研修の講師を派遣する業務を担当している。

    派遣社員の事前面接解禁へ・厚労省検討  (07:00)

    http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070111AT3S3000610012007.html

    厚生労働省は派遣社員の雇用ルールである労働者派遣法を大幅に改正する方向で検討に入る

    人材派遣2社、子供を違法雇用・日系ブラジル人12人(12/30)

    http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061230STXKF017629122006.html

    岐阜県内の人材派遣会社2社が、労働基準法で雇用が禁止されている15歳以下の日系ブラジル人の子供12人を工場で働かせたとして、岐阜労働基準監督署から同法違反で是正勧告を受けていたことが29日、分かった。背景には、急増する外国人労働者の子供が学校に行かない不就学問題があり、行政の対応の遅れも問われそうだ。

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    何故偽装請負のままだといけないか9

    まだこのブログを立ち上げ10日足らずですが、約2000人/日程の訪問者になりそうです。

    労働問題が、現在いかに興味を国民がもっているかあらわしています。本当は、私の事件を都度発表したいのですが、私が重度の障害者であることなどから、労働記事が中心になってしまい申し訳ありません。ただ、引き続きみていただくと、何故労働問題が、大きな問題になったかおわかりになると思います。それぞれ国民の問題です。何故、端震偽装問題が起きたか、何故、米国にてセクハラ問題が起きたか、何故、ヤマハ発動機のようにヘリコプターの中国輸出、ミツトヨでの輸出不正がおきたか、キャノンの御手洗氏が、労働問題を取り上げるようになったかも推測ですが、書き留めたいと考えております。根本は、偽装請負問題があると考えております。

    何故偽装請負のままだといけないか

    という問いに対してシリーズ続きますのでこのまま継続にてご覧ください。ただ、推測であるということお願いします。

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    労働問題

    松下プラズマディスプレイ社の偽装請負事件についてのブログ

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50099473.html

    松下は、社員にした私を逆恨みし、陰湿な嫌がらせを繰り返してきました。私を、広い倉庫のような場所に一人だけ隔離した上に、これまで私が従事していた仕事を奪い、国内では誰もやっていない仕事を押し付けました。(私を辞めさせるためにどうでも良い仕事を押し付けたのです。『告発者はこうなるのだぞ』という他の従業員に対する見せしめのために松下という会社はこのような報復を仕掛けてきたのです。)
    それも真っ黒なテントまで設置して、私を他の松下の従業員から隔離したのです。

    「会社はわずかな見舞金を出しただけ。会社は責任を持ってきちんとやってほしい」

    http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/50816143.html#comments

    こう訴えるのは、日系ブラジル人の田村ケリーさん(29)です。今年2月、同じく日系で夫の牧山アレイショさん(41)を工場内の労災で亡くし、後に残った4歳、3歳、1歳の子ども3人とともに愛知県豊田市内で暮らしています。
    アレイショさんが亡くなったのは、今年2月4日午前5時20分ころ。仮眠もない夜勤の最中でした。連続運転中のライン装置が停止し、修理のため装置内に入ったところ、突然装置が作動。落ちてきた10?プレス機に上半身を挟み、20時間後に病院で死亡しました。

     かろうじて労災保険に入っていたため、アレイショさんの遺族は労災給与を受けました。しかし健康保険・厚生年金には未加入で、遺族厚生年金が支払われません。

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    労災、場所偽り報告 シャープ下請け会社

    「70歳雇用」普及へ、定年延長の中小企業に助成金 (03じ:12分

    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070111i201.htm?from=main2

    厚生労働省は2007年度、企業の「70歳雇用」の普及促進に着手する。具体的には、定年を一気に70歳以上に延長した中小零細企業に最大160万円の助成金を支給する制度を創設する。

    労災、場所偽り報告 シャープ下請け会社

    http://scrapbook.ameba.jp/binbou_book/entry-10015810093.html

    多重下請けのもとで起きた労災事故

     液晶テレビを作るシャープの亀山工場(三重県亀山市)で04年3月に全治約1カ月の労災事故が起きたのに、シャープの工場ではない場所で事故が発生したように偽った「労災とばし」の報告書が下請け会社によって作成され、労働基準監督署に提出されていたことがわかった。けがをした男性(43)は、多重な偽装請負のもとで働いており、三重労働局が実態調査に入る。

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    労働問題

    偽装請負 市田書記局長が違法告発/首相「厳格に対応」/受け入れ企業の責任重大/参院予算委 ・・・ 2006年10月14日

    http://www.t-ichida.gr.jp/new_mado/kokai_situmon/2006/kokai_061014_01.html

     「ワーキングプア」と呼ばれる劣悪な労働条件で働く人々が激増している背景に偽装請負問題がある――日本共産党の市田忠義書記局長は十三日、参院予算委員会で、派遣大手「クリスタルグループ」の受け入れ企業の新資料を提示。受け入れ企業が直接雇用の努力義務を順守するなど厳しく指導するよう迫りました。安倍晋三首相は「法令に反しているのであれば、厳格に対応していかなければいけない」と答弁しました。

    なぜ偽装請負なのか/“人員調整”“費用が割安”/働く者に責任負わず/市田質問で明らかに ・・・ 2006年10月14日
    http://www.t-ichida.gr.jp/new_mado/kokai_situmon/index.html

    偽装請負とは何か、そのもとで労働者はどう苦しめられているのか――。十三日の参院予算委員会での質問で、日本共産党の市田忠義書記局長は、そもそもから政府に問いただしました。浮かび上がったのは、労働者を食い物にした驚くような実態です。(山田英明)

    アメリカで人材ビジネスが流行る事情

    http://www.opi-nion.co.jp/07-200512.html

    アメリカには「人材=労働力」を対象としたビジネスがあふれている。職業紹介、人材派遣、エグゼクティブサーチ、アウトプレースメント、PEO等々。その多くは日本にも入ってきていて馴染みのあるものである。日本の場合、職業紹介にしても人材派遣にしても、緩和されつつあるとはいえ、現在でも厳しい規制下にあるが、アメリカでは規制は最小限に抑えられ、自由かつ柔軟に営業ができる状態にある。そのため、企業と労働者のニーズに対応するべく、さまざまな人材ビジネスが生まれている。

    なぜ、アメリカで人材ビジネスが流行るのか。その理由は1つや2つではないが、日本にはないアメリカ独特の事情が存在するのは確かである。そのあたりをここで紹介したい。

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    労働問題

    大企業の違法 負けられない
    立ち上がる 請負青年

    http://www2u.biglobe.ne.jp/~sparkjcp/sphome01044.html

    トヨタ系企業 偽装請負の告発者“解雇”
    愛労連 愛知労働局に指導要請へ

    http://www2u.biglobe.ne.jp/~sparkjcp/sphome01051.html

    フランスCPE反対運動と労働事情

    http://www.labornetjp.org/news/2006/1151287884992staff01/view

    (1)日本とフランスの若者の間で仕事に対する意識の違いはありますか?

    (2)フランスで人気のある職業は何ですか?

    (3)フランスの退職制度はどうなっていますか?

    (4)フランスのアルバイトの賃金はどれくらいですか?その労働条件は良いですか?

    (5)CPE以後の状況を知りたいです。CNEに問題がまだありますか?

    (2005年6月23日追加)かなり画期的と思うのですがやはりマスコミには無視されてます・・・
    タイ人労働者の寄宿舎火災、審査官が業務上の決定。

    http://www.jca.apc.org/koshc/link3.htm

    仲間と一緒に工場内の建物に住んでいて火災に遭ったティワコン・ワンナルさんのやけどについて、神奈川労働局労働者災害補償保険審査官は、厚木労働基準監督署の不支給決定を取り消し、業務上の決定をした。通達にも拘束される審査官の段階で、よほど新たな事実が出てこない限り、逆転業務上となることはきわめてまれであり、非常に画期的なもの。この間の経過を報告したい。

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    労働問題

    欧州労働事情

    日本の労働者が見た  これが、あのトヨタ?

    短い労働時間 残業も上限規制

    http://www2u.biglobe.ne.jp/~sparkjcp/sphome01025.html

     欧州と日本の働き方にはどんな違いがあるのかーー。トヨタの子会社、ダイハツの技術労働者の柴田外志明さん(55)は、2月末の11日間、フランス、ドイツ、イタリアの自動車工場を訪問しました。その実感をリポートしてもらいました。

    ●3交代勤務

    ●カイゼン

    ●非正規も同一

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    労働問題

    労災保険に巣食う天下り官僚の実態!?公益法人改革の行方は?

    http://www.ytv.co.jp/wakeup/special-report/bn/2001/sr_010728_01.html

    山梨県、櫛形町。ここで、50年にわたって農業を営む横内さん夫婦。
    跡継ぎ息子の慎吾さん。5年前に心不全で亡くなった。当時26歳、働きづめの末の死だった。

    「おぎゃからね、病気ひとつしたことのない子だから、死ぬなんてね、いっさい考えてなかったわけ」  (信吾さんの母・横内とよ子さん)

    慎吾さんは、長野のプラスチック加工工場で、技術者として勤務。
    24時間操業の工場で機械が故障する度に深夜でも呼び出された。

    慎吾さんのタイムカードには、年間労働時間3700時間と記されている。愛用のベルトが慎吾さんの過労を記憶している。やせ細る体。ベルトは小さな輪になった。

    「こんなになるまでね、本当、親として気づいてあげられなかった。」
       (信吾さんの母・横内とよ子さん)

    1996年5月28日。
    慎吾さんは帰省した際に、二人の目の前で倒れ、そのまま二度と立ち上がることはなかった。

    横内さんは、息子の死を過労死と確信。労働災害保険の適用を労働基準監督署に申請した。

    労災事故があった場合、事業主または本人や家族が労働基準監督署に労災を申請。監督署が調査を行い、労災にあたるかどうか決定する。

    一年後、監督署から一枚のはがきが届く。慎吾さんの死は過労死と認められない。それが監督署の答えだった。

    「もっと調査してくれると信じてたわけ、会社の方へ全面的に肩を持つというか。労働者は本当に粗大ごみ。監督署は。」  (父・横内亀麿さん)

    労働基準監督署の元職員は、労災保険のしくみに問題があると指摘する。

    「特に労災保険に関する部分については、全て事業主が負担している。事業主サイドからの要望に答えた形で労災保険行政が展開せざるおえないというのが一つあるわけですね。」
       (労働基準監督所 元次長)

    事業主が申請した労災事故の認定率は高い。だが、遺族が申請することの多い過労死や過労自殺の場合、労災と認定されるのは、ほんのわずかだ。
    横内さん夫婦は、労災を認定しなかった労働基準監督署を相手取り、現在裁判を行っている。

    「助けてください。私の一人息子が過労死しちゃって。お願いします。」
       (信吾さんの母・横内とよ子さん)

    あまりにも厳しい過労死への労災認定、労災保険の財源が不足しているとでもいうのだろうか?

    労災保険の規模は年間およそ1兆8000億円(99年度)。そのうち、保険の給付に使われるのは、およそ9000億円でしかない。潤沢な資産を保有する労災保険財政。
    一体保険給付以外の何に使われているのだろうか?

    そこには、労災保険に群がる天下り官僚の姿があった。

    Q.年収はいくらぐらいですか?
    「理事長が2500万円、理事が1900万円です。」 (労働福祉事業団 吉田研一 総務課長)

    神奈川県、川崎市。駅前の一等地にそびえるオフィスビル。このビルの3フロアをしめているのが、厚生労働省管轄の特殊法人、労働福祉事業団だ。

    Q.こちらの理事長の前職はなんですか?
    「理事長の前職は、事務次官でございます。」 (労働福祉事業団 吉田研一 総務課長)

    元労働省事務方トップを抱えた労働福祉事業団に,年間500億円もの労災保険料が流れている。

    労災保険料は事業主が義務として払う。そしてその保険料は労働保険特別会計に繰り入れられる。1999年度、この特別会計の規模はおよそ1兆8000億円。だが、実際保険給付に使われたのは9000億円だけ。およそ3000億円が、将来の保険給付のため積み立てられた。
    そして、問題は労働福祉事業費・3000億円だ。
    この予算は労働の福祉のためと定義されている。
    もっともその使い道は役人が決める。
    労働福祉事業費を受け取るのは、労働福祉事業団をはじめとする特殊法人、認可法人、公益法人。あわせて37団体にもなる。その多くは労働省OBの天下り団体だ。

    労働基準監督署の元署長井上さんは、労働福祉事業費についてこう指摘する。

    「公益法人であれば、補助金などをどんどんと払う。そこにはOBが必ず天下っているという構図ができているんですね。」  (労働基準監督署 元署長 井上 浩さん)

    特殊法人・労働福祉事業団の主な事業は、全国37の労災病院の運営。旧労働省の事務方トップの病院経営手腕はいかがなものか?

    「約70億円の黒字です。評価していただきたい。」
       (労働福祉事業団 吉田研一 総務課長)

    だが、それは特殊法人流の計算。民間では当たり前の減価償却などを算入すると…、

    「残念ながら150億円の赤字です。」  (労働福祉事業団 吉田研一 総務課長)

    病院の累積赤字は2200億円に達している。

    事業団が運営する休養所も、去年だけで5700万円の赤字をだした。事業団も昨今の特殊法人の批判の中で、運営改革を進めているという。この宿もいずれ廃止される。だが、この特殊法人の最高責任者理事長の年収には、運営改革は及ばない。彼の年収は2500万円だ。

    「責任を考えますと、2500万円というのは納得のいく数字と思いますが。」

    Q.誰が納得するんですか?
    「まあ、私たちですが」  (労働福祉事業団 吉田研一 総務課長)

    「蜜に群がる蟻だと言ったことがあるが、それはまさに労災保険料というのは蜜ですよ。欲しいだけとって、欲しいように使うと。」  (労働基準監督署 元署長 井上 浩さん)

    労働者のためと謳ったリフレッシュ休暇制度も、彼らの蜜になる。
    1999年、リフレッシュリゾートの聖地とめいうち、スパウザ小田原がオープン。
    建設費455億円、すべて労災保険、雇用保険の保険料が投入された。しかし、平成不況の真っ只中、利用率はあがらず労働保険の保険料から毎年2億円が投入されている。
    スパウザ小田原を運営する勤労者リフレッシュ事業振興財団は赤字解消法をもっているのだろうか?

    「また今後、ぐっとこう景気が良くなり、あるいはさらにこういった余暇活動とか進んでいくことになればですね。あがっていくのじゃないかと我々は期待しながら、運営を続けていくということになると思います。」  (松本照行 理事・労働職業安定局 元課長)

    過労死すら、蜜になる。
    過労死の労災認定を渋る一方で、旧労働省は、ある公益法人に過労死の相談事業をみとめ、この事業のために新たな労災保険料をふりむけた。
    2000年度、その額はおよそ4億円。だが、相談者は270人に過ぎない。相談者一人あたり140万円がかかった計算だ。

    天下りの温床ともいえる労働福祉事業費を、責任者の厚生労働省はどう評価しているのか?

    「例えば被災が労働者が足を無くした場合の義足の支給とか、労災患者のための労災病院の設置運営とか。それから未払い賃金の立て替え払い。必要な事業を行っている所に労働者福祉事業費の一部をあててやってます」  (厚生労働省)

    労災保険は一体だれのためにあるのだろうか?

    「(役人にとって)こづかい以上ですね。一般会計はそんなふうにいきませんからね。特別会計というのは非常にうまくいくんですよ。」  (労働基準監督署 元署長 井上 浩さん)

    横内慎吾さんが亡くなって、5年。
    今日も両親は、労災の認定を求めて戦っている。

    「助けてください。息子が過労死したんです。」  (母・横内とよ子さん)

    両親の願いは一つ。
    本当に必要な人のために労災のお金が使われること…。

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    労働記事

    大日本印刷関連会社で3トンの裁断機が

    落下、3人死傷

    1月10日20時23分配信 読売新聞

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070110-00000213-yom-soci

    《10日午後0時5分ごろ、埼玉県久喜市清久町、大日本印刷の関連会社「DNPテクタス市谷」久喜工場で、搬入のためクレーンでつり上げられていた製本裁断機(重さ約3・5トン)が、工場2階に敷かれていた鉄板(縦2メートル、横6メートル)の上に落下した。》

     落下の弾みで、作業していた男性3人が鉄板ごと約8メートル下のコンクリート面に転落、3人は全身打撲などで死傷した。

    労働安全衛生法違反:労災事故を虚偽

    報告 容疑で書類送検--徳島労基署 

    /徳島

    1月10日16時0分配信 毎日新聞

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070110-00000246-mailo-l36

    徳島労働基準監督署は9日、労災事故の内容を虚偽報告したとして、吉野川市鴨島町喜来の大進防水工業所と代表取締役の妻(58)を、労働安全衛生法違反容疑で徳島地検へ書類送検した。
     調べでは、05年12月3日、徳島市内の住宅補修工事現場で、50歳代の男性従業員が足場(高さ約3メートル)から誤って地上に転落し、ろっ骨を折った。ところが、妻らは発生現場について、「自社事務所前でトラック荷台から降りる際に転倒した」とする労働者死傷病報告を作成し、同月下旬、同署に提出した疑い。
     妻は「元請け会社名が表に出て、迷惑を掛けたくなかった」などと供述しているという。【植松晃一】

    増えるうつ病

    企業、行政の責任は重い

    http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20041022.html#no_2

    リストラに過重労働、厳しい成果主義。職場でのストレスが増え、会社員のうつ病が増加している。心の健康を守ることが急務だが、企業は十分な対策を講じているのだろうか。

     厚生労働省の速報値によると、仕事上のストレスが原因でうつ病などを発症したり、自殺したりする精神障害の労災申請が二〇〇四年度上半期(四―九月)で二百四十六件と、過去最高のペースで増えていることが分かった。

     労災が認定されたのは四十七人で、昨年度同期より二件増、うち自殺(未遂を含む)の認定は二十二人で、昨年度上半期より八人増えている。

     厚労省は「精神障害に対する社会の意識の高まりもあって、申請件数が増えているのではないか」と説明する。

     労災認定基準は急増する過労自殺に対応するため、五年前に緩和された。過労自殺をめぐる裁判で企業責任を問う司法判断が相次いで下されたことが背景にある。

     労災申請、認定数とも増加傾向にあり、職場環境の改善が進んでいるとは言えない。

     人員削減の影響で管理職になった三十―四十歳代の軽症、中等症のうつ病が増えている。一方で、自殺の多さが指摘される働き盛りの四十―五十歳代は、精神科受診に強い抵抗感を持っている。確かに、以前に比べ精神科の敷居が低くなって、早い段階での受診が増えていることは一歩、前進だが、まだ十分ではない。

     労災の増加は企業側にとって重要な経営課題だ。だが、精神のケアへの取り組みは始まったばかりというのが実情だろう。大企業なら組織的なケアができるが、中小企業なら心もとないのではないか。

     厚労省は、長時間残業した労働者への医師の診断を企業に義務付ける法改正を検討している。

     うつ病は、休養することが第一だ。企業は気軽に相談でき、気兼ねなく休める態勢をつくることが大切だ。それを後押しする制度を講じることが行政の責任である。

    2007年1月10日(水)「しんぶん赤旗」

    残業代割増分 払う

    青年6人の労組結成が力


     外食産業大手・ゼンショー(小川賢太郎社長)が、直営の牛丼チェーン店「すき家」で働く全アルバイト従業員(約六千人)の残業代割増分の不払いを法律通りに是正したことが九日、わかりました。是正は、昨年十一月分賃金(十二月振り込み)から。労働組合・首都圏青年ユニオン(伊藤和巳委員長)が同日、厚生労働省内で会見して明らかにしました。

    http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-10/2007011001_01_0.html

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    労働記事

    労働時間除外制は通常国会で審議を・経団連会長

    http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070109AT3S0900Q09012007.html

    日本経団連の御手洗冨士夫会長は9日の記者会見で、一定条件を満たす会社員を労働時間規制から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」に関して「仕事の達成度と時間が一致しない職種はたくさんある。審議会の提言を早く実現してもらいたい」と述べ、労働基準法改正案を次期通常国会に提出すべきだとの考えを強調した。

    厚労省、社員の健康確保義務付け・労働時間規制除外制度

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070106AT3S0501R05012007.html

    厚生労働省は与党内から導入に異論が出ている、一定条件を満たす会社員を労働時間規制から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」制度について、企業に社員の健康確保措置を義務付けることを前面に出し理解を得たい考えだ。与党や労働界の「賃金を抑制し長時間労働を正当化する」との批判に応え、1月開会の通常国会での労働基準法改正案の提出を目指す方針だ。

    日立造船、熟練生産技術者をグループで融通

    http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070109AT1D0600V08012007.html

    日立造船はグループ会社間で生産技術者の有効活用を進める。各社に分散している技術に精通したベテラン社員をあらかじめ登録。いずれかの会社で新製品の生産を始める際などに、詳しい登録技術者を招集し、生産手法などを検討する。分社化で薄れがちだった技術交流の活性化を狙う。

    インテリジェンス、正社員めざす人に無料の就業支援

    http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070109AT2E0900P09012007.html

    インテリジェンス(人材サービス)は9日、正社員を目指すフリーターや派遣スタッフを対象に、就業意識の持ち方や敬語などビジネスに必要な基礎的能力を教える無料講座を始めた。人材獲得競争が激しくなるなか、派遣社員として一定期間働いた後に正社員として雇用してもらう「紹介予定派遣」の人材確保につなげる。4日間で計30時間程度の講座を開く。正社員として就職できなかった人が多い30歳前後を想定している。(20:12)

    2007年1月号人材ビジネス
    20社のうち7社で「偽装請負」
    派遣に切り替えなど、是正急ぐユーザー側

    http://www.opn.co.jp/common/pdf/2007_01_specialpreview.pdf

  • 厚生労働大臣等記者会見
  • http://www.mhlw.go.jp/kaiken/daijin/2006/12/k1226.html

    (記者)

     ホワイトカラーエグゼンプションについて12月27日に向け大詰めの調整が続いていると思うんですけれども、そこで少しご感想を伺いたいんですけれども、大詰めを迎えているホワイトカラーエグゼンプションの導入に関してなんですけれども、日々不払い残業の摘発とか過労死の被災者の話を聞いて労災の認定とかで活躍なさっている、現場第一線の労働基準監督官の6割が制度導入には反対であるというアンケート結果が、全労働省労働組合ですか、そちらの方から出ましたけれども、現場監督官の95%を組織する組合と聞いています。第一線の監督官の6割が反対しているということに対して大臣はどういうご感想をお持ちになりますか。

    (大臣)

     これは、やはり制度をきちんと立ち上げて、そういうことで理解をしてもらうということがあれば、そういうことは非常にこれから変化していくことであろうと考えています。もともと、単に労働時間を解放して何でもかんでも超過勤務をただにするというか、そういうものを可能にしようというようなねらいではありません。これはもう、労働市場というのは、やはりいろいろと多様化していく、させていくということは、これはもう当然のことでして、だから、多様化に向いた人たちに対してそういう多様な一つの形として、ホワイトカラーエグゼンプションという制度を作ろうということをやっている。それに向かない人たちを、何か便宜のために超勤が不要になるような道を開いているというような、そういうことは全くないわけですね。したがって、しっかり、そういう制度として立ち上げて、組み立てて、そして理解を求めれば、理解が得られると、このように考えています。

    (記者)

     もう1点お伺いしたいのですが、それに関してですけれども、いわば労働基準監督官というのは、労働行政のプロであります。法律にも精通している人たちであります。そういった人たちが、今の大臣のお話で言えば理解できないような、今の段階で、理解できないような形でしか伝わっていないというのは問題ではないのでしょうか。

    (大臣)

     伝わっていないというお話ですけれども、一生懸命実務的な努力を毎日毎日して下さっている方々です。したがって、私もかなり前のめりで話をしたかなというふうに思っていますが、審議会の審議が進んでいる段階で、これはこうだ、あれはああだというのを執行の側にことごとく伝えるということは、それはある意味で適切でないと思います。ですから、執行の方々には、制度がきちんと出来上がった後において、こういうような制度になりましたよと言ってやることによって、今言ったような状況が出てくるだろうということを私は申し上げたということですね。

    (記者)

     昨日のその件なのですが、昨日の審議会でも、労働側と使用側がかなりの平行線で、27日が年内最後でとりまとめというように考えられてはいるのですが、このままいくと合意点は見いだせないかなというような感を受けるのですが、それでも厚生労働省は制度導入を前提として進めていくのかどうかということと、そこまでどうして審議会が平行線をたどっているのに、強引と言いますか、進めていく必要があるのかということについて大臣また改めて聞くのですが。

    (大臣)

     そこまで私が立ち入って、審議をお願いしている段階で、先程の発言も少し前のめりになり過ぎた発言だったかなということを話しながら感じていたのですが、まず我々としては、審議をお願いしているということですね。審議を十分にしていただいて、その結果をご答申いただきたい。こういうことに尽きるわけです。ただ、本音のところは、要するに、働き方の多様化ということに対する要請は世の中にあるし、それに応え、そしてまた労働組合側のそういう懸念というものはもっともな部分もあるので、それにはきちんと応えていこう、そういうのが基本の姿勢です。

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    電力・石油業界、技能伝承に苦心 団塊退職で

    電力・石油業界、技能伝承に苦心 団塊退職で

    http://www.asahi.com/business/topics/TKY200701080077.html

    団塊世代の退職本格化で技能・経験の伝承が途切れかねないとされる産業界の「07年問題」に対し、石油・電力業界の危機感が際だつ。長く国内需要が伸び悩み、製油所や発電所の現場要員の採用を抑え続けたうえ、極めて重要な保安業務をマニュアル化しにくいためだ。そこで、大事故につながる小さな失敗の体験研修をしたり、外注業務を社員に経験させたり、といった工夫をこらす。

     エネルギー業界は設備の新設・増強を減らしたため、老朽化し始めた既存設備をいかに安全運転するかが経営の課題だ。

     出光興産が昨年始めた「感性向上研修」では、製油所の運転に携わる新入社員が事故につながる危険な失敗事例を体験する。コンベヤーにひもが巻き込まれるとどれほどの力で引きずられるか、高所作業に使う安全ベルトを腰でなく腹の位置で締めるとどんな衝撃があるかなど製油所での11の禁止事項を試す。

     経営に大打撃があった03年の北海道製油所の火災の様子もビデオで見せる。内山晴雄・技術研修センター所長は「年配社員には同僚のけがや事故死などに直面した人も多い。安全対策は進んだが、若手が怖さを体感する機会も減り、文書で伝えにくい」と話す。

     製油所では、建設が相次いだ60~70年代採用の社員が多く、統廃合が増えた90年代は採用抑制が続いたため、30歳前後が少ない。一人前の運転要員になるには10年程度の経験が必要とされる。新日本石油も今後10年で約半数の運転要員が退職するため、若手とベテランが一緒に設備点検する機会などを増やしている。

     採用数が安定している電力業界もコスト削減で業務外注化を進めたが、保安技術などの空洞化を懸念する。東京電力は「直営化」を掲げ、外注化した仕事や技術を再度自社に取り込み始めた。

     配電・送電設備の保全など約10分野が対象。本社直属の技術継承チームの社員が外注先企業の社員と一緒に作業する。発注者側にその作業を実際に経験したことのない社員が増加したためだ。技術部の松本純一さんは「一時的に保全コストは上がるが、5年、10年後に困らないよう、息長く続けたい」と話す。

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    無人ヘリ不正輸出事件、ヤマハ発動機幹部ら逮捕へ

    無人ヘリ不正輸出事件、ヤマハ発動機幹部ら逮捕へ(2007年1月1日3時1分 読売新聞)

    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070101i201.htm

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    ヤマハ発動機(静岡県磐田市)製の産業用無人ヘリコプターを巡る不正輸出事件

    ヤマハ発動機(静岡県磐田市)製の産業用無人ヘリコプターを巡る不正輸出事件で、福岡、静岡両県警の合同捜査本部は、軍事転用の危険性を認識しながら、経済産業相の許可を得ずに中国の企業にヘリを輸出しようとしたとして、同社スカイ事業部幹部ら数人を外国為替及び外国貿易法(外為法)違反(無許可輸出)容疑で逮捕する方針を固めた。

     捜査本部は2006年1月に押収した無人ヘリの飛行実験を繰り返し、生物、化学兵器の散布や偵察などへの転用が可能と判断、幹部らも違法性を認識していたとみている。

     調べによると、スカイ事業部幹部らは05年12月、経産相の許可を得ずに、北京市の航空写真撮影会社「北京必威易創基科技有限公司(BVE)」に無人ヘリ1機(全長約3.6メートル)を輸出しようとした疑いが持たれている。このヘリは、名古屋税関で書類の不備を理由に輸出を差し止められた。主に農薬散布などに使われ、薬剤積載量24キロ。GPS(全地球測位システム)を搭載し、自動飛行も可能だ。

     ヤマハ発動機は01年ごろから、BVEに少なくとも10機輸出し、03年11月には、中国人民解放軍系といわれる武器製造企業「保利科技有限公司」(ポリテク、北京市)に1機輸出した。BVEは人民解放軍と共同でパイロットの訓練用飛行基地を建設していた。

     また、中国側からヤマハ側に、ヘリの代金とは別に毎年3000万~5000万円が送金されていた。(略)

     事件の端緒は、福岡県警が05年2月に摘発した中国人ホステス(

    偽装請負会社派遣社員)の不法就労事件。関係先の東京の貿易会社から無人ヘリ輸出に関する資料が押収された。

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    何故偽装請負のままだといけないか8

    これまで偽装請負のままだと何故いけないかについて、労働基準監督官の出世問題、それによる労災死亡事故以外の労災隠しおよび労働基準監督署について記載いたしました。

    偽装請負を調べるのは、労働局の需要調整課の調査官ということになっております。人員はほとんど2から3名程です。また、労働基準監督官のように司法権限はありません。よって告発しても、指導もしくは改善書を提出せよとの指令だけです。ただ、その改善書が正しくおこなわれているかとなるとそこまでは調べません。人員は、二人程しかいないのです。労働局としては、製造業における偽装請負を犯罪とは考えていないのです。刑事罰があるのにです。また、労働基準監督官は、死亡事故以外の労災を調べると、偽装請負まで調べなくてはいけなくその先が、大手企業であるためやりたくない。労働者が告発しても自ら我々は調査しませんと公言します。私が、予言したとおりマスコミによる労働記事が多く出てきております。このサイトを覗いてくださる人は、現在約70名程です。私が労災事故にて障害者となり、ほんの一握りのメディアの方々、偽装請負の被害者家族」と

    の接触おりまぜ世界に日本の労働実態を拡げていこうかと考えております。次回は、労災をおこした状況を、労働基準監督署にあてた申立書を公開いたします。

    それと上級官僚ではなく、ノンキャリアの天下りの問題もこの偽装請負の取り締まりをしない理由としてあります。その件についても調べたことをおりまぜ意見を記載します。 ただ、私はキャリアの天下りについては基本的に容認派です。ただ、終身雇用の原則を天下りに利用しているシステムがおかしいと考えております。官僚定年後、次の会社、また次の会社と変わり今度行く会社はどうなのと聞くと、送迎車を与えられ、秘書もつく、給料は数千万、しかし、仕事は何をするのと聞くと、まだ入っていないのでわからんという天下り官僚も少なからずいます。ただ、全部がそうではありません。

    この偽装請負の被害にあい、一番の抵抗勢力は、公僕である公務員であることが私の事件を通じて一番理解しています。大手企業においては、社内労働組合もまた、この偽装請負の抵抗勢力であります。よく考えると、経営者は、抵抗勢力ではないのではないかと考えることもあります。今後より多くの労働者が、このサイトを覗いて反対意見、あるいは、このようないい方法、解決策があるぞなどコメントに記載してください。

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    東芝家電への是正指導求める 「10年間、偽装請負」と

    東芝家電への是正指導求める 「10年間、偽装請負」と

    http://www.asahi.com/special/060801/OSK200612250035.html

    東芝グループの東芝家電製造大阪工場(大阪府茨木市)で約10年間、「偽装請負」状態で働かされたとして、人材会社の男性労働者(37)が25日、直接雇用を求め、大阪労働局に東芝家電などへの是正指導を求める申告書を提出した。

     東芝家電は「状況を把握していないため、コメントは差し控えたい」としている。

    今後もまだまだ偽装請負特集続くようです。

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    今月から国家公務員に新昇給制、「能力主義」へ下地

    残業代ゼロ制、「説明責任、十分ではない」 中川幹事長

    http://www.asahi.com/politics/update/0107/002.html

    自民党の中川秀直幹事長は7日のNHK番組で、年収など一定条件を満たす会社員を労働時間規制から外し、残業代をゼロにする「ホワイトカラー・エグゼンプション」について、「名目成長が実質成長を上回り、所得が安定的に上がる局面でやっていくのが一番ふさわしいという感じはする」と語り、デフレ経済から脱却しきれていない現状での導入に慎重な姿勢を示した。

    今月から国家公務員に新昇給制、「能力主義」へ下地

    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070107i502.htm

    政府は1月から、各省庁の課長級以上の国家公務員の昇給について、勤務実績をよりきめ細かく反映させる新制度を導入した。

    Click here to find out more!

     従来の「普通昇給」と「特別昇給」を一本化したうえで、昇給の根拠となる勤務実績を5段階に区分して評価する仕組みだ。能力に応じた人事評価制度を先取りし、本格的な導入に向けた環境を整える狙いがある。

     これまでの昇給制度は、大半の職員を1年に1号俸ずつ自動的に昇給させる「普通昇給」と、各省庁の定員の15%を上限に勤務実績が優れた職員をさらに1号俸昇給させる「特別昇給」の2本立てとなっていた。しかし、実際には、「特別昇給」の機会は各職員に順に回るよう運用されており、形骸(けいがい)化が指摘されていた。

     新制度では、成績区分を、〈1〉極めて良好〈2〉特に良好〈3〉良好〈4〉やや良好でない〈5〉良好でない――に分類。従来の1号俸分の昇給幅の4分の1を新たな「号俸」とし、成績区分の上位から順に、昇給幅を8号俸以上、6号俸、3号俸、2号俸、0号俸とした。

     「極めて良好」は定員の10%、「特に良好」は30%が対象となる。「良好」が従来の「普通昇給」にあたるが、昇給幅は4分の3となる計算だ。こうした差額を成績上位の昇給分に回すため、新制度でも給与総額はほぼ同じになるという。

    残業代の割増率、時間に応じ3段階に・厚生省方針 

    http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070107AT3S0600906012007.html

    厚生労働省は雇用ルール見直しの柱の一つとして検討してきた残業代の割増率引き上げについて、1カ月の残業時間に応じて3段階の割増賃金を支払う新制度を導入する方針を固めた。健康への悪影響が増すとされる月80時間を超す残業については、現行(最低25%)より大幅に高い50%の割増賃金を義務づける方向で労使と調整する。長時間労働を是正する狙い。ただ、規制強化だけが先行する形になれば、経済界の反発も強まりそうだ。

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    奥谷禮子氏に抗議を・・・過労死は自己責任と発言

    労働契約法制及び労働時間法制の在り方に関する意見(平成18年7月21日。PDFファイル)

    http://www.kisei-kaikaku.go.jp/publication/2006/0721/item060721.pdf

    内閣府 規制改革・民間開放推進会議 ― 公表資料

    http://www.kisei-kaikaku.go.jp/publication/index.html

    奥谷禮子氏に抗議を・・・過労死は自己責任と発言

    http://bonmomo.de-blog.jp/never_ending_workers/2006/10/post_f60b.html

    10月25日に開催された第66回労働政策審議会労働条件分科会で看過できない発言があった。

     使用者側委員の奥谷禮子氏が有期労働契約や管理監督者の扱いの議論のなかで、過労死の問題について「自己管理の問題。他人の責任にするのは問題」「労働組合が労働者を甘やかしている」と発言。

     これは決して、その場のはずみや、言い過ぎなのではなく、奥谷禮子氏は「労働基準法は前時代の遺物、そんなものはいらない」とさまざまな場面で発言してきた確信犯である。彼女は経済界の大物と組んで、派遣法をはじめとする労働法制の規制緩和を推進したきたことは周知の事実である。労働者の働くルールを検討する労働条件分科会の委員として最もふさわしくない人物である。奥谷禮子氏(人材派遣会社ザ・アール社長。日本郵政株式会社社外取締役。アムウェイ諮問委員)が「過労死は自己管理の問題です」。

    残業代ゼロ見送り論、与党に強まる 厚労省に戸惑い

    http://www.asahi.com/politics/update/0106/005.html

    厚生労働行政に影響力のある自民党の丹羽雄哉総務会長も4日、「法改正は極めて慎重に対応しなければならない。経営者は人件費の削減ばかりでなく、従業員が報われるような雇用環境の整備にもっと力を入れるべきだ」と指摘した。

    世界3位、オランダ人材大手、ランスタッドが日本進出世世界3位、オランダ人材大手オランダに本拠を置く世界第3位の人材派遣会社、ランスタッドが日本進出界3位、オランダ人材大手、ランスタッドが日本進出

    オランダに本拠を置く世界第3位の人材派遣会社、ランスタッドが日本に進出する。今年9月に設立した日本法人、ランスタッド・ジャパン(東京・千代田、マルセル・ウィガース社長)を通じて、3年後に人材サービス会社で国内10位以内となる年商500億円を狙う。豊富な資金力を背景に、M&A(企業の合併・買収)で先発企業に追いつく考えという。日本ではまず銀行や証券など金融・財務関連に特化した人材派遣から始める。すでに3年以上の実務経験者150人の登録者を集めた。金融機関への派遣が軌道に乗ればIT(情報技術)や営業・販売職にも守備範囲を広げる。その後大阪、名古屋、神戸などに拠点を広げる。
    ランスタッド・ホールディングの2006年の売上高見込みは約1兆2千億円。欧米など世界20カ国で拠点を展開する。ランスタッドは2003年、パソナと業務提携した。しかし現在は戦略の違いから、業務協力はないという。

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    経済産業大臣記者会見

    経済産業大臣記者会見

    http://www.meti.go.jp/speeches/data_ed/ed070105j.html

    日本経済団体連合会が発表されたビジョン「希望の国、日本」及び関西経済連合会の「1,000人の中途採用達成の目標」についてコメントさせていただきます。

     経済成長による我が国の明るい姿と、その実現のために政府や産業界が取り組むべき課題を、国民に示していくことが重要であり、その意味では今般経団連が新年にふさわしい希望に満ちたビジョンを出されたことを歓迎します。この経団連のビジョンにおいては、1として2015年までの実質2.2%の経済成長や生産性向上など、政府・与党で策定した「経済成長戦略大綱」と方向性を一にした明るい展望を示していること、2として、労働市場改革や教育再生など、経済財政諮問会議などで新たに議論している項目についても具体的な提案をしていること。3として、道州制導入や憲法改正など、「国のかたち」に係る大きなテーマについても提言していることを評価しています。
     それから、関経連の秋山会長が本日の会見で就職氷河期に就職活動を行っていた29歳から40歳の世代の中途採用を増やし、会員企業で年間1,000人以上を目標に取り組んでいくという話をされる予定と聞いています。私はかねがね就職活動について、4月に日本全国一斉に行われる新卒採用に対応して、秋に中途採用「秋の陣」を経済界の自主的な行動としてやってもらえないかということを数年前から言い続けています。このような私の主張を入れてもらった形になり、この産業界の自主的な取り組みを高く評価をしたいと思っています。
     雇用の安定と雇用の流動化は、時に相反する言葉として捉えられますが、これは両立するのだと思っており、しっかりずっと勤めていたいと思えば正規雇用としてそこに勤められます。しかし、新たな可能性を求めて転職したいとすれば、そこに中途採用の市場があるという安定性とダイナミズムを両立される雇用社会が大事だとずっと言い続けておりました。ですから、新卒採用「春の陣」があるならば、中途採用「秋の陣」があってしかるべきというのが私のずっと主張し続けてきたことであり、それに向けた具体的な取り組みがなされることを歓迎したいと思っています。
     私の方からは以上です。
    大阪府東大阪市の化学製品メーカー「明和産業」で昨年12月に工場が爆発し、従業員2人が重傷を負った火災は5日午後5時半、発生から17日後に鎮火した。放水すると工場内にあるアルミニウム粉と化学反応を起こして再び爆発する恐れがあることから、燃え尽きて自然に温度が下がるまで待っていたため、鎮火に時間がかかったという。

     同市消防局によると、爆発が起きたのは昨年12月19日。消火用にまいた砂約20トンの表面付近の温度は一時1100度にまで達した。温度が下がり始めた同26日ごろから砂を徐々に撤去し、5日には100度まで低下。種火も残っておらず、鎮火と判断した。近く実況見分して、爆発原因の特定を進める。

     河内署は、工場内に舞い上がるなどしたアルミ粉に火花が触れて起きた粉じん爆発の可能性があり、業務上過失致傷の疑いもあるとみて、同社の従業員から話を聞くなどして爆発当時の状況を調べる。

    大型トレーラー荷崩れ、鉄板が運転席押しつぶし2人死亡

    http://www.asahi.com/national/update/0105/TKY200701050243.html

    5日午後1時ごろ、水戸市若宮1丁目の国道6号で、大型トレーラーが急ブレーキをかけたところ、荷台の鉄板が荷崩れして運転席を押しつぶした。運転していた石崎竜一さん(37)=水戸市元吉田町=と助手席の宮本亨さん(36)=茨城県茨城町長岡=の2人が下敷きとなり、頭や胸を強く打って死亡した。

     水戸署によると、積み荷は建設工事用の鉄板で、縦1.5メートル、横6メートルで重さは1枚が約1.6トン。ワイヤロープで荷台に固定されていた。急ブレーキをかけた際、積んでいた16枚のうち14枚が荷崩れし、そのうちの10枚は運転席を壊してトレーラーの前方に散乱し、4枚は運転席の上にあった。

     同署によると、現場には急ブレーキをかけた跡があった。同署で事故原因を調べているが、目撃者によると、ブレーキの直前に犬が左から道路に飛び出し、現場に犬の死体があったという。

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    米財団、松下など3社を「ブルートゥース」特許侵害で提訴

    明治安田、派遣3200人を契約社員に移行

    http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007010406714b1

    明治安田生命保険は4日、約3200人の派遣社員を1日付で契約社員とする直接雇用に切り替えたと発表した。契約社員は離職率が派遣社員より低く、長期間安定して働いてもらうことで事務やサービスの品質向上につながると判断した。派遣社員をまとめて契約社員にするのは大手生保では珍しいという。

     契約社員になったのは、子会社の人材派遣会社から派遣されている約3200人。今回契約社員になった人でさらに正社員になりたい人向けに、応募して試験にパスすれば一般職として正社員化する仕組みも4月から導入する。正社員化の対象は3年以上勤続している人とする。

    米財団、松下など3社を「ブルートゥース」特許侵害で提訴

    http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007010403290b1

    【シリコンバレー=村山恵一】米ワシントン州の特許管理財団が松下電器産業、韓国のサムスン電子、フィンランドのノキアを特許侵害で提訴したことが3日明らかになった。同財団が持つ無線通信「ブルートゥース」関連技術を3社が携帯電話機などの製品に不正に利用していると主張、損害賠償などを求めている。

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    ベルリンの日本大使館前で抗議行動 

    ベルリンの日本大使館前で抗議行動 日本の野宿者に連帯するドイツ人グループが新しい協働を提案(ベリタ
    http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200612281328474

    地方で職を失った人や、それゆえ家族を失くした人たちが大阪の釜ヶ崎や東京の山谷に流れ込むように増えているという。街頭に放り出された人たちは、野宿者として、公園の小さなテントに住みつくしかなかった。この社会で最後の居場所となったテントからも強制排除されようとしていることに抗議する「釜ヶ崎パトロールの会」の支援の呼びかけにドイツ人グループが応え、ベルリンの日本大使館前に集まり抗議の声をあげた。なぜドイツ人が抗議の声をあげるのか。彼らは、福祉社会が急激に崩壊しつつあるのは日本だけではないからだという。新自由主義に抗議する運動は、今や国際的な関心事で、国境を越えた連帯抜きには語れないのだと指摘する。大阪の釜ヶ崎で野宿者と生活を共にした経験をもつエイドリアン・メンゲイ氏がインタビューに答えている。(ユンゲヴェルト特約)

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    格差と貧困への対策急務

    何を変え 何を守るか*2*格差と貧困への対策急務(1月3日)

    http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?j=0032

    嫌な言葉だが「勝ち組・負け組」、「下流社会」が流行語となり、すっかり定着してしまった。

     格差は小泉純一郎前首相が進めた構造改革の「負の遺産」としてさまざまな分野で拡大した。安倍晋三政権になってもその傾向は変わらず、むしろ深刻になっている。

     かつて「マル金(金持ち)」「マルビ(貧乏)」という言葉がはやったことがある。一九八○年代半ば、日本経済はバブルの絶頂期に向かって突き進んでいた。

     そのころから国民の意識は変化していたのだろう。だが、当時と大きく違うのは社会のひずみが若者に集中してあらわれていることだ。

     広がる格差とどう向き合い、どう是正すればいいのか。日本社会のあり方が問われている。

    *現実を直視することから

     東京都内のネットカフェは、フリーターが寝泊まりする場となっているところも少なくない。

     パソコンとリクライニングシートがあるだけの狭い部屋だが、深夜に入店すれば朝まで千円ちょっとで過ごせる。

     住む家のない若者らが昼間は派遣やパートで働き、夜になると戻ってくる。常連も多い。

     ある民間研究機関の推計によると、フリーターの平均年収は百六万円にすぎない。

     いくら働いても生活保護水準に満たない収入しか得られない。残酷な言葉だが「ワーキングプア」(働く貧困層)だ。これでは独立して生活するのは難しいだろう。

     格差問題はいまや高所得者と低所得者の階層分化ではすまず、貧困問題としてとらえなければならないところまできている。

     この現実をしっかりと直視することが、格差是正に向けた議論の出発点になるのではないか。

     フリーターの多くは、九○年代後半の就職氷河期に定職に就けなかった人たちだ。

     能力が十分あるのに正規雇用されなかった人もいて、企業にとっては都合のいいときだけ使える雇用の緩衝材となっている。

     戦後最長といわれる景気拡大で、一部の大学では「バブル期並み」の売り手市場となっている。だが、企業は新卒の採用には意欲的でも、フリーターなどの正社員化には極めて消極的だ。

     四百万人ともいわれるフリーターがこのまま四十代、五十代を迎えたら、日本はいったいどんな社会になるのだろう。

     大企業はここ数年、空前の好決算に沸いている。企業の社会的責任として、雇用システムの見直しを真剣に検討すべきときだ。

    *問われるべき政府の姿勢

     「格差が出ることは悪いことではない」。小泉前首相は国会で、格差を容認する発言を繰り返した。経済効率を高めるために所得格差の拡大はやむを得ない、という信念からだったのだろう。

     ライブドア前社長の堀江貴文被告も同じようなことをいっている。「それで将来格差がひらいたっていいじゃありませんか。みんなエリートに食べさせてもらえば」。その著書「儲(もう)け方入門」での発言だ。

     ニートやフリーターが社会問題となる一方で、東京・六本木の高層ビルにオフィスを構えた堀江被告らはヒルズ族と呼ばれ、派手な生活が一部でもてはやされた。

     小泉政権ではこうした人たちが持ち上げられ、格差を助長するような政策がとられてきた。

     確かに経済の活性化には一定の競争は必要だが、だからといって格差拡大を放置していいということにはならない。社会から貧困をなくすことは政府の役割のはずだ。

     安倍首相になって所信表明演説で「格差を感じる人に光を当てるのが政治の役割だ」と述べるなど、方向転換したかにみえた。

     だが、新年度予算案に盛り込まれた再チャレンジ支援策は、相談窓口の増設など既存の政策の焼き直しばかりだ。そこには格差問題を真正面から受け止めようという姿勢はまったくみられない。

    *「機会の平等」をどう確保

     昨年末の政府税制調査会総会でのことだ。

     一部の委員から格差問題への対応が提起されたが、結局は成長重視の声にかき消され、答申にはほとんど反映されなかった。

     税を通じた高所得者から低所得者への所得再配分が、格差是正への有効な手段であることは間違いない。

     ところが日本ではこの二十年間で所得税の最高税率が大幅に引き下げられ、高所得者が優遇される一方で低所得者には不利な税制に移行している。再配分機能は低下しており、見直しは必要だ。

     政府の役割でもう一つ重要なのは「機会の平等」の確保だ。

     高所得者の子供しかいい教育を受けられないのでは、格差は固定化してしまう。努力や能力次第で進学できるよう、公立学校や奨学金制度の充実が急がれる。

     格差を完全になくすことは難しいだろう。だが、低所得でも安心して働き暮らせるような社会をつくることは、緊急の課題だ。

     政府は自らに課せられた責任の重さを自覚してほしい。

    “労働時間規制撤廃 慎重に”【公明党】(NHKニュース)
    http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/608.html

    公明党の太田代表は、東京都内で街頭演説を行い、一定以上の年収がある人を対象に労働時間の規制を外す、ホワイトカラーイグゼンプションの導入について、「慎重にも慎重を期すべきだ」と述べ、与党内で十分に議論する必要があるという考えを示しました。

    この中で太田代表は、厚生労働省が導入を目指している、一定以上の年収がある人を対象に労働時間の規制を外す、ホワイトカラーイグゼンプションと呼ばれる制度について、「そんな制度を作ったら残業代がなくなりたいへんだという声がちまたにあふれている。導入には慎重にも慎重を期すべきだ。重大な問題なので、与党の中でしっかり協議するシステムを作るべきだ」と述べ、与党内に協議機関を設けるなどして、十分に議論する必要があるという考えを示しました。また、太田氏は「ことしは大事な政治決戦の年だ。4月には統一地方選挙があり、7月にはまさに天王山となる参議院選挙がある。参議院選挙では、比例代表で8議席を守り、東京や大阪など5つの選挙区で勝つという目標の実現を目指したい。それとともに、与党で過半数を取るために全力を尽くしたい」と述べました。
    1月2日 15時56分

    吸血財界人・御手洗粉砕!徹底的なキャノン不買運動で民衆の怒りを示そう!!

    http://www.asyura2.com/07/senkyo29/msg/629.html

    謹賀新年。門真市議員&連帯ユニオン近畿地本の戸田です。元日早々頭に来るニュースが
    あったので投稿しました。

     日本経団連の会長に就任しているキャノン会長・御手洗(みたらい)富士夫氏という男、
    「内閣府経済財政諮問会議」の議員であり、「若者の人間力を高めるための国民会議」の議
    長もしている権力中枢に深く食い込んでいる財界人だ。
     この男は、キャノンの偽装請負を居直り、1/1発表の経団連「御手洗ビジョン」の中で消
    費税値上げをブチ上げているというだけでも「吸血財界人」として全労働者民衆にとって許
    し難い存在だが、そのうえに同ビジョンで「企業や官公庁にも日常的に日の丸を掲げ、君が
    代を斉唱させろ」と盛り込んでいることを朝日新聞1/1号で知って、戸田は怒りでブチ切れ
    た。

     いったいお前は何様のつもりだ!守銭奴吸血財界人が、今までのゼニ儲けだけでは飽きた
    らず「残業しても残業代無し制度」など仰天政策で労働者からさらに搾り取るだけでなく、
    国民生活の隅々にまで口出しして、「企業や官公庁にも日の丸を掲げ、君が代を歌え」だと
    う!!
     もう絶対に許せない。粉砕あるのみだ!

     そのために「一点突破・全面展開」、「御手洗を輩出したキャノン製品の大々的な不買運
    動」を大々的にキャンペーンすることを決意した! 戸田HP扉に週明けからその特集を設
    置する。
     達成目標は「御手洗に経団連会長を辞めさせ、キャノン会長も辞めさせ、内閣府経済財政
    諮問会議議員も辞めさせる事」で、その達成までしつこくキャンペーンを継続する。

     キャノン関連労働者は、すべからく下から御手洗辞任を求めるべきで、「自分の雇用と会社
    を救うためには御手洗が辞めてくれ!」という声を上に上げていくべきものと考える。
     また「売れ行き不振」を口実とした解雇・工場閉鎖攻撃に対しては強力な労組を結成して
    外部に支援も求めて、解雇粉砕・経営陣刷新闘争を展開すべきものだと思う。

     もちろん、この日本企業社会で「キャノンだけ、御手洗だけが悪いのではない」事は百も
    合点、先刻承知。経団連前会長のトヨタの奥田碩(おくだ ひろし)は今でも打倒対象だ。
     しかしそれでもあえて的を絞って「民衆の敵」を単純化し、打撃を集中することが反財界・
    民衆生存闘争にとって必要なことだと考える。

    ◆戸田の場合、具体的にどうするか?
      今後はキャノン製品を新たに購入はしない、という事は言えるのだが、実はキャノンの
     コピーFAX機を昨年末に5年リースで入れたばっかりで、これは変更し難い。
      現在使用中のカラープリンタもキャノン製で昨年1万円かけて修理してから今のところ
     快調に作動している。(購入して約5年経つが) 

     ・・・・しかし、パソコンのすぐ上にキャノン製品(プリンター)があっていつも目にし
     ており、キャノン製インクを補充しなければならない(非純正品も使うけど)というのも
     腹が立つ。
      それで、御手洗に対する怒りを身を以て示すため、「無駄な出費」になる事は承知だが
     このプリンターを今月中には別社製品に切り替える事にする。その際、このキャノンプリ
     ンターは御手洗粉砕パフォーマンスとしてハンマーで破壊することにでもしようか。
      (非常に「もったいない」のだが、仕方ない)

    ◆「御手洗粉砕・キャノン不買運動」は既にあちこちのHPやブログでも呼びかけられてい
     るが、戸田もそれに参入し、共謀罪反対運動みたいに「かつてない大規模なネット&現実
     社会運動」に発展させていきたいと思う。

     以下に「「国旗・国歌 企業も尊重を」御手洗ビジョン提言発表」を報じるブログ記事を紹
    介する。
        <覚え書き>http://d.hatena.ne.jp/sava95/20070101/p2

    ■[新聞]新年早々これかよ・・・・ 御手洗ビジョン(追記しました)

    消費税は2011年度までに2%程度引き上げ=経団連・御手洗ビジョン
    総合面の記事はもっとスゴイ。

    どうしてこれをWEBに掲載しないのか。
    以下、写経。誤字脱字はお許しを。

    2007.1.1.朝日新聞朝刊(総合面)

    「国旗・国歌 企業も尊重を」御手洗ビジョン提言発表

     日本経団連(御手洗冨士夫会長)は1日、今後10年間を見据えた将来構想「希望の国、
    日本」(御手洗ビジョン)を正式に発表した。産業競争力の強化策を求めるほか、企業や官
    公庁が日常的に日の丸を掲げ、君が代を斉唱することを初めて提言。憲法9条の改正も求め
    るなど政治色が極めて強く、安倍首相の主張に近い内容となった。

     御手洗ビジョンは約140ページ。「希望の国」の実現に向け、イノベーション(革新)
    の推進や経済連携協定の締結促進、税制改革、道州制の導入、労働市場改革など19の優先
    課題を提示した。
     19の課題ごとに国の10年間の姿を描き、さらに「中間目標」として2011年までに
    取り組む計114の具体策も提示した。

     日の丸、君が代については、19の課題のうち、「教育再生、公徳心の涵養」(計7ペー
    ジ)の項目に盛り込まれた。

     「新しい教育基本法の理念に基づき、日本の伝統や文化、歴史に関する教育を充実し、国
    を愛する心や国旗・国歌を大切に思う気持ちを育む」「教育現場のみならず、官公庁や企業、
    スポーツイベントなど、社会のさまざまな場面で日常的に国旗を掲げ、国歌を斉唱し、これ
    を尊重する心を確立する」ことが明記された。

     「愛国心」の必要性も強調された。現在の教育には「公徳心の涵養という視点」がかけて
    いると指摘し、公徳心について「基本的な価値観を共有する共同体の一員という自覚を持つ
    ことにより育まれる」とした。

     さらに「愛国心を持つ国民は、愛情と責任感と気概をもって国を支え守る」と記述。
    「戦前回帰」批判を避けるため、「愛国心は、侵略や軍国主義とは無縁」との考えを示した。

     憲法改正も課題の一つに位置づけ、「戦力不保持をうたった9条第2項を見直し、憲法上、
    自衛隊の保持を明確化する」と提言。「国益の確保や国際平和の安定のために集団的自衛権
    を行使できることを明らかにする」ことも求めた。

     教育基本法「改正」は、さっそく学校とは関係のない場所にもやってきた。
     職場でも「共同体の一員」であるココロをもつ国民となるため「愛国心」「公徳心」が求
    められて、君が代日の丸ですってよ。
     「愛情と責任感と気概をもって国を支え守る」国民にならなくちゃいけないそうです。

     御手洗さんに寺山修司の言葉をなげつけてやりたい。
     「身捨つるほどの祖国はありや」

    経済面の解説記事もWEBに載ってないので写経。
    これもスゴイ。こっちの方もWEBに載せてもらいたい。

    【試される憲法】フリーターの生存権危機【東京新聞】

    http://www.tokyo-np.co.jp/kenpou60/

    「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」。憲法二五条に書かれている生存権が今、脅かされています。ワーキングプアと呼ばれる“働く貧困層”の存在がクローズアップされ、仕事や将来への不安感からうつ病などの精神障害になり、働けなくなる若い人も増えています。

     運良く正社員になることができても長時間労働を強いられ、派遣社員やフリーターは数カ月で職を転々としなければならない。ごく普通の若者の将来には閉塞(へいそく)感が漂っています

    国民に感謝されない日本の公務員

    http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/800.html

    小泉総理の北朝鮮訪問。米国の北朝鮮にたいする圧力もあったこと、ロシア、中国、韓国の協力が大きかった影響もあるが、署名内容を除いて訪問し話し合いをしたことは評価できる。ただし、それだけである。

    日本人拉致被害者は、この訪問を喜んだが、結果が悲惨であったにせよ、逆に感謝するどころか、外務省の対応に不信を深めている。

    民主国家のなかでこれほど公務員(政治家を含む)に感謝しない国はあるだろうか。情けない国である。

    署名の内容は、拉致事件は明確にされず日本からの経済援助は明記されている。なんとも馬鹿らしい内容である。

    何故日本の政府および官僚はそこまでして経済援助したいのか。日本には、政府が援助しなくても民間のNGO、NPOなる組織がある。北朝鮮の国民が苦しんでいるならば日本国民も寄付として援助するだろう。

    北朝鮮というのは、交渉が日本政府よりも上手であるとマスコミに報道されている。ということは、交渉する相手の弱みをにぎっているからである。普通対等な交渉とは、お互いの腹の内をみせないことである。日本の政治家が、これまでに何人か北朝鮮を訪問しているが、日本の発つ前と帰国した後とでは、国民の被害者に対する態度が180度かわる。北朝鮮から日本の政治家の悪部がすべてつつぬけだからである。

    中国にもロシアにも韓国にも北朝鮮に経済援助する資金はない。日本にもないが、みえをはりたい。また、経済援助を喜ぶ日本の企業がいる。日本国内では、公共投資を悪の投資といわれ事業がしにくいため公共投資にたよってきた企業は、喉から手がでるほど北朝鮮のような独裁国家の仕事がほしい。

    経済援助も日本の企業が利益を得るようになっているから国益といえばそうだが。

    日本はこちらからお願いして日朝国交正常化をすることはない。拉致被害者が、日本に70-80人あるいは、それ以上いるといわれている。この件をあやふやにしてはいけない。

    先日奥田英二が出演している白黒の映画をみた。太平洋戦争で負けた日本が、大学病院に医員にふんする奥田さんを、米国兵が尋問する。戦争中、この病院の医者たちは、陸軍の命令で米兵捕虜を人体解剖したという事件である。事件は闇にほうむられることなく尋問される。

    北朝鮮は、日本を侵略したのでもないが、日本国民を拉致し死亡させたのである。謝罪も必要だが、拉致者の情報が詳細に必要である。

    外務省の役人は、被害者の家族に対しても情報を小出しし、国民に雇われているのも関わらず奉仕しない。外務省だけではない。財務省、金融庁、総務省、経済産業省、厚生労働省、などすべての国家公務員の組織がそのような体制である。

    官僚一人一人とあうと世間がいうようなあくどい人はいない。当方の知り合いにも官僚の幹部がいるが、本質は悪くない。だが、組織となると悪の中枢である。

    江戸時代、いろんな改革があった。しかし、どれも基本は武士の改革である。なぜならば、武士がいまのバブル時代の経営者のように借金をし生活にこまり、業者から賄賂をとったりと不正がはびこったからである。

    今の公務員は裕福である。日本国民のなかで、金融機関かrみれば、給料が安くても信用があり、国が大赤字でも給料は維持されリストラもない。大赤字する事業をしても責任はとらず国民に投げつける。国が破産するかもしれないくらい赤字をつくっても幹部は1億近い退職金はもらえ、一部の人間は、天下りをして数億国民の税金からだましとる。

    なんともだらしない日本の公務員組織。公務員の諸君反論してみてくれないか。

    任侠団体と暴力団

    http://www.asyura2.com/sora/dispute1/msg/929.html

    昭和30-40年代地方、都会とわず地元の商工会長や権力者のなかには、この任侠団体に属していたものだと思う。小泉総理のおじいさんもこの任侠団体の仲間だったという。

    何故かれらが今暴力団という言葉になってしまったのか。

    神戸大震災、戦後の日本のアナーキの状態、彼らは、弱きものをたすけてきた。このことは、事実であろう。また、身寄りのない者、不遇な者たちが、唯一社会の中にはいれる世界でもあったかもしれない。

    チンピラという言葉がある。街をあるいていると通りすがりに肩にあたったとか、いちゃもんをつけてくる者がいる。やくざ風な格好をしているものもいれば、いまでは親父狩りとかいって普通の格好をした者までいる。彼らがすべてが任侠団体にはいっていない。

    当方もいつだあったか地元に帰る途中、新幹線でたまたまある人物の足をひっかけてしまい、謝罪したのだが、わざとしたのだろうといいがかりをつけらたことがある。謝罪はしているのだが先方は酒に酔っていたため興奮がさめなく、しまいには、神戸までつれていくぞと脅されたことがある。こちらは、普通のサラリーマンの服装をしていたのもあるのかもしれないが。

    ただ、任侠団体の組織が、社会に必要なこともたしかである。しかし、暴対法によって彼らの人権がなくなってしまったのも事実である。

    以前、取引先の会社にクレームをかけたところ地元の任侠団体の親分が私のところに苦情をいいにきたことがある。その会社の社長の親戚ということであるが。はじめてのことであったので、警察にその人のことをきいて、関西の大手団体に属しているということがわかったので、正直に事情を話しをしたら、そのクレームが妥当であったと思ったのかそのままかえられたことがある。

    任侠団体として社会に名が出ている以上、世間の認知をえられなければならないと思う。暴対法の中には、いい部分もあるが、彼らの人権までは国が侵してはいけないと思うがどうだろうか

    (食肉の王)ハンナン浅田満という男

    http://www.asyura2.com/2002/dispute2/msg/494.html

    週間現代に、このタイトルにて記事がでていた。肉食業界でのフィクサーとして記事に掲載している。

    フィクサーとしてはともかくマスコミは批判の的をすり違えている。人が起業したいとき会社を大きくしたい、儲けたい、ぺこぺこ頭をさげないように仕事したいなどいろいろ夢を描くだろう。

    また、戦後の時代貧しさのために家族の生活を助けるために若くして働きにいき、ステップアップするために起業する人もいるだろう。

    今は成功者である食肉の王も若いころはそのなかの一人だったと思う。日本には、日本人なのに差別をすることがよくある。一流企業につとめているとか、中小、零細企業につとめているか、また、親の職業がどうか、暴力団に所属しているかどうかなどいろいろである。

    数年前だが、新幹線で東京に出張にいくとき、新幹線が混んでてグリーン車しかあいてなかったのでたまたま順番の隣の女性と二人部屋のグリーン車に乗り合わせた。その時、その女性の息子の就職の話がでた。彼女は、名古屋でパチンコ業を夫と一緒にしているが、その息子は一流大学をでて役所に就職しようとしたが、筆記は合格したが、面接で落とされたということであった。息子は親の職業のせいにしたが、結局今親の仕事の後をついている。

    仕事の差別、人間の差別というものがどうしても世の中いきていくなかである。大企業、中小企業、零細企業にもある。そのために起業したものは、血反吐をはくように努力し、悩み会社を維持し大きくなろうと頑張るのである。食肉の王とよばれるまでに彼は人にいえないような辛いことを我慢して頑張ってきたことだろう。他人がかれの人生をどうのこうのいう必要がない。

    この記事を自伝として掲載するのもいいが、BSEの問題で書くことは本質にはずれていると思う。BSEの問題、食に関する問題で一番の悪は、役所の人間であり、官僚である。この事件にかかわった官僚の動きを実名でかいたほうがいい。そのなかに、食肉の王といわれる人物がはいってくるのはいい。

    この記事に暴力団との関わりを記載している。義務教育でそだたれた我々。友人、同級生、親類たどればほとんどの人が、暴力団、元暴力団になっていた人がいるだろう。暴力団とつきあいがあるだけで、悪いやつ、また、暴力団という任侠団体にいるだけで悪いやつという決め付けはやめるべきだ。任侠団体は、昔からある日本の組織である。

    任侠団体にはいっていない市民も犯罪を犯す。医者、教育者である学校の先生、裁判官、政治家、官僚、どれも同じ犯罪を犯す人もいる。覚せい剤をするのも任侠団体にいる人、そうでない人もいる。

    BSEの問題、東電の問題、三井物産、銀行の問題すべてが、役人の管理が悪すぎるからである。マスコミはもっと実名をあげて役人、官僚を問題にすべきである。

    交通死亡事故不起訴

    http://www.asyura2.com/2002/dispute3/msg/179.html

    徳島の今回の件は、皆さんどう思いますか。ひき殺しといて不起訴というのは考えられない。信号が、赤か青か仲間がそばにいなければ真実がわからないことは事実である。死んだ人間の証言はできなく、ひいた人間は自分に有利なことしかいわない。

    検察は、被害者の家族がさがした目撃者の調書もしなかったという。検察内部の不思議な構造である。何故不起訴かという説明もしないという。北朝鮮拉致被害者と同じように悲しい日本社会になってしまっている。

    当方も労災にて治療中である。大手工場内でのフォークリフトによる加害者によるやり逃げである。しかし、このことを、警察にいっても労働監督署に申し立てしても事故現場をみにいこうともしないし、調書をつくろうともしない。なにもしないのである。

    その間に同じ部署で6件もの労働災害がおこった。そのほかにも爆発による火災があり消防車が数台きたにもかかわらず、両組織は調べようともしない。会社は、有名企業であるからか。これが、現実である。

    全部がそうでないかもしれないが、弱い犠牲者に対してはやられ損の社会になってしまっているのである。

    銀行に関しても同じことがいえる。銀行系会社が、大企業にしてきたことよりも、中小、零細企業の経営者、個人にしてきたことは、暴力団顔負けのことをしてきている。逆の場合のケースもあるだろうが、まれである。

    西友につめかけた市民のモラル、企業のモラル、司法組織のモラル、すべてが破壊にきているのではないか。

    役員にも「成果主義」 業績連動報酬6割 野村総研調査

    2007年01月03日11時23分
    上場企業の役員の処遇で「成果主義」が浸透してきたことが、野村総合研究所のまとめでわかった。若手や外部から役員に登用するケースが増えているのを受けて、役員の能力開発支援の仕組みを導入する企業も目立っている
    三菱東京UFJ銀、契約社員の育児も支援
    三菱東京UFJ銀行は4日から、共働きの行員や契約社員の育児・介護についての新しい支援制度を設ける。託児所やベビーシッターの費用を半分支給する。出産や親の介護などで退職しないで済むよう、最短で1日当たり6時間の勤務時間でも働けるようにする。契約社員についても育児・介護の支援をするのは珍しい。
    労働者派遣事業の平成17年度事業報告の集計結果が厚生労働省より発表されました。
    http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/12/dl/h1226-3a.pdf
    派遣労働者数・・・約255万人(対前年度比12.4%増)
     常用換算派遣労働者数・・・約124万人(対前年度比39.2%増)
     派遣先件数・・・約66万件(対前年度比32.7%増)
     年間売上高・・・総額4兆351億円(対前年度比41.0%増)

    常用換算派遣労働者数とは、常用雇用以外の労働者の年間総労働時間数の合
    計を、当該事業所の常用雇用労働者の1人当たりの年間総労働時間数で除したものです。
    労働時間の長い人・短い人、契約期間の長い人・短い人を1年間働いた人として換算したものです。

     大幅な増加です
    これは、やはり、「物の製造業務」への派遣が解禁されたことが大きく影響していると思います。
    派遣料金(8時間換算)
      ○ 一般労働者派遣事業… 15,257円(平均)(対前年度比4.4%減)
      ○ 特定労働者派遣事業… 23,028円(平均)(対前年度比10.1%減)
     派遣労働者の賃金(8時間換算)
      ○ 一般労働者派遣事業… 10,518円(平均)(対前年度比7.8%減)
      ○ 特定労働者派遣事業… 14,253円(平均)(対前年度比10.9%減)

    特定労働者派遣事業とは、事業所ですべての労働者を常時雇用してから派遣する事業所のことで、一般労働者派遣事業とはいわゆる登録型の派遣事業、もしくは常時雇用型と登録型の混在した派遣事業者のことです。

     派遣料金、賃金とも減少しています。
    雇用情勢が悪かったこと(人余り)と、派遣事業者間の価格競争が激しいことが原因していると思います。

    紹介予定派遣
     ○ 紹介予定派遣により労働者派遣された労働者数… 32,991人(対前年度比69.4%増)
     ○ 紹介予定派遣で職業紹介を経て直接雇用に結びついた労働者数… 19,780人(対前年度比85.6%増)
    一般労働者派遣事業における派遣労働者の平均賃金を業務の種類別にみると、アナウンサーが16,038円で最も高く、次いでソフトウェア開発(15,167円)、事業の実施体制の企画、立案(14,797円)、通訳、翻訳、速記(14,785円)の順で高くなっています。
    労働者派遣契約の期間は、一般労働者派遣事業では3月未満が73.0%となっ
    ており、6月未満のものが全体の約9割(91.0%)を占めています。
    特定労働者派遣事業では、3月未満が21.3%となっており、6月未満のものが全体の43.7%となっています。

     昭和60年に、派遣法が成立施行されたときには、「専門性の高い技能を持った人を、一時的に不安定な雇用形態で雇うのだから、その分、一般労働者より賃金がずっと高くて当たり前なんだ」ってイメージで労働者派遣を見ていました。
    まさに「スペシャリスト」

     でも、今ではぜんぜん違うものになっちゃいましたね・・・
    ワーキングプアの象徴??


    製造業での偽装請負が問題になっていますが、「物の製造業務」への労働者派遣がなかなか解禁されなかったのは、今、起こっているようないろんな問題が懸念されていたからのことでしたから、「ほーら、言ったじゃない」って感じですよね

    日本経団連「経営労働政策委員会報告」に対する談話

    日本労働組合総連合会
    事務局長 古賀 伸明
    1.  日本経団連は、2006年12月に御手洗会長の新体制になって最初の「経営労働政策委員会報告」(以下「報告」)を発表した。前回までは「『現場力』の復活」「職場を支える『普通の人』たちの意欲を高める適切な舵取り」等、不十分ながら労働者の方にも目を向けていたが、今回は現場や生活の感覚と遊離し、前回まで触れていた「人間の顔」が見えない印象が否めない。
    2.  今回の「報告」の特徴の一つは、「格差社会」の現実に対する記述がほとんどないことである。働く貧困層の問題など眼中になく、「景気回復は、企業部門から家計部門に波及しつつある」という現状認識は、わが国社会のどこをみていっているのか、理解できない。
       「格差問題に対する考え方」では、「事由が合理的で、回避可能な格差」ならばよいという一般論に終始し、具体的な事象に対する判断は示していない。日本経団連は、いま起こっている雇用形態間格差や企業間の取引関係の問題について、社会的公正さの視点から「当然のことだ」と捉えているのだろうか。「格差社会」の原因の一つは、この間の企業行動にあり、当事者としての自覚を持って、いまの現実を直視すべきである。
    3.  「報告」は、これからは「人材力」だ、と主張している。連合も、重要な課題だと考えているが、「報告」には、その人材が、いまどういう状況にあるのか現状認識が欠落している。多くの職場では、長時間労働を余儀なくされる正社員と、労働条件が低く、企業の都合に合わせて便利に使われるパートや派遣、有期、請負などの労働者への「働き方の二極化」が進み、「現場の人材力」が低下している。それは、長期的視点に立った「人への投資」を軽視してきた人事政策の弊害に起因するものではないか。
       また、「報告」は、「自律的人材」の「自律的働き方」を提唱しているが、長期的視点に立った人材育成を怠り、「裁量権なき裁量労働」が横行する現実を踏まえると、職場実態から遊離した発想と言わざるを得ない。「働き方の二極化」を放置したまま、使用者に使い勝手のよい働かせ方を拡大することしか念頭にない提起であり、ましてや、ホワイトカラーイグゼンプションの導入は言語道断である。
    4.  「報告」では、相変わらずの賃金抑制論が展開され、横並びで賃金抑制をはかろうとする意図が透けて見える。「報告」は、労働分配率の大幅な低下を景気循環で説明しようとしているが、従業員の人件費を削減する一方で、株主配当と役員報酬を大幅に増やすというベクトルの違いを景気循環というのであろうか。「いま、企業労使が取り組むべき課題は『付加価値の増大』である」とする一方で、「公正な分配」への言及がないことも問題である。「生産性三原則」はどこへ行ってしまったのか。「社会への貢献を果たす『公徳心』」という自覚があるなら、労働者のがんばりに充分に応えることからはじめるべきだ。我々は、毅然と成果配分を求めていく。

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    何故偽装請負のままだといけないか7

    これまで労働基準監督官、労働基準監督署、特司監など説明してきました。今後は、

    さらに事件の内容を細かに説明し、何故偽装請負のままだといけないか説明します。

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    何故偽装請負のままだといけないか6

    人材派遣の自由化と労働者保護
    ~改正労働者派遣法のポイント~
    労働省大臣官房長 戸苅 利和
    労働者派遣法につきましては、本日お集まりの方々にはどういったものかご存じだろうかと思います。労働者派遣法で言っております労働者派遣というのは、派遣会社が自分で雇用している労働者を、ほかの事業主の指揮命令のもとに、業務に従事させる形態であります。雇い主は派遣会社であるわけですが、業務上の指揮命令は派遣先が行うということで、雇い主と使用者が分離しております。そういった意味で、労働者保護の面で通常の雇用形態とは違った特別の配慮が必要だということで、労働者保護に関する規定、それから労働者派遣という事業についての様々なルール、そういった二つの柱からなっている法律です。
    法律が初めて制定されましたのは昭和60年6月(翌昭和61年7月施行)でございますから、14年ほどたっているわけでして、これまでに何度か制度の見直しが行われています。法律を制定する過程の国会の審議等でも、我が国にとって初めての働き方だということもあり、施行して3年経ったら見直しをするということが法律に付け加えられておりました。
    それを受けて、平成2年に見直しが行われております。平成2年の見直しは法改正に至らず、法律の内容を変えずに、労働者保護の徹底を期すための運用上の整備でありますとか、適用対象業務の若干の追加ということでした。その後、平成6年に高年齢労働者の雇用の安定のため60歳定年を法定化したわけですけれども、これと合わせてそのときに高齢者が自分の意欲なり、能力なりに応じて多様な働き方ができるよう、高齢者に限って派遣を広範な分野で行える特例を設けました。これは、満60歳を超える人たちについて、特定の業務だけではなく、建設、警備、製造の業務以外に幅広く派遣を自由に行えることにしようというものでした。
    それから平成8年に労働者派遣法本体の改正が行われたわけでございますが、育児休業や介護休業を取得する人たちの休業中の代替要員について派遣を行えるようにしました。合わせてこの際、これは法律事項ではなくて政令で定めているものですが、対象業務が11ほど追加されて今日に至っています
    法制定から3度にわたる見直しの中で、労働者派遣法の基本的な考え方として一貫してありましたのは、高年齢者や育児休業、介護休業の代替要員の派遣を除くと、OA機器の操作や機械の設計など専門的な知識や技術を必要とする業務、それから特別の雇用管理が必要とされるビルメンテナンス関係などといった、通常一般の単純定型的ではない業務について派遣を認めていこうというようになっていたわけです。
    専門的な知識や技術を持っている人たちから、好きな日時に好きな場所で自分の専門的な知識や技術を発揮したいというニーズが高まっている。企業の側も専門的な能力を持つ人を即戦力として必要なときに確保したいというように、需要と供給の両方からニーズが高まってきている状況に対応して、労働者の働き方の選択肢を用意しようということでした。
    ただ、その他の単純定型的な業務の分野についてまでこれを広げることになると、常用労働者と派遣労働者の入れ替えが進んでしまい、雇用の安定確保といった観点から問題が生じるのではないかという考え方に立ちまして、今、申し上げたような、専門的な知識、技術を要する分野、それからビルメンのように、通常の時間働くのではなくて、例えば人々がオフィスに出勤してこない土曜日とか日曜日、あるいは夜間に清掃するなど通常とは違った雇用管理を要する分野に限って認めていこうということで今日に至っています。
    今回の派遣法改正は、経済社会情勢が非常に大きく変化している中で、専門的な知識・技術を要する分野に限らず、もっと広い範囲で派遣労働を行えるようにしていこう、それによって労働力の需要と供給の迅速、円滑、的確な結合を図っていこう、これにより失業期間の短縮なり、あるいは、労働力の需要と供給の結合のスピードアップを図っていこうということです。これは労働者にとっても、職業紹介や縁故を通じた就職のあっせん、あるいは求人情報誌を見ての就職以外に、派遣といった手軽に利用でき、しかも派遣会社のほうで能力をかなり把握してくれていて、必要に応じて能力開発の機会もあるといった多様な選択肢が用意されるという意味でも意義のあることではないかと考えたわけであります

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    何故偽装請負のままだといけないか5

    ここで特司監について調べてみます。

    従前は書類送検する事例が多かったのですが、最近は関係者、事案の悪質化が目立ち、強制捜査をする事例が増えてきました。そのため、東京、大阪、愛知などの規模の大きい労働局では特別司法監督官という捜査専門の労働基準監督官が配置されるようになりました。
    特別司法監督官(部内では特司監と呼ばれています。)が設置されたのは、おそらくは平成3年度からだと思います。
    設置の契機となったのは、平成2年に東京の御徒町で発生したJRの地下トンネル工事(東北新幹線の東京駅乗入工事)での大規模な道路陥没事故でした。
    この工事は某スーパーゼネコンが施工監理をしていましたが、経費節減と工期短縮のために地盤凝固剤の注入を大幅にカットしたことで事故を発生させました。所轄署では通常の労働安全衛生法違反被疑事件として捜査を進めていましたが、スーパーゼネコン側が会社ぐるみで証拠隠滅・改ざん、任意提出・供述の拒否と、信じられないような対応に終始したために強制捜査もやむを得ない状況となりました。
    ただ会社事務所の捜索を行うにしても、会社規模が極めて大きいことと捜索箇所も多数に及んだので、当時の東京労働基準局(今の東京労働局)は総力を挙げて(東京局の大部分のの監督官を動員したと聞いています。)強制捜査に着手しました。そのときの捜索の状況は当時の讀賣新聞がドキュメント調の特集記事を掲載していたと記憶しています。漏れ伝えて聞くところでは、スーパーゼネコン側は労基側が強制捜査まで行うとは想定していなかったようで、通常の企業犯罪では速攻で処分されているような証拠品がザクザクと押収されたとのことです
    この事件をきっかけに予算を獲得し、大規模局を中心に特司監が配置されることとなりました。ただ、特司監が配置されたものの暫くの間はその活動は低調であったようです。本来業務の独自捜査よりも、各署担当官に対する支援指導が主でした。中には時短や監察業務がもっぱらという特司監もいて、特司監の年間送致件数がゼロという惨憺たる局もあったようです
    しかし、流れが変わったのが平成10年に入院患者の虐待、巨額の健康保険の不正受給事件で社会の注目を浴びていた某病院事件からでした。某病院事件では大阪局の特司班(東京、大阪などでは特司監のグループを特司班と称しています。)が労働基準法違反被疑事件として積極的な捜査に乗り出し、検察・警察よりも早く某病院に対して捜索を行いました
    その捜索の際には、とんでもない物が発見されましたが、捜索差押許可状の「押収すべき物」に記載されていなかったので、泣く泣く差押えはあきらめたとのことです。通常、「押収すべき物」は漏れがないように許可状請求時には網羅的に記載するものですが、労基側では考えもしなかったので記載しなかったようです。後日、警察や国税の強制捜査・調査が繰り返しありましたが、その物は二度と表に出ることはなく闇に消えたようです
    話が逸れましたが、この事件以降は各局の特司監も積極的な捜査に取り組むようになり、最近では全国規模の消費者金融、家電量販、人材派遣会社など注目を浴びるような事件送致を行うようになり、本来の目的に沿うような実績・体制となってきました。
    特司監になった後の研修は局によって異なりますが、検察庁へ1か月程度検察事務の研修を行っているところが多いようです。検察事務といっても、検察官事務取扱事務官の事務(くどいな!)研修で、取調べ~起訴状作成まで行うものです。

     荒事よりは確実に起訴できるテクニックのほうが必要なのです
    少し解説をしますと、特司監設置の契機となった平成2年御徒町トンネル事故とは、熊谷組が請け負ったトンネル工事現場で平成2年1月に発生しました。上野労働基準監督署が取り扱った案件ですが、規模が大きい上に前述の事情もあって東京労働基準局総出という事になり、事故発生9ヵ月後の平成2年10月に熊谷組本社はじめ8箇所を家宅捜索、12月に関係者を書類送検しています
    特司監の積極的活動を促す事になった大阪の事件とは、平成9年に発覚した安田病院事件(ですよね?)。この事件では、安田病院および系列の3病院における入院患者の虐待、看護職員の水増しによる診療報酬不正受給、さらに求職者を「研修」と称して無賃労働させるなど、様々な不正行為・犯罪が明るみに出ました。労基が強制捜査に着手したのは平成9年4月、労働基準法違反容疑で家宅捜索を行っています。その後7月に、大阪府から健康保険法・国民健康保険法等違反容疑の告発と、告発を受けた大阪地検特捜部・大阪府警合同の強制捜査(なんと告発の翌日に!)があり、関係者が逮捕・起訴されています。大阪労働基準局の捜査は10月に終了し、病院長を労働基準法違反容疑で書類送検、同人は起訴されました
    その後、積極的な捜査活動を行うようになった特司監は全国規模の大企業の絡む事件を幾つも司法処分して来た訳ですが、上で触れられた「消費者金融、家電量販、人材派遣会社など」の事件とは次の通り。
    消費者金融会社武富士における賃金不払残業事件
    平成15年に大阪労働局が捜査。15年1月、同社の東京本社や大阪支社など7箇所を家宅捜索し、7月に関係者2名をと法人を大阪地検へ書類送検した。
    人材派遣会社スタッフサービスにおける賃金不払残業事件
    平成16年に大阪労働局が捜査。16年5月以降、数回に渡り同社の大阪本部や同社の持ち株会社(東京所在)などを家宅捜索し、翌17年3月に関係者5名と法人を大阪地検へ書類送検した。
    家電量販会社ビックカメラにおける賃金不払残業事件
    平成16年に東京労働局が捜査。16年11月、同社の東京本部や店舗など4箇所を家宅捜索し、翌17年2月に関係者8名と法人を東京地検へ書類送検した。
    特司監は、肩書こそ「特別司法」と付いていますが、権限そのものは一般の労働基準監督官と変わりありません。別に権限が強い訳ではないし、武器を持てるなんて事もない。しかし司法警察権を十全に行使して捜査活動を行う姿は独特で、専門知識を生かした特定分野での活動、という特別司法警察職員の精神をよく反映したものといえましょう。現在、全国に何名の特司監がいるのかは不明ですが、設置先は全国13の労働局である事が分かっています(北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島、福岡。平成14年現在)。いずれも大都市の大規模局、悪質で複雑な労働犯罪の多発が予想される場所です
    磐田労働基準監督署M次長とは、役職経験が豊富な人です。しかし、労働者に対しては、おぞましい態度で接します。いい例が、この次長にセクハラの件にてといただしました。セクハラというのは、主に女性を対象にした嫌がらせですが、障害者に対する嫌がらせとからんでききました。するといかにも質問者を馬鹿にしたようにセクハラについて説明しはじめ、障害者に対するいじめとはべつであることをまくしたてました。私もセクハラというのは、パワーハラスメント野中の一部ということはしっていましたが、私の問題につなげて説明しようとはせず
    セクハラというものはどういうものかお前知らないのという態度でおわりです。
    労働者が訪れたのは、その立場になったときどうすればいいか、どういう対処をすればいいかを教えればよく、労働基準監督署にきた労働者を追い返すような態度をすることが、仕事であると勘違いしているのです。その時すでに私にマスコミが取材をかけていましたので、わざとまちがえたことにM次長は、きずいていなかったから横柄な態度をしていたのでしょう。また、彼の出現にて、厚生労働省と労働局の組織実態も少なからずわかってきました。

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    米国国務省民主主義・人権・労働局発表

    米国国務省民主主義・人権・労働局発表

    2006年3月8日

    http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20060407-50.html#nippon

    前書き

     すべての人間は、尊厳と自由を持って生きることを望み、またその権利を有する。ブッシュ大統領は「自由の前進は、われわれの時代の最も偉大な出来事である」と述べた。人権と民主主義の促進は世界的な現象であり、民主的統治によって守られる普遍的価値と民主主義に関する討論が、世界的に広がっている。

     民主的統治に対する要望が高まっていることは、説明責任のある代議政治制度、法の支配に基づく平等な権利、活気ある市民社会、政治的多元性、そして独立したメディアを持つ、繁栄する民主主義が、人権を確保する最良の手段である、との認識を反映している。

     米国をはじめとする自由主義国家には、人権を保護し、民主主義の恩恵を広めることに貢献する義務がある。われわれは、他の諸国が、長期にわたって民主主義が尊重されることを保証する民主主義制度を築く手助けをしなければならない。われわれは、脆弱(ぜいじゃく)な民主主義国が、国民に、より良い生活を提供する手助けをしなければならない。われわれは、人権に関する国際的な義務を回避する諸国に対しては、その責任を追及しなければならない。そして、われわれは常に、世界各地で恐怖の中で暮らしながらも自由を夢見る勇気ある人々と連帯しなければならない。

     人権と民主主義の原則を保護し推進することによって、われわれは、米国の最も重要な価値観を守り、恒久的平和の基盤を築く。国連世界人権宣言の約束を実行し、世界各地で活気ある民主主義国を築くことは、何世代もの年月がかかるだろうが、それは遅らすことのできない、最大の緊急性のある仕事である。

     これらの考えをもって、私はここに米国国務省の「2005年国別人権報告書」を米国連邦議会に提出する。

    国務長官
    コンドリーザ・ライス

    日本は、人口およそ1億2780万人の議会制民主主義国家である。主権は国民が有し、天皇は国家の象徴と定義されている。小泉純一郎総理大臣が、自由民主党と公明党の連立政権を率いている。最近では、9月11日に総選挙が行われ、これはおおむね自由かつ公正な選挙として認められた。概して、文民当局が、治安部隊を効果的に管理した。

     日本政府は、人身売買に関して大きく前進したが、それ以外では、日本の人権実績にはほとんど変化が見られなかった。以下のような人権問題が報告されている。

    • 受刑者や拘留者の虐待
    • 女性に対する暴力
    • 児童虐待
    • 児童売春
    • 女性の人身売買
    • 女性、アイヌや部落民、および外国人居住者に対する差別

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    労働

    「信頼し合って暮らせる社会を」=新年迎えた天皇ご一家

    1月1日5時30分配信 時事通信

    天皇陛下は宮内庁を通じて感想を公表し、「互いに信頼し合って暮らせる社会を目指し、力を合わせていくよう、心から願っています」と述べられた。

    不幸でも不運でも「勇気と寛容」で1年を過ごしたい【コラム】

    http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITzv000027122006

    私はお酒も飲めませんし、ゴルフも楽しめません。趣味といえるかどうかは疑問ですが、農作業は大好きです。冬を越せる野菜はけっこうあります。大根にほうれん草に小松菜。もちろん玉ねぎやニンニクなども越冬します。お正月はこれらの野菜と一緒に過ごす時間を持ちます。

     不思議なことに、同じ土に厳選した苗を植えて同じ条件を与えても必ず途中から成長が遅れる苗が出てきます。その苗の選び方が甘かったのか、たまたま植えたところに害虫がいたのかと苦悩している私に近所の農家の方がさり気なく助言してくれました。

    「人間と同じ。植物にも持って生まれた偶然な運命みたいなものがある。確率の問題で理由を考えても分からない。でも、植物は何も悩んでいないよ」

     農家の方の、このさり気ない話を聞いて私の心は人間社会のことを思い巡りました。

     同じ条件下でも他人と同じように頑張っても、他人ほど報われないことは人間社会にもよくあります。悪いこともしていないのに不幸なことが降りかかってくることもしばしばあります

    この場合、我々人間はだいたい「不公平だ。なぜ私が・・・・・・」と思い、悩んだり、怒ったりします。人間を植物に例えるならば、農民はたぶん神様になります。そんな悩んでいる人間の姿をみて神様はきっと「人間は余計に悩む生き物だな」と呟くでしょう。

    読者の皆さんのなかにはきっと「他人事だから気楽にいえる。当の本人の苦しみは分からない」と考える方もおられるかと思いますが、私はその当人の苦しみが和いでほしいからこんなことをいっているのです。

     私もずっとアンフェアな運命に遭遇してきました。生まれた直後に中国では文化大革命が始まり、資本家の父親のもとに生まれただけの理由で我々兄弟達は社会から差別されました。いくら努力しても良い学校には入れず、良い就職もできませんでした。あまりにも理不尽な扱いを受けたとき、苦労している親についつい「なぜこんな家に僕が生まれたんだ」と文句を言ったことがありました。

    答えに困った親の顔を思い出すと大人になった自分はいつも申し訳ない気持ちに襲われます。せめての懺悔として偶然な不運に当たった時、「なぜ私が・・・・・・」ではなく、「偶然や運命に文句を言うのは子供のすることだ」と自分に言い聞かせてきました。

     生まれた時からお金持ちの子供もいれば、生まれた時から極貧の子供もいます。そう思えば、あなたは毎朝の目覚めを新たに生まれる瞬間として捉えることができます。今日は2007年の元旦です。やや極端ではありますが、30歳でも50歳でも今年あなたの家にあなたが生まれたと思えば、これからいくらでも変われると思いませんか。

     格差社会と世間は騒ぎますが、格差のない社会はどこにもありません。冒頭で述べた植物のように、同じ土、同じ太陽、同じ肥料、同じ種・・・・・・何もかも同じであっても結果が同じにならないのは自然の摂理です。

     映画の「ああ、野麦峠」を見て「戦前の日本の社会は社会主義革命が必要だったのだ」と思いました。日本は戦争にその出口を求めて失敗し、米国の政策によってやっと実現しました。格差を生み出す構造的原因を解消する「財閥解体」と「農地改革」がなければ、戦後の「豊かで格差の少ない社会」は実現しなかったかもしれません。

    外国での生活経験をお持ちの方なら誰でも実感しますが、日本は最も格差のない社会の一つです。調査データもはっきり示しています。こんな理想的な社会を実現した日本においては、逆にちょっとした格差の拡大に過剰に反応し、これを「解消」しようとしています。

     平和が続き、フェアな政策が実行され、社会に富が蓄積すれば、必ずある程度格差が形成されます。財閥も大地主もなく、チャレンジもしやすくなった今、ある程度の格差を社会のスパイスとして受け入れるべきです。

    格差だけではありません。病気、事故、嫌な上司と職場、不幸な婚姻・・・・・・。これらの不運と不幸は偶然と運命としてどんな社会にも一定の確率で起きます。「福は内、鬼は外!」と我々の誰も自分こそ不運に当たらないことを祈るのですが、残念ながら鬼もどこかの家に入らないといけない節理です。

     「鬼」ともたまに同居してみる勇気と寛容を持てば、意外とたいしたことがないと分かります。たまに「鬼」をみて、はじめて「福」を実感することができるかもしれません。読者の皆さんとそんな「勇気と寛容」の一年を過ごせればと願ってやみません。

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    労働

    <経団連>成長路線明確に 「御手洗ビジョン」発表

    1月1日0時29分配信 毎日新聞

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070101-00000003-mai-bus_all

    日本経団連(御手洗冨士夫会長)は1日付で、今後10年間の日本の進むべき道筋を示した「希望の国、日本」(略称・御手洗ビジョン)を発表した。規制改革などを実現することで、15年まで名目で年平均3.3%、実質で同2.2%の経済成長を達成できると試算し、成長を重視する安倍内閣の「上げ潮」路線に歩調を合わせた。一方で、財政健全化のため、「遅くとも11年度までには消費税を2%引き上げる必要がある」と明記した。

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