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米沢市立病院:軽症者に時間外加算 休日・夜間、救急外来で--11月から /山形

 米沢市立病院(芦川紘一院長)は、平日夜間や休日に、救急外来に来る緊急とはいえない軽症患者から、「時間外診療加算料」を11月4日から徴収することを決めた。9月5日開会の定例市議会に、条例改正案を提出する。

 緊急性のない患者の受診抑制を図り、救急医療に携わる医師の過重労働を防止し、第2次救急施設として本来の重症患者への医療態勢を確保するのが最大の目的。徴収額は、条例案では「5250円以内」とするが、病院は保険診療報酬の「時間外加算」を参考に2000円から3000円を考えている。

 同病院に07年度、平日夜間(午後5時15分~翌日午前8時半)や休日の時間外に1万3948人の患者が訪れたが、10~20%は「眠れない」「かゆみが止まらない」「昼間、学校や仕事で来られないから」など緊急処置の必要がない患者だった。「自己都合の軽症患者」と呼ばれ、保険診療報酬の「時間外加算」の対象から外れ、今までは初診料以外を取れなかったという。

 同市の第2次救急医療を担うのは3病院あり、平日夜間・休日に輪番制で担当している。今年3月まで輪番は3日に1回だったが、他病院の医師不足から、同病院は4月から1日おきとなった。医師の負担が増大し「このままではドクターがもたない」と病院側は話している。【近藤隆志】

毎日新聞 2008年8月30日 地方版

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