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日本SF大会、大会場イベント無料化 大阪で23日から

2008年8月22日

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写真岸和田市で撮影されたSF大会オープニングムービーの一シーン。強化スーツや美少女ロボットも登場するSFコメディーだ(実行委員会提供)

 大阪府岸和田市の浪切ホールで23・24の両日、「第47回日本SF大会」が開かれる。SFファンらによる実行委員会が毎年、各地で開催している。開催地の名物などをもじった通称が恒例で、大阪で7回目となる今回は「DAICON(ダイコン)7」だ。

 大会場でのトークショーや映像上映、演奏会と、会議室などで専門的な議論をする分科会があり、例年はほとんどに参加費が必要だった。DAICON7はファン層を広げようと、大会場イベントは無料にした。

 例えば、23日はアニメ「機動戦士ガンダム」をテーマにしたホールイベントがある。講談師の旭堂南半球さんによる「ガンダム講談」、マンガ家のトニーたけざきさんや小説家の林譲治さんらの対談など。24日はアニメ評論家・氷川竜介さんの講演や、菊池誠・大阪大教授らの「ニセ科学」をめぐるトーク。人形(ひとがた)ホビーロボットの体験操縦・競技会「ロボハブ」、手作りプラネタリウム上映会もある。

 参加登録(一般1万3千円、学生5千円)が必要な分科会は、作家や評論家の参加も多い。瀬名秀明さん、堀晃さんらSF作家の対談や、今年亡くなった野田昌宏、アーサー・C・クラーク両氏の追悼企画のほか、多くのSFファンの原点であるジュブナイル(少年少女向け)小説多数を所蔵する大阪府立国際児童文学館の蔵書を紹介し、存続をめぐる現状を報告する分科会も予定されている。

 大会実行委員長代行の永田保さんは「常連だけでなく幅広く参加してもらい、大阪らしいにぎやかな大会にしたい」と話している。詳細は大会ホームページ(http://www.daicon7.jp/)で。

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