東播磨
明石市民病院に産科医採用 外来診療を継続
明石市立市民病院(明石市鷹匠町)が医師不足を理由に産婦人科の診療休止を検討していた問題で、市は二十九日、九月一日付で産婦人科の常勤医一人を採用すると発表した。非常勤医を含めた二人態勢が確保でき、市は九月以降も現行の外来診療を継続するとしている。北口寛人市長は「市民病院の窮状に理解をいただいた。早期の分娩(ぶんべん)再開に向けて全力で取り組みたい」とコメントした。(大月美佳)
同病院は七月末で二人の常勤医が退職し、残りの常勤医一人も八月末に退職。さらに非常勤医二人のうち一人も九月末で退職する。同病院は六月から入院や出産受け入れを休止しており、平日の外来診療のみ続けている。
新たな常勤医は、京都武田病院健診センター所長代理の小林八郎医師(60)。京都大医学部付属病院や公立豊岡病院、県立塚口病院などでの勤務経験がある。明石市側は、採用後の報酬額については明らかにしていない。
今後、小林医師が産婦人科診療の中心となり、助産師らスタッフに対する指導も担当する。当直を伴う出産受け入れの再開には常勤医が最低三人必要とされるが、二人の常勤医を確保できれば、非常勤医を増やすことで対応できるという。
同病院事務局は「出産を再開できれば、病院事業会計の収支も大きく改善できるはず」と話している。
(8/30 10:59)
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