患者遺棄:堺の病院職員4人を書類送検へ 大阪府警

 堺市北区の新金岡豊川総合病の職員が昨年9月、糖尿病で入院していた全盲の男性患者を連れ出し、大阪市西成区の公園に放置した問題で、大阪府警西成署は近く、この病院の職員4人を保護責任者遺棄容疑で書類送検する方針を固めた。

 送検されるのは、渉外担当の男性職員(47)と、医事課と総務課の30代の男性職員3人。府警によると、職員らは同月21日午後1時ごろ、男性を車に乗せて大阪市住吉区の男性宅を訪問。前妻に引き取りを求めたところ、拒否されたため、同2時20分ごろ、西成区内の公園に男性を降ろして放置した疑いが持たれている。

 4人はその際、「男性が公園で倒れている。目が見えないらしい」と119番通報し、男性は保護された。男性は治療費を滞納していたほか、病院内でトラブルが多かったという。

毎日新聞 2008年1月23日 17時11分(最終更新 1月23日 17時56分)

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