地域限定プリッツ(北海道限定・十勝あずき/広島県限定・お好み焼味)
地域限定プリッツが偶然にもふたつ揃ったので記念撮影!
左側は、北海道みやげにいただいた北海道限定「十勝あずき」プリッツ。
右側は、6月の結婚記念日旅行で広島で買ってきた「広島風お好み焼き味」プリッツです。
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地域限定プリッツが偶然にもふたつ揃ったので記念撮影!
左側は、北海道みやげにいただいた北海道限定「十勝あずき」プリッツ。
右側は、6月の結婚記念日旅行で広島で買ってきた「広島風お好み焼き味」プリッツです。
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毎年恒例の『おすましでSHOW』。今年も観に行ってきました。
第10回から通っていますので、14回、途中小堺一機の病気により公演の無かった年があるので、足掛け15年通い続けていることになります。……と言いたいのですが、実は1回だけ見に行けなかった年がありました。1999年は病気で入院してしまい、チケットを買ってあったにもかかわらず観に行けなかったということがありました。私のチケットは家内の友人に使ってもらい、家内は友人と一緒に99年の公演を見ました。と言うわけで、15年皆勤賞は、家内になります。
シアターアプル入り口上の方のコマ劇場の壁面に大きな広告幕が張られていて、コマ劇場閉鎖の挨拶と今までの愛顧の感謝の言葉が書かれていました。ほぼ毎年通ったシアターアプルも今年限りで無くなってしまい、歌舞伎町にやってくるのも、この先もうそんなに無いかもしれません。
おまけ! チラシ・コレクション! | |||
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また『ミス・サイゴン』観てきました! 今シーズン3回目の『ミス・サイゴン』です!
今日の出演者 | |||||
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エンジニア | 橋本さとし | ||||
キム | 知念里奈 | ||||
クリス | 藤岡正明 | ||||
ジョン | 岸祐二 | ||||
エレン | 鈴木ほのか | ||||
トゥイ | 神田恭兵 | ||||
ジジ | 菅谷真理恵 | ||||
タム | 首藤勇星 | ||||
穴田有里 | 伊藤麻美 | ||||
宇都宮愛 | 金城尚美 | ||||
杉本朝陽 | 中野祥子 | ||||
藤咲みどり | 安田貴和子 | ||||
石川剛 | 上野聖太 | ||||
大津裕哉 | 奥山寛 | ||||
海宝直人 | 梶雅人 | ||||
鎌田誠樹 | 川口竜也 | ||||
栗栖裕之 | 近藤大介 | ||||
四宮貴久 | 清水裕明 | SINGO | 田崎悠人 | 橋本好弘 | 深堀景介 |
細見昌己 | 本多剛幸 | 水越友紀 | 港幸樹 | 横田裕市 | 吉丸修一朗 |
7月19日 | 8月 2日 | 8月17日 | 10月11日 | |
エンジニア | 筧利夫 | 市村正親 | 橋本さとし | 別所哲也 |
キム | 笹本玲奈 | 知念里奈 | 新妻聖子 | |
クリス | 藤岡正明 | 原田優一 | 藤岡正明 | 照井裕隆 |
ジョン | 坂元健児 | 岡幸二郎 | 岸祐二 | |
エレン | RiRiKA | シルビア・グラブ | 鈴木ほのか | |
トゥイ | 神田恭兵 | 泉見洋平 | 神田恭兵 | |
ジジ | 菅谷真理恵 | 池谷祐子 | 菅谷真理恵 |
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2回目の『ミス・サイゴン』を観てきました。『ミス・サイゴン』を語るなら、市村正親のエンジニアを観ておかなければ語れない(!?)と、市村正親の公演を選んでチケットを取りました。今日は、その他のプリンシパルも岡幸二郎、原田優一、泉見洋平と、「ワタシ的」にはベストな配役で、素晴らしい歌声を堪能してきました。
今日の座席は2階席。「せっかくのS席なのに2階席かぁ……」と観に行くまでは残念に思っていたのですが、2階席の前から3列目(C列)で、ほぼ真ん中の位置だったので、かなり見やすい席でした。舞台全体が見渡せて、前回の席からは死角となって見えなかった部分も今日はよく見えました。
クリスを演じた役者は、昨年見た『レ・ミゼラブル』でアンジョルラスを演じた原田優一。去年観た時は、歌舞伎役者の女形のような美形の顔だちからか、強力なリーダーシップを持った革命のリーダーというよりは、アンジョルラスは軽率な戦闘計画で仲間を死に追いやった悪者ではないかと思わされました。そんな原田優一の演じるクリスは、GI姿がとても少年ぽく、キムを一瞬のうちに愛してしまうのも、あり得ないことではないという感じを受けました。声も美しく、聞いていて気持ちの良い歌を歌っていました。
前回7月19日に観た時には気がつかなかったのですが、結婚式の場面で、「言葉が分からない」とクリスが歌い、キムが「婚礼に唄う歌」と応えると、クリスは驚いた顔をしてキムを振り返り見ました。クリスは、結婚式を挙げているつもりはなかったのかもしれない、と今日の舞台を見て思いました。そう思いながら、舞台を見ていると、「トゥイの侵入」のあとクリスが「なんてパーティだろ」と言う(歌う)パーティとは、結婚披露宴のことではなく、ただの友達が集まって騒ぐパーティを意味していたのではないかと思えてきました。
『ミス・サイゴン』を観るにあたって、初演のCDを買って聞き込んでいました。
今日の知念里奈のキムは、良くも悪くも本田美奈子のキムの歌をお手本とし、本田美奈子が歌ったように歌っていたように感じました。聞き込んで来た初演のCDの歌以上の発見はありません。
それとは対照的に、岡幸二郎は、岡幸二郎風のジョンになっているところが、技量のほどを感じさせました。岡幸二郎によって解釈されたジョンの歌声だと思いました。加えて黒く日焼けした顔が、精悍で格好良かったです。
市村正親は、余裕のある演技で、アドリブもたびたび飛び出していました。「ホーチミン、ミン」などとおどけたりしていました。
今日の出演者 | |||||
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エンジニア | 市村正親 | ||||
キム | 知念里奈 | ||||
クリス | 原田優一 | ||||
ジョン | 岡幸二郎 | ||||
エレン | シルビア・ | ||||
トゥイ | 泉見洋平 | ||||
ジジ | 池谷祐子 | ||||
タム | 中西龍雅 | ||||
穴田有里 | 伊藤麻美 | ||||
宇都宮愛 | 金城尚美 | ||||
杉本朝陽 | 中野祥子 | ||||
藤咲みどり | 安田貴和子 | ||||
石川剛 | 上野聖太 | ||||
大津裕哉 | 奥山寛 | ||||
海宝直人 | 梶雅人 | ||||
鎌田誠樹 | 川口竜也 | ||||
栗栖裕之 | 近藤大介 | ||||
四宮貴久 | 清水裕明 | SINGO | 田崎悠人 | 橋本好弘 | 深堀景介 |
細見昌己 | 本多剛幸 | 水越友紀 | 港幸樹 | 横田裕市 | 吉丸修一朗 |
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ブログ『Letter from Yochomachi 』で紹介されていて、読んでみようかなと思ったのです。でも、新書1冊をアマゾンで注文すると、送料取られるので、「今度書店に行ったら探してみよう」と思って、すぐには購入しませんでした。先日、時間つぶしの気まぐれに通勤途中の書店に立ち寄った際、「そうだ、内田樹の新書を買おうと思っていたんだ!」と思い出し、書棚を探したけれど見当たりません。買おうと思う前は、書店で見かけていたのに、いざ買おうと思った時に立ち寄った書店には置いていない。マーフィーの法則にでもありそうなことです。
内田樹のブログをいつも読んでいます。ブログも面白いです。テレビや、自分の周りの生活圏にいる人からは聞くことのできない、ユニークな視点での社会評論が新鮮です。
そのブログに、近著の宣伝が書かれていました。『こんな日本でよかったね』という本です。略して『こんたね』。その宣伝読んで、「これと一緒に『寝ながら学べる構造主義』がアマゾンで送料無料で注文できる!」と膝を打ち、パソコンからカタカタ入力して注文しました。
偶然ですが、予約注文していた「ハリポタ最終巻」『ハリー・ポッターと死の秘宝』と一緒に届きました。
私たちがあることを知らない理由はたいていの場合一つしかありません。知りたくないからです。と書かれています。私もまた、構造主義を「知りたくない」という無意識の拒絶心があったのでしょうか。これはこれで、面白い設問ですが、まだ文章に書いて披露できるほど考えがまとまりません。ただ、無意識の拒絶が心の中にあったのかもしれません。「構造主義」は、自分にとってタブーとなるような主張を含んでいると、直感していたのかもしれません。
より厳密にいえば「自分があることを『知りたくない』と思っていることを知りたくない」からです。
いま私たちが生きている時代は「ポスト構造主義の時代」と呼ばれています。(中略)という筆者の言う通りなのかもしれません。
「ポスト構造主義期」というのは、構造主義の思考方法があまりに深く私たちのものの考え方や感じ方の中に浸透してしまったために、あらためて構造主義者の書物を読んだり、その思想を勉強したりしなくても、その発想方法そのものが私たちにとって「自明なもの」になってしまった時代(中略)だという風に私は考えています。
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帝劇『ミス・サイゴン』の5時開演のソワレの終演予定時刻が7時45分でした。そこで霞が関9時22分発のロマンスカー『メトロホームウェイ43号』を予約しておきました。1時間以上もあれば、ゆっくりと夕食をとって、ロマンスカーに乗って帰れると計算したわけです。
ところが昨日は終演が30分近く遅れてしまい、すっかり計画が狂ってしまいました。終演後帝劇の地下の飲食店街に行ってみたら、早々と閉店してしまった店ばかり。そこで、日比谷シャンテまで歩いて来て、地下の飲食店街の店で夕食をとることに。電車に乗るまでに30~40分しかありませんでした。「早く出来そうなところは、どこだろう……」と蕎麦屋さんに決めました。家内は、わんこそばと天ぷらの定食を注文。私は親子丼を注文。10分も待たずに料理が出てきて、無事予約した電車に間に合いました。
(……って、飲食店の紹介に、全然なっていませんね)
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楽しみに待っていた『ミス・サイゴン』。今シーズン1回目の鑑賞をしてきました。
今日の出演者は、エンジニアが筧利夫、キムが笹本玲奈、クリスは去年観た『レ・ミゼラブル』でマリウスを演じていた藤岡正明、ジョンが『レ・ミゼラブル』で去年とその前の日生劇場公演でもアンジョルラスを演じていた坂元健児でした。
『ミス・サイゴン』は私は初めての鑑賞、家内は初演の1992年版を見ているそうですが、なにしろ16年も前でヘリコプターが舞台に降りてきたことしか覚えていないありさまで、夫婦二人とも初めて観るようなものでした。
だいぶ前に東宝のサイトからCDを買って、歌を聞いていたので、私はストーリーはつかんでいましたが、CDを聞いただけなので、どのような舞台演出になっているのか楽しみにしていました。
あらかじめCDを聞いていたのは良かったのか悪かったのか。市村正親のエンジニアを聞きこんできて、筧利夫のエンジニアはどんなふうになるのだろうと期待していたのですが、CDの市村正親に比べると、筧利夫は歌の表情に乏しく技巧はいまひとつの感じを受けました。
音響の要因もあるのかもしれないですが、歌がどの役者も一本調子で、熱唱しているのは伝わるのですが、歌で演技をしていただろうかと問われたら首をかしげたくなります。見る側の集中力の要因もあるかもしれませんが、舞台の上の俳優が演じる役の気持ちに、うまく同調できなかった感じです。
今日の出演者 | |||||
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エンジニア | 筧利夫 | ||||
キム | 笹本玲奈 | ||||
クリス | 藤岡正明 * | ||||
ジョン | 坂元健児 *** | ||||
エレン | RiRiKA | ||||
トゥイ | 神田恭兵 * | ||||
ジジ | 菅谷真理恵 | ||||
タム | 首藤勇星 | ||||
青木真由子 | 安藤由紀 | ||||
唐沢美帆 | 佐々木由布 | ||||
園田弥生 | 浜田順子 | ||||
穂積由香 * | 水野里香 | ||||
赤座浩彦 | 麻田キョウヤ * | ||||
板垣辰治 * | 猪原光浩 | ||||
植木達也 | 片根暢宏 | ||||
菊地まさはる * | 五大輝一 * | ||||
小森創介 | 櫻井太郎 | ||||
佐野信輔 | 島田邦人 | 杉野俊太郎 | 鈴木雄太 | 高原紳輔 | 高山光乗 |
土屋研二 * | 土倉有貴 | 野島直人 * | 羽山隆次 | 藤田光之 * | 星潤 |
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「演劇とは」というような難しいテーマの舞台になるのかなと、観に行くまで少し心配していました。楽屋落ち、内輪受けの内容になるのではないかと、危惧していたのですが、それは杞憂に終わりました。面白い物語と、ほどよい笑いで楽しく観ることができました。
今回の会場は紀伊国屋ホール。私は、初めて入りました。歴史を感じさせる、古いホールでした。開場時刻を10分ほど過ぎてホールに着いたのですが、ロビーは混雑していました。大場真人からのお祝いの花が目立っていました。今回の公演は劇団25周年記念の公演でもあって、ロビーにはどこと無くお祝いムードが漂っていたように感じました。もっとも、私の思い込みかもしれませんが。
この劇団の舞台を初めて観たのは『明日に架ける橋』という演目で会場は博品館劇場でした。劇団S.W.A.T!のホームページで確認すると、1993年の公演のようです。それから毎回欠かさず観ている……わけではなくて、観なかった公演もたくさんあるのですが、ここ最近5年ほどは欠かさず足を運んでいます。25周年の公演の3分の1くらいは観ているのでしょうか。それ以下かな。
物語は、ひとりの演出家が、先輩演出家の依頼で地方都市の市民劇団の公演の演出をしに、劇団の稽古場へやってくるところから始まりました。東京からその地方都市へやって来た演出家を演じるのは高橋将。自然体の嫌みのないキャラクターを演じていました。
高橋将だけでなく、今日の出演者は皆、役柄に過剰な部分がなくて、抵抗なく物語の世界に入ることができました。
四大海演ずる市民劇団を演出していた演出家ゴダイは、高橋将演ずる演出家の先輩で、病気で亡くなってしまいます。回想シーンで20代の頃のゴダイが出てきますが、現実の劇団の25周年とオーバーラップして感慨がありました。四半世紀劇団を続けるということは、それなりの喜びが当事者にはあるのだろうなぁと想像します。パンフレットには、「特別な感慨はありません」と四大海が書いていましたが、表向きの発言ではないのでしょうか。
滝佳保子が高校生の母親という役どころでした。そのような役を演じても不思議でない年齢なのでしょう。でも、高校生の母親には見えなかったなぁ。滝佳保子演じる劇団員が、演出家が起こした暴力事件の相手の有名役者の歌舞伎役者のような名前を何度も間違えて、最後まで覚えられないエピソードが、可笑しかったです。
その歌舞伎役者のような名前(私も劇を見終わって役名を覚えていない!:笑)の役者の役を演じた森屋正太郎が妙に役にはまっていて可笑しかったです。
終盤、演劇祭に出場するシーンでは、舞台裏から見た舞台がセットで作られていて、これは『オペラ座の怪人』へのオマージュなのでしょうか。劇中劇の舞台で起こるアクシデントは、緊迫感があって良く出来ていました。
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「あじさい電車」に乗りに来た箱根。夜になったら沿線の紫陽花がライトアップされるということなので、夜になるのを待ちながら、強羅で少し早い夕食を食べることにしました。 閉園5時の強羅公園に閉園間際まで居て、ぶらぶらと坂を下りて「田むら銀かつ亭」にやってきました。最近ネットでホームページを見ていたら、店舗が新しくなったのを知りました。以前は予約していないとあっという間に売り切れとなって食べられなかった「豆腐かつ煮」も、新しくなった店舗では以前よりも容易に食べられるようになったとか。2005年11月の箱根大名行列を見た後に「田むら銀かつ亭」に寄ったのですが、その時は「豆腐かつ煮」は私の数組前の注文で売り切れてしまい、食べることが出来ませんでした。 今日は念願の「豆腐かつ煮」を食べることが出来ました。豆腐なのに、かつ煮の味わいは、不思議な感じです。ヘルシー志向の女性にはうれしいメニューかもしれません。味はしっかりとしていて、どちらかといえば濃い味かも。食後のデザートにレアチーズケーキとコーヒーが付いた「豆腐かつ煮御膳」は1800円でした。 店舗が広くなっても、行列の出来る店には変わりが無いようです。私たちが食べ終えて店を出た6時半ごろでも、まだ10人以上の客が店頭で席の空くのを待っていました。 | ||
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ミュージカル『レベッカ』を観た帰りに、新宿で夕食を食べて帰りました。 ポイントカードを持っているのでポイントを貯めるべくスペイン料理のアマポーラで食事をして帰ろうと新宿のルミネのレストランのフロアに行ったのですが、ここ「柿安 三尺三寸箸」の前を通りかかって、店員さんに呼び込みの声をかけられてしまったら、ふらふらと入店してしまいました! アマポーラでコース料理の3~4千円を食べるのと較べたら、ひとり2500円で腹いっぱい食べられれば、食べ放題も悪くない……と思ってしまったのです。 |
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初「シアタークリエ」です。ミュージカル『レベッカ』、12時開演のマチネを観てきました。
『レ・ミゼラブル』の山口祐一郎のジャンバルジャンを聞いてがっかりした私です。『モーツァルト!』のコロレド大司教でも、何か違うと山口祐一郎の歌に違和感を感じていました。そのように2度も期待を裏切られたのに、山口祐一郎をまた観て来ました。
今日は、あまり歌の技巧には目が行きませんでした。(耳が行かないと言うべきか?)芝居のストーリーを楽しんできました。山口祐一郎の演じたマキシムと言う役は「あり」かなぁと思います。
大塚ちひろの歌は、若い娘の役だからか、可愛らしい歌声は耳に心地よかったです。後半、精神的に成長し大人びてくる部分も、表現の工夫が伝わってくるようでした。後半の伊東弘美=ベアトリスとのデュエットは秀逸でした。今回の舞台で印象的だった歌のひとつになりました。
このミュージカルで一番強烈なキャラクターは、やはりシルビア・グラブが演じたダンヴァース夫人でしょう。鬼気迫る演技は、とても光っていました。ぎょろりと見開かれた目は、どこか正常でない雰囲気をうまく表していました。もとからこんなに目の大きな女性だっただろうかと不思議に思っていたのですが、最後のカーテンコールでは、「ぎょろ目」ではなかったので、あの「ぎょろ目」は演技だったのですね。
吉野圭吾=ジャック・ファベルは、2幕の終わりのほうで、マキシムを恐喝しようとする場面の演技が印象に残りました。舞台ならではのオーバーアクション、ダンスのような身のこなしが決まっていて感心しました。『モーツァルト』のシカネーダーよりも今日の役のほうが印象的で素敵でした。今後も注目したいと思いました。
『レ・ミゼラブル』ではジャベールを演じていた阿部裕は、今日は歌の見せ場が無かったようです。最後の予審のシーンまでは、その他大勢的扱いで、ジュリアン大佐の役を演じているのか、その他大勢の役を演じているのかわからないところも。
座席は前から12列目10番11番。役者の表情も良くわかる距離で、良い席でした。
今回は、観劇前にCDを買って聞いていました。ウィーン初演版というCDは、ドイツ語歌詞で何を言っているのか解らなかったのですが、舞台を見ながら、この曲はこうゆう場面のこうゆう歌詞だったのかと発見しながら聞いていました。ドイツ語CDを聞いていたときは、ドイツ語のリズム感が心地よかったのですが、日本語になるとそのリズム感が失われてしまうのも感じました。
最後の最後まで隠された真実があり、ミステリーならではの面白さがありました。物語が良かったです。
カーテンコールが一通りおわり、「追い出し」のオーケストラ演奏も終わっても、客はまだ拍手をやめず、もう一度幕があがり役者たちが舞台に戻ってきました。その段になって、観客総立ちとなり、スタンディングオベーションになりました。私の席の後ろのほうから「ゆうちゃーん」の声援があがると山口祐一郎の顔が笑顔に歪んだのを見逃しませんでした。
出演: | ||||
山口祐一郎 | 大塚ちひろ | シルビア・グラブ** | 石川禅* | 吉野圭吾* |
治田敦** | 阿部裕* | KENTARO* | 伊東弘美 | 寿ひずる |
松澤重雄* | 武内耕* | 斎藤裕加 | 俵和也* | 名児耶洋 |
田中秀哉 | 河合篤子* | 鈴木結加里* | 水谷裕紀 | 碓井マキ |
中村友里子 | 石田佳名子 |
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