岡山放送局

2008年8月29日 23時6分更新

動物園でかかしづくり


岡山市の動物園で、子どもたちが園内に植えて育てている稲を鳥から守るため、動物をかたどったかかしを作りました。

岡山市の池田動物園では、園内の敷地を利用して小学生や幼稚園児に稲の栽培を体験してもらう教室を開いていて、ことし5月に植えた稲が今、実りの時期を迎えています。

29日は園内に、稲を植えた子どもとその親16人が集まり、稲穂が収穫前に鳥に食べられてしまうのを防ぐため、動物園のゾウとキリンをかたどったかかしをつくりました。

子どもたちは、飼育員の指導をうけながらわらを束ねて竹の骨組みに巻きつけ、ゾウとキリンの顔を描いた木の板をそれぞれ取り付けて2体のかかしを完成させました。

参加した小学生は、「つくるのは大変だったけど、とてもいいかかしが出来ました」と話していました。

園内で育てた稲は、来月中旬に子どもたちが自分で刈り取って、正月にもちにして食べるほか稲のわらは動物園のゾウにエサとして与えるということです。