岡山放送局

2008年8月29日 23時6分更新

チボリ 土地賃貸契約を解消へ


倉敷チボリ公園がことしいっぱいで閉園することが決まったことを受けて、石井知事と倉敷市の伊東市長が、公園の土地を所有する大阪市の会社を訪れ、土地の賃貸契約を解消することで合意するとともに、跡地の利用方法について意見を交わしました。

岡山県の石井知事と倉敷市の伊東市長は29日午前、チボリ公園の土地を所有する大阪市の繊維メーカー「クラボウ」の本社を訪れ、井上社長と面会しました。

このなかで3人は、チボリ公園の閉園が決まった経緯を説明したうえで、平成22年2月末で土地の賃貸契約を解消することで合意しました。

面会のあと、石井知事は集まった報道陣に対して、井上社長に公園内のホールや、花壇などの緑地部分は残してほしいと要望したことを明らかにしました。

これに対して井上社長は「土地を更地にして返還してもらうことが基本だが、地元の意向も踏まえて今後の計画を考えたい」と答えたということです。

また、伊東市長が井上社長に、倉敷市や地元経済界が来月、発足させる公園の跡地を含めた街づくりを考える協議会への参加を求めたところ、協議会に加わることに応じたということで伊東市長は「今後、クラボウとともに倉敷駅前の街づくりを考えていきたい」としています。