岡山放送局

2008年8月29日 23時6分更新

姫井氏が離党届を撤回

民主党に離党届を提出し、新党の「改革クラブ」への参加を決めていた姫井由美子参議院議員は、「新党の政府・与党よりの姿勢に疑問を感じた」などとして民主党への離党届を撤回し、新党には加わらないことを明らかにしました。

姫井由美子参議院議員は、渡辺秀央元郵政大臣ら2人とともに、28日民主党に離党届を提出し、無所属の参議院議員と、5人で結成した新党の「改革クラブ」に参加するとしていましたが、29日午後行われた「改革クラブ」結成にあたっての記者会見を欠席しました。

そして、姫井氏は29日夕方、民主党の菅代表代行らとともに記者会見し、「参議院の改革に役立ち、民主党との関係も友好的に継続できると考え、新党に参加することにしたが、今回の新党は、自民党による民主党切り崩しの受け皿だということがわかった」と述べ、民主党への離党届を撤回し、新党には加わらないことを明らかにしました。

新党の結成には、所属する国会議員が5人以上必要で、姫井氏の
不参加が正式に決まれば、「改革クラブ」に現在所属する議員は4人となり、政党として要件を満たさなくなります。

姫井氏が離党届を撤回したことについて、民主党岡山県連の津村啓介代表は「離党撤回はご心配をかけた有権者の気持を考えると、笑顔になれない。党内外には引き続き、除名を求める意見も根強く、姫井議員にとっても民主党県連にとっても信頼回復への道は厳しく険しい。今後、姫井議員には地道に活動をしてもらうよう助言していきたい」というコメントを出しました。