岡山放送局

2008年8月29日 23時6分更新

学力テスト 全国平均下回る


ことし4月に行われた全国学力テストの結果が29日公表され、県内の公立の小中学生の平均正答率は2つの教科ともすべて全国平均を下回りました。

全国学力テストは、文部科学省が子どもたちの学力を的確に把握することを目的に、ことし4月22日に全国の小学6年生と中学3年生を対象に行ったもので、県内では国公立、私立の小中学校あわせて588校の3万5000人あまりが受験しました。

テストでは、国語と算数・数学の2教科について、それぞれ、基礎的な知識を問う「A問題」と応用力などを問う「B問題」が出題され、29日、公立学校の小中学生についての結果が県教育委員会から発表されました。

それによりますと、平均正答率は小学生・中学生ともに、2つの教科ですべて全国平均を下回りました。
このうち、全国平均との差が最も大きかったのは、小学生の算数Aの問題で、平均正答率は69.5%と全国平均を2.7ポイント下回っています。

今回の結果について県教育委員会は「子どもの理解の程度にあわせたきめ細かい指導を徹底するとともに、県内の子どもは家庭で学習する習慣が十分身に付いていないという調査結果も出ているので、そうした習慣が身に付くよう指導したい」としています。