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松下、自己放電を改善したニッケル水素電池「充電式EVOLTA」第2世代モデル

2008/08/29

村田修

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松下電器産業は28日、ニッケル水素電池「充電式EVOLTA(エボルタ)」を発表した。単3形の「HHR-3MRS」と単4形の「HHR-4MRS」が発表されており、発売は10月1日。

また、同時に急速充電器とのセットやUSBへの給電が可能なモバイル電源「ポケパワー」も発表された。発売は10月1日で、価格はオープン。推定市場価格は、単3形の2本パック「HHR-3MRS/2B」が900円前後、4本パック「HHR-3MRS/4B」が1,600円前後、単4形の2本パック「HHR-4MRS/2B」が800円前後、4本パック「HHR-4MRS/4B」が1,500円前後となっている。なお、急速充電器とのセットの推定市場価格は、単3形2本が付属する「K-KJQ21M32R」で3,000円前後、ポケパワー「BQ-PP10K/A」「BQ-PP10K/F」は3,500円前後となっている。

繰り返しての使用にさらに強くなったNi-MH、「充電式EVOLTA」(単3形HHR-3MRS)

同社では、2006年2月に「HHR-3MPS」(単3型形「HHR-4MPS」(単4形)という、自己放電の少ないNi-MHバッテリーを発売している。今回は、従来品に比べて繰り返し使用できる回数がアップしているとともに、繰り返し使用した場合の容量維持率がアップしているのが最大の特徴。従来品では、約1,000回繰り返して使用すると、フル充電時の容量維持率が約60%に低下していたが、新モデルでは維持率が60%になるまでに1,200回の繰り返し使用が可能になった。また、800回繰り返して使用した時点での容量維持率も、従来品の80%に対して、新モデルでは90%となるなど繰り返し使用に対する強さがアップしている。これは、水素吸蔵合金の構成物質の分布を均一化、薄型缶の採用による内容積のアップ、負極の極板への表面加工などによるもので、ハイブリッド車向けに供給している充電池の開発によって培われた技術を応用したとのことだ。


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