侵襲性の高いスクリーニング検査 [アレルギー]
通常は確定診断として実施される皮膚生検および病理検査も、皮膚疾患の場合にはスクリーニング検査にしかならないこともあります。
ただし、見た目で判別できないことも多いので、本来は最初のほうで実施されるべきものだと考えております。順番的には、皮膚細胞診、スクラッチ、対症療法に対する反応、そして皮膚病検査が望ましいと最近思うのです。
特に、アレルギー性皮膚炎の場合、様々な類似疾患があります。掻痒、皮膚病変、病変の分布が類似している疾患が結構あるのです。
病理検査では、アレルギー性皮膚炎であることや、 膿皮症であることや、皮膚糸状菌であること、そして内分泌性皮膚症であることや毛包異常であることしかわかりません。それらの疾患はさらに検査を進めて確定する必要があります。たとえば、アレルギー性皮膚炎であれば、様々なアレルギーのための検査をすることです。
ただし、皮膚を切ることと、縫うことが必要になることがこの検査の難点です。
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