紫式部の源氏物語を題材にした累計1700万部のマンガ「あさきゆめみし」が、フジテレビ深夜の「ノイタミナ」枠で09年1月から放送されることが29日、分かった。全11話予定。
「あさきゆめみし」は講談社の月刊マンガ誌「mimi」と「mimi Excellent」で、79~93年に連載された大和和紀さんのマンガ。天皇の皇子として生まれ、亡くなった母の面影を追い求めて女性遍歴を重ねる光源氏、後継ぎの薫までの物語を分かりやすく描いており、受験生の“バイブル”としても読まれた。「あさきゆめみし」はこれまで、宝塚歌劇団などにより舞台化されたことはあるが、アニメ化は初めてという。
「ノイタミナ」は、「連ドラのようなアニメ」をコンセプトに、「アニメーション」のつづりを逆さにしたフジテレビの深夜アニメ枠。これまで「のだめカンタービレ」「ハチミツとクローバー」「もやしもん」などの人気マンガなどをアニメ化し、深夜帯では異例の高視聴率をマークしている。現在は「西洋骨董洋菓子店」、10月からは「のだめカンタービレ」の第2シーズンを放送する予定。【河村成浩】
2008年8月29日