2008年8月28日 20時55分更新
岡山県の高梁川水系では雨不足でダムの貯水率が低下していることから国土交通省などは28日正午から2週間の予定で取水制限を始めました。
国土交通省岡山河川事務所によりますと、高梁川の主な6つのダムの28日朝9時時点の貯水率は、平均で39.4%で、このうち最も大きい新成羽川ダムでは
24.3%まで低下しています。
このため、国土交通省や県などは高梁川水系で28日正午から2週間の予定で上水道で5%、工業用水で10%、農業用水で20%の取水制限を始めました。
これを受けて、高梁川水系を水源としている倉敷市などでは広報車で市内を回るなどして市民や企業に節水を呼びかけています。
岡山地方気象台によりますと、県内は来月も降水量が少ない状態が続くということで、国土交通省や県などは来月はじめに会議を開いて高梁川水系での取水制限の期間や制限率について改めて検討することにしています。