2008年8月28日 20時55分更新
多くの優れた刀かじを輩出した刀剣界の名門・吉原一門による刀の展示会が、岡山県新見市で始まりました。
吉原一門は、戦前に刀かじとして活躍した初代・吉原國家が興したグループで、これまでに多くの優れた刀かじを排出し、刀剣界の名門として知られています。
会場には一門の刀かじたちがつくった刀、およそ40点が展示されています。
このうち初代國家の孫にあたる3代國家の作品は、丁字と呼ばれる刃文が大きくはっきりと現れているのが
特徴です。
また17歳のときに吉原一門に入門し、現在新見市で刀づくりを続けている藤本義久さんが父親や弟といっしょに3年がかりで作った作品は、愛媛県今治市の神社にある国宝の刀を再現したもので、長さがおよそ1メートル80センチもあります。
この展示会は新見市の新見美術館でことし10月5日まで開かれています。