28日、中国経済時報は国家水泳センター「ウォーターキューブ」が独自ブランドの飲料水、携帯電話を発売するなどのビジネスに乗り出したことを報じた。写真は「ウォーターキューブ」。

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<北京五輪・関連>五輪会場ブランドの飲料水、携帯を販売=市民から総すかん―中国
2008年8月28日、中国経済時報は国家水泳センター「ウォーターキューブ」が独自ブランドの飲料水、携帯電話を発売するなどのビジネスに乗り出したことを報じた。

中国にとって長年の夢であった自国開催の五輪はついに幕を閉じた。国民を熱狂させた祭りが終わった後には現実が待っている。歴代五輪開催都市と同じく北京市の悩みは五輪会場の維持費。命名権の売却などで運営費捻出を図るが、楽観視できる状況にはない。

この問題に新たな解決策を見出そうとしているのが国家水泳センター、通称「ウォーターキューブ」だ。五輪で得た圧倒的な知名度を用いてビジネスに進出している。今年6月に発売された第一弾商品が「ウォーターキューブ氷河水」。カナダから空輸された氷河の水を「ウォーターキューブ」を連想させるボトルに入れて販売した。1億年前の氷河の水は人類活動による公害の影響を全く受けていない高品質の水だとアピールしている。お値段は1本9.9元(約150円)。通常のミネラルウォーターと比べれば5倍以上の値段となる高価格商品となった。

続いて発売されたのが「ウォーターキューブ携帯」。「ウォーターキューブ」と同じく水の泡をイメージした外装が印象的だ。2000元(約3万円)程度の高価格帯の商品となっている。

気になるビジネスの成果だが、残念ながら芳しくない様子だ。高価格帯ということの影響も大きいが、「本当にカナダから運んできたのか?」「携帯の中身はノンブランドのコピー携帯ではないのか?」と肝心のブランド力が総すかんを食っているという。五輪の終わりと同時に市民も現実に戻ってしまったのだろうか、五輪の後の現実はそう甘くはないようだ。(翻訳・編集/KT)
2008-08-28 20:19:21 配信

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