全国のニュースでもお伝えしましたが、参議院宮崎選挙区選出の松下新平氏ら参議院議員5人が、新党を結成することが分かりました。今回結成されるのは、いずれも、参議院議員の5人でつくる「改革クラブ」です。参加する議員のうち、渡辺秀央・元郵政大臣や姫井由美子氏ら3人は、民主党に離党届を提出、同じく参議院議員で、無所属の松下新平氏ら2人を加えて新党が結成され、党の代表は、渡辺氏が務めるということです。新党結成の理由について渡辺氏は、「2大政党の中に参議院が埋没することに危機感を覚えた。」と説明しています。5人は、29日午後、東京都内で、新党旗揚げの会見を予定しています。
宮崎市の砂浜で深刻化する海岸浸食問題で、国は、別の場所から砂を運び込む「養浜」を、今年11月から、試験的に行なうことになりました。宮崎港の北側から、一ツ瀬川河口付近までの砂浜では、海岸浸食が深刻となっていて、国の直轄事業として、今年度からの20年間で、約300億円をかけて、対策が進められています。28日は、専門家や地元住民の代表らが集まって、対策を話し合う委員会が開かれ、宮崎河川国道事務所が、動物園近くの砂浜と沖、それに石崎浜北側の3か所で、外から砂を運び込む「養浜」を、11月から試験的に行なうことを報告しました。このうち、動物園近くの砂浜には、直径3センチ以下のレキ混じりの土砂が運び込まれることになっていて、粒の小さい砂に比べて、流出に歯止めがかかるのかどうか、その効果が検証されます。宮崎河川国道事務所では、海岸線の移動や水質について、調査を定期的に行ない、養浜がもたらす効果や影響などを調べることにしています。
全国的に、刃物を使った凶悪事件が相次ぐ中、県は、固定式ナイフなどを、有害な刃物類として指定し、青少年への販売を禁止しました。これは、6月の東京・秋葉原通り魔事件以降、全国で、刃物を使った事件が相次いでいることを受け、県が、青少年健全育成条例に基づいて、有害な刃物類の販売を規制するものです。今回、18歳未満の青少年に対して販売が禁止されたのは、いずれも、刃の長さが6センチを超える固定式ナイフや、折りたたみ式ナイフ、それにスライド式ナイフです。宮崎市内の、この銃砲店では、狩猟の際に使われる、「ハンティングナイフ」と呼ばれる固定式ナイフを販売していますが、対面販売を徹底しているため、指定の対象となった刃物を青少年に販売したことは、これまでも一切ないということです。(遠山銃砲店・遠山和伸さん)「みなさんの顔を知っているし、そういう人にしか売らない。一般の人には全然売ってない。一番困るのがインターネット販売。誰に売ったのか分からない。」県では、今回の販売禁止の指定により、販売店での身分確認などをさらに徹底し、事件の未然防止につとめたいとしています。
自殺の主な原因にもなっている多重債務の問題を解決しようと、警察や弁護士が参加した県の対策会議が開かれました。28日の対策協議会には、県警察本部や県弁護士会など、18の関係機関の代表が出席し、無料相談会の実施など、それぞれの機関が、これまでの取り組みを報告しました。そして、今後の課題として、相談員のスキルアップや、相談員がいない地域への出張相談の必要性などが挙げられました。警察によりますと、県内の去年1年間の自殺者数は395人で、人口10万人あたりの自殺者数は、全国ワースト2位となっていますが、自殺の原因・動機は、「体の病気」、「うつ病」に続いて、「多重債務」が3番目に多いということです。
遊具の組み立てブロックで作ったロボットで、子どもたちが、全国大会に挑みます。(走るロボットの様子)自動操縦で動く、こちらのロボット。遊具のブロックを組み立てて、作られています。この組み立てロボットの技術を競う大会が、毎年夏休みに開かれていて、今年は、クラス別に空き缶を倒したり、ピンポン玉を拾い上げる速さが課題となりました。その結果、九州大会や県大会を勝ち抜いた、小学生から高校生までの4チームが、宮崎代表として、全国大会に出場することになり、本番に向けて、28日、最終調整が行われました。出場する児童生徒は、夏休み中、毎日8時間以上、ロボットの製作や操作に打ち込んできました。(宮崎工業高校3年・神田駿くん)「今年は国際大会が日本で開催されるので、意地でも国際大会に行きたい」「目標は、国際大会1位です」(よーいスタート!)小学生チームのメンバーは、宮崎市の生目台西小学校5年の大賀健士郎くんと、釘崎直道くんの2人です。競技は、ロボットの組み立てから始まります。ロボットの操縦プログラムも、自分たちで考えなくてはならず、コースを完走させるのにも一苦労です。(大賀健士郎くん・釘崎直道くん)「(釘崎くん)完走すれば5位以内に入るから、完走すれば・・・(大賀くん)1位やろこういう場合は!」「みんなに勝って優勝です。」全国大会は、8月31日に横浜市で開かれ、上位に入れば、11月に同じく横浜で開かれる、世界大会に出場することができます。子どもたちの熱い夏が、続いています。
今年、県内で収穫された、早期米の作況指数が発表されました。九州農政局宮崎農政事務所によりますと、早期米は、天候に恵まれ、台風の影響もなかったことから、10アールあたりの収量は、平年を30キログラム上回る、505キログラムが見込まれ、8月15日現在で、作況指数は、「良」の「106」となっています。一方、普通期米は、梅雨明け後の日照時間が平年を上回ったことなどから、生育状況は「やや良」となっています。
28日午後4時15分ごろ、宮崎市の大淀川で、男性がおぼれているのが見つかりました。男性が見つかったのは、宮崎市谷川2丁目付近の大淀川で、通行人から、「人のようなものが流れている」と、警察に通報がありました。かけつけた消防によって、男性は救助され、市内の病院で手当を受けていましたが、午後6時過ぎ、死亡が確認されました。亡くなったのは70代の男性と見られ、警察で、身元の確認などを急いでいます。
西諸2市2町の特産品を集めた「北霧島物産展」が、宮崎市の県庁楠並木通りで始まりました。会場には、朝早くから、大勢の買い物客が詰めかけ、先着100人に小林市特産のごぼうがプレゼントされました。物産展では、今が旬の大型なし『豊水』やぶどう、それに、新鮮な農産物が販売されています。北霧島物産展は、宮崎市の県庁楠並木通りで、29日まで開かれ、29日は、先着100人に梨がプレゼントされます。
食の安心・安全について考えようと、宮崎市で、農業と食をテーマにした展示会が開かれています。これは、県や九州農政局宮崎農政事務所などが開いているものです。会場には、昭和30年代と現在の米づくりを比較するパネルや、「みやざきブランド」を紹介したパネルなど、約270点が展示されています。この他、牛肉の産地や、流通過程を確認できるトレーサビリティーの体験コーナーや、食についてのクイズコーナーも設けられています。この企画展は、県立図書館で8月31日まで開かれています。
地域に貢献しようと、都城市の建具業者が、小学校で奉仕作業を行いました。この奉仕作業は、都城や小林などの建具業者10社でつくる県建具建材協会が、毎年夏休みに、都城市の小・中学校で行っているものです。28日は、祝吉小学校に業者11人が訪れ、動きが悪くなった出入り口の引き戸や窓枠を直したり、壊れた鍵の取り替え作業などを行いました。2学期を前に行われた28日の奉仕作業。参加した建具業者の1人は、「子供たちが快適な学校生活を送ってもらえればうれしい」と話していました。
大雨で法面が崩壊し、通行止めが続いていた東九州自動車道は、復旧工事の結果、28日午後7時20分に、通行止めの規制が解除されました。法面が崩壊したのは、宮崎市佐土原町の東九州自動車道で、27日午前7時40分ごろ、幅30メートルに渡って崩れ、大量の土砂が道路を覆いました。この影響で、東九州道の西都インターチェンジと宮崎西インターチェンジ間は、上下線とも通行止めが続いていましたが、復旧に向けた土砂の除去作業が行われた結果、28日午後7時20分、規制が解除され、片側交互通行できるようになりました。