大阪放送局

2008年8月29日 0時2分更新

フェスティバルゲート再入札を


大阪市の平松市長は、28日の記者会見で、大阪市が経営し破たんした浪速区の都市型遊園地フェスティバルゲートについて「地域のにぎわいを取り戻すためにも、早急に再入札を検討する」と述べ、改めて売却を目指す考えを示しました。

フェスティバルゲートについて、大阪市は、経営再建を断念して土地と建物を売却するためにことし2月に入札を行い、韓国系の企業が出資する会社が26億円で落札しましたが、テナントの立ち退きのメドが立っていないことなどを理由にその後契約は白紙となりました。
こうしたなか、28日、大阪市がテナントに店舗の立ち退きなどを求めていた裁判で、市側の要求を認める判決が出され、平松市長は、記者会見で「判決は市の主張が認められたもので、再入札へのハードルが1つ減ったのは事実だ。具体的な日程は分からないが、地域のにぎわいを取り戻すため早く処理できるよう進みたい」と述べ、再入札して売却を目指す考えを示しました。
また、28日の会見で平松市長は市政改革の柱となる経費削減問題について職員の給与カットも含めた素案を来月4日に公表することを明らかにしました。