首相「領土一体性は必要」　グルジア情勢、米欧に同調

　福田首相は２８日、グルジアからの南オセチア自治州、アブハジア自治共和国の分離独立をロシアが承認した問題について「領土の一体性という原則は必要だ」と記者団に述べた。グルジアの領土一体性を尊重すべきだとの考えを示したもので、ロシア側の対応を批判している米欧と足並みをそろえた格好だ。

　首相は「そういう（領土一体性の）原則を守りながら、どのような話し合いをしていくか。あくまでも平和的に話し合っていくことが大事だ」とも語り、事態打開のために関係国の対話が必要だとの認識を示した。