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三井化学、CO2を石油代替原料に変える技術を発表

[issued: 2008.08.26]

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 三井化学は、工場などから排出されるCO2を分離濃縮し水素と反応させてメタノールを合成するパイロット設備を、同社大阪工場内に設置すると発表した。同設備の着工は2008年10月である。

 同社は1990年から1999年に新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「化学的CO2固定化プロジェクト」に参画して、メタノール合成の高活性触媒を開発し、改良を重ねてきた。今回建設するパイロット設備では、CO2と水の光分解などで生成した水素を原料にこの触媒で年間100トンのメタノールを合成する計画。同社は約15億円を投資して2009年2月に設備を完成させ、2010年3月にCO2分離濃縮およびメタノール合成工程を実用化技術として確立することを目指す。

 三井化学は、合成されたメタノールからオレフィン類やアロマ類などの化学製品を製造する「CO2化学的固定化技術」の開発を進めている。これは、地球温暖化の原因となるCO2そのものを、価格が高騰している原油代替原料として消費するため、環境貢献度が非常に高い技術となる。

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