国民医療費4年ぶり減少 06年度、診療報酬下げで厚生労働省は28日、2006年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が33兆1276億円だったと発表した。05年度に比べると13億円減にすぎないが、03年度から3年連続で過去最高を更新していた国民医療費は4年ぶりに減少に転じた。06年度は医療機関に支払う診療報酬を過去最大の3・16%引き下げており、高齢化などに伴う増加分を相殺した格好だ。 年齢別に見ると65歳以上が全体の51・7%、75歳以上に限定しても29・2%を占めた。 1人当たりでは65歳以上は64万3600円、75歳以上に限定すると79万5100円。これに対し、65歳未満は15万8200円だった。 全体では25万9300円で、前年度と同じだった。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)