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姫さまご乱心?小沢氏に反旗 新党結成

渡辺秀央氏(左)と姫井由美子氏
渡辺秀央氏(左)と姫井由美子氏
Photo By 共同

 民主党の渡辺秀央元郵政相と大江康弘、姫井由美子両氏(いずれも参院議員)が、無所属の荒井広幸、松下新平両参院議員とともに新党を結成することが28日、分かった。渡辺氏らは同日、離党届を提出した。

 新党の代表には渡辺氏が就任する予定で、29日午後に国会近くの憲政記念館で旗揚げの記者会見を行う。新党の名称には「改革クラブ」などの案が浮上している。

 民主党は大江氏らの離党届が提出されても受理せず、除籍(除名)とする方針。小沢一郎代表の党運営に批判的だった渡辺氏らの離党は「予想されたメンバー」(同党議員)とはいえ、小沢執行部には打撃になりそうだ。新党が与党よりの路線をとっても、参院での与野党逆転状況は変わらない。

 9月8日告示の民主党代表選挙で小沢氏の無投票3選が確定的になったのを受け、離党を決断したとみられる。

 渡辺氏らはかねて「道路特定財源の改革をめぐる議論以来、党執行部に不信感がある」(大江氏)などと周辺に漏らしており、参院会派「自民党・無所属の会」に所属する荒井氏が離党を働き掛けていた。松下氏は昨年7月まで参院会派「民主党・新緑風会」に所属していた。

 渡辺、大江両氏は日銀正副総裁人事でも執行部方針を批判。大江氏は福田康夫首相問責決議を可決した6月11日の参院本会議も欠席していた。

 渡辺氏らの離党で、民主党が国民新党などとつくる参院統一会派「民主党・新緑風会・国民新・日本」は117人に減るが、共産党7人、社民党5人を加えれば、引き続き過半数を超える。

[ 2008年08月28日 12:16 ]

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