|
|
|
社会|スポーツ|北京五輪| |
文字サイズ:
大|中|標準
|
環境・自然・科学
20メートル津波跡も 千島列島06年地震 日米ロ、学術調査が終了(08/28 08:25)【ユジノサハリンスク27日津野慶】旧ソ連時代の立ち入り規制により学術調査が遅れていた千島列島で、日本、米国、ロシアの火山、考古学者らが三年計画で現地調査を実施、二十七日までに全日程を終えた。一行は同日、ロシア・サハリン州ユジノサハリンスク市で記者会見。二〇〇六年十一月に千島列島中部で発生した地震で、高さ二十メートルの津波が島を襲っていた、などの調査結果を報告した。 千島列島の日米ロ共同調査は、一九九〇年代に行われて以来二回目。今回の調査は二〇〇六年に始まり、今年は北大、北海道開拓記念館、米ワシントン大、ロシア科学アカデミーなどの研究者、計三十八人が参加した。 津波についてはワシントン大の研究者が、シムシル島とマツワ島で痕跡を発見した。 北大大学院理学研究院の中川光弘教授を中心とした火山、地質調査では、ウルップ島などで過去一万年にわたる火山活動の痕跡を収集。道開拓記念館の手塚薫学芸員が参加した考古学調査ではオネコタンなど四島で貝塚などの遺跡を確認した。 一行は調査結果を分析し、二年後に公表する意向。 |
|