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【格闘・相撲】

武蔵丸親方 結婚していた 交際7年 お相手はフラダンス娘

2008年8月28日 紙面から

ハワイの挙式でKONISHIKI夫妻に祝福される武蔵丸親方と雅美さん

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 第67代横綱武蔵丸の武蔵丸親方(37=本名・武蔵丸光洋)が、横浜市内でフラダンス教室を経営する雅美さん(35=旧姓榎本)と7年の恋を実らせ、入籍していたことが27日に分かった。日本で入籍したのは4月11日。今月23日にはハワイ・オアフ島のコオリナ・パラダイス・コーブで親族・知人500人を集めて盛大な挙式とパーティーを行った。それを機に入籍していたことを公表した2人にインタビューした。 (岸本隆)

 −2人の出会いは

 雅美さん「10年くらい前になりますが、小錦さんがハワイの歌を歌っていて、そのバックダンサーをやりました。そのときに親方が見に来ていて知り合って」

 親方「最初は友だちとしての付き合い。(交際が始まったのは)7年くらい前かな」

 −第一印象は

 雅美さん「すごく面白い方だと思いました。すごい人なのにフレンドリーでかわいらしくて。相撲のときは難しい顔をしていますがプライベートではいつもニコニコ。もっともっといっしょにいたいと思いました。小錦さんと仕事をしていても、『きょうは武蔵丸さんは来ないんですか?』って気になって、小錦さんに聞いたりもしてました」

 親方「……」

 雅美さん「親方はあんまりそういう話をしないんですが、ハワイの文化を学ぶ姿勢、踊りを一生懸命やってる姿がよかったって言われたことはあります」

 −2人を取り持ったのはフラダンスだったのですか

 雅美さん「フラダンスを始めたばかりのころなので、そうでもなかったと思いますが、ただ、親方は日本の文化を学んでいて、わたしはハワイの文化を学んでいた。偶然に互いの文化を学び合っていました。相撲にはまったく縁はありませんでしたが、若貴ブームのときにポスターで見て、西郷さんにそっくりで親近感はありました(笑)」

 親方「……」

 −交際から7年。現役時代に“結婚”という話にはならなかったのですか

 親方「現役時代はまず相撲。女と相撲のどっちを取るのかと聞かれれば絶対に相撲を取る。頭の中は相撲ばかりだったからな」

 雅美さん「わたしもそれが当たり前だと思っていました。会えないときは多かった。会っても短い時間。でも、その時間がとても充実していたので、親方には仕事に集中してもらいたいと思ってました」

 −4月に入籍したきっかけは

 親方「そろそろかなと思った。今年の大阪場所が終わって、お互いそれぞれの仕事でハワイに行った。一緒に実家へ行って、お母さんや家族がみんないる前で結婚するって言ったんだ。お母さんは朝ごはん食べていたけど、ウッって玉子がのどに引っかかってたよ。でも泣いてたな。よかったなって。もらってくれる人がいてよかったって言って泣いてたよ」

 雅美さん「フラダンスをやっていたことで出会えたことに感謝しています」

 −フラダンスの素晴らしさとは

 雅美さん「フラダンスは歌の意味を手話で表しています。親方の実家があるマカハの美しさを表したものもあります。見ていると、親方もふる里を思い出したりしてくれますね。愛の素晴らしさ、自然の美しさ、ハワイの人が大切にしてきたものを体で表現することで、見ている人が共有することもできます」

 親方「踊りを見ていると落ち着くよなあ。リラックスできる。時間があればいつも見に行ってるよ」

 −これからはどんな家庭を築いていきたいですか

 親方「今までと変わらないな。肉を食わせてほしい」

 雅美さん「ハワイで挙式して、親方のファミリーは素晴らしい家庭だった。現役時代から家族をケアしてきた。親方が育ってきた環境と同じ家庭をつくれればいいなと思います。新しい家族もほしいです。親方には健康のためにやせてもらおうかなと思って、家の食事では野菜をたくさん食べてもらってます(笑)」

 

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