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パンダの赤ちゃん誕生、人工授精20年ぶりの成功 神戸

2008年8月26日

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写真生まれたばかりの赤ちゃんを見る母親のタンタン=26日、神戸市立王子動物園提供写真生まれたばかりの赤ちゃんに顔を近づける母親のタンタン=26日、神戸市立王子動物園提供写真生まれたばかりの赤ちゃんをくわえようとする母親のタンタン=26日、神戸市立王子動物園提供

 神戸市立王子動物園(灘区)は26日、人工授精を実施していた12歳のジャイアントパンダ「タンタン」が同日午後3時46分、赤ちゃんを産んだと発表した。国内で人工授精による出産に成功したのは88年の東京・上野動物園に次いで4例目。王子動物園では初めて。

 王子動物園によると、産室の監視カメラ映像から、赤ちゃんの体長は約23センチ、体重は約100グラムと推測。性別が判明したら名前を公募し、3カ月後に一般公開する。育児放棄の心配もあるため、当面は24時間態勢で見守る。

 中国から00年にタンタン、02年に雄のコウコウ(12歳)を迎え、03年から自然交配と人工授精を毎年試みてきた。昨年初めて人工授精で妊娠したが、死産。今年は4月30日〜5月2日に3回実施した。飼育担当者は「新鮮な精子を採取し、排卵日にドンピシャで人工授精できた。積み上げたノウハウが生きた」と話した。

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