2008年 8月 27日 |
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岡山県財政構造改革プラン素案まとまる
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財政構造改革に取り組む岡山県のプロジェクトチームは1年間で約405億円の削減効果を盛り込んだ改革プランの素案をまとめました。岡山県のプロジェクトチームが石井知事に示したものです。素案は人件費の削減や歳入の確保を柱に年約405億円の削減効果を生み出し、収支不足を補うというものです。主な内容では職員の給与を平均で9.5%カットするなどして年140億円を削減します。45歳の行政職では年55万円の減額される全国で最も厳しい水準です。また、県が所有する140の施設のうち、岡山市や勝央町のおかやまファーマーズマーケットや県立児童館など31の施設の廃止を盛り込んでいて今後、県民生活に影響を及ぼしそうです。県はこの素案を元に11月中に最終的な方針をまとめるということです。
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岡山県警、誤って2人の運転免許取り消し
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岡山県警が事務処理のミスで倉敷市の男性2人の運転免許を誤って取り消していた事が分かりました。県警によりますと今年4月、県運転免許センターの21歳の女性職員が倉敷市の男性2人分の初心者講習を受講した記録をパソコンに入力し忘れました。この講習は免許取得後1年以内に違反点数が3点以上になった場合に受けるものですが、入力を忘れた結果、免除されるはずの再試験の通知が誤って送られました。再試験を受けた2人は試験に落ち免許取り消し処分となりました。うち1人からの問い合わせで警察のミスが発覚したもので、もう1人は免許を取り消されたあと、自動車教習所に通っていたという事です。県警は女性職員を口頭で厳重注意し、示談交渉の結果男性2人に慰謝料など合わせて約22万円の損害賠償を行う事にしています。
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JAグループが渇水対策本部を設置
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先月以降の少雨で岡山県北を中心に農作物の被害が出始めています。県内のJAグループが27日、緊急渇水対策本部を設置しました。対策本部はJA全農おかやまなど県内の12のJA関連団体で組織するもので、設置は2005年以来の事です。気象台の調べでは岡山県では先月以降、少雨が続き降雨量は岡山市で64ミリ、津山市で122.5ミリと平年の3割程度にとどまっています。JAによりますと少雨の影響で新見市や津山市など主に岡山県北で、キュウリやトマト、ピオーネなどの品質が低下しているとの報告が相次いでいるということです。JAでは今後、被害が拡大するようなら、農業用の井戸を掘ることを検討するほか、農作物の被害に対する補てん措置を県に求めていきたいとしています。
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早明浦ダム貯水率30日以降0%に
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四国の水がめ早明浦ダム周辺で27日までに雨が降ったため、貯水率が0%となるのは今月30日以降になる見通しとなりました。早明浦ダムの27日午後5時現在の貯水率は4.1%で平年を約80ポイント下回っています。四国地方整備局によりますと早明浦ダムの上流域では今月22日から27日午後2時までに断続的に42ミリの雨が観測されました。この雨で、貯水率が0%になるのは今月30日以降になる見通しとなりました。貯水率が0%になった時点で貯水率の計算に含まれない水力発電用の水が緊急放流されます。高松地方気象台によりますと四国地方は明日から週末にかけてぐずついた天気が続きますが、早明浦ダム周辺ではまとまった雨は期待できないということです。
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裁判員候補者、岡山は3440人
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来年5月から始まる裁判員制度で、岡山では3440人が裁判員の候補者名簿に記載される事になりました。裁判員制度は殺人など重大な刑事事件の裁判の審理に一般の人が加わり、被告の刑の重さなどを決めるもので、来年5月21日から始まります。候補者の数は過去に発生した重大事件の頻度などを基に算出されていて、岡山県全体では3440人が名簿に記載される事になりました。県内の有権者約460人に1人の確率で名簿に載る計算です。岡山地方裁判所では27日、市町村ごとに割り当てられた候補者数を各地の選挙管理委員会にあてて通知しました。今後、岡山地裁は選挙管理委員会が無作為に選んだ名簿を基に3440人の裁判員候補者を決める事にしています。この候補者の中から1つの事件につき6人の裁判員が選ばれます。
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加ト吉元常務ら詐欺で追起訴
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観音寺市の冷凍食品大手、加ト吉が売買契約書を偽造し、銀行から約10億円をだまし取った詐欺事件で元常務ら2人が27日、高松地方裁判所に追起訴されました。詐欺などの罪で追起訴されたのは加ト吉の元常務、高須稔被告と、香川県宇多津町の貿易会社の元社長、山元憲治被告の2人です。起訴状によりますと高須被告らは共謀し、おととし9月、偽造した加ト吉水産の印鑑を使って大阪市の商社との間で、売買契約書を作り、健康食品を購入する取引があったように偽装しました。そして、商社から債権を譲り受けたみずほ銀行から約10億円をだまし取ったものです。取り調べに対し2人は起訴事実を認めているということです。高松地方検察庁は今後、他の偽装取引についても追起訴する方針で、加ト吉に損害を与えた特別背任罪も視野に入れて捜査しています。
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玉野市で子ども議会
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中学生が議員となって一般質問を行う子ども議会が27日、玉野市で開かれ、議員顔負けの厳しい質問が相次ぎました。27日に開会した子ども議会には玉野市内の7つの中学校から21人の生徒が議員として出席しました。生徒たちは1人2分間の持ち時間で市長をはじめ教育長や市の幹部に税金の使い道や街づくりの問題など市の取り組みについて議員顔負けの厳しい質問をしました。主催した玉野市は議会の仕組みを知ってもらい、将来を担う子供たちに政治をもっと身近に感じてもらいたいとしています。
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新品種のブドウ市場関係者視察
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岡山県でマスカットの新しい品種の栽培が始まっています。その名も、「シャインマスカット」。27日岡山市中央卸売市場の仲買人らが栽培農家を視察しました。シャインマスカットは、マスカットオブアレキサンドリアと別の2種類のブドウとの交配種で、糖度が高く、種がないのが特徴です。5年前に開発され、岡山県内では現在、9軒の農家が試験栽培を手がけています。今回の視察は、まだ市場に流通していないこのブドウの特徴を知ろうというもので、仲買人など20人が岡山市の冨田昇さんの温室を見学しました。冨田さんは枝の間引き作業がマスカットより簡単な事や品種改良で、糖度の高いマスカットが多く収穫できることを説明していました。JA全農岡山によりますと、シャインマスカットは来月から出荷されますが、試験栽培中のため出荷量はごくわずかということです。
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スロットと博で販売業者を逮捕
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と博に使用すると知りながら高松市のパチスロと博店にスロット機17台を販売したとして佐賀市の遊技機販売業、中村一穂容疑者57歳と長男の洋介容疑者30歳が、常習と博幇助の疑いで警察に逮捕されました。2人は販売したことは認めているもののと博に使用すると知っていたかについてはあいまいな供述をしているということです。高松市のパチスロと博店は今年5月に摘発され、経営者らが常習と博の疑いで逮捕されていてました。
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香川県警にコミュニケーションボード設置
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外国人など話し言葉によるコミュニケーションが難しい人に役立ててもらおうとコミュニケーション支援ボードが27日、香川県内の警察署に設置されました。このボードは「物を落とした」「交通事故にあった」などのイラストを指さすだけで、相手に意思を伝える事ができるものです。東京の生命保険会社が今年6月から全国の警察に寄贈していて、香川県警には今回、340部が贈られました。今後、全ての警察署と交番、パトカーに設置することにしていて、県警では「外国人だけでなく外見からは分かりにくい障害がある人にもボードを利用してもらい地域の安全につなげていきたい」と話しています。
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