先ごろ米国の経済誌が発表した世界の王族の資産番付が面白かった。タイのプミポン国王が資産公開で一気にトップになったが、個人資産でないものが含まれているとタイ政府が資産額を否定している 2位以下は昨年同様、産油国王族で占められ、番付はここからが順当のようだ。2位はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ首長国のハリファ首長で、資産は230億ドル。日本円にして約2兆5千億円に相当する 以下サウジアラビア、ブルネイなど産油国の王様たちが並ぶ。折も折、番付5位のドバイのムハンマド首長の皇太子がお忍びで神戸を訪問したとの記事があった。超高層ビルや豪華ホテルの建設ラッシュが続くあのドバイである 記事では神戸牛を堪能したとあったが、肉代などたかがしれているだろう。先端企業を見て回ったそうだ。以前からアラブ首長国連邦との関係を模索している神戸の経済界では産油国からの投資拡大への期待が大いに膨らんだという 産油国の金持ち王族の実像を日本で知る機会はそうあるものではない。経済ニュースにしておくには惜しいほどの話題ではあった。
|