過去の開催

過去の開催についてのレポートです。

2007年度富士夢祭りのご報告

35000人以上の夢を描いてくれた仲間たちへ

『旧暦2007年7月7日、ラッキーセブンの七夕の日から「富士夢祭り」が始まった』 

富士山の頂上から見える天の川は、美しかった 流れ星は僕たちの心をキラキラさせた
七夕は願い事が叶う、夢の日☆  七夕は織姫と彦星が出逢う、愛の日☆ 
すべての想いがつながる日、そんなロマンチックな日から『夢の神話』は始まった

今回の富士登山参加者は、49名

そのなかには、アメリカからの参加者もいた ルーベン(アメリカインディアン ホピ族 水の紋章の家系)である
アメリカからやってきたインディアンと48名のサムライ達が頂上を目指す
私は、下駄を履き日本刀を杖にし、サムライ姿で登り始めた この姿で登ることは、バカげているが真剣だった
僕たちは、重たい夢を担いでまで、富士山に挑戦しているのは、なぜだろう?
それは、夢を書いてくれた人々のため?
それは、HappyNewsを全国に流したいため?
もちろんその想いもある でも結局は自分のためなんだ 参加者みんな、今の自分に挑戦しているんだと思う
自分のためにならないものは、人のため、日本のため、世界のため、地球のためにならない
誰かのためだけに生きている人って多いですよね でもね… まずは、自分をキラキラ生きてほしい
富士山の登山は、自分を見つめる空間 心の中にいるもう1人の自分と話し合う空間
内なる声を聞くことで、本当にやりたいことに出逢えるかもしれない 
『俺はなんのために生きてきた?』    『俺はどこに向かおうとしているのか?』

どんなに寒くて、目の前が真っ暗でも、いつか、きっと日は昇る

ご来光は、最高だった ご来光は僕らの目の前に美しい雲海や空や笑顔を照らし始めた
去年のドリームリングは富士山の噴火口を巻いて、ヘリコプターが飛び、HappyNewsが流れた 大成功だった
今回の富士山のドリームリングも、去年と同じように完成することが大成功なのか??
なにかが足りないような気がする それだけでは何かワクワクしない 
去年と同じことを繰り返したところで去年の感動をこえることができない 
しかし、一睡もしていない状況で噴火口を巻くことは、体力的には容易ではない
夢ハンカチが風で飛ばないようにするため、小石をのせていきながら、ドリームリングを作っていった
3.7キロの噴火口の周りをほとんど巻き終わり、あと20メートルで完成するというところまで来たとき、
ドリームリングをやっていることを環境省の方が、怒っているという事を仲間から聞いた

そして、環境省の方が私に話しかけてきた…

環境省の方: 『あなた方は、富士山の石ころを使って、夢ハンカチが飛ばないようにしていますが、
石ころを10センチ動かしてだけで、犯罪行為をしているんですよ わかっていますか?』
大志 :     『...』
環境省の方 : 『法的に罰せられ、これからあなたの元に、制裁的文章がくると思いますので覚悟してください』
大志 :     『... ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません でも、富士山を統括している浅間大社の
宮司さまにも、去年の映像を見せて、今日やることをきちんと伝えています そして、日本最大の
NPO富士山を世界遺産にする国民会議の小田全宏委員長にもきちんと伝えています』
環境省:    『やっている想いなんてものは、まったく関係ありません 私たちは、法に従うだけですから』
山小屋の人: 『あなた方がやっている行為っておかしいでしょ!そんなことしていったい何になるの?
じゃまで迷惑をかける行為をやっているだけ!すぐに、撤去してください』

夢をもって一生懸命やっている仲間達には、聞かせたくない言葉だった
もちろん現実的には、富士山にいたほとんどの人が、ドリームリングに大感動し、声をかけてくれていた
『こんなすごいことをやっている日に、登れてよかったよ』って言ってくれた人もたくさんいた 
富士山の頂上にいたほとんどの人に挨拶し、声をかけたが、みんな『よくやったね』と褒めてくれていました
だからこそ仲間たちは、『あと20メートルなので環境省が見ていない隙にやりましょう』と言った
去年の私なら、『もちろん、あと少しだから、やっちまおうぜ!』となっていただろう
でも、心がそうすることを許さない それをやってしまうと環境省の方とずっと敵でいなければならない
そして次に『夢ハンカチをつなげられないのであれば、夢の代わりにみんなの手でリングをつなごうよ』って
仲間が言ってくれた 本当に本当に素敵なアイディアだった!
しかし、実際に山小屋の前で手をつなぐ事は、山小屋の人たちにとって きっと、いい思いをしないだろうと感じた
そして、その手をつなぐ行為は、『戦争反対運動をしている人たちが手をつなぎ、バリケードをつくって、
世界平和を訴え、俺たちは、絶対に間違っていないんだ』という一方的な大人気ない行為に似ているように感じた
私たちがやりたいことは、『敵を作らないこと、誰かを責めない事、そして、すべての人と仲間になることなのです』
手をつなぎ始めたみんなに言った『ごめん、なんか...それって違うと思うんだ』
『どんなに嫌な事を言われたからといっても、山小屋の人も敵にしちゃいけない それが富士夢なんだ』
『みんなも悔しいかもしれないけど、今回のドリームリングは、ここまでにしよう』って言った時、涙が溢れた
『法令が変わらない限り、来年からは富士山でドリームリングはできないかもね(泣)
でも、俺は富士夢をあきらめない!!(泣)
来年、たとえ富士山で出来なくたって、世界中にドリームリングをつくっていくよ(泣)
そして、いつの日か 富士山でドリームリングが出来る時がくるはず!そのときには環境省の方も、
山小屋の方も、日本のみんなも、1つになっていて、手をつないで笑っているはず!(泣)
そんな日がきっと来る それまで、富士夢祭りは、ピラミッド、エアーズロック、マチュピチュ、
キリマンジャロなどの世界中の美しい場所でドリームリングをやっていこう
俺は、富士夢祭りをあきらめない!!』(泣)
そのとき、仲間のほとんどが泣いていた
『大志さんは間違っていないよ!俺はついていく』って言ってくれる仲間もいた
その一言ひとことでまた、俺は泣いていた。嬉しかった
ドリームリングは、20メートルつながらなかったけど、みんなの想いはつながっていた
ドリームリングが出来なかったことで、僕たちの絆は、強まった
それは、見えないレベルのドリームリングが出来上がっていた証だ!

夢を片付けているとき、多くの人が私たちに声をかけてくれました 富士山に登った人たちみんな、
17000枚の夢を見て感動してくれました 夢文字『LOVE THE EARTH』は、堂々としていた
この夢文字『LOVE THE EARTH』は、富士山の舞台を越えて、来年から地球レベルで動きはじめます
この夢文字は宇宙からも見えたことでしょう!だって、日本一のテッペンだもん
僕たちの『夢の神話』は 今、はじまりました
100年後、1000年後には地球だけでなく、月やどこかの惑星でもやっているかもね
そんなロマンをもって、僕たちは、人類の夢をつなげています

夢を描いたみんなへ  本当にありがとう                     富士夢祭り    大志