医療事故の被害者遺族らでつくる「医療過誤原告の会」など6団体は27日、事故原因究明のための中立な第三者機関「医療安全調査委員会」の設置法案を、来月開会する臨時国会で成立させるよう舛添要一・厚生労働相に要望した。
要望に先立っての会見では、20日に医師に無罪判決が出た「大野病院事件」で死亡した女性(当時29歳)の父親の渡辺好男さん(58)も同席。「娘が死んだ真相を知るには裁判しかなかった。第三者機関があれば状況は変わっていたと思う」と調査委の早期実現を求めた。【夫彰子】
毎日新聞 2008年8月27日 19時56分