大阪府の橋下徹知事が公用車でフィットネスクラブに通っていた問題で、大阪市の市民グループ「見張り番」(松浦米子・代表世話人)の会員13人が26日、府監査委員に対し、運転手の人件費など関連する公費支出を知事から府へ返還させるよう求める住民監査請求をした。
橋下知事は6〜7月に公用車で計5回、フィットネスクラブに通った。当時の府の規定では公用車の使用は職務遂行の場合に限られており、請求では「フィットネスクラブに行ったのは到底職務とは考えられない」と指摘している。
橋下知事は取材に対し、「(公用車に乗って)安全を守られてはじめて職務の遂行ができる」と述べ、問題ないとの認識を示した。規定は今月8日付で「職務の遂行のために、またはその警護上の必要により使用する場合」と改められた。