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サービス向上、増収策の徹底を/川崎市バス事業で検討委が提言
- 政治・行政
- 2008/08/26
川崎市営バスの経営改善計画「ニュー・ステージプラン」の評価と今後の経営の方向性について三月に諮問を受けた市バス事業経営問題検討会(座長・佐々木博神戸大学名誉教授)は二十六日、阿部孝夫市長に答申した。給与水準の見直しを不十分とした上で、需要動向に合った全路線・ダイヤの見直し、サービスの向上や増収策の徹底などを進めるよう提言している。
同プランは二〇〇五年度から〇九年度までの五カ年計画だが、財政健全化法の施行や原油高などの影響もあり収支が厳しい状況になることが予想されることから答申は一年前倒しで取り組むことを提言。市は同プランの実行を〇八年度中に進め、五カ年の二次プランを策定、〇九年度から実施したい考え。
答申では、バス事業の委託を進めるための「子会社による管理委託」の検討、管理部門の提携業務に関するアウトソーシング、給与体系の見直しなどを盛り込み、サービス向上には六カ月定期券の導入などを指摘している。阿部市長は「いろいろ改革してきたが、まだまだ課題があるので持続可能な事業に向け改善を進めたい」と話した。
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