北京の米大使館は25日、五輪期間中にチベット支援活動で拘束された米国人8人が24日に釈放され、同日夜、米ロサンゼルス行きの航空機で米国に強制送還されたことを明らかにした。
北京の英大使館やドイツ外務省によると、このほか英国人女性とドイツ人男性の計2人も24日夜から25日朝に強制退去となり、中国を出国した。
送還されたのは米グラフィティアーティスト、ジェームス・パウダリーさんら。米大使館当局者は「人権や宗教の問題などで国際社会が持つ懸念に対し、中国が前向きに取り組むことを促したい」と述べた。(共同)
毎日新聞 2008年8月25日 22時05分(最終更新 8月25日 23時25分)