先週、無罪判決が出た福島県立大野病院事件の裁判を受けて、超党派の議員連盟が法務大臣らに控訴を断念するよう申し入れました。
申し入れを行ったのは、尾辻秀久会長ら超党派で作る「医療現場の危機打開と再建を目指す国会議員連盟」の議員たちです。
尾辻会長らは、出産の際の医療行為をめぐり、業務上過失致死などの罪に問われた医師が、先週、無罪判決を受けた事に対して、控訴しないよう保岡興治法務大臣に申し入れました。また、厚生労働省にも、同様の要望書を提出しました。
これに対し、舛添要一厚生労働大臣は、「法務大臣ともよく相談し、今後どういう対応を取るか決めたい」とした上で、医療事故の原因究明を専門家が行う「医療版の事故調査委員会」の設置を急ぎたいとの考えを改めて示しました。(27日14:34)