「診療科目ごとの被起訴率と人員増加率との相関関係」ありや?
医療事故に関する刑事処分の問題と医師の人数との問題を考える上で有益と思われるデータのうち、いまだ見いだせないでいるものとしては、「診療科目ごとの被起訴率と人員増加率との相関関係」に関するデータというのがあります。産婦人科は医療過誤訴訟(民事)の被提訴率は確かに高いのですが、医療過誤刑事事件で産婦人科に関する事例が顕著に多いという感覚を私は持っていないので、何らかのデータがあるといいなと思って探しています。
民事だけの問題であれば、所詮賠償金を負担するのは損保会社ですから、医師会と損保会社が協定を結んで、診療科目ごとに保険料率を設定しないこと、産婦人科の保険加入を拒まないこととすれば、産婦人科のリスクのみを高めることを回避することが可能です。訴訟リスクに応じて診療科目ごとに保険料率を設定した損保会社の商品に飛びつくかどうかは、訴訟リスクの低い診療科目を担当する医師・病院の矜持の問題と言うことになります。
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