デマをばらまく人々はどこに?
「医療ミスで刑事罰が科せられるのは先進国では日本だけ」というデマはどこで語られているのかという質問がありました。そこで、ざっと調べてみました。
大木隆生医師は、
殺意や傷害の意図を持って命を奪ったのならともかく、通常の医療行為に警察が介入し、刑事罰により結果責任を問う国は、先進国では日本だけです。しかも、医療のプロではない警察や検察が調べに当たり、犯罪か否かを問うのです。と述べています。
また、日本医療学会はこの記事を参照する形で、
通常の医療事故に警察が介入し、刑事事件として裁く国は、実は日本以外にほとんどないと述べています。
指扇病院副院長・さいたま市議会議員である日下部伸三氏もまた、
医療ミスがマスコミに取り上げられない日が無い昨今だが、医療過誤で医療従事者が刑事責任を問われるのは先進国では日本だけである。医療過誤に対し刑事罰を課すのは「手術に失敗した外科医の両手を切り落とす」という4000年前のハムラビ法典と変わらない。欧米ではよほど悪質なケースを除きケアレスミスであっても医療過誤で医療従事者が刑事責任を問われる事はない。とされています。
うろうろドクターさんも、
先進国で医療者が刑事罰に問われる国は日本だけです。と述べています。ただし、その下に張られたリンク先には、別のことが書かれています。
このブログのコメント欄で、鶴亀松五郎氏も、
故意や悪意を除く正当な診療における死亡を刑事事件化しているのは、先進国だけでは日本だけです。と述べています。
佐藤章・福島県立医科人教授は、2007年11月11日号 にて、 「医師に仮にミスがあったとしても、正当な医療行為に業務上過失致死罪を適用するのは、先進国で日本だけではないかと思います。今後のためにも、無罪を勝ち取りたい」と語気を強めたのだそうです(ネット上のコピペを見ただけで、原典に当たっていませんが。)
また、この記事によれば、高畠由隆千鳥橋病院副院長もまた、
医療過誤事件で刑事罰により結果責任を問う国は先進国では日本だけと述べているようです。
また、日本テレビのNEWS ZEROの「ACTION」ブログの「スタートから半年・・・兆しは出てきた?(第11回)」というエントリーのコメント欄において、 大藪さんという方が、
また、先進国中、医療上の行為に対し業務上過失罪を適用するのは日本だけだということも報道してください。と述べています。
「日々のたわごと」ブログにおいても、『我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医師の無罪を信じ支援します』というエントリーの中で、
医師が行政処分じゃなくて刑事罰で裁かれる先進国は日本だけだという事実や(韓国を先進国扱いするなら韓国もそうですが)、現状(あるいはちょっと前の)日本は間違いなく「世界から立ち後れたアメニティしかない病院で、世界最高峰の医療水準だった」のは確かですし。と述べられています。
また、Yahoo!Japan知恵袋では、「医療の問題に、「警察や裁判所」が関与するのは、日本だけ?? 」という質問に対して、
おっしゃるように、「医療問題」に、「警察や裁判所」が関与するのは、残念ですが日本だけです。という回答がベストアンサーに選ばれています。
(アメリカは、訴訟社会ですので、例外!です)
また、「ドクターのつぶやき」では、「2008.2.15 医療事故調査とメディアの責任」というエントリーにおいて、
このような混乱の最大の原因は、わが国の医療事故に対する関係者の処罰が、非常に厳しいものになっているという事実に目をそむけて議論が進んでいることによる。世界的に見て医師が過失によって犯罪者とされる文明国は日本だけである。と述べています。
これらの皆様は「先進国では」「文明国では」日本だけと言い切る前に何カ国くらいの制度を調べたのかよくわかりませんが、普通、米英独仏くらいの順番で調べないものでしょうか?
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