2008年8月26日 20時55分更新
副市長などを脅したとして2人の市議会議員が逮捕された美作市で、再発防止を図るためにつくられた特別委員会が開かれ、参考人として呼ばれた副市長は、今月に入っても議員からの不当な要求と見られるケースがあったとして、市の対策委員会で対応を協議していることを明らかにしました。
この特別委員会は、美作市の市議会議員2人が副市長や職員などを脅したなどとして逮捕されたことを受けて、市議会が再発防止を図るために地方自治法100条に基づいて設けたものです。
26日は、前回の委員会に引き続き、安東美孝副市長が参考人として呼ばれ、この中で安東副市長は、今月8日にも2人の議員が、市が進めている公共事業について下請け業者の一覧のコピーを出すよう市の職員に求めるなど、不当な要求とみられるケースがあったと述べました。
そのうえで、このケースについて市に設置されている不当要求を防止するための委員会で、対応を協議していることを明らかにしました。
特別委員会は26日で実質的な質疑を終え、来月開かれる定例議会に委員会の最終報告を提出することになっています。
特別委員会の福島協・委員長は「委員会の趣旨が真実を追及する場ではないので事実確認が不十分だと感じる部分があるかもしれないが、議員からの要求の実態が少しずつ明らかになっており、意味はあったと思う」と話しています。