2008年8月26日 20時55分更新
警察官や銀行協会の職員を装ってお年寄りの家に電話をかけ、キャッシュカードの暗証番号などを聞き出した上で、自宅を訪問してカードをだまし取り、金を引き出す事件が岡山市で相次いでいて、銀行で注意を呼びかけています。
中国銀行によりますと、先週から今週にかけて岡山市内で2人の70歳代の女性に警察官を名乗る男から、「あなたの口座が振り込め詐欺に使われている。口座の利用を止めるために口座番号や暗証番号を教えて欲しい」と電話がありました。
電話ではさらに「後ほど銀行協会の職員が訪問するのでカードを渡すように」と指示があり、その後、銀行協会の職員を名乗る男が訪れて、名刺と預かり証を渡した上でカードを預かっていったということです。
その後、口座から現金が引き出され、被害額は2件で140万円に上りました。
またこのほかにも、実際の被害には至らなかったものの、同じような電話を受けたというケースが4件確認されているということです。
中国銀行では、「警察官や銀行協会の職員、銀行の行員が暗証番号を聞いたりカードを預かったりすることはないので、絶対に番号を教えたりカードを渡したりしないでほしい」と注意を呼びかけています。