岡山放送局

2008年8月26日 20時55分更新

チボリ公園の閉園決まる

経営不振に陥っている倉敷市の
倉敷チボリ公園をめぐって、公園を運営する会社の株主総会が開かれ、ことしいっぱいで公園を閉園することを決めました。

倉敷チボリ公園を運営するチボリ・ジャパン社の臨時の株主総会は26日午後、公園内のホールで開かれました。
総会では、経営陣から公園をことしいっぱいで閉園する議案が提案され、採決の結果およそ87%の株主の賛成で可決されました。

平成9年にオープンした倉敷チボリ公園は、岡山県が出資する第三セクター会社が運営し、当初、入園者数は年間300万人に達しましたが、昨年度はおよそ75万人にまで落ち込み経営不振に陥りました。

さらに、デンマークの「チボリ公園」を運営する会社との契約交渉が決裂して来年からチボリの名称が使えなくなったのに加え、県がことしいっぱいで財政支援を打ち切ることを決めたため、チボリ・ジャパン社では公園の存続は難しいとして、今月初めに開いた取締役会で閉園の方針を決めていました。
倉敷チボリ公園の閉園が決まったことを受けて、県や地元の倉敷市では今後、公園の土地を所有する企業とともに跡地の利用方法を
検討することにしています。