MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

交流深め地域医療改善を 県議会と伊賀・名張市議会の議員が意見交換

2008.8.27 02:31

 県議会と地方議会の議員が意見交換する「県自治体交流連携会議」が26日、伊賀市の上野フレックスホテルで開かれた。伊賀・名張両市の市議と県議会の代表が、地域医療対策と議会改革をテーマにそれぞれの考えを述べながら、共通の課題について話し合った。

 会議は県議会が主催し、萩野虔一議長ら8人の県議が出席。伊賀・名張両市議会からは、正副議長や常任委員長ら15人が参加した。冒頭で萩野議長が「行政課題を共有する地方議会と交流し、(県議会としての)政策提言につなげたい」と述べた。

 地域医療対策に関する意見交換では、市議が次々に医師不足を直接の問題として掲げ、「将来的には伊賀・名張の3病院の統合も必要」「広域の公営企業体制づくりが今後の検討課題」などの声が出された。

 これに対して県議からは、公立病院を独立行政法人化して赤字解消を図る方策が示された。また、救急医療については、三重大(津市)が担う3次救急と地域の1次救急との間で、「2次救急にしわ寄せが出ており、これに応えるのが県議会の役割」と話す県議もいた。

 参加者の中には、伊賀地域の課題解消につながる回答がなかったことに苦言を呈する市議もいたが、萩野議長は「医師不足の解消には制度を変えねばならない。みなさんの意見をもとに、県議会として強力に取り組みたい」と答えるにとどめた。

 このほか、議会改革については、伊賀市が全国の市では初めて制定した「議会基本条例」や、名張市の情報公開などについて説明しながら、運用や課題などに関して参加者が意見を交わした。

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。