ニュース:地方 RSS feed
市立甲府病院に助産師外来開設
医師不足などが指摘されている産科医の負担を減らそうと、甲府市立甲府病院は10月から、助産師が妊婦健診や保健指導を行う助産師外来を開設する。助産師外来の開設は、県内で山梨大医学部付属病院に続いて2例目。
甲府病院は正常分娩(ぶんべん)を県内で最も多く取り扱い、平成17年度は常勤医師4人で833件となった。しかし19年度は常勤医師3人で669件と減少。現在は常勤医師3人と非常勤医師1人が勤務しているが、助産師外来の開設で産科医を医療行為に集中させ、負担軽減を図る。
助産師外来は毎週火曜と金曜に開設。医師から正常な経過と判断された妊婦から希望者を募り、予約制で妊婦健診14回のうち2回を助産師が担当する。医師による健診では行っていなかった体重管理や早産予防などの保健指導も行う。