[2008年8月26日(火)の KCT TVニュースから]チボリジャパン社臨時株主総会(倉敷市)
チボリジャパン社の解散について協議する臨時株主総会が開かれ、今年12月末での会社解散が承認されました。 臨時株主総会には株主51人が出席し、76件の委任状が提出されました。チボリジャパン社は今月6日の取締役会でチボリ事業の廃止と会社の解散を全会一致で議決しておりきょうの株主総会が株主に最終判断を委ねる場となりました。岡山県の石井正弘知事は「チボリ存続に最善を尽くしてきたがこれ以上、県が主体的に事業を続けるのは困難」と説明し「これまで支えてくれた株主の皆様に申し訳ない」と陳謝しました。総会では会社解散に賛成87%、反対12%で、会社の解散が議決されました。岡山県の石井正弘知事は開園当初からのチボリ事業の総括を9月8日の県議会初日に発表することにしています。 妊婦健診公費助成拡大 来月から(倉敷市)
倉敷市ではいよいよ9月1日から妊婦健診の公費助成が拡大されます。妊娠中のお母さんやこれから赤ちゃんがほしいと考えている夫婦にとって、うれしい子育て支援だと思います。そこで、支援内容や妊婦健診の意義などを取材しました。妊娠したことがわかると倉敷市保健所に届けをして、交付してもらうのがこのおやこ健康手帳です。この手帳交付の際にあわせてもらうのが母子保健ガイドで、この中にいわゆる無料券と補助券がついています。すでにおやこ健康手帳の交付を受けていて出産予定日が9月1日以降、妊娠週数に応じた枚数の無料券や補助券が郵送されます。倉敷市の公費負担は平成19年10月以降、無料券、補助券あわせて5枚でしたが、この9月からはあわせて14枚となり、厚生労働省がめやすとして示している回数14回、すべてに補助が出ることになります。妊婦健診の公費負担は倉敷市の近隣では、玉野市・総社市がともに無料券5枚で、14枚の無料券と補助券を倉敷市が助成することで、県内15市のうち一番手厚くなったといえます。妊婦健診ではどんなことを検査して、何のために行われているかご存知でしょうか? 一般的なケースで毎回行われるのが血圧・体重測定・尿検査・問診で、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病と呼ばれる、妊娠中に注意が必要な症状を発見するためのもので、必要に応じて貧血になっていないかなどを調べる血液検査や赤ちゃんの成長具合を確認する超音波検査が行われます。なぜ、妊婦健診が必要なのか? それは、妊婦健診を受けることで、お母さんや赤ちゃんの出産でのリスクを減らすことができるからです。中でも最も重要なのは赤ちゃんが十分育たないうちに産まれてしまう、早産を防ぐことです。少子化といわれる中、倉敷市では去年1年間に4729人の赤ちゃんが誕生しており、その数は少しずつ増えています。妊娠中のお母さんにとって、赤ちゃんが元気に生まれることが一番の願いだと思います。そのためにも、無料券や補助券をうまく利用してきちんと妊婦健診をうけてもらいたいと思います。 「子育て王国そうじゃ」ロゴマーク決定(総社市)
「子育て王国そうじゃ」まちづくり実行委員会が公募していたロゴマークが決定しました。 「子育て王国そうじゃ」のロゴマークは、19点の応募の中から最優秀賞に選ばれた岡山市の県立大学生矢浦有理江さん20歳の作品に決定しました。総社市役所で行われた表彰式では、「子育て王国そうじゃ」まちづくり実行委員会清水男会長から表彰状と副賞が贈られました。また、優秀賞2点には、総社市の会社員小原俊秀さんと倉敷市の県立大生小野宏輝さんの作品が審査員特別賞には、総社幼稚園の塩尻海琴ちゃん5歳の作品が選ばれました。なお、ロゴマークに決定した矢浦さんの作品は、広報紙やホームページをはじめ、市の封筒、イベントチラシなどさまざまな機会で使用し、「子育て王国そうじゃ」を広めていくことにしています。 食をテーマに 岡山・倉敷商工会議所交流会(倉敷市)
「食」をテーマにした岡山と倉敷の商工会議所の交流会がきのう、倉敷アイビースクエアで開かれました。 交流会は岡山市と倉敷市の経済発展に関する意見交換や、二つの商工会議所の連携を強めるために開かれており、きのうは80人が出席しました。最近の食品表示偽装問題や冷凍餃子農薬中毒事件などで消費者の「食」に対する関心が高まっていることから、今回は「食」をテーマに岡山県農協中央会の村上進通会長を講師に迎え「食の安全・安心は岡山県から」と題した講演を聞きました。村上会長は日本の食料自給率が40%程度なのに対し、欧米諸国は軒並み100%近いことに触れ「今こそ農業に対する抜本的な見直しが必要」と訴えました。その上で村上会長は遊休農地を活用して米作りを進め余剰米を小麦粉に変わる米粉に、また、バイオ燃料や家畜の飼料としても使うような取り組みを進めるべきと話しました。講演のあと、食卓を囲んだ座談会では、瀬戸内でとれたアナゴやタコの料理をはじめ、郷土料理として岡山のバラ寿司やママカリの酢付けなどが並び、集まったメンバーらは改めて食の大切さについて認識を新たにしていました。 倉敷市水道事業経営審議会(倉敷市)
倉敷市の水道事業の経営についての審議会が水道局で開かれました。 平成13年に水道料金改定について審議するため設置された水道事業経営審議会は現在、(仮称)倉敷市水道ビジョン策定に向けて議論を進めています。今回は、水道事業の現状分析や将来像についての大まかな方向性が示され、審議委員10人が、意見を出し合いました。委員からは「東南海・南海地震の発生を見据えた対策はしているのか」「技術者の育成は大丈夫なのか」などの質問が出されていました。また、今年は水不足が懸念されおり、今月22日に水道局へ、渇水対策本部を設置したことや節水を呼びかけていることも報告されました。次回の審議会は11月に開催される予定で、水道事業の将来像についての具体的な取り組みや目標数値などを設定し、来年2月には倉敷市水道ビジョンを策定することにしています。 聞いてみよう! 秋の鳴く虫展(倉敷市)
倉敷市立自然史博物館では、秋の鳴く虫を集めた展示会が開かれています。 会場ではスズムシやコオロギ、マツムシ、それにキリギリスなど、代表的な秋の虫17種類が涼しげな音色を奏でています。中でも「スズムシ」は秋の鳴く虫の代表格ですよね。羽をこすり合わせながら涼やかな音色を響かせます。また、こちらは「コモダスエンマコオロギ」です。日本では岡山にしか生息していない大変珍しいコオロギです。虫の名前や鳴き声を聞いたことはあっても、その姿形をなかなか見る機会がないという人が多いことから、どんな虫なのか実際に観察しながら鳴き声を楽しめるようになっています。会場を訪れた子どもたちも、目を輝かせながら飼育ケースを覗き込んでいますね。秋の鳴く虫展は9月7日(日)まで倉敷市自然史博物館1階ロビーで開かれています。 総社市中央公民館 小学生の茶道体験教室(総社市)
総社市で小学生を対象にしたお茶の作法を学ぶ茶道体験教室が開かれました。 総社市中央公民館が夏休みの体験講座として開いた茶道教室には、市内の小学生11人が参加しました。講師には、宝福寺住職で茶道裏千家の教授でもある小鍛冶元慎さんを迎え、お茶の作法を教わりました。子どもたちは、まず、「座る」、「立つ」、「歩く」、「おじぎをする」の基本動作から取り組みました。背筋を伸ばして座る。右ひざを少し立てて、静かに立ち上がる。畳の縁やあわせ目を踏まないように歩く。手のひらを畳につけ背筋をのばしたままゆっくりと腕をまげて頭を下げる、など日ごろあまりすることのない動作に戸惑いながらも子どもたちは、茶道のイロハを学んでいました。また、箸を使ってのお菓子のいただき方や抹茶のいただき方も教わりました。茶道教室2日目のあすは、お茶の点て方を学ぶことになっています。 JOCシンクロ 児島で開催(倉敷市)
全国JOCジュニアオリンピックカップ・シンクロナイズドスイミング競技が、倉敷市児島の児島マリンプールできょう開幕しました。 大会には全国8ブロックから標準記録を上回り出場権を獲得したおよそ510人が参加。きょうから30日までの5日間の日程で小学生・中学生・高校生に分かれてソロ・デュエット・チームの3種目で、各年代のナンバー1の座をかけ、華麗な演技を繰り広げます。きょうは朝から公式練習が行われ、夕方4時すぎから小学生の部のデュエット、1種目のみが実施されました。地元・岡山からは小学生の部・チームと高校生の部・デュエットの2種目に、児島マリンプールを拠点に練習している「児島水泳倶楽部」のメンバー8人が出場します。小学生の6人は地元児島の小学5・6年生で、全員が競技歴1年前後の出来立てのチームです。規定の人数を満たしていないため、減点となるハンディもありますが、中四国予選をなんとか突破。笑顔いっぱいの元気な演技を地元児島で披露します。一方、高校生の部・デュエットに出場する森峰・山根ペアは競技歴が長く、息のあった演技が期待されます。おかやま国体のときには、競技開始前に基準点となる演技を行うプレスイマーを務めたペアで、3年が過ぎた今年、今度は選手として地元児島のプールで成長した姿を披露します。小学生の「チーム」はあす(27日)午前10時過ぎから高校生の「デュエット」は29日午前10時45分から予選となるフリールーティンが行われます。 駅東創庫 若手作家5人の作品展(玉野市)
玉野市築港の駅東創庫ギャラリーミナトで今、若手作家5人による「5Exhibition」が開かれています。 この作品展は駅東創庫で活動する20代・30代の作家5人によるもので、会場にはガラス・立体・絵画などそれぞれの個性に溢れた新作、17点が並んでいます。染色家の北野静樹さんは「飛空艇」を描いた作品を展示しています。木綿の生地に「蝋染め」の技法などを用いて描いたもので、作品からは細かい作業で丹念に制作した北野さんの繊細さが伺えます。また、イラストレーターのアオイ アツシさんは、猫をモチーフに描いた絵本の中から4点を選び出し、作品を紹介しています。出展者のひとり、美術家の清水直人さんは「こういった展示会はお互いに講評する機会となり、いい刺激になる」と制作に意欲を燃やしていました。駅東創庫で活動する若手作家5人の新作を集めた「5Exhibition」は今月31日まで玉野市宇野の駅東創庫ギャラリーミナト(GalleryMinato)で開催されています。 (最終更新 08/26-18:59) |