在日アメリカ軍の再編に伴い、新富町の新田原基地で、9月2日から3日間、日米共同訓練が行われることになりました。米軍再編に伴う新田原基地での共同訓練は、今年2月に続き3回目となり、全国の移転先の中では、最も多い訓練回数となります。これは、防衛省の九州防衛局が、26日、県や新富町、それに、新田原基地周辺の2市2町を訪れ、訓練内容を説明したものです。九州防衛局によりますと、在日米軍の訓練移転に伴う日米共同訓練は、新富町の航空自衛隊新田原基地で、9月2日から4日までの3日間に渡って行われます。今回の日米共同訓練は、これまで同様、「タイプ1」と呼ばれる小規模なものとなります。訓練には、アメリカ軍から、嘉手納基地所属のFー15戦闘機2機のほか、パイロットや整備士など、約20人が参加、航空自衛隊からは、新田原基地所属のFー4戦闘機4機が参加します。在日米軍の再編に伴い、新田原基地で日米共同訓練が行われるのは、去年9月と今年2月に続き3回目で、共同訓練の移転先となった全国6か所の基地の中では、最も多い訓練回数となります。(新富町・土屋良文町長)「(訓練が固定化、常態化しているという意識は?)国の動向などを見守らなければいけない。町民には、新たな負担になってはいけない」九州防衛局では、訓練の期間中、役場内に連絡本部を設置して、連携を強化するなど、町民の不安解消につとめたいとしています。
原油高騰や相次ぐ大型倒産で、企業経営が厳しさを増す中、県内の商工会などでは、中小企業を救済するための新たな融資制度を、スタートさせることになりました。融資制度を創設するのは、県商工会議所連合会や県商工会連合会など5つの関係機関で、経営状況の悪化などを理由に、信用保証協会の保証を受けることができない、中小零細企業が対象となります。26日は、関係者が出席して、宮崎市で運営会議が開かれ、新たな制度について、9月中旬の運用開始をめざすことなどが確認されました。新たな制度によって、県内39の商工会と、9つの商工会議所の会員が融資を受けることができ、融資限度額は500万円、融資期間は5年以内で、融資利率は、3.1%から3.6%となっています。(宮崎商工会議所経営指導部・川村淳課長)「かなり資金調達や借り入れ厳しいと。(新制度は)基本的に第三者の保証が必要。そういった点がメリットと考えている。」融資に関する申し込みは、県内の各商工会と商工会議所で受け付けられることになっていて、関係者は、原油高騰や、企業の大型倒産の影響を受ける企業にとって、資金調達の条件が好転することになればと、期待を寄せています。
清武町の県道で、鉄製の側溝のふたを盗んだ男が逮捕され、10数件の余罪を供述しています。窃盗の疑いで逮捕されたのは、清武町正手の廃品回収業、川野健一容疑者53歳です。警察の調べによりますと、川野容疑者は、7月9日の午後9時ごろ、清武町の県道沿いに設置してあった鉄製の側溝のふた、10枚、時価6万5千円相当を盗んだ疑いです。盗まれたふたは、縦1メートル、幅35センチ、厚さ5センチの重さ17キロで、川野容疑者は、高鍋町内の金属買取業者に売却していました。調べに対し、川野容疑者は容疑を認めているほか、10数件、約33万円の余罪を供述しているということで、警察で調べを進めています。
都城市では、26日、ふるさとの歴史や農業について学ぼうという、体験学習会が開かれました。都城市安久町の正応寺地区で開かれた、26日の体験学習会。地元の地域おこしグループが、毎年、夏休みに開いているもので、今年は、地元の小中学生32人が参加しました。参加者たちは、まず、約500年前に築城された、旧島津家の山城「六ヶ村城」跡に移動し、城を舞台に繰り広げられた、島津家と伊東家の戦の歴史などを学びました。また、地元の特産品、里芋の収穫体験も行われ、子どもたちは、大きく育った芋の葉っぱを両手で握り、力いっぱい引き抜いていました。(子どもたちは)「(Q芋掘りどう?)楽しいです」「(Q簡単にとれた?)いや、難しいです」地域おこしグループでは、「地元の歴史や農業を学ぶことで、郷土愛を深めて欲しい」としています。
金品を奪おうと、去年12月、高鍋町のパチンコ店の窓ガラスを金づちで叩き割るなどして、店内に侵入しようとした元自衛官が、建造物侵入未遂と器物損壊の罪で、起訴されました。起訴されたのは、おととし3月まで、大分県の玖珠駐屯地に勤務していた、高鍋町持田の無職、高山敏信被告44歳です。高山被告は、玖珠駐屯地内の武器庫から、小銃や拳銃が紛失した事件で、小銃などを持ち出したことを認める供述をしていて、警察で、銃刀法違反や窃盗の疑いでも、調べを進めています。
子どもたちへの教育を充実させようと、県高等学校教職員組合が、東国原知事に要請書を提出しました。要請書には、県内4つの特別支援学校に、高等部を設置することや、県立高校の30人学級の導入など、11項目が盛り込まれています。これに対し、東国原知事は、「財政の問題もあるが、可能な限り支援していきたい」と答えました。県内4つの特別支援学校について、県は高等部を設置する方針を固めていて、早ければ、4年後に実現する見込みです。
医療の進歩などをテーマに、延岡市在住の画家、アーナー恵子さんの作品展が、宮崎市の青木画廊で始まりました。作品は、家族の看護で感じた患者と家族の思いなど、体験をもとにメッセージ性の強いものばかりです。(アーナー恵子さん)「病院の人たちへの感謝や自分の苦しみ、本人の苦しみも含めて表現したいと思った」この作品展は、宮崎市の青木画廊で、8月31日まで開かれています。
国内最大級の豪華客船「飛鳥2」が、26日、日南市の油津港に寄港しました。「飛鳥2」は、全長241メートル、総重量約5万トンと国内最大級の豪華客船で、名古屋港を発着する、「瀬戸内海・南国4泊5日」のクルーズの途中に立ち寄ったものです。油津港では、歓迎セレモニーが行われ、中村大輔船長らに花束や焼酎が贈られました。この後、乗客約670人は、バスやタクシーに乗って飫肥城や青島など、観光名所に向かいました。このうち、堀川運河では、帆付きの木造漁船「チョロ船」の体験乗船が行われ、乗客らは、運河沿いの風景を眺めながら、クルージングを楽しんでいました。「飛鳥2」は、26日午後5時に油津港を出港し、高知県の宿毛港に向かいます。