唐津で国際渓流滝登り、１０か国の１４００人が涼を満喫

滝川川の急流を上る女性ら

　唐津市七山の滝川川一帯で２４日、夏のイベント「国際渓流滝登りｉｎななやま」が開かれた。米国、中国など海外１０か国の約９０人を含む約１４００人が参加し、急流をさかのぼるなどスリルと涼を楽しんだ。

　地域おこしグループが、七山の豊かな自然の中での国際交流を掲げて１９８７年に始め、２０回目。

　コースは鳴神の丘運動公園を発着点に、日本の滝百選の一つ「観音の滝」を折り返す約５キロ。このうち約１・５キロは川の中を行く。時計なしで歩き、順位は２時間２０分に近い順とあって、参加者は周囲の景色をゆっくり楽しんだ。

　滝川川は、ここ数日の雨で水かさが増し、流れが急になっていたが、若者ががけの上から滝つぼに飛び込むなどし、拍手を浴びた。２回目の挑戦という福岡県筑前町、会社員西依(にしより)美紀さんは「流れが速く、迫力満点でした」と話していた。