重点枠で1860億円要求 厚労省、09年度概算予算厚生労働省は26日、2009年度予算の概算要求額が本年度の当初予算に比べ3・7%増の22兆9515億円となったと発表した。地球温暖化対策、成長力強化といった重要政策に政府全体で3300億円を配分する「重点枠(重要課題推進枠)」について、医師不足対策などで枠の6割弱に当たる1860億円を要求する。 04年の年金改革で、09年度までに基礎年金の国庫負担割合を現行の3分の1強から2分の1に引き上げるとした政府の約束については、財源のめどが立っていないことから概算要求には盛り込まず、今後の税制改正議論の行方を見据えながら年末の予算編成過程で求めていく。 年金、介護を含めた社会保障関係費は自然増から2200億円を圧縮するが、それでも21兆4085億円となり3・1%の伸びとなる。 7月に政府がまとめた社会保障に関する緊急対策「5つの安心プラン」の実現を図るため、医療分野の充実に1119億円、高齢者対策に1073億円、子育て支援に1262億円、非正規雇用対策に442億円を充て、それぞれ本年度と比べて大幅に積み増す。
【共同通信】
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