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マンガ 無自覚の刷り込み 子供の意識に大きな影響 (1/3ページ)

2008.8.26 08:02
このニュースのトピックスいじめ問題
子供とマンガの影響を語る京都精華大マンガ学部の吉村和真准教授子供とマンガの影響を語る京都精華大マンガ学部の吉村和真准教授

 昭和40年代、「右手に少年マガジン、左手に朝日ジャーナル」という言葉が流行し、大人もマンガを読むようになってから約40年。現在では「マンガを読むか読まないか、子供が自分で選択する環境にはない。自然とマンガを読む能力が身につく時代になりました」と吉村さん。

 ゲームやインターネットは操作法を学ぶ必要があり、「やるか、やらないか」の選択性があるが、マンガに“包囲”された子供は、無意識にマンガを読む能力を身につけるのだ。

 吉村さんは大学で学生に質問した。

 「最初に読んだマンガは何か。そのとき、読み方を習ったか」。最初のマンガを覚えている学生は多かったが、読み方を習った記憶は、ほとんどの学生になかった。習った記憶はないが、周囲の環境から影響を受けて、いつの間にか覚えてしまう。吉村さんはここに「母国語の役割との共通性」を見いだす。

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子供とマンガの影響を語る京都精華大マンガ学部の吉村和真准教授
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