【ジャカルタ=代慶達也】インドネシア政府は2008年末から中国や韓国に輸出を始める予定の液化天然ガス(LNG)の価格を、100万BTU(英熱量単位)当たり6ドル以上に引き上げる方針を決めた。輸出価格は02年前後に決まり、04年に引き上げられたが、最近の原油高を受け再び見直す。各国との交渉が不調に終われば、輸出を延期する可能性もあるという。
対象は現在開発中の西パプア州タングー産のLNG。中国、韓国、米国の3カ国への輸出契約がまとまっており、日本企業も購入を検討している。現在の輸出予定価格は100万BTU当たり3.3―5.9ドルだが、これをすべて6ドル以上に引き上げる。(07:03)