ソフト戦士が凱旋 豊田自動織機の狩野、江本選手

 北京五輪で悲願の金メダルを獲得した女子ソフトボール日本代表の狩野亜由美(23)江本奈穂(23)両選手が25日、刈谷市にある所属先の豊田自動織機刈谷工場で凱旋(がいせん)セレモニーを行った。
 昼休み時間に行われたセレモニーには約1500人の従業員が集まり、快挙を祝福。グレーの日本代表公式ジャケット姿で2人が現れると「おめでとう」と大拍手。職場の上司、同僚から花束を受け取った2人は少し照れくさそうに首に下げた金メダルを披露した。
 全試合に1番打者で出場した『切り込み隊長』の狩野は「初めての五輪で決勝戦は緊張したが、いつも通りのプレーができた。応援してくれた皆さんに感謝しています」と笑顔。予選2試合に登板し、この日23歳の誕生日を迎えた江本は「投げる機会は少なかったがいい勉強になった。支えてくれた人にありがとうと言いたい」と頭を下げた。
 次回の2012年ロンドン五輪ではソフトボールは競技種目から除外される。「最初で最後の金メダル」ともいわれるが金メダリスト2人は「16年には復活してほしい」と願いを込めた。
【写真説明】金メダルと共に記念写真に納まる江本奈穂選手(前列左)と狩野亜由美選手 25日午後愛知県刈谷市豊田自動織機刈谷工場

(2008年8月25日更新)


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